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カテゴリー: ライティング機材と光質の調整

ビューティーディッシュを利用したクラムシェルライティング【ポートレート撮影基本ライティング】

アメリカのシカゴをベースにする写真家John Gressさんの解説

ビューティーディッシュ(オパライト)は、大昔からある撮影機材で、

基本は、

モデルの顔の真正面に置く とりあえずは45度に傾けて

モデルの頭か目の上おでこあたりと、ビューティーディッシュの下の端が同じくらいの高さ

胸に、ビューティーディッシュの中心が来るようにする(もしくは頭、モデルの顔つきによってどちらが良いか調整しよう)

ビューティーディッシュ(中心)とモデルの顔の距離は、ビューティーディッシュの直径と同じくらいが設置目安

で、とりあえずは、正面側からはビューティーディッシュ一個でのライティンが基本(バックライトやリムライトを置くのは構わない)

というのが、基本なのですが、上の基本設置は、結構日本のサイトやネット解説では業務経験長いプロカメラマンを含めて無視され、ソフトボックスの変種のように使うように指導していることから、意外と知らない人もいるでしょうwそう、日本でのビューティーディッシュ(オパライト)の使い方解説は、基本が教えられていないことが多数ありすぎw

グリッドやディフューザーを噛ませると、特有の配光特性が弱まり、ビューティーディッシュでなければというほどでなくなることが多いです。(まあディフューザーやグリッドをつけても、僅かに残る他のオクタゴンなどとの光質差のために、あえて、ビューティーディッシュを使う人もいます。)

ただ、あまり細かい違いになると、細かいライティング機材の生み出す光線の質の差より、モデルの表情やポーズのほうが、良い写真かどうかを決める基準となってくるので、撮影目的で取り回しの良い機材を使うのが良い


さて、ビューティーディッシュが活躍するのは、クラムシェルClamshell Lightingのキーライトとして、使うパターンがありますが

Clamshell Lighting Tutorial クラムシェル ライティング チュートリアル

クラムシェル撮影も、ビューティーディッシュに関しては、上で解説した基本位置にセットすることになります

上の動画で使っているのは22インチ=55センチ まあこういったビューティー系の頭=ヘッドショットなら、このくらいの大きさを選ぶのが設置距離(モデルとビューティーディッシュのは位置距離の目安は、ビューティーディッシュの直径と同じくらいが推奨なので)*腰まで考えるなら、70-80センチくらいのほうが

クラムシェルなので、下から照らす別のソフトボックスがいりますが、

35*90cmの長細いストリップタイプのソフトボックスをモデルの下側に置く

下側のソフトボックスにつけるストロボのパワーは、上のビューティーディッシュにつけるストロボのパワーの1/4のパワーになるように設定すると、

動画2:00 で解説 まあ、F8の絞り撮影がこのセットでの標準絞り値

動画2:58 では、ビューティーディッシュの中心が顔の真ん中に来るようにと指導し、胸に来ないようにとしていますが、この動画では、実際には、ビューティーディッシュの中心は、顔の下の顎あたり、モデルの鎖骨あたり上胸の当たりにもきてますね(まあこのへんで、人によって設置角度で違うこと言ってるように、なるわけです モデルの顔つきによって適正な角度は変わるので、試し撮りで適切な角度を調整)w。

まあ、下側のライトは使わず、レフ板(銀レフ)で代用もありです。 ストロボが違うメーカーのものの場合、発色がやや異なる事もあったりするので、複数、色が若干異なるストロボやライトを同時に利用するより、下側はレフ板の方があるいは正解の場合もあります

(下のような専用のものもあります)

How to use a Curved Reflector? | Ask David Bergman

まあ、こうしたレフ板(及び類似商品)はバカでかいので、代用を自作とかで工夫してみるのが、↓のもとハリウッド特撮プロのMarkuspixさん

Clamshell Lighting Methods Galore for Beauty and Glamour Photography

動画7:47から、いろんな自作とかの代用品を、提唱しています


オクタゴンソフトボックスの配置と高さの目安【ポートレート撮影 ライティング機材・オクタゴンの基本の使い方】

ポートレート撮影での、モノブロックストロボの必要ワット数の目安:スタジオ機材

ただ

画質にこだわり、低感度のISO100、絞りをF8くらいに絞る前提(通常の商業ポートレートとかF8-16くらいに絞るのは普通)にこだわるとしたら、

どのくらいのパワーが要るか?目安についてアメリカのシカゴで活躍中のJohn Gressさんが解説

*この動画は、基本はモデル1名での想定なので、人数が増えれば、ストロボの数を増やすか、パワーを上げる対処がいる

How many watt-seconds do you need for portrait photography?ポートレート撮影に必要な【ストロボの】ワット秒数は?

