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月: 10月, 2018

カメラの基礎知識 カメラの防水性能が高いと内部基盤は腐食故障しないのか?

 

防塵防滴のカメラなら、内部機構が水分で腐食して故障することはない。メーカーによっては防塵防滴に配慮した設計ですと、あくまで簡易対策なので過信するなと明記してるのに、クレームしてる人がいます。

ところで防塵防滴が完璧なカメラなら、雨の中に持ち出さない限り、内部基盤が水分で腐食することはない?都市伝説です。

正解は高性能の防滴防塵を施したカメラでも結露で内部基盤が腐食したり錆びることは普通にある。

どんな性能の良い「防塵防滴」のカメラだろうが、内部の水蒸気が結露して腐食する可能性があります。
防滴防塵構造では、カメラ内基盤部分を真空状態にしてあるわけではないので、液体の水を弾くことはあっても、空気は入るのですから。チリ以下の小ささの水蒸気は入り込みます。またレンズ付け替え交換等 でも簡単に水蒸気が入ります。

気温が極端に変わる場所を移動していたり、湿気の多いところで、夜急激に冷えるとか、寒い場所からカメラをむき出しで暖かい部屋に放り出せば、カメラ内部の空気に含まれる水蒸気が水分となり、それが原 因で基盤が腐食したりショートしたりで故障することがあります。

気温差が激しい場所を移動する際は、レンズには結露ヒーターが売られています。レンズもー防塵防滴構造でも、気温差の激しいところを短時間で移動すると、レンズ内部の水蒸気が結露しちゃから、レンズヒーターで水蒸気が水分とならないようにレンズを温めるわけです。

当然カメラもむき出しで外気に当てるのではなく、カバンの中に入れたまま、時間をおいて徐々に気温や室温に慣らすなどの工夫 がいります。

というわけで、カメラ本体のなんちゃって防滴防塵機能よりはるかに密閉度の高い、防水性は比較にならないほどよい、きちんとしたメーカーの水中撮影ケースや防水ケースなどには、防塵防滴どころか完全な密封式ですが、結露による水滴によって 撮影ができなくなることを、注意してあります。対策は、防水ケースにカメラを入れるとき、水中に潜っての撮影だけではなく、陸上の豪雨の場合も、相応の除湿剤=シリカゲルを入れておくことが、半ば常識と されています。

いくら密閉してもその中の空気の水蒸気の結露は、特にアウトドア撮影が多い人は、少し油断すれば必ず起きるということです。

また優れた防塵防滴性能があるからと言っても、「簡易防水」でしかないので、水際、滝壺の近くとか、海で波かぶるかもしれないような波打ち際そばの撮影で防水ケースなどの防水対策なしでむき出しのカメラを使うのは、よほどのニュース現場に出会った以外は、基本アホのやることです。カヤックとかでの川下りでも、同じこと。

そもそもストックフォトでは、報道写真のように雨、豪雨の撮影は殆どありませんし=報道系とは異なり、商業素材写真では雨や曇の風景写真は売れ行き悪いから、雨の中の撮影あっても急いで撮影する必要もないので、雨の撮影ではきちんとした防水かっぱやレインカバー、川や海に入っての撮影は防水カバーをしましょう。


最近、カメラマンが自分の贔屓メーカーを引き立てたいのか、わざと雨の中でむき出しのカメラを使ってみせる動画等が出ていますが、どこのメーカーもあくまでも緊急時の短時間での緊急性能的な扱いで、本来は非推奨の行為です。その場で壊れなくても、入り込んだ水蒸気による内部結露によりサビなど腐食を誘発することがあります。防滴パッキンのシリコンゴムも、経年劣化するので、完全防滴性能の維持には数年ごとにパッキン交換がいります、数年使って劣化した防滴パッキンのママだと防滴性能はどんどん落ちます。


ニコン カメラの取扱い注意案内より引用

D850 オンラインマニュアル

【急激な温度変化を与えない

極端に温度差のある場所に急にカメラを持ち込むと、カメラ内外に水滴が生じ、故障の原因となります。カメラをバッグやビニール袋などに入れて、周囲の温度になじませてからお使いください。」

【水にぬらさない

カメラは水にぬらさないようにご注意ください。カメラ内部に水滴が入ったりすると部品がさびついてしまい、修理費用が高額になるだけでなく、修理不能になることがあります。】

https://onlinemanual.nikonimglib.com/d850/ja/19_technical_notes_10.html

同じ説明はニコンの新型Z7の説明書にも出ています。

が、ネットにはずぶ濡れ何十回も耐え抜くニコンとか、ニコン支持者のふりをしてカメラを壊させようとしてるバカどもが溢れているので注意。

https://onlinemanual.nikonimglib.com/z7/ja/14_technical_notes_05.html

ニコンD5の説明書

ttp://download.nikonimglib.com/archive3/tZb5b004xnvY03vaO6r56EaExd79/D5FM_JP(Jp)05.pdf

にもXIIIのページに同じ注意、事故や故障の原因となるので水に濡らすなとあります。

キヤノン 1DXII説明書21pより引用

「● 製品を水に濡らさないでください。万一水に落としたり、内部に水または金属等の
異物が入った際は、速やかに電池を抜いてください。火災、感電、火傷の原因とな
ることがあります。」

同23pにも同じ注意があるので引用

「カメラを寒いところから、急に暑いところに移すと、カメラの外部や内部
に結露(水滴)が発生することがあります。カメラを寒いところから、急
に暑いところに移すときは、結露の発生を防ぐために、カメラをビニール
袋に入れて袋の口を閉じ、周囲の温度になじませてから、袋から取り出し
てください」

ttp://gdlp01.c-wss.com/gds/1/0300023011/01/eos1dx-mk2-im-ja.pdf

防滴防塵性能があるからといって、シャワーで水をかけてみたり戯れにバカなことをするのはやめましょう。あくまでも緊急時にごく短時間の間、カメラがその場で故障を発生させないための機能です。防滴防塵機能は、その撮影が原因でしばらくしたら内部基盤がサビだらけになってもいいという、カメラよりその瞬間が命の報道カメラマンのための機能です。


デジタルカメラ:防塵防滴性能は今や必須の機能ですか?突然の雨になったらプロのカメラマンは…

旅行やちょっとしたお出かけ用の縦位置用ストロボブラケットがほしい

ストロボブラケットというのは、カメラからストロボを若干離して装着し、縦位置での撮影のとき、ストロボが真上から発光できるものです。

結婚式や取材カメラマンなどで、ストロボ保持役のアシスタント抜きの一人でイベントを歩き回って撮影する人には、必須アイテムだったりします。

「ユーエヌ「プロフェッショナルブラケットDシステム」(UNX-8111)」
https://dc.watch.impress.co.jp/docs/review/item/212346.html

という解説記事の通りの使い方をします。

各社から色んなタイプが出てますが、個人個人で好みもあるのでどこのがいいとは言えない。

「プロブラケット SK-8A 」
https://shop.nikon-image.com/front/ProductFXA10336

エツミはいろんな形状のブラケットを揃えています エツミのものは手頃で使いやすいという反面、滑り止めに貼ってあるコルクが剥がれやすいという弱点もあります。
http://www.etsumi.co.jp/products/flashbracket

ただ、ストロボブラケットとかフラッシュブラケットは、ちょいと散歩がてらや、旅行ついでに持っていくのはでかくでバックに入らなかったりします。
また、ストロボを左側に置くものが多く、カメラを縦にするとき、シャッターボタンが下に来る撮影になるので、使いにくいという人もいます

