マイクロストック、投稿型ストックフォト、または投稿型素材写真サイトの話

写真撮影、機材の話題、世界の時事問題、及びストックフォト業界 特に投稿型ストックフォトの裏話が中心になります

カテゴリー: ソフトボックスの種類

ソフトボックス兼用折りたたみ式ビューティディッシュ(オパライト)サイズの選び方

ビューティディッシュは、大昔からあり、金属の皿のようなものが基本でしたが、最近は折りたたみ式というのが各社から出始め、Profotoのもので2万円くらいから、その他メーカーのものが1~3万円位で出回るようになりました

Profotoは高めですが、小さくたためる、高いなりのメリットもあります

こうしたものは、オクタゴンソフトボックスのようにも、ビューティディッシュのようにも使えるので、折りたたみができない金属製の円盤のビューティディッシュが、やや廃れる原因となりました

さてサイズですが、

この種の折り畳める、ソフトボックス兼用のビューティディッシュは、ディフューザーを噛ませて、オクタゴンソフトボックスとして使うなら、好きなサイズ選べばよいのですが、

ビューティディッシュ(オパライト)として使うのであれば、モデルの顔正面斜め上という、お決まりの位置に置かないと、ビューティディッシュの配光は生かせないことは、

撮影用ライティングモディファイアー:ビューティーデッシュの配光の原理と基礎:プロみたいなポートレート撮影The Nature of Beauty Dish

小型の小さいビューティーディッシュ(オパライト)って、意味あるの?ストロボアクセサリー

などでも解説しましたが、

基本位置での使用の場合、ビューティーディッシュとモデルの距離は、とりあえずビューティーディッシュの直径と同じくらい長さの距離のところに置くのが、一応基本の目安であるため

あまり小さいものは、モデル真正面に置くと、カメラ位置によってはライトスタンドがじゃまになるので、別途ブームスタンドとか、ブームアームがないといけない場合もあり、

設置位置の都合から、ある程度大きめ、小型オクタゴンソフトボックスとしても使える、70~80cmくらいの折りたたみビューティディッシュか、それより大きめのものを念頭に置いて考えたらいいでしょう

ただ、個人の自宅とか空間が取れない場所での撮影だと、55cmくらいの選択もありですね


「折り畳みビューティーディッシュ」で自由な光を手にいれる!

ポートレート撮影で大活躍 持ち運びしやすくなりB2 250 AirTTLとの相性も抜群!

2016年2月23日 12:48

デジカメウォッチ

https://dc.watch.impress.co.jp/docs/review/special/743766.html

大型ソフトボックスを英国写真家Karl Taylorが解説: 別売のエッジマスクは、物撮りに重宝

ブロンカラーの出す、120cmX180cmのソフトボックスの紹介

Mastering Light: The Heavyweight Champion of Softboxes Revealed!

Broncolorが広告写真などでこのまれるのは、大きな規模の撮影にも対応するアクセサリーが豊富なことも理由にあります

GodoxはJinbeiなどの中国メーカーだと、こうした大掛かりな撮影に対応する機材や細かいマスクなどの拡張品アクセサリーまではつくっていないことが多い(逆に言うと中規模くらいまでなら、Godoxが悪いとは言えないのは、Karl Taylorも時たま、GodoXの安いストロボでもきちんと使えるという動画を見せることで明らか)

他のブランドで同サイズは、

Impact Luxbanx Extra Large Rectangular Softbox (54 x 72″)

https://www.bhphotovideo.com/c/product/884425-REG/impact_lb_r_xl_luxbanx_extra_large_rectangular.html/specs

まあ、あるいは、大きな紗幕パネルの後ろに、アンブレラを噛ませたストロボを数台おいて、大きなソフトボックスのように使うのも普通に行われています

主に全身ポートレートで使われます

動画4:07 のように、真ん中を黒くマスクするような、細かいアクセサリーが完備しているのが、高いソフトボックスを売っているメーカーならでは(broncolor(ブロンカラー) エッジマスク ソフトボックス 120×180用 フレーム幅10cm、 Window Maskとか、Edge Maskとか呼ばれたり、 Profotoも似たようなマスクツールが有る)

