室内とかで、比較的近距離で商品撮影をするのであれば、三脚にギア雲台をつけての撮影が楽です
「緻密なフレーミングが素早くキマるギア雲台」
2017年4月12日 06:00
https://k-tai.watch.impress.co.jp/docs/column/korekori/1054097.html
ごく僅かな角度調整などが非常に楽に行え、僅かなアングル変更でも構図が大きく変わる、近距離での撮影では、自由雲台や、3ウェイ雲台よりずっと楽にポジション調整が行なえます
また建築写真でも愛用する人が多数います
ただしデカくてかさばるので、屋外利用で持ち出すのはめんどくさい
このジャンルでは、マンフロットの410、405、400が標準で残りはアルカスイスの高額な代物でしかなかったのですが、
ギア付きジュニア雲台 410
https://www.manfrotto.com/jp-ja/410-junior-geared-tripod-head-easy-to-use-ergonomic-knobs-410/
ギア付きプロ雲台 405
https://www.manfrotto.com/jp-ja/405-geared-tripod-head-strong-and-lightweight-aluminium-405/
更に堅牢な、
ギア付き雲台 400
https://www.manfrotto.com/jp-ja/studio-geared-head-400/
よりアマチュアが買いやすいよう、さらに大きな角度調整を楽にした(ただしこの機能は、余り使うとギアのかみ合わせが悪くなったりですり減り、破損の原因になるという説がある)
XPROギア雲台
https://www.manfrotto.com/jp-ja/xpro-geared-three-way-pan-tilt-tripod-head-mhxpro-3wg/
があります ただし、安いので、ごく僅かに遊びが出るのでシビアな使い方だといらっとするかも?
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仕事で、大判・中判カメラなど(あるいは中判やフルサイズカメラを大判カメラに取り付ける場合)、使う機材が重量のある場合は、マンフロットの400が無難でしょう マンフロット405は、そこまで重量機材を使わない人向け、マンフロット410は、プロのライトユースや、外で大判カメラのビューカメラを使うなどの時、荷物を増やしたくない時に使う、Xproは主にアマチュア向けですね
プロで重量機材利用が多いなら、アルカスイス社の
アルカスイス ARCA SWISS
D4ギアヘッドクイック [雲台]
https://www.yodobashi.com/product/100000001001796224/
もありです
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ただ、使う機材が軽めのものなら、
ここ数年中国メーカーが進出してきています。
マンフロットの410, 405は長年製造されて評価が高いものですが、長年構造に改良を加えず+小型化してある分、ギアの遊びなど、昔から改良されていないのも事実で、ブランドと値段ほどではないじゃんという人もいるので、このクラスの比較的小型のギア雲台なら、もっと安い中国メーカーの最近の製品が良いと言い出す人は当然います
中国製メーカーのものは、マンフロットのようなマンフロット規格のクィックシューではなく、アルカスイスの規格に近い、安価に手に入るクィックシューに対応しているので、使い勝手が良いというのがあります。**アルカスイス規格というのは、厳密にはないので、時たま、はまらないとか、固定がうまくいかないという場合もあります。
国内代理店を通すと、結構な値段なので、その金額なら、修理部品を長く生産し、国内で修理可能なマンフロットのギア雲台を買うのが無難です。が、中国メーカーのものは、中国から個人輸入扱いだと1~2万円くらいなので、使い捨て、壊れたら買い替えという考えで、プロでもあまり大きな重量機材を使わないなら、特にアマチュアユーザーには選択肢としてはありです。
アマチュアだと、カメラレンズ一個に10万円以上出す人でも、三脚や雲台をケチる人が多いのが普通ですが、これら中国製のものも品質は上がっているので、三脚などの固定機材をケチりたいのなら、選択肢でしょう