そこでストロボをブラケットで使う機会もあるかもしれないが、荷物スペースを減らしたい、小型のブラケットで右にストロボが置けるやつはないかという話ですが

CB mini-rcというものがあります

これだと旅行や散歩がてらに持っていきやすい。ただし高いw日本では、在庫品のみのようです。

さて米国ではこの、CB mini-rcはカメラ店の人気商品ですが、

Custom Brackets CB Mini-RC Camera Flash Bracket
https://www.bhphotovideo.com/c/product/1159082-REG/custom_brackets_cb_mini_rc_cb_mini_camera_flash.html

米国では55ドルほどが販売価格なので、1万円以上で売る日本の代理店がぼったくり価格をふっかけてるわけ。


CB mini-rcパチモノも当然あり、使い物になります

Manbily Flash Brackets Flash Support for Camera and Flashlight Hold Camera and Flashlight on the Same Level MBL-FB
https://www.aliexpress.com/item/SUNWAYFOTO-Flash-Brackets-Flash-Support-TFB-01-Free-Shipping/1610926395.html

という製品だったんですが、
現在は別ブランド

Andoer アルミ製 ブラケット・ホルダー ストロボ・フラッシュ・スピードライト用 1/4 “スクリュー付き Canon Nikon Sony デジタル一眼レフカメラ用

として販売されています。中国製のコピー品は、強度を落としたり、精度が雑だったり、耐久性に難のあるものが多いですが、この製品はまあ通常使用の強度に不安はないです。
ストロボを取り付けるホットシューアダプターはついてきませんが(本物のCB mini-rcの方も、ホットシューアダプターは別売扱いです)、多分UN シューユニット UNX-8237がサイズ的にハマるかと
ホットシューアダプターも中華品でいいなら、

NEEWER ブラックメタルホットシューフラッシュスタンドアダプターは1/4-インチ -20三脚ネジ (5パック)【並行輸入品】
https://www.amazon.co.jp/NEEWER-

がハマるはずです(中華品はいきなりサイズを変えたりするので、必ずハマるとも言えないのでこういう書き方)。なお、金属製ゆえ、ストロボによっては、誤動作する場合もあり、セロテープを貼り付けて絶
縁したほうがいいストロボもあります。


中華パチモノ特有の注意点

Andoer アルミ製 ブラケット・ホルダーの注意点ですが、中華安物のため、出荷前の細かい実証テストを抜きに製品化、また部品の注文先を毎回変えてる可能性があるので、ロットによってはついてくるネジが長すぎて、カメラメーカーによってはネジを締めても完全に固定できない製品が来る場合もあること。その場合、一ミリくらいのワッシャーを噛ませれば固定できます。当方が買ったものは、どこのメーカーのカメラも固定できたので、ロットごとに微妙にネジの長さが異なるんでしょうね。

なお、中央には三脚につけられそうなネジ穴がありますが、当方が買ったものは、途中までしかネジが入らなかったw
ちょいと不格好になりますが、左側にストロボつけての装着も可能ではあります。


軽量なカメラ+軽量ストロボなら

ETSUMI デュアルL型プレート E-6674

もいいかもしれません

1000円から数百円で購入できる似たような製品もありますが、コンパクトカメラ用で、プラ製、ちょいと大きめのカメラだとネジで固定すら出来ないやわな代物ですので、ごく小さいカメラ用です。

閑古鳥?販売不振?ニコン新型フルサイズミラーレス一眼カメラZ7, Z6

 

ニコンがソニーに流れる客を奪還するため大慌てで投入した、電子ファインダー式ミラーレス一眼ニコンZ7、Z6ですが、総合的な各種アクセサリーシステムが現時点で未熟、高額設定も災いして、販売はさっぱ りのようです。

大昔のレンズはともかく直近30年以内のレンズはほぼ全機能使えるキヤノン EOS Rと、現行品のレンズも全機能使えないのが多数のアダプターでお茶を濁すニコンFTZアダプターを見ると、長くメーカー支持をしている人間には、な んだよね。ミラーレス機は、EOS Rの最終出来次第では徐々にキヤノンに乗り換えか、ソニーで続行。ニコンは連射制限があっても旧来式AF機能がきくものは出すべき。ソニーも一応連射制限付きながら直近30年のレンズはほとんど使えるアダプターLA-EA4出したし。*デジタル家電化したカメラだからレンズも買い換えろだと、パソコンの二の舞で、どんどん売れなくなる。カメラコレクターとしての楽しみも、市場を支えてきた側面がある。が、各メーカーは目先の利益優先でその価値を滅ぼしてしまい、製品の仕上げもただの電化製品化、実際には大して写真を撮らない一般人には高額カメラを趣味の逸品で持つ価値や意義が見いだせない。

去年発売の旧来のアナログ式光学ファインダーを持つニコンD850が、発売後品薄で、いわゆるバッタ屋さんに格安で流されることもなく、高値維持が長く続いた。

でも今度の、Nikon Z7は格安バッタ屋さんに 発売後間もなくから大量に流されています。バッタ屋さんは問屋やメーカー直取引ではなく、売れると見込んで大量入荷したが、売れそうないので一部在庫(箱に見えないほどのスレが有るとか、開封返品商品 )を格安店に流す量販店からの商品横流しで成り立っているので、量販店がさほど商品が売れないため、多くの在庫を抱えてると期末には在庫に資産税がかかるため、税金対策で余剰在庫を格安ショップに商品 を流すから、格安ショップに品がでるわけ(その他のルートもあるけど遥かに台数は少ない)。

ネットの大手掲示板(価格コムや5ちゃん)などは電通などの広告代理店が資本で絡んでいるので、基地外とステマの巣窟。この前まで騒いでいたD850の板が、閑散になり、あっという間に新製品のZ7, Z6に集中、しかも持ってもない 連中だらけw新製品が出るといつもそんな具合ですが、ステマライターと暇人が複数IDでコロコロしてるだけでしょう。


さて販売不振から、ミラーレスニコンZ7は高速動体の撮影でも使えますとか、販売宣伝し始めてる人も出ました。まあできなくはないけど、効率やテンポは落ちる。しかも高画素機でスポーツ撮影って、いかに も亀オタの考えつくこと。

そもそもニコンがフルサイズミラーレスのZシステムの今後のロードマップに超望遠をおかずに来ているのは、超望遠での動体撮影は旧来のアナログミラー付きカメラのほうが向いているという判断で、ミラーレスフルサイズNikon Z7の発売と同時に、旧来のミラー付き一眼レフ用の新型500mmレンズを投入してますね。

これが現時点でのニコンの答え、ミラーレスはさほど動かないもののAFは勝るが、超望遠での動き回る被写体では旧来のFマウント式ミラー付き光学ファインダー機が、まだまだ総合的に有利ということです。
当面はミラーレスZシステムと、旧来のFマウントシステムは使い分けてくださいということ。

ソニーのILCE-9, A9になれば、ミラーレスとしては高速スポーツ追従性能で、従来のミラー付き一眼レフカメラのしっぽが見えてきた段階で、ミラーレスの像面位相差の前後の動きに反応しにくい弱点などに起 因する弱点を持ったまま、ソニーを含めた各社他の機種はまだ電子ファインダー等で発展途上。ミラーレスならではの、暗がりでもはっきり見える電子ファインダー、ミラー機構がなくなって可能な超高速連写 という長所もあるので、一長一短な状態です。


 

ソニーがAマウントシステムを開発続行と表明する理由

ソニーが、大型超望遠はレンズにLA-EA4のようなTLM位相差センサーをより大型のものを開発して組み込んで、ミラーレスの前後の動きに弱い像面位相差の弱点を克服すると、レンズは大型になるがソニーが最強 となるか?動体に最も向いた電子ファインダー技術と、TLM技術を持ったソニーが、動体性能でキヤノンニコンを蹴散らす可能性はあります。


*レンズ側に位相差センサーやその他の形式のAFセンサーを組み込んで、カメラとは別個にAFを動かすレンズは、原理的には可能です。大昔のコシナやリコーが実現していました。

Cosina AF MC 75-200 mm f /4.5 Macro Lens (販売国によって若干製品名が異なる)
http://allphotolenses.com/lenses/item/c_667.html

位相差ではなく赤外線式のAFレンズはリコーが製品化 レンズ単体にAF機能が組み込まれているので、レンズだけでAFが動く。
Ricoh AF Rikenon 50 mm f/ 2
http://allphotolenses.com/lenses/item/c_686.html


フルサイズミラーレスはどこのがいい?2018年10月

カメラの基礎知識 カメラの防水性能が高いと内部基盤は腐食故障しないのか?