Edge Mask for 120x180cm Easy-Set Up Umbrella Softbox – CLEARANCE

https://www.essentialphoto.co.uk/products/120x180cm-edge-mask-for-pixapro-120x180cm-easy-open-umbrella-softbox

使い方は、上の動画4:36のように、モデルの瞳のキャッチライトの形を変えたり、

動画4;57のように、ビデオカメラなどの機材の商品撮影ライトで使うテクニックも紹介されています

動画5:50 150cmのオクタゴンソフトボックスが、ほとんどの人には、使いやすさなどでメイン機材となることが多いだろうが、このサイズのソフトボックスは有益と諭しています

人物の撮影で、コッタ撮影では2m近いレフ板やライトボックスが、何枚も並べて使われているのをたまにネットでも見るでしょうが、全身なら、本来はソフトボックスやレフ板は、これくらいの大きさが普通と


大部分の人にはより扱いやすくて汎用性があるとされる、

150cmのオクタゴンは、ブロンカラーのもの以外には、

中国のJinbeiのワンタッチ型150cm(Jinbei KE150cm Octagon Quick Open Softbox Model KE150cm)

Jinbei K series 150cm Octabox with quick umbrella mechanism

140cmのGodoxの組立型のものがあります(Softbox GODOX SB-FW140 grid 140cm octa

Godox 140cmオクタゴンソフトボックスの組み立て、分解解体の解説動画


The Ultimate Guide to Softboxes: The Anatomy of Light Shaping Toolsソフトボックスの究極ガイド: ライト シェーピング ツールの構造

Jul 03, 2021

Illya Ovchar

PetaPixel

https://petapixel.com/softboxes


パラボリック(パラ)の解説: ファッションポートレートの基本機材

Godox 140cmオクタゴンソフトボックスの組み立て、分解解体の解説動画

ブロンカラーや、Profotoなどの高価なものと異なり、GodoxやNeewerなど中国メーカーのソフトボックスは、細かいところが雑だったり、微妙な品質管理の甘さから、組み立て分解にものすごい力がいる場合があり、不評ですが

値段は高級メーカーの数分の1なので、多少の粗さや不便があっても、まあそんなものでしょうとしか言えないことがあります

140cmのオクタゴンが1万円以下で買えるのは、理由があるからなので 

妙な、過去の日本製ならば~、とかいう人がいますが、過去の日本メーカーでも、こうしたカメラ・光学用品で一万円以下の製品なんか、品質、仕上げがかなりお粗末なものは普通でした(シグマのレンズも昔は、ギヤじゃなくて、安っぽいゴムベルトでモーター連動させてる、超絶お粗末なものが普通だった)

Godoxが出している組み立て式の140cmオクタゴンソフトボックスの組み立てと、解体の解説動画

GODOX 140CM octagonal Baorong grid softbox—Installation and disassembly

こうした組立型のソフトボックスは、なれないと組み立て、分解に時間がかかるデメリットも有り、

最近は、スピードリング=ストロボマウントアダプターが、ボーエンズのタイプでも、ワンタッチで傘のように開くタイプの、ワンタッチソフトボックスが出ていて、

下のように、中心に金属リングを付け、ビューティーディッシュも兼用できるタイプもあります

Ambitful 23in studio photo beauty dish

ですが、折りたたみのときに、マウントの金属リングが外せないので、畳んでもかさばるというデメリットも有り、こうした完全分解式には、移動時のスペースが少なくて住むというメリットもあります

ーーーー

Godox, Neewer, Selens, Ambitfulなどの中国製メーカーのソフトボックス

光の質的には高級品と大差がないです

ただ組み立て製造精度などで、荒い物が多いので、パラボリックタイプでは、製造精度が光線の質に影響する

下の動画にある、パラボリックと呼ばれるもの、深い銀傘は、Godoxも最近ブロンカラーと似たものを出しましたが、精度がやや低く、配光が少し雑になるなど、製造精度の差が目立ちやすいタイプのものもあります

broncolor Para – the choice of legends.