動画 3:12 ビューティーディッシュを、基本設置位置で使う場合は、モデルとの距離が近いので、F8で20~40Wのパワーのストロボがあればいい

動画3:15 ヘアーライトや、エッジライトなど、アクセントライトに使うストロボは、50-150wくらいの出力が目安

動画4:18 200cmくらいの巨大ソフトボックスを使う場合は、F8で撮影するなら、1200W(ISO100)はほしい、絞りを開けるなら250wくらい(特に説明はないですがF4あたりの絞りなら、250wくらいのストロボパワーということらしい)

まあ多人数のポートレートなどをする場合などで、こうした1200Wストロボが必要な場合もあるので、作られているといいます

としています

外でなら、動画6:04 3つのスタンドにそれぞれストロボを付けて、一人のポートレートを撮影するとして、F11 ISO100で撮影するなら、ストロボパワーは250-500wはいると(プロのポートレートは、べらぼうに絞ってあるのがじつは普通。機材売りつけプロやイベントでは絞りを開けて~=とか、ボケる大口径レンズ売りつけモードになっていますが)人数が増えればもっとパワーが要るようになります

また、感度400~800くらいの撮影の品質で問題ないなら、感度を上げて見かけのストロボパワーを上げるというトリックで、400wのストロボが、ISO800では、見かけ上3200ワットのスーパーストロボに化けます。

このため、自分のカメラのISO400~800の画質水準で、文句がないなら、300~400w位のストロボでも大抵のことは間に合います


2m超えの超大型オクタゴンソフトボックス 

LB-O-L Luxbanx Large Octagonal Softbox (84″

https://www.impactstudiolighting.com/product/4633/Impact-LB_O_L-Luxbanx-Large-Octagonal-Softbox-(84%22)

84インチ=213センチの超大型オクタゴンソフトボックス、250w以上のストロボに接続が推奨

ストロボをソフトボックスの中にいれる反射式オクタゴンは、安物に多いというイメージもありますがエリンクロームは、最高級190センチの大型ソフトボックスでは、反射式を採用 安物と違うところは スタンドとの接続が外側で行うため、安物の難点、ブームスタンドがないと、角度がつけにくいというデメリットがない

Elinchrom Litemotiv Indirect Octa 190cm


撮影用ライティングモディファイアー:ビューティーデッシュの配光の原理と基礎:プロみたいなポートレート撮影The Nature of Beauty Dish

写真用モノブロックストロボのワット数と、選ぶ目安【スタジオ用ストロボのパワー】

スタジオ機材 ブームスタンド(ブームアーム+三脚、スタンド)の使い方

アメリカのカメラ販売店Adoramaの解説 見れば英語わかんなくてもわかるので解説は抜き

Boom Arm Basics | LIVE with Gavin Hoey
Beauty Light with Speedlights | Take and Make Great Photography with Gavin Hoey
Hair Light With Speedlights | Take and Make Great Photography with Gavin Hoey

この他の応用例は、

安くてとても軽いが、角度をつけにくい、ストロボを中にいれるタイプの反射型のワンタッチソフトボックスも、このブームスタンドに付けると、角度がつけられるようになります

3000円のソフトボックスを買ってみた


ブームスタンドは、

コンビブームスタンド黒(サンドバッグ G100付)

https://www.manfrotto.com/jp-ja/combi-boom-stand-black-aluminium-with-sandbag-420b

これは、持ち出し用とかワンオペ用のものなので、スタジオで使うならもっと大きくでかいものをがいい 大型のも、最近は中国メーカーが2万円ほどと格安のを出してきていますので、アマチュアとか趣味くらいならあるいは中国製でいいかも?