2019年低価格ストックフォト機材メーカーでおすすめなのは

小型軽量フルサイズミラーレスカメラ新製品Canon EOS RP発売

カメラ文化衰退・市場衰退斜陽化の理由

ニコン NIKON 売れてないですね Z6、Z7展示されないところが多い ソニーはダントツですが、EOS R, RPもしっかり販売してるのに ニコンミラーレス人気、ステマだらけのネットと現実社会の乖離は実店舗で一目瞭然

ストロボのズームヘッド変化によるパワーアップ どうやって計算すんの?

最近のある程度の価格のストロボはカメラのズームレンズに連動して照射角を狭め、見かけのパワーを上げるものが増えています。*旧型や安物は35ミリ固定とか、手動ズーム。

さて、ストロボのズームを50ミリから100ミリにすれば、パワーは倍になるのか?
Di866 mark II 主な仕様(販売終了)ニッシンストロボ

Di866 mark II 主な仕様(販売終了)

「60/105mm・54/85mm・52/70mm・46/50mm・40/35mm・36/28mm・31/24mm・25/18mm(ワイドパネル) ※ISO100相当」

50ミリ時ガイドナンバー46のストロボを、倍の焦点距離105ミリに設定しても、ガイドナンバー倍のは92にはならず、60にしかならない。

おおよその係数は、ズーム比を2倍にしたとき、パワーアップ分は1・3倍なわけです。ズーム比三倍で、パワーは1.5倍になる

中国製
Godox TT685
はアマゾンなどで格安ストロボとして売ってますが、
ガイドナンバーを60として売っていますが、この表示、焦点距離200ミリにズーム設定したときの値で、35ミリ時の概算ガイドナンバーは30前後、中国メーカーだと性能多めにサバ読んでたりするので
実際の35ミリ時のパワーは26~28という可能性もあります。


ISO=感度を上げてストロボ=スピードライトのパワーを上げる場合、感度を2倍にすればパワーは1.4倍になります。
ISO100のときガイドナンバー35のパワーのストロボは、ISO200で、ガイドナンバー56,ISO400でガイドナンバー70
デジタルカメラの時代になって、フルサイズカメラなら感度400はうるさいこと言わないと使える時代になったので、小型のガイドナンバー35のストロボを感度400で使えばガイドナンバー70の大型ス
トロボに早変わり。こんなことから、感度を上げると性能が落ちがちだったフィルムカメラ時代のような、大型ストロボの需要がなくなって、大型ストロボの販売が減ったわけです。
ストロボのパワー設定による光線の強さの変化も、増える場合は、大体1.4倍、減らす場合は0.7倍を目安にすればいい
ストロボの出力を1/2からフル1/1にすれば、1.4倍の強さになり、
逆に1/1から1/2に半分パワーを落とせば、ストロボの光線パワーは0.7倍になります。こうしたパワー変化による実際の光量計算係数はパワーレシオも呼ばれます。


風景写真にストロボ

デジタルカメラ時代になってから、お金のかからないRAW撮影で、後から暗い部分を持ち上げて明るくしたり、あるいは露出を変えて撮影したものを合成=HDR機能して、暗く潰れた部分を明るくする手法が流行っています。小型スマホの写真はこの機能をフルに使っています。が、ストロボを併用するフィルフラッシュという手法も古典的で仕上がりがナチュナルになります。デジカメ時代は、ある程度感度を上げても
大丈夫なので、小型ストロボでも結構使えたりする+格安ストロボが入手容易になったので、街撮り、より広大な風景写真でもストロボを使うのはあり。

遠距離なら、オートストロボではない、安物のマニュアルストロボでも、オートに頼らず、思い切ってカメラを感度800にしたりして、フル出力かそれに近いパワーだけで使ってみましょう。HDRやRAW現像で無理
やり暗部を持ち上げた写真より、ストロボで暗い部分を明るくした写真のほうが、作り物感が少なく、好ましく見えることも多々あります。高感度にカメラを設定し、数台小型ストロボを直付け、あるいはリモ
ート発光させてみれば、日中であろうと、意外に遠距離までストロボ光線が届いているがもわかるものです。

スマホ(スマフォ)のお役立ちおすすめ情報サイト スマホト.jp
http://www.kitamura.jp/smahoto/photolife/howto/details2/08.html

「HDR(ハイダイナミックレンジ)撮影の方法(EOS 6D)」
https://cweb.canon.jp/pls/webcc/WC_SHOW_CONTENTS.EdtDsp?i_cd_pr_catg=105&i_tx_contents_dir=/e-support/faq/answer/eosd/&i_tx_contents_file=70948-
1.html&i_fl_edit=1&i_tx_search_pr_name=&i_cd_qasearch=Q000070948

 

一足す一は二にならない

前回はクリップオンストロボという、よく見かける外付けのストロボで、同じ型のストロボの台数を増やしていくと、合成での光量パワーがどう上がっていくかなどを記事にしましたが、


ストロボ豆知識 複数台のストロボを使うときのパワー、ハイスピードシンクロ機能は、ミラーレスならNDフィルターも代用選択肢


こういう計算は、あくまで全く同じ型のストロボを使った場合の目安で、実際(特にアマチュア)は、色んなタイプのストロボ=フラッシュと併用することもあるわけです。
以前の記事のニッシンストロボの記事では、実用においてはクリップオンと呼ばれる小型ストロボ二台で、大型300ワットストロボにほぼ匹敵する光量(光線の質は若干に村があり均一ではなかったりするが
、普通の撮影では気にならないことも多い)が出ちゃったという実験があります。

1:一眼レフカメラやミラーレスカメラ用のストロボ=フラッシュは、フルネルレンズという、光線を強くする仕掛けを発光管の直前に置き、乾電池で小型=パワーの少ないストロボで強力な光線を出すように
している。

2:その他のモノブロックストロボでは、フルネルレンズは、なく、発光管からそのまま光線が出される。*リフレクターなどの筒で発光範囲を狭めている。この為大型のストロボでは、小型ストロボで言う、
ガイドナンバーという目安数字は計算しにくいので表記されない。光線の質が、別の種類のストロボ=フラッシュだから。

3:マイナーメーカー(主に中国製)のストロボ=フラッシュは、ワット数やガイドナンバーを三割水増し表記してたりする。*有名メーカーは一割ほど。また、使っているうちに劣化によりパワーの減少もある。

などストロボによって、照射の仕組みが違うし、同じ形式のストロボでもフルネルレンズの構造が違ったりして発光時の光線拡散の度合いが異なるので、

理屈から言うと、

ガイドナンバー65の大型ストロボ(グリップストロボという昔はあった小型ストロボとモノブロックの中間のストロボで、原理は小型ストロボに近い)に対抗しうるため、ガイドナンバー35のクリップオンストロボ=小型ストロボが何台いるか?