また、高級品は分解組み立てがスムーズになるように、出荷前に、部品の組み合わせがいいか?など検証テストにコストをきちんとかけられていますが、中国メーカーはそのへんの管理がやや雑なので、一回組み立てたあと、分解するのに、ものすごい力がいる、などのハズレ品が多くなったりします

アンブレラソフトボックス【反射式ソフトボックス】の弱点の角度調整を補う、ブームアームやブームスタンド、レフホルダーの代用は?

アンブレラソフトボックス(反射式ソフトボックス)とは、

【早坂華乃先生オススメ!】簡単セッティング「GODOX アンブレラソフトボックス」(動画No.896)

上のような、ストロボを外側につけるタイプのアンブレラソフトボックスもあります(Godoxだと、ワンタッチ型は、形式名の上に、UEがつく)が、

通常はアンブレラソフトボックスは、反射式ソフトボックスとかも呼ばれ、ストロボを中にいれるタイプのソフトボックスのことをいいます(Godoxだと、反射式は、製品名にUBWがつきます)

3000円のソフトボックスを買ってみた

ただし、反射式アンブレラソフトボックスの、一番の弱点は

角度がつけにくいこと

まあ、これはブームアームかブームスタンドを用いれば、解決する弱点ですが、

とはいうものの、あまりでかいブームアームや、ブームスタンドを使うと、せっかくの軽量の、アンブレラ型ソフトボックスを使う意味がなくなっちゃう(スピードリングでストロボを外につけるタイプのものが、トータルの重量が軽くなる)

というわけで、伸ばさなくて角度をつけさせるだけの、安くて、軽いブームアーム(グリップヘッド、スイベルヘッド Swivel Head)がないかという話ですが

Selens レフ板ホルダー

https://www.amazon.co.jp/gp/aw/d/B08BL4VQMQ

という、他のブランドでも同じものが売られている、レフホルダーを、軽量ブームアームにできないかと、80センチのオクタゴン型、反射式ソフトボックスで使ってみましたが、

この種のレフホルダーは、重いものを乗せた時に問題となる、回転側の固定が全く考慮されていないので、ソフトボックスが回転してしまい実用度はゼロと判明

角度を変えるだけなら、安物のブームアープでも、もともと軽い、反射式の80cmくらいのオクタゴンには耐えると思われるので、他の安くて軽いものを探すことにします

ブームスタンドのバランスの取り方

日本規格の17mm(17.5mm)タブやスピゴットを、海外規格16mmのダボとスピゴットに変換するアダプター:ライトスタンドなどのスタジオ機材の国内と海外の規格の違い

ビューティーディッシュ(オパライト)を使った応用ポートレートライティングを英国の写真家Karl Taylorが解説

ビューティーディッシュ(Beauty Dish)は、販売会社やメーカーが、多数の人間に買わせようと、ソフトボックス的に使えるという、派生型の使い方を宣伝しすぎたことから、

巷では基本の使い方を全く解説せず、本来はおまけで、こういうソフトボックスみたいな事もできますとか言ったパターンの使い方が、本来の使い方であると勘違いさせるような解説が、特にに日本などで溢れたりシていますが、

基本の使い方は、ソフトボックスのような、影を和らげるものではなく、ビューティーディッシュは、影を美しく演出するもので、以下に説明したよう

ファッションポートレートで、オパライト(ビューティーディッシュ)を使うときの注意【ポートレート撮影モディファイアーの使い方】

撮影用ライティングモディファイアー:ビューティーデッシュの配光の原理と基礎:プロみたいなポートレート撮影The Nature of Beauty Dish

小型の小さいビューティーディッシュ(オパライト)って、意味あるの?ストロボアクセサリー

モデルの顔の正面の上斜め45度くらいの角度から、モデルの顔、あるいは胸辺りに、ビューティーディッシュの発光の中心が来るように調整し、ディフューザーもグリッドも、モデルの正面側にはレフ板や、追加ライトも使わず

撮影するのが、ビューティーディッシュの基本的な使い方です

さて、こうした

モデルの正面は、ビューティーディッシュ(70cm)一個をメインライトとし、

後ろ側に3このライトを設置して撮影した例を、英国の商業写真家Karl Taylorが解説

Why I Use This Professional Portrait Lighting Setup Time and Time Again!私がこのプロフェッショナルなポートレートライティングセットアップを何度も使用する理由!

