カルロス・ゴーン、イスラエル違法入国でレバノン弁護士たちが提訴と報道 :一応レバノンでは違法なんですが、軍事上取り引きでもない限りは逮捕や国外追放はない
投稿者: 5190343667gg
レバノン国では、イスラエルに対抗するヒズボラの軍事自治権を認めているように、イスラエルを敵国扱いしており、入国は違法とされることがあります
一日中ネットうろついてる暇人も興味があるでしょうがw
Lebanese lawyers file suit against Ghosn for entering Israel (レバノン弁護士たちイスラエル入国でゴーンを告発)
Jan. 02, 2020 | The Daily Star
http://www.dailystar.com.lb/News/Lebanon-News/2020/Jan-02/498407-lebanese-lawyers-file-suit-against-ghosn-for-entering-israel.ashx
レバノン法では
1943年の国内法で敵国との交流は違法
1955年法でイスラエル排除法で経済商業絡みのイスラエルとの交渉は禁止
特にゴーンが2008年ルノーと日産の中東セールツアーで、イスラエルに入国し、イスラエルの前首相Ehud Olmertと、前大統領 Shimon Peresと会談しているのは罪になるという内容です。
熱狂支持者が多いと言っても、レバノンにも反ゴーン陣営はいますし、日産自動車に雇われて日産自動車の有利に行動する仕事がある弁護士もいますので、当然こうした人々は、ゴーンをレバノンにこのまま無事にいさせる予定はないです。
このことはドバイの報道でもニュースとなっていますが、敵国指定のイスラエルとの入国などや交渉は、レバノンでは違法であって、迅速に対応しても、一律に重罰があるわけじゃないんです。
Lebanese lawyers file charges against Carlos Ghosn for Israel visits(レバノン弁護士カルロス・ゴーンに対して、イスラエル訪問を告訴)
The National Updated: January 3, 2020 03:26 AM
https://www.thenational.ae/world/mena/lebanese-lawyers-file-charges-against-carlos-ghosn-for-israel-visits-1.959195
”In 2017, French-Lebanese filmmaker Ziad Doueiry was briefly detained for shooting part of a 2013 movie in Israel.
Lebanese lawyer Ayman Raad, who is not involved in the case, told The National that the general prosecutor is not obliged to go ahead with an investigation.”(上記 The National 記事から引用)(2017年フランス・レバノン人であるZiad Doueiryは2013年のイスラエルでの映画撮影で短期間拘束された。この件に関わりのない、レバノン弁護士のAyman RaadはThe Nationalに、「【レバノン】検察は捜査するのを義務付けられているわけじゃないよ」と述べた)
レバノン人による、イスラエル入国が発覚すれば、警察や検察の尋問はあっても、その中身が問題なので、入国して即逮捕や起訴につながるわけじゃないということです。
ゴーン氏がレバノン国籍として入国してれば、レバノン当局による事実確認の査問、尋問はあるでしょうが、逮捕や起訴があるということではなく、またフランス人やブラジル人として入国してれば、レバノン法で違法かは難しくなります。
またレバノン検察は、自国民の敵国イスラエルの入国を違法の刑事事件として捜査・起訴する義務規定もないそうです。
というわけで、イスラエル入国問題でゴーン氏はレバノン司法に尋問されても、逮捕や国外追放はないと言えます。
この件で日本へゴーン送還なんてのは夢のまた夢の世界ですが、金もらってい以上は、色々しないと仕事だろうしね。
レバノンも建前ではイスラエルのような敵国との交流禁止という法律を持っていますが、法律実務としてはどうでもいい話なわけですよ。
ゴーンの日本大脱走:各国の話題 レバノン政府閣僚は、近くレバノン検察による調査は始まり、ゴーン氏が有罪と判断する材料があるなら予防措置【自宅軟禁の類】も含めた、いかなる措置も取ると公言