二台=1.4倍
三台=1・7倍
四台=2倍

の目安ですから、クリップオンストロボは三台から四台いるということに計算上なります。
が、実際は小型ストロボ二台でほとんど実用上の差がでなかったりしたりするわけです。大型ストロボはパワーが格段に違うので、中心部分が「若干」光線が高いものの周辺の落ち込みが激しく、逆に小型ストロボ二台は中心の光量は「若干」劣るものの、周辺にまで光線が十分行き届いているとかね。

理屈と実際は異なるので、注意がいります。


GODOX AD200は、発光ヘッドが取り替えられる珍しいストロボ。発光ヘッドを変えることで、発光特性が、小型グリップオンにもなり、またモノブロックの大型ストロボにもなる変わり種です。

「クリップオンストロボの3,4台分のパワーを発揮する「GODOX AD200」の実力を検証」
2017/10/11寄稿: 金友写真店 金友弘文 フォトルプロ
https://media.728oroshi.jp/article/161

での検証記事がありますが、
「テスト撮影していて驚いたのはチューブヘッド(発光管が透明ガラスカバーの中に入っているもの)からフレネルレンズカバーのつぃたスピードライトヘッドに変えた時でした。」上記記事引用

チューブヘッドは大型モノブロックストロボで使うものと同じ
フレネルレンズカバー付きは、小型ストロボ=クリップオンと同じ

という比較部分を見ればわかるように、ストロボ(=フラッシュ)発光管形式が違う(厳密に言うとフルネルレンズカバーのある無し)だけでも、こんな発光の仕方(光線の拡散具合)に差があるわけです。と
いうわけで、ストロボを多数利用してパワーを引き上げる場合、ストロボの発光形式が異なる場合は、単純に計算はできないということになります。

また同じ種類のストロボでも、会社が違えば、フルネルレンズの特性が若干異なるので、複数台利用の際の合成ガイドナンバー(合成パワー)の計算は、机上通りには行かなくなります。

ストロボ豆知識 複数台のストロボを使うときのパワー、ハイスピードシンクロ機能は、ミラーレスならNDフィルターも代用選択肢

デジタルカメラの時代になってから、クリップオンストロボというカメラの上にとっつけて使う小型のストロボが、デジタルカメラは高感度を使うことで簡単に出力をあげられるため、また、中国製の格安品が
精度耐久性修理体制色再現(若干青いのが多い)後パワー=ガイドナンバーを3割ほど誇張している製品がほとんど、など難があっても、格安であるがゆえ使い捨て感覚て使う人が増え、小規模な撮影では、運搬に面倒なかつての 大型のモノブロックストロボが廃れました。

また、最近はストロボ内臓のカメラのほうが多いので、一般の方はカメラ付属ストロボ以外持ってないのも珍しくないですよね。

さて今回はストロボの基礎知識


1)複数台利用、同じ型のストロボを二台、ほぼ同じ位置から発光させた場合、一台のときよりどれくらい強力になるか?

「ストロボの合成ガイドナンバーの計算方法」ニッシンストロボスタッフブログ 2013年2月27日
http://blog.nissinjapan.com/2013/02/post-4b50.html

↑リンク切れ


複数台合成ガイドナンバー計算式

同じストロボを数台組み合わせる場合

(ストロボガイドナンバーの二乗 ✕ 台数分)をルート平方根にした値

ガイドナンバーが異なるストロボを組み合わせる場合

(ストロボAのガイドナンバーの二乗)+(ストロボBのガイドナンバーの二乗)をルート=平方根にした値

*ストロボの光線が同位置の場所に当たるようにきちんと調整した場合の計算。がさつに束ねただけだと、上の計算より弱めになる。


ストロボ関係の計算は、大抵の場合、1.4倍と、2倍の係数を覚えておけばアバウトに計算できたりしますが、同じ型のストロボを複数台を同時に同じ場所から束ねて使う場合は、

一台=1
二台=1.4倍
三台=1・7倍
四台=2倍

となり、3台で2倍になるわけじゃなく4台いるということになります。
また持っているストロボが、35ミリ時ガイドナンバー40、もう一台が35ミリ時ガイドナンバー28とパワーに差がある場合、の場合、二台を同じ場所から束ねて使った場合の、合成ガイドナンバーは、4
8.826(35ミリ時)となります。たった、1.2倍位しかパワーアップしないわけ。


2)ハイスピードシンクロ(HSS、FPP)は本当に便利?

大部分のデジタル一眼は、大部分がフォーカルプレーンシャッターを採用しているため、ストロボを使った撮影時のシャッター速度を1/125秒から1/250秒以下にしないと、通常モードではストロボを発光(=同調)させないようにしています。これはシャッターの原理から、高速シャッター時にシャッター幕とストロボ発光が完全に同期=タイミングが一致しないので、
そうなっているわけです。一部の富士フィルムX100シリーズや、ソニーのRX100シリーズのようにレンズシャッターを採用するカメラや、CCD時代の昔の電子シャッターを持つ機種以外では、HSSとかFP発光とか呼ばれるハイスピードシンクロ、高速シャ ッターをきるときに使う特別モードを持ったストロボを使わなければいけない。

屋外日中だと、ストロボを使用したいけど、明るすぎて使用するシャッター速度が上がり過ぎ、シャッタースピードの高速制限があると厄介なことがあります。ポートレートの場合、絞りを絞ってシャッター速度を落とすのは、被写界深度絡みで使いたくない場合もあるし、小絞りボケなどの画質劣化の理由になったりします。特に細工しなくてもストロボが高速シャッターで使える、レンズシャッターを持つカメラもレンズ交換式のカメラでは、レンズごとにシャッター機構をレンズに組み込む方式のため、なかなかコスト的に普及しない。

そこで、アマチュアカメラマンの間では、高速シャッターを使ってのストロボ発光は、ハイスピードシンクロ(=HSS、FPP)という、超短時間に複数回発光を繰り返すことによって、レンズシャッター機でなくとも、高速シャッターでストロボ発光同調させても、うまく写せる技術を採用したストロボが人気となります。昔は高価な機種しか使えませんでしたが、最近は格安中国メーカーがハイスピードシンクロ機能をつけて売り出したこともあり、このハイスピードシンクロであるHSSやFP発光が大人気。プロは1/4000などの高速シャッター撮影が必要な人はもちろんハイスピードシンクロ歓迎ですが、あえてNDフ ィルターを使ってシャッタースピードを落としての撮影をする人も多いです

この理由は以前の記事でも紹介した記事ですが

「日中シンクロは難しい?(その2)」ニッシンストロボスタッフブログ 2014年7月27日
http://blog.nissinjapan.com/2014/07/2-b5d1.html

に詳しい

ハイスピードシンクロは、ストロボの光の強さがガクッと落ちるという弱点がある

さらに上の記事に付け加えると
1)ハイスピードシンクロのHSSやFP発光を多用するとストロボに負担がかかって故障しやすくなる(複数回短時間で無理やり発光させるからくりのため)
2)ストロボに負担がかかるので、次のストロボ発光までチャージに時間がかかったりして若干テンポが落ちる場合もある。