当方は、中国製品としてはシルイの雲台と三脚、クィックシューも愛用していますが、こうした中国メーカーの難点は、モデルチェンジが早く、消耗品のゴムや、補修部品が故障したときにはもうなくなっているということがあり、長く使うものではなく消耗品として考えなければいけない場合があります。米国のKirk(一脚雲台で愛用してますが長年使ってびくともしない)などの、絶対的強度はあまり期待しないように。
中国メーカーのBenro
5年ほど前に、Benro GD3WHという製品を出し、日本国内正規代理店経由だと3万円もします
https://www.yodobashi.com/product/100000001006971749/
が、Amazon, Ebay, Aliexpressなどを経由した、中国からの直輸入だと、12000~15000円くらいで買えるので、ミラーレスカメラに鞍替えして機材重量が軽くなったこともあり、一部のプロも愛用している模様です。
耐荷重量は6キロなので、中判や大判といった大型カメラでの運用は、まあやめた方がいい。また、5キロ以内のカメラセットでも、つけっぱなしでおいておくと故障の原因になる場合もあるので、小さいギア雲台は、使わないときは機材を外したほうが無難。
Benro GD3WHは、Benro GD3WHCNという小改良版、あるいは中国国内流通バージョンもあるようですが、ただの中国国内用品名コード変更だけもありえます。Benro GD3WHCNでは、耐荷重量が6キロから5キロに落ちて表記されている
Benroは品質の高い三脚用品を売り出すことで有名ですが、やはり新規参入の会社で、老舗のマンフロットなどに比べ、細かい使い勝手での設計が甘いことがあり、時折?という事態が生じるとこのギア雲台でも報告されています
代表的なのは、アルカスイスプレートを固定するノブを、固定している中のネジが緩むことがあるというのが、Benro GD3WHで言われれて対処法は、以下の動画などで、
アマゾンなどではこの絡みの苦情が少なからずあったようなので、新バージョンとされるBenro GD3WHCNではなくなっているかもしれません。**Benro GD3WHは海外向け品番で、Benro GD3WHCNは中国国内での品番という話もあります。
Benro GD3WHCN は今回試しに中国から輸入してみることにしたので、暇があったら、操作感についてレビューなど、まあ、3キロ位の機材で快適に使えるなら、この価格だし悪くはないとは思いますが、実物が未だ来ていないので マンフロットも中国メーカーの躍進で大変だな~ と言えるかどうかは不明
もともと、サイズ的にも価格的にも、マンフロットの410とX-Proの間を意識している製品なので、ランク的にBenro GD3WHCNには、重い望遠レンズでのスローシャッターや風に対する固定強度ガア~とか言い出す人が、期待しすぎて買うギア雲台ではないです。6キロの耐荷重量も、実際は2キロ前後と考えるとよい。またミラーシャッターショックの大きい一眼レフではなく、ミラーレスカメラでの使用を考えた方がいい
アマチュアが中心で、プロのライトユースにも対応と位に考えておきましょう。
このクラスでギアの遊びが大きいのは、もっと大型のマンフロット400か、Arca Swiss D4くらい買うしかないでしょう。大三元レンズより安いよw
大きく動かす粗動は、ノブが小さいので、結構大変という人もいますが、このクラスはサイズ的に無理な相談とも言えますし、値段とサイズなりの性能だということを理解して買いましょう。
中国製三脚用品は、設計・生産ノウハウが未だ蓄積されていない会社が多く、新製品では、長い使用では微妙にツメが甘いところがあったりするので、改良品が出るまで待つのが当方の主義、円安でかつてより少し値段は上がっていますが、
所詮このベンロ製品は耐荷重量5キロまでの製品なので、より重い機材に耐えられるマンフロット400や405の出番がなくなるわけではないですが、きっちり動けば、多くのアマチュア、プロでもライトユースには用が足りるスペック。
あとは、Leofotoも、マンフロットのXproのように、大きな角度調整が楽に行える機能を持った、
Leofoto G4 業務用のギア雲台
SUNWAYFOTO GH-PRO II ギア雲台 SF0294 小型だが、やや華奢
https://www.yodobashi.com/product/100000001005752810/
国内正規品は3万だが、これも直輸入で1万ほど安く買える
別にもう一つ粗動用の自由雲台か、3ウェイ雲台を用意しそれに載せるタイプですが、