本来は、ビューティーディッシュは、上のような、明暗のメリハリの効いたポートレートを撮影する道具で、ディフューザーなどをかませてソフトボックスのように使うのはあまり意味がないもので(まあ、使ってもいいんですが、かさばるビューティーディッシュ持ち出してまでやる意味は?)、

シルバーアンブレラや、パラボリック(パラ)と、近い性質のスタジオ機材です

動画5:53 から、これらのポートレートでのライティングの配置が出ていますが、

モデルの顔正面斜め上からの70cm のビューティーディッシュ 一灯

モデルの左右を照らす斜め後ろのライト 2

後ろの壁を照らすライト 1

後、モデルとカメラの間、左右にフレアー防止の、ハレ切りの大きなボードを設置

ビューティーディッシュの基本的な使い方


デジタルフォト達人への道

プロのようにスタジオを使いこなす 第2回

解説:スコット・ケルビー 日本語版監修:早川廣行

Shuffle 玄光社

https://shuffle.genkosha.com/technique/scott_kelby/8026.html

ソフトボックス・アンブレラなどのストロボ光質調整アイテム(モディファイヤー)の選び方と購入時の注意【ネットでは誤解させるような使用法のほうが目立つものがあります】

カメラ関係の機材は、とにかく説明などを不明瞭にして、よくわからない人たちに買わせる商法が横行しているので、そのソフトボックスやモディファイアーの最適な使い方が全く教えられていないことが、特に日本の雑誌やネットではよく見られます

そういった中で、しっかりした使い方の基本を知らないうちに、かってはいけない¥モノは、

特有の効果が出るセットポジションが決まっていて、更にモデル正面側はビューティーディッシュ、一こでセットする レフも使わない

主にバストアップでの胸から上でのポートレートで使われる


撮影用ライティングモディファイアー:ビューティーデッシュの配光の原理と基礎:プロみたいなポートレート撮影The Nature of Beauty Dish

【ビューティーディッシュ】Beauty Dish 、オパライト(Opalite)は守備範囲の狭いモディファイアー:小型のものは買ってもあまり意味がない理由:アメリカの特撮名人にならうライティング

ファッションポートレートで、オパライト(ビューティーディッシュ)を使うときの注意【ポートレート撮影モディファイアーの使い方】


それ以外の位置で使ったり、ディフューザーやグリッドを噛ませたり、レフや他のライトを正面から合わせて使うと、ビューティーディッシュ特有の配光がなくなるので、他のソフトボックスやアンブレラとの違いが少なくなる(よく見ればありますが)=わざわざ使いにくいビューティーディッシュを、その目的に買うのは、お金が余ってからでも遅くない

まあ室内のスタジオで据え付けておくなら、ビューティーディッシュに色々グリッドやら、ディフューザーをかませるのは、まあ好きならありですが

ビューティーディッシュはかさばるので、特に屋外に持っていき、更にディフューザーを被せる使い方をするなら、もっと軽いソフトボックスのほうが合理的

どちらかというと、モデルや被写体に向けて直射させるのではなく、

壁や天井に広く光線を回し、部屋全体を明るく柔らかい光で包むという、バウンスアダプターとしての使い方が基本で、

モデルや被写体に直射する光線を、柔らかくしたい目的には、やや適さないもの

下の記事で解説したように、配光特性はまるで異なる


ドーム型、ランタン型ディフューザーと、平型ディフューザーの光質の違い、ハリウッドの特撮美術プロが解説【ライトモディファイヤーの違いの学習】


ソフトボックスの一種だと思って、これら球形型のボールディフューザーや、ランタンディフューザーを先に買うのはやめよう

どちらかというと、天井や壁にくまなく光線を届ける、バウンス光線を作る補助機材として使う方がいい

よくわからないうちは、例えば、まず基本位置は天井、部屋の照明がある位置と同じくらいから、使いこなしを始めてみよう

ストロボやライトを、外側につけるタイプの深めのソフトボックス ディフューザーを付ける場合、通常のソフトボックスに比べてのメリットはなく、ディフーザーをつけると、配光もほぼ変わらない、ただデカく重くなるだけ お金の無駄