というわけで、↑のニッシンの記事にもあるよう、NDフィルターを使って、ストロボに負担のかかりにくいところまでシャッター速度を落とすほうが
1)NDフィルターで減光されるので、ストロボには、より負担がかかると思いがちだが、一回しか発光しないので、実際は次の発光チャージも早くなり、テンポが良くなる場合がある。

ただし、NDフィルターを使うと、OVFの光学式一眼レフ(CANON KISSとか、1DX, 5D, NIkon D5, D850などなどアナログ式ファインダー)のファインダーが暗くなり、若干見にくくなるので、これが嫌な人はHSSやFP発光と言った、ハイスピードシンクロ機能をつかいたがるのは無理ない話。

でも、ミラーレスカメラであれば、NDフィルターで暗くなったファインダーを電子的に明るくしてくれるので、以前のようなファインダーが暗くなるからNDはごめんという話もなくなりました。

電子ファインダーのミラーレスカメラなら、ストロボに負担がかかり故障の原因になるハイスピードシンクロ=HSS,FPP機能より、多くの場合再発光までの時間が短くなったり、ストロボに負担のかかりにくいNDフィルターも選択に
なります

ただNDフィルターを使う場合のデメリットとして
1)明るいところ+kenko Pro1Dクラス以上の製品を使えば、色が特定の着色されたような色被りの心配はさほどはいりませんが、それでも光線状態の悪い場所などでは、マゼンタや、シアン、アンバーに色がかぶる場合がある。
安いNDフィルターを使う場合、明るいところでも、色被りが露骨に出たりするので、事前に色被りの傾向などをチェックしておくと、カメラでの色設定や、後での補正が楽。高級品はあくまでも色被りの量が減
るだけで、完全なものはない。ただし、レンズの解像度があ~と騒いでるのに、そういったバカ高いレンズを買いながら、使っているのは中国無名ブランドNDフィルターとか言うのは笑えます。聞いたこともな
いブランドのフィルターは解像度が落ちる場合もあります。

2)フィルターをかませることによって余計なゴーストが出ることも条件次第ではあり得る。
3)フィルター持っていくのは荷物が増えてめんどくさい、レンズごとにフィルターの大きさが違うので、レンズごとに揃えたり、あるいはステップアップリングなどのアダプターを揃えたり持っていくのもめ
んどくさい、現地でのつけ外しもめんどくさい。

色がニュートラル中立なNDフィルター(減光フィルター)は?


フィルターがらみはは、自分の持っている、一番大きなフィルターを使うレンズに合わせて揃え、後の小さなレンズはステップアップリングというアダプターで使う。のが、一番効率的ですが、コンパクトなサ
イズのレンズ専用の小型フィルターもほしい時もあり、当方の場合は、77ミリ口径で大部分揃え、小型レンズ用は、52ミリを何種類か買い込んで使ってます。


電波式スレーブ ストロボは電波式リモートのほうが便利だよ~ ← ほんまかいな?

カメラから外したストロボをリモコンで動かす方法は、赤外線と電波式の双方があります。電波式リモートのほうが、リモコンが使える範囲が広くなり、障害物などがあっても、ストロボに司令が届きやすいの
で、最近はメーカーも必死に売り込んでいます。

ただし、多くの場合別途の電波式リモコンをくっつける手間が必要で荷物が…光線式も、ごく単純なもの以外は一緒ですが、メーカーごとに規格が違って、違うメーカーの電波リモコンが使えなかったり、やや
こしいし。

ストックフォトなどの個人でのポートレート撮影の場合、カメラマンが一名の場合、半径5メートル前後の範囲で機材を設置するのがテンポよくできる
そうなると、屋外でも、安価な光学式の赤外線リモートでも支障が出ないケースが結構あります。(後ろにカメラを設置して赤外線が届きにくい場合、赤外線コマンダーをTTL延長コードで離して接続し後ろ向きに照射させる。)とか、うまく赤外線光線リモートがきくように、光線司令が受信しやすいように反射補助のアルミ箔を使うなど、工夫でどうにでもなったりします。

仮に三十メートルの半径でストロボをあちこち設置するとなると、確かに赤外線は屋外だと太陽光などが邪魔し、届かない可能性があり、電波式が有利ですが、アシスタントいないと効率よく撮影できませんね
。室内だと、赤外線というのは壁とかに反射して部屋中飛び回るので、思った以上の範囲で赤外線の光線式リモコンが使えたりします。
電波式のリモコンが向いてるのは
コスプレ会場などで、他のカメラマンが多数いて、光線式の赤外線リモコンストロボだと混線したりしやすい場所での撮影。
数人アシスタントを使っての屋外での広い場所でのロケ
雑居ビルの階段など入り組んだごみごみした場所で万が一赤外線リモコンが使えない場合

などがありますね。
はじめから大慌てで電波リモコンスレーブシステムを買い揃えるより、自分の使う条件で光線式スレーブリモコンが使えないのか、一度実験してからでも、電波式ストロボを導入するのは遅くないです。


45度の法則

屋外で、ストロボ使ってモデル撮影の場合、どの角度から照射するかで結果が異なります。でも、時間がないときはいちいち試してる隙がない。そんなときは45度の法則でぶっつけ本番。
左斜め角度横から45度(モデル側から見れば右横45度となります)、縦位置見下ろし45度でとりあえず試し、修正+レフ板の使用などしていきましょう。
その結果を見て、修正していけばいいでしょう。なお、モデルに対し、カメラマンから見て左側、モデル位から見て右側からストロボを当てるのが標準セオリーですが、逆もありで、日本の場合、逆に設置して撮影した写真も、文字の縦書き文化(右から左に文字を読ませるので、モデルの顔が明るい方向も右に持っていったほうがバランスがいいという説あり)のせいか人気があります。


人物ポートレート 小型ストロボの使い方 簡単講座公開

中華ストロボ 安いものには理由がある

一足す一は二にならない

ストロボを複数台束ねて使うには?

色がニュートラル中立なNDフィルター(減光フィルター)は?

色被りの少ないNDフィルターは、最近出ている一万以上の品であれば、屋外の明るい場所ならたいてい大丈夫(といっても色が全然かぶらないのはないが、安物のような極端なマゼンタかぶり、緑被り、シアン色被りなど が出にくい。光源によって得意不得意があるので、どこのメーカーがいいとは言い切れない。また濃度ND16とか、ND32とか暗くなるものほど色被りの影響が出やすい)。当然買ったら、自分のよく使う光源で、フィルターつけない条件とあわせて、カラーチャートなど撮影してテスト。*可変ND、Variable NDはどこの会社のものでも、価格が高いものでもたいていグリーン色被りが、濃度固定式より多めに出ますので、色が大事な撮影なら可変NDはやめておきましょう。

色被りが起きにくいとメーカーが自慢するものは必ず色域ごとの透過率のデーターグラフを製品案内に付けてます。逆に出てないのは自信がない現れ。

予算を抑えたい、買いやすい価格でそこそこのものと言うなら、日本国内であれば、入手の容易なケンコーのPRO1DのNDフィルターが一番手っ取り早いでしょう。当方は丸型NDフィルターではケンコーのPRO1DのNDを使っています。色の透過性は色域ごとのむらが少ないのはメーカーのグラフでも出ています。*やや黄色と赤方向にシフトが微妙にあるのが見て取れるので、日陰や室内など、光線の少ない場所など赤外線が強い場所とか(あるいはNDフィルター二枚重ね)で、撮影条件が悪い場所によっては、やや微妙なアンバー=オレンジ被りが出る(Tiffenと同じ)が、ケンコーのさらに安物よりは抑えられている(PRO1Dより安物は室内の薄暗い場所でのアンバー被りが簡 単に見つかる)。ので、屋外快晴の明るい場所であると、色被りがほぼ目立たない場合も多い。この価格+国内で簡単に手に入るであれば、PRO1DのNDの色の中立性ニュートラル性は、この価格帯であるという条件でピカイチでしょう(ただし環境によっては他のメーカーのほうがいい結果を出す場合もあるのがややこしいところ)。アンバー被りが気になって、さほど色再現が厳密でない撮影なら、ホワイトバランスをブルー=B側に少し強くしてやるだけでも調整できます。

