マイクロストック、投稿型ストックフォト、または投稿型素材写真サイトの話

写真撮影、機材の話題、世界の時事問題、及びストックフォト業界 特に投稿型ストックフォトの裏話が中心になります

カテゴリー: affinity photo

カラーメーターっているの?メリットとデメリット:撮影機材

現在はデジタルカメラの時代で、光源ライトが一つなら、グレーカードやいろいろなホワイトバランス設定用の機材をカメラに取り付けて、ライトの色の補正ができますが

ストロボやLEDライトは、経年やメーカーの違い、機種ごとに微妙に色が違うことが多い+つけるソフトボックスやアンブレラなどでも色の変化が起きる、ので

複数のライトを使う厳密な商品撮影などでは、

ライトごとの色の違いを知るのに

あったほうがいい

とは言えますが、

プロカメラマンでも持っていない人のほうが多い

というのもデジタルカメラが主流となり、

基準となるグレーカードを適正露出で、RAWで撮影し(普段RAW現像をコケにしていますが、色温度を調べるにはRAWで撮影すると、現像ソフトや画像編集ソフトで、色温度が表示されるので、色の測定ではRAW撮影と現像を推奨)、Photoshop (Elements)を含む、Lightroom, Affinity PhotoなどでRAW現像の手順を踏むと、色温度と色ズレが表示されるのでも、

色温度や色ズレが計測できるからです。

フィルムで撮影する場合も、デジタルカメラで色の測定撮影をやって、ライト光源に補正フィルターを噛ませる方法もあります

また、

1:カラーメーターは高価 しかも一旦自分が使うライトや、ソフトボックスなどでの色のズレなどがわかれば、これはこうなるとメモっておくと、まあ経年劣化で少し色が変わる可能性がある一年くらいあとまでは、使わない ということも多く

それなら買わないでカラーメーターは機材レンタルでいいという話もあります

また、カラーメーターはシビアにやるなら、1~2年ごとくらいにメーカーに送り返して、点検を受けないと精度に微妙なずれが出る。高いのにねw 有料で、古い機種はメーカーは調整受け付けない

写真用のカラーメーターのメーカーは、昔は、ミノルタ(その後ミノルタが写真機材撤退後、ケンコーブランドでOEM再販されたが、現在販売終了)、セコミックがあり、ミノルタのものは、まあ安くはないですがプロなら買ってもいい値段でしたが、セコミックしか残らなくなって、値段がアマチュアには高い。プロでも、パソコンのフォトショップなどでの測定でも代用できるので、カラーメーターを持っている人はフィルムカメラが主流の頃よりさらに減り、むしろ少数派となりました。米国では、アンドロイドやアップルのスマホに接続するタイプの、比較的安いカラーメーターも売られています。Iphone専用のカラーメーター(Lumi Power)も一時期ありましたが、もう生産元は売る気はあまりないようです

Is a Color Meter Worth $1,700? | Sekonic C-800

上は、これから動画スタジオを始めたい人へのアドバイス動画ですが、セコミックのカラーメーターC800は高いもので、最初からこうした物は買わず、カラーチェッカーの類を使い、ライトやカメラ機材と経験が整って、より高いレベルの動画制作を始める段階になったら買うと良い

ととりあえず初めて経験が浅く、他の機材が整えられない時点では、購入優先順位は低いものとされています

実際のところ、正しい色は、人間にとって好ましいとは常には言えないこともあり、絵画記録撮影などではない、一般撮影では、厳密に色を追い込むより、主観でいい具合に調整したほうが受けが良いことも多数あります


というわけで、測定するライトで照らしたグレーカード(銀一のグレーカードの裏側の薄いグレーをカラー測定では使う)を画面いっぱいに適正露出で撮影して、PhotoshopやLightroomなどの現像ソフト、画像編集ソフトで、ストロボやライトの色のチェックという方が、特に自宅スタジオなどでしか撮影しない、特に色が超厳密でなくとも困らない人には現実的だったりします やすいしね

この画像ソフトでの色チェックは

1:グレーカードとライトの設置、RAWで撮影、PCに転送、画像編集ソフトで開いてチェック、と一回ですまないので、やや面倒

2:測定に使うグレーカードはきちんとしたものでないといけない 当ブログでは、銀一のグレーカード(https://www.ginichi.com/shop/g/g13819/)の薄いグレーの側を使うのを推奨 これも経年変化で劣化するので定期的に買い替え(日光の当たる場所に放置すれば一年で変色するでしょうね 使わないときは暗い場所で保管すれば数年大丈夫とは思いますが)