ディフューザーつけて、使っているのがいれば、笑おうw

ただしディフューザーをつけないなら、浅いソフトボックスに比べ、やや集光性が高くなる(深型のリフレクターと同じ理屈)

本来パラボリックというのは、ストロボやライトを中に入れて、どのくらいの深さで差し込めるか調整できるもので、ファッション撮影で重宝されます

下のようなもの

ブロンカラー・パラのご紹介【アガイ商事オンラインショールーム】


露出計やフラッシュメーターは必要ない、むしろ時間の無駄だし、創造性に貢献しない:英国の一流写真家Karl Taylorの指導【Youtuberから学ぶ写真撮影機材ガイド】

白飛び厳禁バカとポートレート撮影のライティングの基本 英国写真家Karl Taylorによるわかりやすいセット例:ルールは破るためにあるとの金言

記念撮影などでは禁忌の、白飛びはご法度原理主義を創作写真や商業写真に持ち込んで、偉そうに騒いでるのがネットの自称ベテラン(受験バカ世代)に多いらしいですが

絵として好ましく見えるのであれば、白飛びは全然ありです(記念撮影とかでは好ましくないとされることが多い)

以下のように体の輪郭線をリムライトのような感じで照らす場合、若干のフレアっぽい、厳密にはわずかに白飛びっぽい部分があるのが、全体として好ましい印象となります

Lens Flare & Lighting Setup For Sexy Portraitureセクシーなポートレートのためのレンズ フレアとライトのセットアップ

このライティングでは、ライトはすべて、モデルの後ろ側に置かれ、モデルの正面からは銀レフの代わりに巨大なパラボリック(超深型のシルバーアンブレラ)を使ってモデルを照らすという手法が取られています

動画3:42にセット光景 動画6:25

モデルのやや後ろの斜め上に設置するソフトボックスが、長細いタイプのストリップソフトボックスになっているのは、余計なところに光線が飛ばないようにするため

Karl Taylorは下のように意図を解説

Lens flare is generally something that’s avoided in photography, but, as we know, rules are made to be broken. In this sexy portraiture lighting setup tutorial, I explain how I deliberately used flare for creative effect when photographing this angelic portrait of a model.レンズフレアは一般に写真撮影では避けられるものですが、ご存知のとおり、ルールは破るために作られています。 このセクシーなポートレートのライティング設定のチュートリアルでは、このモデルの天使のようなポートレートを撮影する際に、クリエイティブな効果を得るために意図的にフレアをどのように使用したかについて説明します。(https://www.youtube.com/watch?v=ZJo0UeRrXqg

と、ルールは、破るためにあると名言

まあ、写真のブレボケアレは厳禁、風景写真は隅々までシャープなのが好ましいとか言うのも、17世紀には積極的にFlou(ぼかし、ブレ)を使うのが人間の見ている光景の再現に近いと理論構築されてきた、美術のルールを破ったわけですし

アメリカのクライン、フランスのブレッソンも、始めた当時、その時代に常識の写真のルールを無視して、名声を残しました


ソフトボックス ストリップ型 長細いタイプ

OCF ソフトボックス ストリップ型

https://profoto.com/jp/products/light-shaping-tools/softboxes/ocf-softbox-strip

broncolorソフトボックス30x180cm 【33.567.00】

https://www.agai-shop.com/products/detail.php?product_id=790

この種の細長いソフトボックスは、リムライトとして体の後ろから当てて、輪郭や髪の毛を照らす用途などとか、余計なところに光線を飛ばしたくないときに使います 

専用品がなければ、普通の丸形角型ボックスに黒い紙や布を貼って、発光面を狭めるのもありです(機材置いとくスペースがないアマチュアとかホビーカメラマンには現実的な代用w) なお、レンタルスタジオでは、その場で借りれる場合もあるのでチェック


風景写真:隅々までシャープなものが好ましいカルトの歴史:賢者=芸術家は、細かい不必要なものは解像させないという美術理論は17世紀には成立していたのに、その理論に歯向かったプロ写真家たち