PRO1D プロND8(W)
https://www.kenko-tokina.co.jp/imaging/filter/normal_nd/4961607252437.html

撥水加工を施したLotusシリーズもあります。

PRO1D Lotus ND8
https://www.kenko-tokina.co.jp/imaging/filter/normal_nd/4961607822524.html

海外ではHOYAブランドで同じものが売られていて、評価も高い
https://www.ephotozine.com/article/russian-photographer-tests-hoya-s-pro-nd-series–27938

*ただし
PRO ND1000
https://www.kenko-tokina.co.jp/imaging/filter/nd/4961607442531.html
に関しては、色被りの少なさではピカイチだが、解像度が極端に落ちる事例が数年前に海外で報告されています。現状は改良されているかもしれませんが要注意。


国内で入手しやすくこれ以上のグレードとなると、コッキン(Cokin)のニュアンスNDが自慢の透過率を自ら公表するなど、一番ですが、角型フィルターなので専用ホルダーがいりますし、角型フィルターはレンズから離して装着するので、長時間
露光の場合は光線がはいり込まないようなレンズホルダーに黒い布をかぶせるなどの対策もいります。

Cokin NUANCES (ニュアンス)

https://shop.kenko-tokina.co.jp/products/detail/3611531100205


またケンコーには高級バージョンのケンコー ZX(ゼクロス)NDフィルターがありますが、当方いろんなレビューサイトで露骨な色被りが見て取れたので(曇りとか日陰でアンバーかぶりが出やすいだけで、快晴時なら目立たないのかもしれないけど)、購入してないですw

ケンコー ZX(ゼクロス)NDフィルター 使用レビュー
2017/05/06 カメラのナニワ
https://www.cameranonaniwa.co.jp/blogs/2211315442/
解像度が落ちないことを強調したレビューですが、画質のチェックの海岸のサンプル、ケンコー ZX(ゼクロス)NDフィルターをつけたものがややアンバー色被りになっています。色のニュートラル中立性は、
PRO1Dと同じくらいの性能かな?

他の日陰でのレビューでも色被りが指摘されています
“重ね付け”に強い!ケンコーZX NDフィルターの実力を探る
「フローティングフレームシステム」がもたらす解像力を検証してみた
萩原俊哉 2017年4月26日 08:00 デジカメウォッチ
https://dc.watch.impress.co.jp/docs/review/special/1056394.html

マップカメラは晴天の日のテストで、ここでは色被りは見いだせなかったとしていますが、やっぱりNDフィルターは光源で色被りの出方が若干異なりそうですね。
【新製品】最高画質のNDフィルター「ZX (ゼクロス) ND」を使ってみました!
[ 2017年04月17日 13時25分
https://news.mapcamera.com/maptimes.php?itemid=30686

*生産ロットやレビューサイトの評価を見て、メーカーは手を加えてくる場合もあるので、結局は買ってから自分でいろんな光線状態の場所でチェックするのが一番。偏光フィルター(+減光具合が変えられる可変NDは、中身は偏光フィルターとほぼ同じなので紫外線の多い場所で長時間使ってると劣化する)のように劣化はしないので当たりを引けばそれを使えばいい。


マルミも新型の高級NDフィルターMARUMI EXUS NDを今年の8月に発売しましたが、

http://www.marumi-filter.co.jp/product/03/nd_all.php

この新型は持っていませんが(マルミで使っているのは海外のメーカーにOEM生産させたハーフND)、ケンコーとは逆に青と緑の色被りが、光源状態(あるいはNDフィルター二枚重ね)によっては若干気にかかるかもしれません。どちらにせよ格安品より格段に色が変わる可能性は減りますが、完璧ではない。


NDフィルターの色被りチェックってどうするの?

専用のカラーチェッカーなどを使って、フィルターあり、なしで撮影して色の変化をチェックする(露出はマニュアルでNDごとに変化させ、カラーバランスもオートではなくマニュアル固定にすること)
ただしカラー見本というべきカラーチェッカーマクベスチャートは、6000円から数万するので、

そんなもの高くていちいち買ってられるか!
という人は

自作でマクベスチャート(カラーチェッカー)

とか検索すると、データーを公開してくれる人がいるので、それをカラープリンターで印刷して、壁とかに貼り付けて撮影してみる

簡易的ですが、NDフィルターの色被りチェックなら十分役に立つし、NDフィルターで結構色が変わる、メーカーごとに得意不得意な環境があったりするなど、NDフィルターの選び方は結構難しいとわかります。


なお、超厳密に色かぶりを避けたいという、産業界クラスのシビアな要望であれば、現在でもコダックのラッテンゼラチンフィルター(現在のものはカーボン素材)が、価格競争力、取り扱いや保存、耐久性で圧倒的に劣るものの、業界スタンダードとして残っています。

以下の記事の後半にこのことは書いています。

「HDRI素材作成の手法 機材とテクニック」


ストロボ豆知識 複数台のストロボを使うときのパワー、ハイスピードシンクロ機能は、ミラーレスならNDフィルターも代用選択肢

コダック・リバーサルフィルムを再生産販売開始

「KODAK PROFESSIONAL EKTACHROME film E100 販売再開のお知らせ」

https://www.kodakalaris.co.jp/about/press_release/pressrelease_20180926-1/

 

銀塩フィルムメーカーとして、米国コダックは、業界の巨人でありました。しかしデジタルカメラ参入なども比較的積極的で、ニコンやキヤノンの互換マウントカメラ(ニコン製の一眼レフをカスタム・キヤノン用はキヤノンが本体出すのを渋ったので、折衷案でシグマがカメラ本体を提供してコダック製EFマウント互換カメラが誕生)を出すなど、さすがコダックという製品も出していましたが

結局フィルム部門の縮小で倒産となりました。

ただ、映画産業の方で保存用フィルムなどでの従来のフィルムの需要が高く、コダック倒産の際にフィルム製造業が生き残れるように助力したので、コダックは再生しました。*予算のあるハリウッド映画では、フィルム撮影が未だ盛んで、特殊効果以外は、映画製作はフィルムでしかやらない映画監督が多数います。

ただし、カラーリバーサルの製造はすべて打ち切り、写真用としては、白黒ネガフィルムと、カラーネガフィルムの生産だけ行ってきました。T-Maxが主力ですが、トライXというモノクロフィルム(白黒フィルム)は特に増感現像で粒子が荒れて独特の表現が出せると、デジタルの解像度や画素数とは真逆の方向性で、今でも人気商品。

それが昨年あたりから、カラーリバーサルフィルムの再販売を計画していると発表し、今回再生産と販売を正式に公表。

エクタクロームという種類の、しかもエクタクローム元祖版ではなく、E100という派生商品の復活、更に135版のみで中判や大判のフィルム製造復活はなし、ということで一部ではがっかりという話もあります。またコダックの代名詞でもあったコダクロームPKR、KRも再生産は予定に無いようです。