3:RAWデーターの色温度を表示できるソフト、Photoshop(Elementsもこの機能あり)Lightroom, Affinity Photoなどのソフトが要る

4:ストロボ光の測定では、適正露出を知るためにフラッシュメーター(セコミックのやすい3万くらいのものでもいい ただ、これも経年変化で精度が狂うこともあるので注意)があったほうが、作業が早い(フラッシュメーターがなくても、お持ちのデジカメで、グレーカードを画面いっぱいにしてテスト撮影しながら、ヒストグラム表示で、真ん中がエベレストに高くなる露出を探る方法でも適正露出は取れますが、やや面倒)

5:カメラメーカーの色自体が、メーカー独自の味付け(脚色)があるものが多いので、レンズの発色がニュートラルではない場合があり(タムロンシグマサムヤンはレンズごとにバラバラ ソニーはツァイスブランドはやや青が強い)、カメラの画素エンジンも、独自の色づくり(脚色)をしていることも測定に影響することも可能性としてある。このため、厳密には正しい色温度の測定ができない場合がある まあ、このへんはニコンあたりが発色を中立にしていることが多いので、カメラでRAW撮影、フォトショップで色温度や被りの測定をする場合は、

カメラの設定はニュートラル・スタンダードを選び、レンズは色の発色もニュートラルなメーカー(ニコンのFマウント一眼レフ用の安い中古でいい、マクロ・マイクロレンズのほうがより色再現の中立性が取られているとは思う)をマウントアダプターでとっつけて撮影したほうが、より正しい色の測定ができる可能性が高いとは言えます 絞りは絞って、周辺減光が少なくなるようにするのも、色測定の狂いを少なくする


【GIN-ICHIスタッフブログVOL.20】実は知らない?!カラーチェッカーの正しい使い方と活用法

https://www.ginichi.com/shop/pg/1blog020

玉ちゃんのライティング話

第30回 グレーバランスとRGB数値

解説 : 玉内公一

https://shuffle.genkosha.com/technique/lighting/8039.html


DIY:入射式露出計、お手持ちのカメラのレンズにEXPO DISCの類をねじ込めばよい:入射式露出計の代用の完成

時計などのテカリものの物撮り、ライトの位置を変えながら複数枚の写真を撮影、フォトショップでその複数写真をレイヤー合成

というのが、デジタルカメラが普及してから常識となりました

まあ巷ではRAW現像がプロのテクニックとか言いますが、RAWはJPEGに比べチンカスほどレタッチの幅が広がるだけ+

実際には、RAW現像センセたちのやる、トーンカーブの変更とか、露出ホワイトバランスの調整より、

レイヤー(フォトショップなどレイヤー機能のある画像編集ソフトで、写真の上に、透明の膜を貼り付け、そこに他の写真やらを貼り付けて調整合成する機能)合成のテクニックのほうが、遥かに重要となります

下には、多数のレイヤー合成を使って、ライト、光を遮り黒をしめる小さな黒レフの位置を変えながら撮影した写真を合成して広告用のカタログ写真を作る例

広告品質の時計写真を 1 つのライトで作成する方法

上の動画は、ライトは一つしかないのですが、ライトの位置を変えながら何枚も撮影し、フォトショップなどでレイヤー合成することによって、多数のライトに照らし出されたような商品写真を撮影するテクニックです

まあ今では広く使われているテクニックで、

ストロボとソフトボックスが1セットしかないときの、リムライトを生かした商品撮影の方法【分割撮影と合成】一回で適正な露出を得られない部分は別に露出を整えて撮影、合成

など、より簡単なパターンでも多く使われています

Photograph a Rolex watch, product photography lighting techniques

まあ、このプロセスをもう少し簡単にできないかと、英国のKarl Taylorがlight Coneという商品を出しましたが、なくても紗幕とかをうまく使うことでも同じことはできます(調整レイヤーの合成も当然併用できます)