最近は中国製のやすいものがありますが1万円くらいのものがだいたいこれの対抗品 アマチュアとかで酷使しないなら、中国製でも良いかも?ただしアームが、マンフロットのものは、2mくらいまで行きますが、中国製の似たようなものは150cmくらいと、長さに差があります

ライトスタンド、Cスタンドにのせて、ブームスタンドとする

ダボや、ネジアダプター(マンフロット(Manfrotto) 1/4インチ-3/8インチ メスアダプター 119)などを三脚につけて、ブームスタンドの代用とする手段があります。 まあブームアームの大きさと重さに合わせた大きさと重さのあるスタンドか、あるいは三脚を用意しないといけないですが

これもランクと大きさが色々ありますが

エルピーエル LPL
L29543 [ブームユニット BU-1501SP]

https://www.yodobashi.com/product/100000001002745845

1キロ以下で、軽く、上に乗せるソフトボックスやストロボが小さく、スタンドもある程度頑丈なものなら乗せても、なんとかなり、ちょいとした撮影には持っていってもじゃまにならない。 まともに使えるブームアームの中では、かなり軽量で、上で紹介した反射式のソフトボックスと合わせると、角度が簡単につけられるようになって、便利です(反射式ソフトボックスは5~600グラム+このブームアームが公称1200g(実測1.3キロ)なので、普通タイプの同じ大きさのソフトボックスが1.4~2キロくらいであることを考えると、重量的には同等となる)*ただし、軽めなので、耐荷重量は2キロ

また、日本ローカル仕様なので、17mmオスダボ仕様、中国メーカーのライトスタンドはオスダボが大部分なので、アダプターがいる場合もある。 ダボも日本メーカーは17mm 中国や欧米メーカーは16mmとなっているので、変換アダプター(エツミ スピゴットアダプターメスメス)がいる場合もあります。海外製のメスタボのストロボやライトを接続するには、TOKISTAR 撮影用アクセサリー スピゴット TS-620-STなどがいる場合もある(中国メーカーのスピゴッドは、16mmで1mmほど細くなる)。

まあ日本は、国内市場保護の目的か、変なガラパゴス独自規格を乱発したため、海外では普及せず、海外製品が簡単に手に入れられるようになって、日本メーカーが衰退したのは当然。

最近はアマゾンで5000~10000円くらいでうっているものも、ダボが海外規格で、メス(16mm)の違い以外は、上のLPLのものとよくにてますが、重量は2キロあり、耐荷重量は5キロと上のLPLの製品とは、全く異なるものです(重量三キロで耐荷10キロのも、中国メーカーから、このくらいの価格で売ってたりします。買ってみたらアメリカのカメラ販売会社用に中国の会社が製造しているものを、ノーブランドとして売ってるもので、アメリカの会社のロゴが付いていたw)

まあ、2.7mくらいまで伸ばせる

スーパーブーム 黒 270cm(スタンド別)

https://www.manfrotto.com/jp-ja/black-superboom-stand-not-included-025bsl

など、もっと大型のものもあります

ジュニアブーム 163cm – 300cm

https://www.manfrotto.com/jp-ja/junior-boom-arm-with-counterweight-d650

もっと大型のものも当然ありますが、この記事では割愛

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ブームアームとライトスタンド接続のスピゴッドやダボは、16mmの海外標準と、日本独自の17mmがまだ混在していますが

日本規格の17mm(17.5mm)タブやスピゴットを、海外規格16mmのダボとスピゴットに変換するアダプター

ストロボとソフトボックスが1セットしかないときの、リムライトを生かした商品撮影の方法【分割撮影と合成】一回で適正な露出を得られない部分は別に露出を整えて撮影、合成

米国のAdoramaの指導動画 ライトが一セットしかなくても、3セットあるような撮影を、ライトを移動させながら3回撮影、そしてできた三枚の写真を合成で、一枚の、三灯ライティングのような撮影写真として生み出す解説

Rim Light With One Light | Take and Make Great Photography with Gavin Hoey1つのライトでリムライト撮影 | ギャビン・ホーイと一緒に素晴らしい写真を撮りましょう

動画6:28 からPhotoshopの自動配列(この動画では、撮影者が各レイヤーの微妙なズレ補正は、手動でやってますが)を使って、ライトの位置を変えて撮影した写真を、レイヤーのスクリーンモード(好みで他のモードを使うのはあり、また、撮影によってはカラー比較(明)、あるいは比較(明)の方がうまくいく(Photoshop, Affinity Photo共通))で、合成するというトリック撮影