カテゴリーアーカイブ: ポートレート撮影

ドーム型、ランタン型ディフューザーと、平型ディフューザーの光質の違い、ハリウッドの特撮美術プロが解説【ライトモディファイヤーの違いの学習】

スターウォーズなど、ハリウッド映画の特撮・美術を手掛け、一旦ミュージシャンに転向、後年はドラマや映画で監督をした後、ゲーム機製造、現在の事実上の奥さんと健康レシピのサイトを経営し、現在は巨大地下核シェルター付きの豪邸に住んで、豪華にセミリタイアのMarkus Rothkranzさんですが、

ボール型のディフーザー、ランタン型のソフトボックス、通常のソフトボックスの違いを解説MarkusPixチャンネル

Flat vs Dome vs Lantern vs Softbox Showdown for Portrait Photography

動画0:33 僕がいわゆるバルブ型(ドーム球形とかランタン型)のディフューザーが嫌いで、平たいディフューザーが好きな理由を説明するよ

平面型のディフーザーは、ディフーザーの面から90度の角度に最も強い光線を発するんだ

上記MarkusPix動画より引用 Cited from the Youtube Video above

一方、ドーム型とかランタン型のディフューザーでは、球形の形状なので、真ん中の光線だけが強く前に進んで、モデルに照射される

上記MarkusPix動画より引用 Cited from the Youtube Video above

こうしたわけで、ドームとかランタン型のディフューザーでは、モデル撮影では顔の部分だけに強い光が当たることになる

動画1:47 というわけで ドーム型ディフューザーとか、ランタン型のソフトボックスは、建築写真などで広い空間にまんべんなく光線をいき渡せるには有効なんだが、

動画1:57 ただ人物撮影では、あまりいいものではない、というのも、

上記MarkusPix動画より引用 Cited from the Youtube Video above

この種のドーム型とか、ランタン型のソフトボックスやディフューザーは、人間の顔の部分の光線のみを明るくさせちゃうんだ これは顔に明るいハイライト(テカリの原因)を作っちゃうんだ【本ブログ補注、光線が均一にモデルに当たらないので、影も強くなる】

まあ、これは発光面が平たい 普通の円形ソフトボックスの配光

上記MarkusPix動画より引用 Cited from the Youtube Video above

ちなみにドーム型のランタンソフトボックスを使うと、

上記MarkusPix動画より引用 Cited from the Youtube Video above

真ん中の光線が、妙に明るくなってるね

どっちかというとこの種のランタン型のソフトボックスは、天井などに向けて光線をバウンスさせて、部屋全体を明るくするのに向いているんだ

****まあ、著作権法の正当な引用で動画の画像使ってますが、あまり多くなると、必要最小限という法律の文章から逸脱して、いけないので画像引用はこの辺にして

動画6:10

ドーム(球形)型のディフューザー(左)と、平面ディフューザー(右)の撮影比較は、平面ディフューザーのほうが光線がフラットになるよね

動画6:27 ドーム球形のディフューザーで柔らかい光線を作るには、天井に向けて発光させてバウンスで使うのがいい

動画6:45 ドーム型(球形)ディフューザーは基本、【壁や天井など光線をバウンスさせて使える】室内で使うものだ

屋外で球体ディフューザーと平型ディフューザーの差を見よう

動画7:10 球体ドームディフューザー 悪くはないけど影が強く出るね

動画7:17 平型ディフューザー、あっ、球体ドームディフューザーより5倍も明るいよ…あっ、10倍明るいね

球形ドームディフューザーは、フルパワーが必要だったけれど、平型ディフューザーのときはストロボのパワーは1/16ですんだ

動画7:53 ドーム球形型のソフトボックスは、光線は柔らかくなるが、影は柔らかくならない【ブログ補注 モデルの周りの光線を外側にちらしてしまい影を明るくしないから】