Glossy Product Photography Made EASY! LIVE Light Cone Demo + Q&A

必要に応じて、上のLight Coneの一部を、動画1:46からのように黒テープや黒レフで光線を遮り、商品の一部に黒い線を出したり、できるわけです

玉ちゃんのライティング話

第33回 段階露光したカットをデジタル合成

解説 : 玉内公一 Shuffle 玄光社 2012年07月03日

https://shuffle.genkosha.com/technique/lighting/8108.html

玉ちゃんのライティング話

第16回 商品撮影に便利な「天トレ」セット

解説 : 玉内公一

https://shuffle.genkosha.com/technique/lighting/7569.html


RAW現像商法を見抜くには:その先生レイヤー全然使ってないだろwレイヤーを使いこなせないのにRAW現像を勧めるセンセイたちの暗躍

ライティング機材が1セットしかなくても、複数のライトでライティングしたかのようなレイヤー合成撮影のトリック:Affinity Photoでの解説

Adobe Photoshopで言う対称パターンのペイントは、Affinity Photoでは対称とミラー

対称パターンを描くというと、右目を描くと、反転させて左目部分も自動的に描いてくれる機能で、3Dモデルのテキスチャーを描くときには便利な機能です

【Photoshop】対称部分を自動で作成、ペイントの対称オプション【フォトショテクニック】

「対称パターンのペイント」

アドビ

https://helpx.adobe.com/jp/photoshop/using/paint-symmetry.html

ただ2万円もするPhotoshopCCの、低価格機能限定版、Photoshop Elementsには、この機能は搭載されていませんw

さて、Affinity Photoならどうするかというと、Affinity Photoではこの機能を「対称」と「ミラー」機能をマウスでチェックすると利用できます

「対称とミラー」

画像の真ん中に水平の棒が出てくるので、そのままだと上と下の対称になるので、その黒い棒を回転させて垂直にすると左右対称モードとなります こうすると、右あるいは左側に描いたものを反転させたものが、反対側に自動で描かれます

【Photoshop】対称部分を自動で作成、ペイントの対称オプション【フォトショテクニック】

ストロボとソフトボックスが1セットしかないときの、リムライトを生かした商品撮影の方法【分割撮影と合成】一回で適正な露出を得られない部分は別に露出を整えて撮影、合成

米国のAdoramaの指導動画 ライトが一セットしかなくても、3セットあるような撮影を、ライトを移動させながら3回撮影、そしてできた三枚の写真を合成で、一枚の、三灯ライティングのような撮影写真として生み出す解説

Rim Light With One Light | Take and Make Great Photography with Gavin Hoey1つのライトでリムライト撮影 | ギャビン・ホーイと一緒に素晴らしい写真を撮りましょう

動画6:28 からPhotoshopの自動配列(この動画では、撮影者が各レイヤーの微妙なズレ補正は、手動でやってますが)を使って、ライトの位置を変えて撮影した写真を、レイヤーのスクリーンモード(好みで他のモードを使うのはあり、また、撮影によってはカラー比較(明)、あるいは比較(明)の方がうまくいく(Photoshop, Affinity Photo共通))で、合成するというトリック撮影

商品撮影では結局は合成に頼ることが多くなるのは、

以下の英国のKarl Taylorのストロボの商品撮影のトリック説明でも明らか

‘How To’ Rim-light and light a black product shotリムライトで黒い製品ショットをどうやってライティングするか

この場合、ストロボの背面のLEDライトの明るさと、ストロボ本体の露出を一回で整えるのは困難なので、ニ回に分けて撮影

大きなソフトボックスの前に、撮影製品を置くが、製品本体に直接ソフトボックスからの光線が当たらないように、黒いボードで製品の後ろからのソフトボックスの光をカット(この種の撮影技法はリムライト演出でよく使われる、基本テクニック)、

動画7:00 あたりから、製品の斜め前から細かいグリッド(照射角度を狭め、余計なところへの光線の漏れを抑え、光質の直行性を増やす)を噛ませたストロボで本体を照らす

ただし、背面のLEDの明るさを、一回の撮影では露出に収めきれず、表現できないので、

9:07から背面LEDライトを照らした2回目の撮影を行う

最終仕上げは露出のあった部分の合成

まずライトスタンドは5本はあったほうがいいとわかります

玉ちゃんのライティング話

第33回 段階露光したカットをデジタル合成

解説 : 玉内公一 Shuffle 玄光社 2012年07月03日

https://shuffle.genkosha.com/technique/lighting/8108.html

時計などのテカリものの物撮り、ライトの位置を変えながら複数枚の写真を撮影、フォトショップでその複数写真をレイヤー合成

ライティング機材が1セットしかなくても、複数のライトでライティングしたかのようなレイヤー合成撮影のトリック:Affinity Photoでの解説

デジタル画像のプッシュ処理(Pushing)、銀塩フィルムのプッシュ処理よりメリットは大きい:デジタルカメラでの増感「現像」トーンカーブを使うが正解「写真レタッチの基本」

