ゴーン大脱走事件 日本大使大久保、レバノン法務大臣に、ゴーンがベイルートでの国際記者会見で、日本政府関係者の実名あげての批判を避けたことを感謝しに会いに来たとレバノン地元報道: カルロス・ゴーン元会長のイスラエル入国罪に関してレバノン国家検事は不起訴処分(というか普通みな尋問で終わってるザル法+イスラエルと敵対するヒズボラが訴訟に参加しないと態度表明し、反ゴーン、反腐敗運動の中心政治家が、日本の司法に呆れ返って、あんなとこの裁判待つ間、ゴーンはこの国で大臣してるといいとまで発言していたので当然の結果ですが)
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2020年一月13日、レバノン情報省は、レバノン政府大統領府付き法務大臣に、日本レバノン駐在大使大久保が会いに来たと報道。
Jreissati, Japanese ambassador tackle developments on Ghosn’s case(Jreissati【大統領府付き法務大臣】と日本大使は、ゴーン事件の今後について討議)
National News Agency – Ministry of Information Lebanese Republic Mon 13 Jan 2020 at 15:44
http://nna-leb.gov.lb/en/show-news/111289/Jreissati-Japanese-ambassador-tackle-developments-on-Ghosn-39-case
詳細は情報省は報道しませんが、Jreissatiは地元レバノンのフランス語新聞L’Orient-Le Jourに取材に応じ、このときの日本大使との会談の内容を語り、地元ニュースとして報道されました。
Beyrouth a demandé à Ghosn de ne pas porter atteinte aux relations avec Tokyo(ベイルート【レバノン政府】はゴーンに東京【日本政府のこと】との関係にダメージを与えないように要求していた)
Anne-Marie El-HAGE , avec web | OLJ
14/01/2020 L’Orient-Le Jour
https://www.lorientlejour.com/article/1202256/beyrouth-a-demande-a-ghosn-de-ne-pas-porter-atteinte-aux-relations-avec-tokyo.html
- porter atteinte 毀損、損害を与える
と、ゴーンが記者会見の時、レバノン国に迷惑がかかってはいけないとして、日本政府の関係者の実名は公表しなかったのは、レバノン法務大臣によれば、レバノン政府の事前依頼であるとし、日本の大久保大使が、「ゴーン氏に日本当局者の実名発言を控えさせてくれて本当にありがとうございます」とわざわざ感謝を伝えに来たと言う内容だったと報じています。
“… mais selon M. Jreissati, contacté par L’Orient-Le Jour, l’ambassadeur Okubo est venu le « remercier ainsi que le palais et le gouvernement pour leur intervention en faveur d’une modération des propos de Carlos Ghosn lors de la conférence de presse » qu’il a donnée le 8 janvier. « Carlos Ghosn ne s’est pas attaqué au pouvoir souverain du Japon ou aux autorités souveraines de l’empire du Soleil levant, ni même aux autorités judiciaires ou au ministre nommément désigné », constate Salim Jreissati. « M. Takeshi Okubo est venu en toute élégance nous remercier, le président, le gouvernement et moi-même, pour cette attitude responsable qui a eu une influence favorable pour la pérennité et la solidité de nos relations », explique-t-il, évoquant « le discours plutôt modéré » de l’ancien magnat déchu de l’automobile, « suite à la demande des autorités libanaises ».” (上記L’Orient-Le Jour記事より引用)(… しかし、【レバノン国大統領付き法務大臣】Jreissati氏は、L’Orient-Le Jour,の取材によれば、大久保大使は【1月8日に行われた】記者会見で、カルロス・ゴーンが話のトーンを和らげさせることへの指導【日本政府内の人物の実名を出さなかったこと】に大変感謝していますと言いに来た。「カルロス・ゴーンは、日本の主権、日出ずる帝国【日本】の当局者、同時に日本司法当局や任命大臣を【少なくとも名指しでは】攻撃しなかった」と述べていたと、Salim Jreissati【大統領付き法務大臣】は語った。「大久保大使は、非常にエレガントに、【レバノン】大統領、政府、と私に、この責任ある態度は両国の関係の維持と強化に好ましい影響をもたらすと、我々に感謝を伝えた」と、彼は、自動車の転落した巨人【ゴーンのこと】がレバノン当局の要請に耳を傾け、【日本政府関係者への糾弾】を一歩和らげて答弁した事に触れながら、語った。)
* palais 宮殿だが、この場合何らかの政府機関のことだろう * propos トーク、会話 話 * pérennité 維持
わざわざ日本大使が、日本政府の関係者の実名での名前を出さずに済ましてくれてありがとうございますと、レバノン政府に感謝報告なんて、なんか日本政府側も胡散臭いですね
また記事では、レバノン国家検事が、レバノンの3名の弁護士たちがゴーンがエルサレム大学の式典に2018年に招待されていたのはイスラエル入国罪と告発したケースについて、不起訴処分としたニュースもはいっています。また、新しく、今回のゴーンのレバノンへの逃亡に、イスラエルの諜報機関モサドが関わっているという可能性も指摘して粘っているようですけどね(モサドより、動いた可能性があるのは米軍ですが)。
もともと軍事物資を売ったとか機密を漏らしたとかでない限り、殆どが尋問で終わっている今やザル法で、イスラエルと戦闘してるレバノンで軍事自治権のあるヒズボラがゴーンのイスラエルとの交際を全く問題にしていない、反ゴーン派、反政府運動の中心の極左大物政治家が、日本のしつこい司法関係者はほっておき、ゴーンをろくでなし政治家しかいないこの国の大臣にすればいいよとまで発言していたので、不起訴はまあ、ごく普通なわけです。