商品撮影では結局は合成に頼ることが多くなるのは、

以下の英国のKarl Taylorのストロボの商品撮影のトリック説明でも明らか

‘How To’ Rim-light and light a black product shotリムライトで黒い製品ショットをどうやってライティングするか

この場合、ストロボの背面のLEDライトの明るさと、ストロボ本体の露出を一回で整えるのは困難なので、ニ回に分けて撮影

大きなソフトボックスの前に、撮影製品を置くが、製品本体に直接ソフトボックスからの光線が当たらないように、黒いボードで製品の後ろからのソフトボックスの光をカット(この種の撮影技法はリムライト演出でよく使われる、基本テクニック)、

動画7:00 あたりから、製品の斜め前から細かいグリッド(照射角度を狭め、余計なところへの光線の漏れを抑え、光質の直行性を増やす)を噛ませたストロボで本体を照らす

ただし、背面のLEDの明るさを、一回の撮影では露出に収めきれず、表現できないので、

9:07から背面LEDライトを照らした2回目の撮影を行う

最終仕上げは露出のあった部分の合成

まずライトスタンドは5本はあったほうがいいとわかります

玉ちゃんのライティング話

第33回 段階露光したカットをデジタル合成

解説 : 玉内公一 Shuffle 玄光社 2012年07月03日

https://shuffle.genkosha.com/technique/lighting/8108.html

時計などのテカリものの物撮り、ライトの位置を変えながら複数枚の写真を撮影、フォトショップでその複数写真をレイヤー合成

ライティング機材が1セットしかなくても、複数のライトでライティングしたかのようなレイヤー合成撮影のトリック:Affinity Photoでの解説

ソフトボックス兼用折りたたみ式ビューティディッシュ(オパライト)サイズの選び方

ビューティディッシュは、大昔からあり、金属の皿のようなものが基本でしたが、最近は折りたたみ式というのが各社から出始め、Profotoのもので2万円くらいから、その他メーカーのものが1~3万円位で出回るようになりました

Profotoは高めですが、小さくたためる、高いなりのメリットもあります

こうしたものは、オクタゴンソフトボックスのようにも、ビューティディッシュのようにも使えるので、折りたたみができない金属製の円盤のビューティディッシュが、やや廃れる原因となりました

さてサイズですが、

この種の折り畳める、ソフトボックス兼用のビューティディッシュは、ディフューザーを噛ませて、オクタゴンソフトボックスとして使うなら、好きなサイズ選べばよいのですが、

ビューティディッシュ(オパライト)として使うのであれば、モデルの顔正面斜め上という、お決まりの位置に置かないと、ビューティディッシュの配光は生かせないことは、

撮影用ライティングモディファイアー:ビューティーデッシュの配光の原理と基礎:プロみたいなポートレート撮影The Nature of Beauty Dish

小型の小さいビューティーディッシュ(オパライト)って、意味あるの?ストロボアクセサリー

などでも解説しましたが、

基本位置での使用の場合、ビューティーディッシュとモデルの距離は、とりあえずビューティーディッシュの直径と同じくらい長さの距離のところに置くのが、一応基本の目安であるため

あまり小さいものは、モデル真正面に置くと、カメラ位置によってはライトスタンドがじゃまになるので、別途ブームスタンドとか、ブームアームがないといけない場合もあり、

設置位置の都合から、ある程度大きめ、小型オクタゴンソフトボックスとしても使える、70~80cmくらいの折りたたみビューティディッシュか、それより大きめのものを念頭に置いて考えたらいいでしょう

ただ、個人の自宅とか空間が取れない場所での撮影だと、55cmくらいの選択もありですね


「折り畳みビューティーディッシュ」で自由な光を手にいれる!

ポートレート撮影で大活躍 持ち運びしやすくなりB2 250 AirTTLとの相性も抜群!

2016年2月23日 12:48

デジカメウォッチ

https://dc.watch.impress.co.jp/docs/review/special/743766.html

大型ソフトボックスを英国写真家Karl Taylorが解説: 別売のエッジマスクは、物撮りに重宝

ブロンカラーの出す、120cmX180cmのソフトボックスの紹介

Mastering Light: The Heavyweight Champion of Softboxes Revealed!

