160米ドルのフルサイズ対応Viltrox AF 20mm F2.8 FE:小型で高性能:ストリートスナップにはうってけ?
投稿者: 5190343667gg
Viltroxは自社開発か、あるいは中国によくある生産工場会社からの企画製品を買って販売する商社のような形かは不明ですが、
2022年あたりからは、ちょいと中国製AFレンズと簡単に馬鹿にできない製品を発売しだして
今年の11月には、
わずかアメリカドル160ドル、52mmフィルター、157gのフルサイズ対応20mmAFレンズを発売すると公表
Viltrox AF 20mm F2.8 FE 157g Lighteight Wide Angle Large Aperture Auto Focus Full Frame Prime Lens For Sony E-mount
https://viltroxstore.com/products/viltrox-af-20mm-f2-8-fe
小型軽量なので絶対的な性能というより、軽くてコンパクトなストリートスナップなどに最適な20mmレンズというコンセプトでしょうが、
実際、160アメリカドルであれば、大した性能であることは
Viltroxのレンズ光学を見れば(画像の直リンクや、直リンクでの表示は、営利のために大量に行うと不法行為になる場合がある。個人のブログやサイトからの画像リンクは、法律というより「マナー」の問題。なお、SNSなどで、ほかのサイトでの埋め込み表示を前提にしている場合は、ほかのサイトでのインライン表示は問題とならない Instagram, YoutubeやTwitterなど)、
英国のChristopher Frostさんのレビュー
Viltrox 小型フルサイズ用20mm単焦点Viltrox AF 20mm F2.8 FEを発売:157グラム:フィルターは超薄型でない蹴られる:製品レビューと性能
できるだけレンズ枚数ケチってコストを下げた、ただの安物レンズではなく、気合が入っているのがわかります
ドイツの写真愛好家の集まりのphillipreeve.net
Review: Viltrox 20mm 2.8 AF FE
https://phillipreeve.net/blog/review-viltrox-20mm-2-8-af-fe/
AFはスポーツとかを撮らない日常では特に問題はない
https://phillipreeve.net/blog/review-viltrox-20mm-2-8-af-fe/#Vignetting
周辺減光は開放で-3.2EV F8-F16でも-2EVと強く残る
https://phillipreeve.net/blog/review-viltrox-20mm-2-8-af-fe/#infinity_42mp_Sony_A7rII
遠景での4200万画素のSony A7RIIでは隅っこはF8くらいにならないと、シャキッとしないということがありますが、普通、風景はF8-F16に絞るのが一般なので、特に問題にならないでしょう この52mmフィルターで小型化が優先のレンズに開放の隅の、しかも遠景での描写をうんぬんは? その辺が気になるならでかいレンズを使うべき
https://phillipreeve.net/blog/review-viltrox-20mm-2-8-af-fe/#Coma
コマ収差は、Christopher Frostさんと異なりF4でも目立つとしています
ただ、Samyang 18mm 2.8 AF や Tamron 20mm 2.8と大差がない水準ということ
https://phillipreeve.net/blog/review-viltrox-20mm-2-8-af-fe/#Flare_resistance
逆光性能は普通としています
マクロ撮影性能は、19mmまで寄れ、1:6.1
https://phillipreeve.net/blog/review-viltrox-20mm-2-8-af-fe/#longitudinal
軸上色収差(Longitudinal Chromatic Aberration)実際のところは、ピントの合っていないところでSecondary Longitudinal Chromatic Aberration二次軸上色収差も影響することがあって、生じる球面色収差であることから、Spherochromatismと呼ぶのが正しい
は気にしなくてよい水準
7枚ばねの絞りなので、光芒は個人的に好みでない形になる
ボケは広角レンズとしては悪くない
小型軽量非常に安価なので、
日本での修理が不安なViltroxですが、まあ2万なら壊れたら買い替えという判断で買うのもありでしょう、ここ数年レンズの修理代は結構上がったので
ピント位置を2mくらいに固定して、F8-F10くらいに絞りを絞って、町の一瞬の出来事を記録するストリートスナップ撮影には最適かもしれません
アメリカのストリート写真家クラインは、ストリート写真に関しては、当時は超広角レンズだった28mmを駆使して、適当にフレーミングもせずに、町の面白い一瞬を撮影し、後からトリミングで構図やフレーミングを整える撮影手法を好みましたが、
いまなら20mmで撮影、後から必要な部分切り出しするのもあるいはありかもしれません
***クラインは、ファッション誌の撮影もやっていましたが、ファッションポートレートではある程度きっちりフレーミングして、ピントもしっかり合わせて撮影していました。また望遠レンズをファッションポートレートでうまく使う手法を開発したのは、これもまたクライン
フランスのストリート写真家カルティエ・ブレッソンHenri Cartier-Bresson(1908-2004)と、50mm標準レンズ:ストリートスナップ撮影とレンズ選び
ウィリアム・クラインWilliam Klein、1950年代、写真は絵画ではできない表現手法ができるのが面白かったと、19世紀末期の写真は芸術たりえないとしたエマーソンとは逆の見解を示した
50mm標準レンズでは写真が撮れなかったから、28mmレンズを手に入れたときが僕の写真が始まったんだ【William Kleinウィリアム・クライン】