銀塩フィルムのネガフィルムで使われる、撮影と現像手法として(そんなものは存在していない、とか主張してる変な人は、たくさんいますがw撮影のトリック手法としては、大昔から知られています)

1:プッシュ処理 (pushing) 露出アンダーで撮影し、増感現像

感度の低いフィルムで、暗い場所を撮影するときに使うテクニック

粒子が粗くなり、コントラストが上がる

2:プル処理 (Pull) 露出オーバーで撮影し、減感現像

コントラストをコントロールできる

基本は、必要なときに使うトリック手法です

ネガフィルムは、オーバー露出にもある程度耐性がありますから、2のプル処理も好きならやればいいですが、

デジタルは、露出オーバーには強くないので(最近一部ソフトが、露出オーバーからの復元ができると宣伝して、一部の人がもりもり白飛びが回復とかステマやってますが、明らかに嘘くさいときが多いので、なんか内部でデーターに変なことをやってる可能性が)

露出アンダーを使うテクニック、

1のプッシュ処理 (pushing)の方をデジタルでは応用することになります

さてデジタルカメラのプッシュ処理のやり方ですが

A:撮影時に デジタルカメラの露出補正機能を使い(ISO感度は好きなものを選ぶ)

露出をアンダー設定(ー)にして撮影 まあ、1段くらいアンダー補正から始めてみよう

この作業で言えば、JPEGでもRAWでも大差ないです (大差があることにしたい人が,たくさんいますが ビット数を上げると、現在のデジカメは、ノイズが増大して行くので、結果としては(ノイズ処理などをいれるため)ビット数を上げても、画質が良好になるとは限らない。 Jpegは8ビットで256階調しかなく~とか騒いでる暇人たちは、スペック数字ばかり見て、実態はどうかが理解できない人たち(偽学力刷り込まれて喜んでいた、昭和時代の、大学受験世代学力の悲惨な洗脳教育被害者たち)) 

次に

B:画像編集ソフトのトーンカーブ機能(カラーカーブという名称になっているソフトも有る)を用いる(調整レイヤー機能にカーブ機能がある場合、調整レイヤーでのトーンカーブ(カラーカーブ)を用いたほうが「やや」望ましい. ただ、Gimp、Photoshop Elementsは、調整レイヤー機能でのトーンカーブ機能がないw)*このPushプッシュ処理の補正では、明るさ補正やレベル補正は使わない

トーンカーブをいじる、この際大事なのは、真中付近のカーブが持ち上がるように調整し、右側端(ハイライト)と左側端(シャドー側)のポイントはいじらないこと

Affinity Photoでのカーブ例 以下のようなトーンカーブが、見かけのダイナミックレンジを広げるのに使われる、どのくらいまで持ち上げるかに、正解はないので、そのへんは好みで

Corel Paint Shop Proでのカーブ例(一段増感補正)

なお、二段補正の場合は、上の作った2つのポイントを、ハイライト側(右側)方向に、斜め上にずらすように調整していくと良い(あるいは、上の1段補正カーブをプリセットとして保存し、二回繰り返しかけてやれば二段オーバー側補正が出来上がる、三段オーバー補正は三回ねw)

トーンカーブ持ち上げにより、ややノイズが増える場合があるが、その場合はノイズ軽減処理と、シャープネス加工を行う


こうしたRAW「現像」、JPEGのレタッチとか、後レタッチでの写真の改善(ライティングの付け足し)等による処理は、

あくまでも補助的なもので、

撮影時の工夫で解決できるものであれば(ハーフNDフィルター、NDフィルターを使ったトリック覆い焼き、追加ライト、各種紗幕、レフなど)、できるだけそちらを使い=「適正露出でとっても問題ない環境を作る」、画像編集ソフトによるレタッチなどによる補正は、軽く修正に使うという感じで使うのが良いです