Broncolorが広告写真などでこのまれるのは、大きな規模の撮影にも対応するアクセサリーが豊富なことも理由にあります

GodoxはJinbeiなどの中国メーカーだと、こうした大掛かりな撮影に対応する機材や細かいマスクなどの拡張品アクセサリーまではつくっていないことが多い(逆に言うと中規模くらいまでなら、Godoxが悪いとは言えないのは、Karl Taylorも時たま、GodoXの安いストロボでもきちんと使えるという動画を見せることで明らか)

他のブランドで同サイズは、

Impact Luxbanx Extra Large Rectangular Softbox (54 x 72″)

https://www.bhphotovideo.com/c/product/884425-REG/impact_lb_r_xl_luxbanx_extra_large_rectangular.html/specs

まあ、あるいは、大きな紗幕パネルの後ろに、アンブレラを噛ませたストロボを数台おいて、大きなソフトボックスのように使うのも普通に行われています

主に全身ポートレートで使われます

動画4:07 のように、真ん中を黒くマスクするような、細かいアクセサリーが完備しているのが、高いソフトボックスを売っているメーカーならでは(broncolor(ブロンカラー) エッジマスク ソフトボックス 120×180用 フレーム幅10cm、 Window Maskとか、Edge Maskとか呼ばれたり、 Profotoも似たようなマスクツールが有る)

Edge Mask for 120x180cm Easy-Set Up Umbrella Softbox – CLEARANCE

https://www.essentialphoto.co.uk/products/120x180cm-edge-mask-for-pixapro-120x180cm-easy-open-umbrella-softbox

使い方は、上の動画4:36のように、モデルの瞳のキャッチライトの形を変えたり、

動画4;57のように、ビデオカメラなどの機材の商品撮影ライトで使うテクニックも紹介されています

動画5:50 150cmのオクタゴンソフトボックスが、ほとんどの人には、使いやすさなどでメイン機材となることが多いだろうが、このサイズのソフトボックスは有益と諭しています

人物の撮影で、コッタ撮影では2m近いレフ板やライトボックスが、何枚も並べて使われているのをたまにネットでも見るでしょうが、全身なら、本来はソフトボックスやレフ板は、これくらいの大きさが普通と


大部分の人にはより扱いやすくて汎用性があるとされる、

150cmのオクタゴンは、ブロンカラーのもの以外には、

中国のJinbeiのワンタッチ型150cm(Jinbei KE150cm Octagon Quick Open Softbox Model KE150cm)

Jinbei K series 150cm Octabox with quick umbrella mechanism

140cmのGodoxの組立型のものがあります(Softbox GODOX SB-FW140 grid 140cm octa

Godox 140cmオクタゴンソフトボックスの組み立て、分解解体の解説動画


The Ultimate Guide to Softboxes: The Anatomy of Light Shaping Toolsソフトボックスの究極ガイド: ライト シェーピング ツールの構造

Jul 03, 2021

Illya Ovchar

PetaPixel

https://petapixel.com/softboxes


パラボリック(パラ)の解説: ファッションポートレートの基本機材

Godox 140cmオクタゴンソフトボックスの組み立て、分解解体の解説動画

ブロンカラーや、Profotoなどの高価なものと異なり、GodoxやNeewerなど中国メーカーのソフトボックスは、細かいところが雑だったり、微妙な品質管理の甘さから、組み立て分解にものすごい力がいる場合があり、不評ですが

値段は高級メーカーの数分の1なので、多少の粗さや不便があっても、まあそんなものでしょうとしか言えないことがあります

140cmのオクタゴンが1万円以下で買えるのは、理由があるからなので 

妙な、過去の日本製ならば~、とかいう人がいますが、過去の日本メーカーでも、こうしたカメラ・光学用品で一万円以下の製品なんか、品質、仕上げがかなりお粗末なものは普通でした(シグマのレンズも昔は、ギヤじゃなくて、安っぽいゴムベルトでモーター連動させてる、超絶お粗末なものが普通だった)

Godoxが出している組み立て式の140cmオクタゴンソフトボックスの組み立てと、解体の解説動画

GODOX 140CM octagonal Baorong grid softbox—Installation and disassembly

こうした組立型のソフトボックスは、なれないと組み立て、分解に時間がかかるデメリットも有り、

最近は、スピードリング=ストロボマウントアダプターが、ボーエンズのタイプでも、ワンタッチで傘のように開くタイプの、ワンタッチソフトボックスが出ていて、

下のように、中心に金属リングを付け、ビューティーディッシュも兼用できるタイプもあります

Ambitful 23in studio photo beauty dish

ですが、折りたたみのときに、マウントの金属リングが外せないので、畳んでもかさばるというデメリットも有り、こうした完全分解式には、移動時のスペースが少なくて住むというメリットもあります