動画8:12 使えるんなら銀アンブレラを使うのは全然かまわないんだけど、 

動画8:34 リフレクターは、影を柔らかくする効果があり、ディフューザーは、光線を和らげる効果があるんだ

動画8:43 光源の大きさが小さいと、顔のテカリが増え、大きくなると、テカリが消え光線がソフトになる

動画9:03 繰り返し、リフレクターは、影を柔らかくする効果があり、ディフューザーは、光線を和らげる効果があるんだ

動画9:10 まあディフューザーなどモディファイアーは、でかいのがいいんだが、実際は風が強いなどで使えないことがままあるので、僕はこの小さな小型の平型ディフューザーを使うわけさ

**Markus Rothkranzさんは、監督をやめてからも、自分の豪邸にハリウッドの俳優や監督たちを下宿させたりしたり、現在も映画などの特撮のアイディアの相談を引き受けて、動画から完全に引退しているわけではないです


PortraitPoser 写真動画撮影に関するネタを各国から集めるサイト

油絵など、絵画の写真複写のライティング方法解説【写真撮影のテクニック解説】

英国写真家Karl Taylor宝石や金属の光沢のある商品撮影を簡単にする、組み立て式LIGHT CONEを3サイズで販売開始【商品撮影ライティング補助機材】

似たものは、これまでもありましたが、ドーム型で大きく、しまうのが厄介だった。

今回、Karl Taylorは使わないときはじゃまにならないように平らにできるタイプのLight Coneを発売しました

LIGHT CONE: Professional, Shiny Product Photography MADE SIMPLE!

アイディア商品なので類似品がすぐ出るだろうと言う話もありますが、彼は材質は特製なので、類似品が同じ効果を出せるとは思わないとのこと

アメリカのB&H

や、米国や英国のAmazonでも販売予定だそうです(日本のアマゾンは知らない)

V-FLAT WORLD The Light Cone x Karl Taylor for Phone (Phone)

https://www.bhphotovideo.com/c/product/1724053-REG/v_flat_world_007p_the_light_cone_x.html

人物スタジオポートレート撮影のライティングの基本:ライトの数とソフトボックスの大きさによる変化を解説【ライティングによる表現の変化を学ぶわかりやすい写真の学校】*ヌードあり

点光源でのライティングの限界

ハリウッド映画界で活躍した特撮監督が、ソフトボックスやアンブレラが使えない環境で、ソフトライトを作る方法を伝授【ハリウッド映画で活躍したYoutuberに学ぶライティングの工夫とヒント】

では、いろいろな都合で、ソフトボックスやアンブレラなどの面光源が使えない場合、点光源である小さいライトをむき出しのママ直射で、四方に並べることで、ソフトボックスと似たような効果を生み出すトリックを、

ハリウッドの特撮で活躍したMarkus Rothkranzさん、Youtuber、MarkusPixの動画を紹介しましたが、

このやり方は、いわゆる点光源の硬い光線でも、ソフトライトに見せかけるトリックではあっても、

ソフトボックスやアンブレラ紗幕を噛ませない、光源からの直接の光は、点光源で硬い光線のままであるのは変わらないので、

ライトやストロボに、ディフューザーをなにも噛ませない状態で、モデルの4方に配置して、影が目立ちやすい環境で試すと、

影があちこちに出ちゃいますね、しかも強めの影が。

ライトの数を増やし、設置位置を増やすことで背景の影は消せますが、所詮は点光源の集まりで、面光源を作らない、トリック手法なので

スポットライトの数を8個にし、8箇所モデルの周りに配置した例 

ちょいと腕を上げたりすると、影が目立ちやすい場所では、点光源を面光源に見せかけるだけの、トリックはトリックなので、ぼろが出る場合もあります。まあ、大きなソフトボックスなどが使えない環境では便利なトリックなので、初歩として覚えるといい。

ライティングでの大きな面積を持つ発光部のある、面光源の必要性

こんな訳で

影を弱めるためには、見かけの発光面積を増やす(面光源を作る 点光源を面光源に変更する)、ソフトボックスやアンブレラ、紗幕がやっぱり必要になる場合もあるわけです。

発光する部分が小さな、ストロボやライトの発光面積を見かけ上増やすのが、モディファイアーと呼ばれることもあるソフトボックスやアンブレラですが、大きければ大きいほど影が柔らかくなります

