レバノンの法務大臣(大統領府付き大臣)Salim Jreissati氏、2019年9月、日本レバノン大使Matahiro Yamaguchi(山口)と、日本で裁判を待つ元ルノー会長(Carlos Ghosn)カルロス・ゴーン氏の処遇について討議を行う 国際汚職防止条約の規定により、カルロス・ゴーン氏の身柄を日本からレバノンに引き渡し、移すことを改めて提案 Lebanon attempts to rescue Carlos Ghosn from the “evil” Justice of japan
投稿者: 5190343667gg
と、日本では、必死にゴーンなんて世界の自動車産業では無名なんですよと、脳みそがいかれたライターたちが書いてることもありました。
が、カルロス・ゴーン氏の母国の一つ、レバノンの法務大臣は、日本の大使を呼びつけたのか、日本大使が自ら行ったのかは知りませんが、日本大使とゴーン氏の今後についてどうなってんだと長々討論したらしく。
レバノンの新聞では、同じ内容の記事が2日続けて出る状態になっています。
“Jreissati discusses Ghosn case with Japanese ambassador” (【レバノン政府法務大臣】Jreissatiは日本大使とゴーン事件について討議)
Sep. 03, 2019 | 07:37 PM The Daily Star
http://www.dailystar.com.lb/News/Lebanon-News/2019/Sep-03/490988-jreissati-discusses-ghosn-case-with-japanese-ambassador.ashx
“Jreissati discusses Ghosn case with Japanese envoy”
Sep. 04, 2019 | 12:02 AM Emily Lewis The Daily Star Lebanon
http://www.dailystar.com.lb/News/Lebanon-News/2019/Sep-04/491031-jreissati-discusses-ghosn-case-with-japanese-envoy.ashx
なにせ公判準備作業で弁護人が、証拠を検証するのが事実上妨害されていたり、裁判のいつ本番が始められるのか全く不明、日本という国家が猿の惑星より奇怪な国と宣伝してる、日産自動車の国内役員と経済産業省、検察庁の、国家司法私物化で日本の評判に大ダメージをもたらしているゴーン裁判。
他のレバノン新聞、レバノン共和国の情報省の運営するニュースメディアNational News Agency – Ministry of Information Lebanese Republicでは、もう少し詳細な記事が出ていて
“Jreissati, Japan Ambassador discuss Carlos Ghosn affair” (【レバノン法務大臣】Jreissati、日本大使とカルロス・ゴーン事件について討議)
Tue 03 Sep 2019 at 16:00 National News Agency
http://nna-leb.gov.lb/en/show-news/107176/Jreissati-Japan-Ambassador-discuss-Carlos-Ghosn-affair
“Jreissati evoked the UN Convention against Corruption, signed by Lebanon and Japan, hoping to receive the Japanese government’s response in that respect.“(上記National News Agency記事より引用) (【ゴーン氏の事件に関する討議の中でレバノン国法務大臣】Jreissatiは、レバノンと日本が署名調印している、国連の汚職防止条約を持ち出し、この点での日本の回答を待っているとの希望を述べた )
と、レバノン法務大臣は、レバノン政府と、実業界、弁護士会など国中が去年から作業を進め準備している、「より人権が尊重される」レバノン国へ、汚職防止の国際条約に基づきゴーン氏を引き渡す用意は日本はできないかと、日本大使に本国への交渉を求めていると報じられています。
上のレバノン政府情報省の英語記事より、アラビア語版のほうが詳細なようなので、カルロス・ゴーンのアラビア語表記
كارلوس غصن
で検索
سليم جريصاتي تابع مع السفير الياباني قضية استمرار كارلوس غصن في الاقامة الجبرية في
http://nna-leb.gov.lb/ar/show-news/431256/
をみてみますと、さすがにアラビア語は完全お手上げなので、全部グーグル先生の力におまかせし、なんか解読しましたw
واثار الوزير جريصاتي مع السفير الياباني الاتفاقية الدولية لمكافحة الفساد الموقعة من لبنان واليابان والتي تجيز ملاحقة مواطني الدول” الموقعة للاتفاقية قضائيا في دولهم ومحاكمتهم فيها في حال ارتكابهم جرما في اقليم الدول الاخرى.”(上記レバノン情報省ニュースサイトアラビア語記事リンクから引用)(Jreissat大臣は、日本の大使に向け、他の加盟国内で訴追された市民を、その人の国籍のある国で犯した罪について訴追を可能にする、レバノンと日本によって署名された汚職防止条約を話題に出した)
ここまで一国の大臣が言う+レバノン情報省=国営報道機関がその記事を載せるのは、自分たちのゴーン擁護の根拠にかなり自信があるのと(レバノンは、サウジアラビア、オマーン、ドバイなどの実業家が集う金融国で、日本のような情報ネットワーク的には田舎の国家とは違い、いわゆる中東絡みの不正疑惑に関する情報はすべて集まるし、フランスや欧州の他の大国などの支援も取り付けられると踏んでる)、日本国家そのものの信頼が今回の騒動でなくなっていることを示しています。
また、レバノン国内でのカルロス・ゴーン氏の人気は依然高いという証拠で、今回のゴーン事件、日本政府と日産の陰謀論がレバノン国では強く認識されているということでもあるでしょう。
なお、レバノンでは政府首脳が、定期的に日本大使を呼び出し、ゴーン氏の処遇や生活についての議論を持っているということで、レバノンは自国での不正容疑の証拠などは存在していないのを確信し、現時点でもゴーンを全く見捨てていないということです。
*Salim Jreissati氏は、レバノンの裁判官を勤め、ベイルートの司法協会に加入、2012年に労働省の大臣として、以降は政治家となる。
フランスでのゴーンたたき報道が鎮火し、逆に擁護記事がまた増えだしたこと、GFI=ペーパーカンパニーなどのレバノン疑惑はありえないとレバノン政府が確信を持っていること、日本以外ではオマーンルート、サウジルートの報道は、逆に自分たちが名誉毀損で莫大な賠償を持ってこられる可能性を危惧して、各国の報道機関も触れないようになってきていることなどですね。
レバノンの国家大臣が日本大使にかなり大胆な発言をしたのは、各国からの情報が集まってきて
この前の、カルロス・ゴーン氏のフランスの弁護士の東京地検特捜部糾弾記事「関連記事:日本の司法裁判制度には「正義」というものがそもそも存在していないとフランスで報道」が、世界中で紹介されたことに呼応したものという見方もあるようです。
The reason why the trials of Carlos Ghosn have been delayed.
See this article,
カルロス・ゴーン事件 実際に、証拠隠滅・証拠隠しまがいをやっているのは「日本社会に巣食う巨悪組織」東京地検特捜部だという話 検事たちの人間性の陰険さは世界一流かもよw
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