ーーーーー

Adobe Photoshop Elementsは、トーンカーブ機能が簡略化されている(他ソフトやプロ用Photoshop CCとことなり、自分で細かくカーブを作れない)4ポイント(しかも8ビット)でしか調整できない謎仕様ですが、トーンカーブ機能自体は持っていますし、プッシュ処理のカーブは作れます(ただし調整レイヤーの機能としてのカーブ機能はない)

Adobe Photoshop Elements で画像をカラーカーブで補正する方法について説明します。

画像をカラーカーブで補正する

https://helpx.adobe.com/jp/photoshop-elements/kb/6003.html

調整レイヤーを使用する(Corel Paint Shop Pro)

https://help.corel.com/paintshop-pro/v25/index.html?app=Corel-PaintShop-Pro&lang=ja#/l2TOC166


角型NDフィルターを使った風景写真のテクニック。景色とハーフNDフィルターの形が噛み合わないときに使う風景撮影テクニック【撮影時に覆い焼きを行う】英国のプロの解説動画

JPEGの仕組みと原理 画質劣化とJPEG が非可逆形式の意味

写真の部分部分の明るさを、暗くしたり明るくしたりする覆い焼きブラシ、焼き込みブラシ【Affinity Photo】

ライティングとその機材は、現在も写真表現においてもっとも大事なものですが、

デジタルカメラが普及して、デジタルデーター写真が普及になってからは、撮影時の照明や光線の追い込み以外にも、撮影後に、フォトショップなどの画像編集ソフトでの、疑似ライト効果を、レタッチで付け加えることが可能になりました。

撮影時のラィティングがもっとも重要ですが、

撮影時に、場所的な関係で背景が暗くなった箇所とか、予算・時間が与えられなかったため、特に背景で、ライティングが荒っぽくなって、背景が整理されていない(黒レフなどをおいて、暗くスべきところが、予算や人員、時間の都合で、撮影時明るくなったままとか、背景の一部だけを明るくするにも、ライトの数が足りなかったとか)

といった、撮影時に未完成になったライティングを、フォトショップなどの画像編集ソフトで、デジタルライティング補正で、ある程度補うことができる時代となりました・ これらの手法はフィルム写真が全盛の頃は、印画紙にプリント現像するときのテクニックだったので、フィルム現像の一種でした。このため、デジタル写真でも、RAW現像と言いたがる人も多いのですが、デジタルでは単なるレタッチ作業の一環となります

まあ、こういったライティングの、フォトショップなどのレタッチソフト後補正は、3Dソフトのレンダリング画像でも応用できます


まず、撮影時に追い込むことが難しいのは、細かい部分の明暗をうまくコントロールできないこと

完備されたスタジオで、時間にも余裕があり、色々スタンドや何から整った環境ならともかく、

出張とか屋外で、予算と時間が貰えなければ、持ち込める機材も制限され、小さな部分まで追い込むライティングが雑になるのは仕方がない

こうしたときに、フォトショップなどでの、デジタル補正によるなんちゃって「補正ライティング」の出番が回ってきます

色々な手法があるのですが、今回は、ブラシでの補正ライティングのやり方

フォトショップによる、補正のやり方は溢れているので、ここではAffinity Photoでいきましょう

Affinity Photoには、左側にブラシ選択アイコンがありますが、

覆い焼きブラシツール ブラシで塗った部分が明るくなるツール

焼き込みブラシツール ブラシで塗った部分が暗くなるツール

スポンジブラシツール 「スポンジ」とかいう名称がついているため、ナンノコッチャといわれたりしますが、選択部分の彩度を上げたり下げたりするツール 「彩度の上下」機能と、「スポンジ」という名称の関係は、不明w

まず、以下のカメラマンが著作権放棄した写真があります(Pixabay https://pixabay.com/ja/photos/%E5%A5%B3%E3%81%AE%E5%AD%90-%E6%B5%B7-%E3%83%93%E3%83%BC%E3%83%81-%E8%8B%A5%E3%81%84%E3%81%A7%E3%81%99-429380/)ので見本として利用