Left 80cm Octagon, Right 150cm Octagon 左 80cmオクタゴン型ソフトボックス 右150cm オクタゴン型ソフトボックス

左の80cmの小さいソフトボックスに比べると、大きな150cmのオクタゴンボックスで撮影したもののほうが、影の出方が柔らかくなり、陰影の付き方がきつくなくなることがわかるでしょう 足元と腰の部分を見るとよく分かる

ただ、スタジオ内(室内)で他に光線がない環境だと、差がよく分かるというだけで、

屋外で、ストロボやライト以外の、明るい太陽光や、地面の反射などの「環境光」があるところでは、太陽光や反射光が、影の部分を和らげたりで、ソフトボックスやアンブレラは、サイズがでかいものを持ち込むのは、めんどい割には、さほど差がないということもありえますので、自分の体力で使える範囲の大きさのものを持っていくといい 英国の写真家、Karl Taylorは、屋外に持っていくオクタゴンなら、150cmが全身ポートレートの場合はおすすめというです バストアップならもっと小さいサイズでもいい(小さなものは距離を近くして使う)

ライトを増やしていくと、写真表現にどう違いが出るかを、以下参考サンプルとともに解説しましょう

写真の上達は、感性とセンスではなく、太陽光など、光、ライトの基本を知り、扱い方を覚えることから始まる

1:まず、モデル左斜上からのキーライト、80cm オクタゴンをつけたストロボのみの例 Key Light Only

2:モデルの左右斜め上から80センチオクタゴンをつけたストロボを設置照射 Key Light and Fill Light

光源が2つになったので、足元の影が2つ出るようになります 大きなソフトボックスやアンブレラを使うと影を弱めることはできます

3:クラムシェルの応用で、モデルの下から斜め上向きにストロボを足し、合計三灯で照らす

モデルの影が和らいできましたが、足元の二重影はまだ残る

4:天井にあるライトを照らしトップライトとして4方向からモデルを照らす

5:モデルの左右斜め後ろにリムライトを配置して実験

まあ、足元の二重影はしつこく残りますね

これどうやって消すかというと、単純に左右斜め前のソフトボックスのサイズを大きなものにするといい

やってみましょう

6:モデルの左右斜め上にある80cmオクタゴンソフトボックスを、それぞれ150cmのものに交換* 大型オクタゴンが高い場合は、比較的安値の150~180cmのアンブレラに傘トレという方法もあります

巨大なオクタゴンソフトボックスを使ったことで、足元の影がほとんど目立たなくなりました

このブログでは、柔らかい光線で包まれた中での、ライティングはそれほど難しくないとあちこちで書きました。ここでお見せしたように、広いスペースのスタジオに行き、できるだけ大きなソフトボックスを噛ませたライトなどを四方八方から当てれば、柔らかい光に包まれたスタジオでのライティングは、割と初級の人でも簡単にできるわけです。

常に大きなソフトボックスやレフ板、紗幕が用意できるとは限らないので、この記事の上のリンク記事の、Markus Rothkranzさんのような、むき出しストロボやライトでの、トリック撮影も必要になる場合もありますが、基本は発光面が大きなライト=ソフトボックスやアンブレラで、見かけ上発光部分をふやしたほうが影が柔らかくなる、光の柔らかなものとなるということを覚えておきましょう

人物ポートレート撮影、ヘアライト、キックライト、リムライトとも呼ばれる(Portrait and Hair(Rim) lights)体の輪郭線を立体的に見せるライトの役割【基礎ライティング講座 *ヌードあり】

ーーーーーーーーーーーーー

画像の利用条件は、日本政府への寄付金一億円(画像一枚ごと、一回に付きです)とし、使用にあたっては寄付を証明する書類などの画像を同時に表示してください、画像使用にまつわる寄付の証明を同時に提示しないでの、勝手な利用は全て不正利用とみなし、

日本政府を当ブログの代理人とし、その不正利用者から、当ブログとの連絡なしに、使用にかかわる寄付金を徴収する権利を、認めます。

ーーーーーーーーーーーーーーー

ストロボバウンスのみでのポートレート撮影の参考ビデオ教材