***フィルム愛好家で大判中判といった大型カメラを使う人達は、特定のフィルムの銘柄が生産終了前に大量に購入して専用冷蔵庫で0℃保管している人が多数います。特に大判用のクィックロードフィルム。しかも現在フィルムを使う機会は、激減してる+大判を持ちだす撮影は無駄カットを極力なくすように事前ロケハンや準備万端で行うので撮影枚数も少ない、ので、現役で大型フィルムカメラ使う人でもフィルム消費量は少なく、カメラマンとして現役の間使うだろう位のストックはもう買っちゃった人が多いわけです。というわけで再生産とかしても、大量に売れることはないですね。

コダック以外のフィルムメーカーは富士フィルム、コニカミノルタ、アグファ、イルフォードといったところが大手でしたが、

1:コニカミノルタは、フィルムからは完全撤退 写真乾板はやってますがw

2:富士フィルムは今年、白黒ネガフィルムの生産を全部打ち切り。映画用フィルムはコダックの独占になり、映画用フィルムも撤退。リバーサルはフジが優勢だが、ネガフィルムではコダックやイルフォードの方が人気がある。

風景写真家に愛好者の多い ベルビアなどカラーリバーサルフィルムが最後まで残る見通し

3:コダック(Kodak) リバーサルフィルムは富士フィルムに完敗したが、ネガフィルムではポートラ、トライX、エクターなどの根強い人気商品を展開。

4:アグファ(Agfa) ドイツのメーカー 倒産後、別会社として再生し、日本の富士フィルムや、ベルギーの工場などに委託で、かつてのアグフア・ゲバルトの製法に基づいたフィルムを生産。なんやかんや言って、倒産時の製品の多くが、大判用を除き、今でもほそぼそ売られているのがアグファのすごいところ。独特の描写と色のOptima以外は、オリジナルに手が加わって、かつ、アグファではなく、ロモのブランドで売られているが、たいてい手に入ったりする(2018年4月アグフア・VISTAというカラーネガは生産終了。ロモの扱うLomography Color Negative 100 35mmなどは明らかにAgfa Vistaの製法を若干アレンジした製品なので、派生商品としては残っていますけどね)。

かつてのAgfa RSX 200をもとにした

Lomography X-Pro 200 35mm Slide Film

https://shop.lomography.com/jp/films/35mm-film/lomography-xpro-200-iso-35mm-3-pack

などかつてのアグファフィルム独特の赤やクロスプロセスで生じる面白い色を応用した製品が出されています。解像度より、色で表現したい人向けですね。

5:イルフォード(Ilford) 英国の白黒フィルム専門会社。国策もあって倒産はしない。

6:東欧や中国の中規模メーカー


フィルムカメラ本体自体 新品はほとんどなく、あっても中古カメラの状態のいいのが安い有様ですが

110フィルムと110カメラのように、一旦消滅してから復活した事例もありますが。

ほぼ新品販売が消滅 35ミリ小型カメラは新品製造はニコンだけですね。ライカも数年前から銀塩カメラを復活させましたが、高価すぎて一般人が買えるものじゃないし。

本格的な銀塩中判カメラも最後まで頑張っていたマミヤが、PHASEONEと合流した際にフィルムカメラ事業から撤退(それまでは、一部の人気製品だけだが大昔の製品の部品を再生産までして修理するほど面倒見は良かったが、今後は部品在庫がなくなるとメンテも終了だろう)*なお、中判はビューカメラという小型大判カメラであれば、現在も製造している会社があるし、大判カメラに中判ブローニーフィルムをつけるアダプターも普通にある。

今年に入ってから、長く入門中判を二眼レフ(おもちゃ扱いですが写りはごく普通に映る入門機として使えた)として出していた中国のシーガルも、とうとう銀塩中判二眼レフの製造をやめたので、新品製造が残っているのはロシアの二眼レフ・ユピテルのみ(ロモからの通販でしか扱いがない。シーガルよりトイカメラ要素が強い)。

大判カメラは木でも作れるので、小規模なメーカーが各地に生き残っています。

 


現在ストックフォトで銀塩フィルム作品からデジタル化した素材大歓迎で、専門の審査スタッフを置いているのは、

GETTYIMAGESとISTOCK, および、IStockから分離したStocksy Unitedだけです。これらの会社には、今でも銀塩写真の特徴を理解した審査チームがいます。

他の会社はフィルムからデジタル化した写真は歓迎しないとか、審査員が知識がないのでデジタルカメラ基準で判断して却下されたりします。

もっとも、これだけ低価格が進むと、銀塩写真をストックフォトで行うのは採算が合いませんね。

ストックフォトのイラストレーターを目指すなら

ストックイラストで稼ぐ?

ピクスタやアドビ系が、ストックイラストのように、ネット洗脳部隊が活躍してますが
これらは本来ナンチャッテ系のディスカウント安物ストックイラストです
格安業者系の勧誘サイトが多数できるのは
タダ働きしてもらいたい主婦を集めたいからです

アマナやゲッティ、イメージナビ以外にイラスト専門のストック業者(営業代行会社=販売代行会社)もあります

株式会社アートバンク(ジャーニーズの関連会社の同じ名前の会社とは全く別の会社で京都が本社)
http://www.artbank.co.jp/stockillust/

作家募集も行っていますね
http://www.artbank.co.jp/stockillust/bosyu.html

還元率条件は作家の技量によって個別交渉で決まるので公開されない
まあ格安「なんちゃってストックイラスト」サイトの蔓延で「本来の」ストックイラストも苦境ですが
今後の上昇を考えているなら株式会社アートバンクにトライもありでしょうね

Adobe Stock(Premier やFOTOLIAのInfiniteのカテゴリーに入れてもらえるなら大したもんだけどw)とか、Shutterstock, PIXTA(ピクスタ)なんかのイラストレーターって、下請け素材やさんの扱いで、上昇することはほぼないですよ。


日本のイラストレーターでこの手の低価格販売サイトで一番うまく行った人は、大昔のアホのように売れた時代のISTOCKに今もいる、可愛いワンコのイラストで知られている方で、ISTOCKの黄金時代、この方は海外によく招待されていまして、外国の大勢のファンに取り囲まれた会場などの写真も探せば見つかりますが、この人の時代はいい話があったということが記録されています。

ただ、この人も新作はほとんど投入していないのが味噌。また、他人に必死でネットで素材作成と投稿を煽るような行為もなかったし、今もしてませんね。

時間と余裕がある人が楽しみとして現状の格安ストックイラストをするのは自由ですが、儲かると誘うのはよろしくないよね。成功するのは昔でもごく一部だったのに、遥かに条件が難しくなっている現在、社員でもないのに勧誘まがい発言をしている人たちは惨めだなと。

https://news.mynavi.jp/kikaku/istockpeople-5/


現在は、業界が縮小になっているのに一生懸命盛り上げごっこと勧誘ごっこしてる人たちは、なんか何でもネタを必死にストックイラストへの勧誘に結びつけようとしている気配があるとの、スネークたちからの報告がありますが、何かの算段があるのか?