「覆い焼きブラシツール」を選び、

まあ、左上の設定画面で例えばこんな具合に設定して(お好みで)、

モデルが黒人なのに、背景がやや暗めなので、モデルが引き立ちにくいため、

空と、手前の砂浜の部分を「覆い焼きブラシツール」で、明るくしてみたのが以下の例

覆い焼きブラシや、焼き込みブラシによって、指定した写真の一部分の明るさを変えて、写真の本来の主要モデルに関心を向かわせる、画像編集ソフトでのレタッチは

実写のときに、機材や場所、費用、人員様々な理由で追い込めなかった、露出やライティングを、後から補完する、デジタルライティングとして、重要になります

Dodging & Burning (Affinity Photo iPad)覆い焼き&焼き込み

RAW現像商法を見抜くには:その先生レイヤー全然使ってないだろwレイヤーを使いこなせないのにRAW現像を勧めるセンセイたちの暗躍

PhotoshopやGimp、Affinity Photoのブラシ用素材に、著作権切れ(PublicDomain)の、魚や動物の、花などのイラスト素材サイト【自作ブラシ素材】

著作権が切れた、19世紀辺りの昔の図鑑などのイラストを、フォトショップやGimp, クリスタ(Clip Studio Paint)、Affinity Photo用のブラシに転用しやすいように背景を切り抜いて透過にしたPNG形式などで形式画像を提供するサイト

Free Vintage Illustrations

https://freevintageillustrations.com

花:https://freevintageillustrations.com/illustrations/vintage-flower-illustrations/

貝Seashell:https://freevintageillustrations.com/illustrations/vintage-seashell-illustrations/

魚:https://freevintageillustrations.com/illustrations/vintage-fish-illustrations/

サメ:https://freevintageillustrations.com/illustrations/vintage-shark-illustrations/

クラゲJellyfish https://freevintageillustrations.com/illustrations/vintage-jellyfish-illustrations/


セルシスは多数の有志作成のクリスタ用ブラシ配布を CLIP STUDIO ASSETS https://assets.clip-studio.com/ja-jp でしていますが、

バカの通報騒ぎが頻繁に起こるためか(もちろん、まあ中にはどろぼーしてるのもいるだろうよ)

自分で1から作ったブラシ以外の登録はご遠慮とあるので

CLIP STUDIO ASSETS 素材出品についての注意点

https://assets.clip-studio.com/ja-jp/information/notice

この記事で取り上げた、著作権が切れた写真や画像から作ったブラシの登録は、ご遠慮とあるので注意 削除されることもある

まあ5ちゃんとかのネット便所とかでは、著作権警察ごっこやっていて、5ちゃんで喚くと法律上の効果が出るとでも思ってやってるバカがいるそうですが、著作権の作りは、他人が騒いでも、元の著作者が「ほっときなさい」といえば、著作権侵害はないと判断するのが常識です 

というわけでセルシスは自社規約違反であっても、著作権法違反と確認できない素材への対応はゆっくりなのは当然

というわけで、法律的には著作権者が、これ違反ですと認定しないと、法律違反は生じていないと解釈するのが常識 おそ松くん事件も参考

ロシア自由軍団や、ロシア義勇軍(RDK)が、時々このサイトが彼らの声明全文転載しても、このHPに苦情を訴えないのは、自分のメッセージを拡散してくれているから、彼らに取って利益で、そのため著作権どうこうは言わないということなわけだよ


Affinity Photo、自作ブラシ、あるいは他ソフトからのブラシ移植コンバート

自作ブラシ作成に著作権切れ、あるいは著作権放棄のイラストなどの素材サイト

Affinity Photo、自作ブラシ、あるいは他ソフトからのブラシ移植コンバート

Affinity Photoは、他の多くのソフトのように、Adobe Photoshop用に開発されたブラシは、そのままインポートできますが、

Clip Studio Paint(クリスタ)、GIMP などの非アドビ系のソフト用に開発されたブラシだと、移植処理が必要となります

クリスタ(Clip Studio Paint)用のブラシは、日本のコミック制作に適した絵柄のブラシが多くて良いのですが、フォトショップや、他の画像編集ソフトでも使いたくなるものが多いです

さて移植作業(物によっては使用規約で他のソフトでの利用が制限されている場合もあるのでチェック)は、

まず、そのソフトでしか使えないブラシで、書いた絵などを、背景が透明になるPNG形式などで、書き出し、Affinity Photoでブラシデーターとして登録し直す

公式のマニュアルだと、全く不親切なのでわからんという人もいるでしょうが

カスタムピクセルブラシの作成

https://affinity.help/photo/ja.lproj/index.html?page=pages/Painting/pixel_customBrushes.html?title=%E3%82%AB%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%A0%E3%83%96%E3%83%A9%E3%82%B7%E3%81%AE%E4%BD%9C%E6%88%90