ーーーー

Godox, Neewer, Selens, Ambitfulなどの中国製メーカーのソフトボックス

光の質的には高級品と大差がないです

ただ組み立て製造精度などで、荒い物が多いので、パラボリックタイプでは、製造精度が光線の質に影響する

下の動画にある、パラボリックと呼ばれるもの、深い銀傘は、Godoxも最近ブロンカラーと似たものを出しましたが、精度がやや低く、配光が少し雑になるなど、製造精度の差が目立ちやすいタイプのものもあります

broncolor Para – the choice of legends.

また、高級品は分解組み立てがスムーズになるように、出荷前に、部品の組み合わせがいいか?など検証テストにコストをきちんとかけられていますが、中国メーカーはそのへんの管理がやや雑なので、一回組み立てたあと、分解するのに、ものすごい力がいる、などのハズレ品が多くなったりします

室内などで、ストロボで太陽光を再現するにはグリッド(ハニカムグリッド)

ハレの日の屋外は、

太陽光=強い直行性の光線

と、

太陽光が大気などで拡散されたり、地面や海面からの反射による「環境光」で成り立っています

環境光は、ソフトボックスやレフ板をあちこちに配置することで代用できますが、

それだと太陽の、強い直行性のある光線が抜けているので、室内などでの強い日差しの再現が難しい

そこでストロボの光線の直行性を増す、グリッド(ハニカムグリッドあるいはフレネルなど)を噛ませた、光量の高いストロボを、実際の太陽の角度に近いところに配置します(ソフトボックスは使わない) 目の細かいグリッドほど、ストロボやLEDの光線の直行性を再現できます

ビューティーディッシュ(オパライト)を使った応用ポートレートライティングを英国の写真家Karl Taylorが解説

ビューティーディッシュ(Beauty Dish)は、販売会社やメーカーが、多数の人間に買わせようと、ソフトボックス的に使えるという、派生型の使い方を宣伝しすぎたことから、

巷では基本の使い方を全く解説せず、本来はおまけで、こういうソフトボックスみたいな事もできますとか言ったパターンの使い方が、本来の使い方であると勘違いさせるような解説が、特にに日本などで溢れたりシていますが、

基本の使い方は、ソフトボックスのような、影を和らげるものではなく、ビューティーディッシュは、影を美しく演出するもので、以下に説明したよう

ファッションポートレートで、オパライト(ビューティーディッシュ)を使うときの注意【ポートレート撮影モディファイアーの使い方】

撮影用ライティングモディファイアー:ビューティーデッシュの配光の原理と基礎:プロみたいなポートレート撮影The Nature of Beauty Dish

小型の小さいビューティーディッシュ(オパライト)って、意味あるの?ストロボアクセサリー

モデルの顔の正面の上斜め45度くらいの角度から、モデルの顔、あるいは胸辺りに、ビューティーディッシュの発光の中心が来るように調整し、ディフューザーもグリッドも、モデルの正面側にはレフ板や、追加ライトも使わず

撮影するのが、ビューティーディッシュの基本的な使い方です

さて、こうした

モデルの正面は、ビューティーディッシュ(70cm)一個をメインライトとし、

後ろ側に3このライトを設置して撮影した例を、英国の商業写真家Karl Taylorが解説

Why I Use This Professional Portrait Lighting Setup Time and Time Again!私がこのプロフェッショナルなポートレートライティングセットアップを何度も使用する理由!