女の友情ハムより薄い

2019年 イラストや写真を売ってお小遣いを稼ぐ 

フルサイズミラーレス一眼カメラはどこのがいい?2018年10月

当方的には現時点でも、ミラーレスは動かないモノ+動いてもゆっくりの被写体用の撮影機材。

一眼レフ用のおもちゃアオリレンズではなく、もっと本格的なアオリ専用の特殊機材など、ニコンやキヤノンの新型ミラーレスのマウントに対応した専用製品がいま時点でない。ソニー機はようやく各社の社外アクセサリーが揃ってきた段階。水中ハウジングなど潜水撮影関連なんかは、従来型一眼タイプのニコンやキヤノン以外の品揃えや対応は、いまでも貧弱。*潜水水中、アマチュアの趣味でもっと小型でお手軽でいいなら、オリンパスが機材が揃いやすい

ソニー機での色相(ソニーの緑かぶりなど)独自の色合いに対処するワークフローができた。

ということで,、光学式一眼のニコン機が主体で(他社比較用にキヤノンのキスがあります)、ミラーレスはソニー機のママ(1200万画素と2400万画素の2台。日常スナップや旅行の時はフジのAPS-C小型ミラーレスを持って出歩きます、風景だと特にAF性能が必要ないのでフジは旧式のママ。小型ミラーレスは、海とかで、本格潜水しないくらいなら中華製やすい防水ケースでも間に合って使いやすい)ですが、ニコンやキヤノンのほうが良くなれば、いずれはミラーレスはソニーから乗り換えることもあります。

これから買おうという人はどっちがいいか
またネット運営会社主体の盛り上げ合戦が続いています。


機材評論家として知られるKen Rockwellはどこのメーカーからも資金援助は受けていないと言いながら、最近はキヤノンから試作機押し付けられて発売前からキヤノン機のレビュー書くようになっています。また家族写真が中心なのに、最近のキヤノン機の発売前のベータテストではいつの間にやらモデルが起用されていたりwソニーにしろ、昔のKENは、巨大ヨンニッパ買うなんてそんな金ないから中古で安く買えるの待っていたとニコンの大昔の巨大ヨンニッパのレビューに書いてましたが、今では発売後すぐにソニーのヨンニッパを提供してもらったり、キヤノン、ソニーからのバックがあると見てよいかとw

Canon EOS R
https://kenrockwell.com/canon/eos-r/r.htm#perf
など彼のブログにはいろいろ現状のミラーレスと光学一眼レフの状況が解説されています。好みでキヤノン。ニコン。ソニー好きなの買えばいいという立場ですが(ただしソニーを買うならILCE-7M3, ILCE-9, ILCE-7RMIIIなどの第3世代がいいと、ソニーのフルサイズミラーレスは第2世代までは試作機みたいなものだとw電池が持たなすぎたりね)

ミラーレスとしてのキヤノンEOS Rの電池持ちは素晴らしい。

旧EFレンズアダプターに使用の制限がほぼない(Dレンズを捨て去ったニコンに対する皮肉)

ピント精度はミラーレスが圧勝、しかも全画面どこでもピント合わせができる。EF 50mm f/1.2 L を 5000万画素の 5DS/Rで撮影したものより、RF 50mm f/1.2 L と3000万画素の EOS Rでとった写真の方がすぐれている。AFの正確性がCanon EOS Rのほうがはるかに優れているからだ。

EOS RはAF追従性も従来の光学一眼レフにまさるくらいに素晴らしい

とはいっても、EOS Rは電子ファインダーが動きものについていけない(流れてギクシャク=フレームレートが足りない)弱点があり、激しく動くものだとファインダーで追いかけるのが厄介になる。激しいプロ級のスポーツインベント撮影で、金を取るのに使い物になる電子ファインダーを持っているミラーレス一眼は、現状ソニーのILCE-9 =α9のみ。スポーツ撮影をプロとしておこなうなら、AF測距センサーが別個になっている光学式一眼レフに[当ブログの補足・前後の動きに強く]、長所があり、高速連写が得意なミラーレス一眼との使い分けもありうる。ただし電子ファインダーEVFは、今後ずっと良くなることが予想なのでOVF光学一眼レフのカメラの出番は減るだろう。

色はニコンとキヤノンが、ソニーより優れている(当ブログによる注・キヤノンもニコンも出荷設定の色合い=色相は簡単に変えられますが(RAWで撮影しなきゃだめとかいう変な人達がネットにあふれてますが、JPEG用の設定コマンドが完備しているのが、プロが使うキヤノンとニコン。JPEGのニコン色かぶりなんて言うのはあくまでも初期設定の話で、ピクコンを通じ、カメラ内でいくらでもいじれますし(*注・ホワイトバランス=WBではなく、色合い=色相の項目をいじるんですが、脳みそ付いてるのかよくわかんない人たちがWBの項目があ~と騒いでますね?さすが自称優秀な昭和世代らしいw)、キヤノン機のJPEGをニコン色にするのもキヤノン機の色相と色のこさなどいじれば簡単。キヤノン機のほうがニコンより細かく色相調整がカメラ内でできますが)、ソニーは何故か動画用の設定でしか色相が変えられない(ソニー機の動画用の色合い設定は、静止画にも有効なんですが、何故か色合い色相設定が動画用のコマンドにされている不思議な操作性)ので、初心者には色合い=色相の調整が難しい。RAWで取らないと、メーカーの色いじりがどうしようもないのはフジのカメラ)。*過去記事*デジタルカメラのメーカーごとの色再現や肌表現 日本人の肌色は、正午の極わずかな時間以外は色温度的には本来黄色なのが本当

SONYはILCE-9の電子ファインダーで動体撮影におけるキヤノンとニコンへの優位性を維持していますが、レンズのフォーカスリングを電子式のレンズが多く、MFのときの反応が機械連動式に比べ若干鈍い(ニコンやキヤノンも廉価レンズでは同じ電子式連動のMFを採用していますが、ソニーは高価格帯も電子マニュアルフォーカス=MFのレンズが多い)。

ニコンに関しては、Ken Rockwellの推薦機種はZ7ではなく、Z6です。理由は2400万画素で用事はすむし、Z7などの高画素機は小絞りボケ、撮影する人間の技量、などなどの要因で、実写においてその画素数を活かす機会は実際は殆どない、画素数を抑えたZ6のほうが実際の運営ではスムーズなのを理由に上げています。またニコンのZシステムの弱点として内蔵歪曲補正が不徹底、キヤノンは電子ファインダーで補正具合が確認できるが、ニコンはファインダーで事前に歪曲補正の具合が確認できないなどという点にあるとしています。

なお、オールドレンズの母艦としては、電子連動のないレンズを取り付けると、露出補正インジケーターがモードによっては表示されないものの、露出情報そのものは表示され、しかもその値が正確なのが、ニコン Z7, 露出計は電子連動のないレンズをアダプターを挟んで付けても作動するが、値が大幅に狂うことが多いのが、CANONキヤノン EOS R, 同じく格安のマウントアダプターで電子連動のない旧式レンズを付けると露出計は動くが、補正が必要なのがSonyのILCE-9, Ilce-7IIIという話ですが、【当ブログ筆者の補筆として】ソニー機はデフォで電子先幕シャッター機能がオンになっていて、ソニー純正【と他社がソニーからライセンス情報を得てレンズを製造した製品】以外のレンズ装着時には露出が狂う可能性があるので【説明書に書いてある】、電子先幕シャッター機能をオフにすること。また電子先幕シャッター機能をオフにしても、(レンズの情報を正確にカメラ側に伝えられる)純正レンズより露出の精度が落ちるのは当然。


Nikon vs Canon vs Sony
Full-Frame Mirrorless Compared

https://kenrockwell.com/tech/comparisons/nikon-vs-canon-vs-sony-full-frame.htm

Mirrorless vs. DSLR

https://kenrockwell.com/tech/mirrorless-vs-dslr.htm

閑古鳥?販売不振?ニコン新型フルサイズミラーレス一眼カメラZ7, Z6


2019年低価格ストックフォト機材メーカーでおすすめなのは