以下、わかりやすい解説

カスタムブラシの作り方・画像から一撃でブラシができる新機能追加【Affinity Photo1.9アップデート】|Windows|PC版

Affinity PhotoやCorel Paint Shop ProはAdobe Photoshopの代用になるか、データー互換性の懸念が、レイヤーを使用した画像データーの場合でやすいことがある

最終画像で、レイヤー(フィルター)効果を一枚も組んでない、画像なら、取り立てて、Affinity PhotoやCorel Paint Shop Proやクリスタ、無償のGimpなどで作った画像の、アドビPhotoshopでの互換性で問題になることはないです 特にJpeg形式であれば

ただし、PSD形式など、内部で複数の画像が重なった形の、レイヤー構造のあるデーター方式の場合、トラブルが出る場合もあり得ます

レイヤーを組んだ画像の場合、そのソフトしか対応していないレイヤー機能を使って、レイヤー構造を組んだPSDやTiff画像を、アドビのフォトショップで読み込ませると、アドビのソフトにない調整レイヤーなので、アドビ側で勝手に変換してしまい、元のソフトでつくった画像と色合いや明るさが異なる場合があります

文字テキストなども、おかしくなる可能性もあります

というわけで、PSD形式などでレイヤーを組んだ画像をやりとりするなら、アドビのソフトを使ったほうがいいのですが

同じアドビのPhotoshop CCとPhotoshop Elementsの場合でも、Photoshop CCにしかない調整レイヤー機能を使って、かつそのままレイヤーとして維持した画像ファイルのアドビ標準PSD方式で保存したものは、

Adobe Photoshop Elementsでは、内蔵されていない調整レイヤーなどがある場合、Photoshop ElementsはPhotoshop CCで見えているのと、若干異なる画像として表示する場合があり得ます

Affinity Photoで鉛筆スケッチ風に写真やイラストを加工する手法【輪郭線の抽出】

多くの画像編集ソフトにはスケッチや水彩画風に、写真やイラストを加工するアートフィルターが内蔵されている時代ですが、

Affinity Photoにはそういう機能は内蔵されていません

ただ、そうしたアートフィルターは、レイヤー合成のトリックを用いて、手書きのスケッチ風の画像を得る仕組みなので

Affinity Photoでもレイヤーを組めば、以下のように鉛筆風スケッチ加工ができます

まあ、元の画像に、色を反転させた画像をレイヤーでかぶせ、色の濃淡や明暗の部分の違いを輪郭線として取り出す手法で、3Dソフトの背面法では輪郭線が出にくい場所に輪郭を出させる手法に応用できます

ほかの画像編集ソフト、Gimp, Photoshop, Paintshop Pro などでも同じ要領でレイヤー合成によるスケッチ風画像は作れます

以下Affinity Photoでの鉛筆風スケッチ加工のやり方

Turn any Photo into a Pencil Drawing | Affinity Photo Tutorial

日本語だと

【Affinity Photo】写真を鉛筆画っぽくする編集方法解説

あるいは、ほかのやりかたとして、調整項目は少なくなりますが

*繰り返しこの作業を行うと、線が強くなる

さらに Ctrl + I もしくは レイヤー → 反転 で反転

すると

と、ちょいと異なるタッチで輪郭を取り出すこともできます

多くの画像編集ソフトでは、内臓のアートフィルター機能で簡単に行えるので、手動でのスケッチ風の輪郭線の取り出しをレイヤーを組んで行う必然性はほとんどないのですが、

どうやって写真やイラストから輪郭線を取り出すのかという、仕組みを勉強するのには、レイヤーを使ってみるのもよいことであります、まあ、Blenderなどでの、3Dソフトの「コンポジット方式」も似た原理での輪郭抽出法とはいえるでしょう

なお、輪郭線を取り出した、スケッチ風画像と、元のイラストや写真を、」レイヤー合成すると、コントラストの強い、独自の写真レタッチになります

モデル

桜島麻衣 1/4バニー


トゥーンレンダリング、画像ソフトのレイヤー合成後レタッチで、輪郭線を出す方法【3DCG】セルルック

動画編集ソフトでの、トゥーンレンダリング合成加工編集:動画コンポジットソフトNatronの活躍 Toon Rendering