本来は、ビューティーディッシュは、上のような、明暗のメリハリの効いたポートレートを撮影する道具で、ディフューザーなどをかませてソフトボックスのように使うのはあまり意味がないもので(まあ、使ってもいいんですが、かさばるビューティーディッシュ持ち出してまでやる意味は?)、

シルバーアンブレラや、パラボリック(パラ)と、近い性質のスタジオ機材です

動画5:53 から、これらのポートレートでのライティングの配置が出ていますが、

モデルの顔正面斜め上からの70cm のビューティーディッシュ 一灯

モデルの左右を照らす斜め後ろのライト 2

後ろの壁を照らすライト 1

後、モデルとカメラの間、左右にフレアー防止の、ハレ切りの大きなボードを設置

ビューティーディッシュの基本的な使い方


デジタルフォト達人への道

プロのようにスタジオを使いこなす 第2回

解説:スコット・ケルビー 日本語版監修:早川廣行

Shuffle 玄光社

https://shuffle.genkosha.com/technique/scott_kelby/8026.html

写真の部分部分の明るさを、暗くしたり明るくしたりする覆い焼きブラシ、焼き込みブラシ【Affinity Photo】

ライティングとその機材は、現在も写真表現においてもっとも大事なものですが、

デジタルカメラが普及して、デジタルデーター写真が普及になってからは、撮影時の照明や光線の追い込み以外にも、撮影後に、フォトショップなどの画像編集ソフトでの、疑似ライト効果を、レタッチで付け加えることが可能になりました。

撮影時のラィティングがもっとも重要ですが、

撮影時に、場所的な関係で背景が暗くなった箇所とか、予算・時間が与えられなかったため、特に背景で、ライティングが荒っぽくなって、背景が整理されていない(黒レフなどをおいて、暗くスべきところが、予算や人員、時間の都合で、撮影時明るくなったままとか、背景の一部だけを明るくするにも、ライトの数が足りなかったとか)

といった、撮影時に未完成になったライティングを、フォトショップなどの画像編集ソフトで、デジタルライティング補正で、ある程度補うことができる時代となりました・ これらの手法はフィルム写真が全盛の頃は、印画紙にプリント現像するときのテクニックだったので、フィルム現像の一種でした。このため、デジタル写真でも、RAW現像と言いたがる人も多いのですが、デジタルでは単なるレタッチ作業の一環となります

まあ、こういったライティングの、フォトショップなどのレタッチソフト後補正は、3Dソフトのレンダリング画像でも応用できます


まず、撮影時に追い込むことが難しいのは、細かい部分の明暗をうまくコントロールできないこと

完備されたスタジオで、時間にも余裕があり、色々スタンドや何から整った環境ならともかく、

出張とか屋外で、予算と時間が貰えなければ、持ち込める機材も制限され、小さな部分まで追い込むライティングが雑になるのは仕方がない

こうしたときに、フォトショップなどでの、デジタル補正によるなんちゃって「補正ライティング」の出番が回ってきます

色々な手法があるのですが、今回は、ブラシでの補正ライティングのやり方

フォトショップによる、補正のやり方は溢れているので、ここではAffinity Photoでいきましょう

Affinity Photoには、左側にブラシ選択アイコンがありますが、

覆い焼きブラシツール ブラシで塗った部分が明るくなるツール

焼き込みブラシツール ブラシで塗った部分が暗くなるツール

スポンジブラシツール 「スポンジ」とかいう名称がついているため、ナンノコッチャといわれたりしますが、選択部分の彩度を上げたり下げたりするツール 「彩度の上下」機能と、「スポンジ」という名称の関係は、不明w

まず、以下のカメラマンが著作権放棄した写真があります(Pixabay https://pixabay.com/ja/photos/%E5%A5%B3%E3%81%AE%E5%AD%90-%E6%B5%B7-%E3%83%93%E3%83%BC%E3%83%81-%E8%8B%A5%E3%81%84%E3%81%A7%E3%81%99-429380/)ので見本として利用

「覆い焼きブラシツール」を選び、

まあ、左上の設定画面で例えばこんな具合に設定して(お好みで)、

モデルが黒人なのに、背景がやや暗めなので、モデルが引き立ちにくいため、

空と、手前の砂浜の部分を「覆い焼きブラシツール」で、明るくしてみたのが以下の例

覆い焼きブラシや、焼き込みブラシによって、指定した写真の一部分の明るさを変えて、写真の本来の主要モデルに関心を向かわせる、画像編集ソフトでのレタッチは

実写のときに、機材や場所、費用、人員様々な理由で追い込めなかった、露出やライティングを、後から補完する、デジタルライティングとして、重要になります

Dodging & Burning (Affinity Photo iPad)覆い焼き&焼き込み

RAW現像商法を見抜くには:その先生レイヤー全然使ってないだろwレイヤーを使いこなせないのにRAW現像を勧めるセンセイたちの暗躍