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タグ: テクニック

角型NDフィルターを使った風景写真のテクニック。景色とハーフNDフィルターの形が噛み合わないときに使う風景撮影テクニック【撮影時に覆い焼きを行う】英国のプロの解説動画

NDフィルターは、絞りを絞らなくても露出を落とし、低速シャッターで撮影するための全面が半透明の黒や灰色でできたプラスティック製、あるいは光学ガラス製、あるいはゼラチンのフィルターです。光学的に最も優れ、色が最も正確に出るのはコダックのラッテンフィルターですが、劣化が早い消耗品の上、非常に高価なので

記録、標本撮影などの厳密な用途以外では、ガラスやプラ製のものが使われているのが実情 プラ製は、赤外線を通しやすいので、マゼンタっぽい色つきが生じることがありますので、そうした色カムリがじゃまになる場合もあるのですが、逆に、夜明けや日暮れで空が適当にいい色で染まったほうがいい場合は、かえって好都合な場合もあります。

さて、NDフィルターには「ハーフND(Graduated Neutral Density Graduated ND)」と呼ばれる種類のものがります

まあ、基本的な使い方は

「風景を撮るならぜひ持っておきたい!「ハーフNDフィルター」なら自然の階調を美しく再現できる」

深澤 武 2019/11/11 17:15

Capa Camera Web

https://getnavi.jp/capa/report/316766/

のように、空と、地上の明るさが極端に異なるときに、その明るさの差を減らすために用いられます

まあ、最近はカメラのダイナミックレンジ性能が上がったので、RAWで撮影して、露出を整えるというやり方も増えてきましたので、ND4フィルターくらいですむシーンなら、ハーフND忘れても、RAWで撮影してRAW現像も、あるいはありですし、RAW撮影と現像で済ませる人も増えています

明るさの差が、かなりあるとき(日没、日が昇る前後の時間など)はハーフNDを使うのが、RAWで無理させるより良いほうが多いですが、ハーフNDフィルターだと、複雑な光景だと、うまく対応できない場合があります

そんなときは、大昔から伝わるトリック撮影を使って、ハーフNDフィルター無しでの撮影をするテクニックがあります

まあ、フィルム撮影が盛んだった頃、プリントを作る際に、覆い焼きや焼き込みとか呼ばれたテクニックを、撮影時に行うトリック撮影です

使うのは通常の角型のNDフィルター、NDフィルターがない場合は、黒い紙や似たようなものでも良い

それを、8秒位の長時間露光にセットし、撮影したい風景の中の明るい部分で、角型のNDフィルターを少しづつ動かしながら撮影するというものです

NDフィルターがなければ黒い紙や似たようなもので代用はあり(ただしNDフィルター)

以下、英国の写真家Karl Taylorの動画 街の夜景の撮影テクニック指導動画

An ND graduated filter Hack!

動画1:46あたりから、レンズの前に2枚の4角のNDフィルターをかざして動かしていますね

動画では説明していませんが、視聴者のコメント欄で

Karl Taylorは、使っているのはND0.9(ND8)フィルターと説明し、黒いもの(フィルターケース=黒いことが多いや、黒い紙を切ったもの)で代用する方法もある(ただし黒いもので代用する場合、レンズの前にかざす時間は減らす)

などの補足情報を載せています

動画2:37 左が何もしなかった結果 右が撮影露光中、NDフィルターを暗くしたい部分で動かした例

と結果を見せています

Karl Taylorは、都市の夜景に最適な日没後の30分くらいの、ブルーアワーで空がむらなく青くなる時間まで待って撮影してますね まあ基本に忠実

動画1:09 最初は橋の下にライトが灯っていなかったので、撮影の8秒露光の間、ストロボを橋の下を照らすために何回か発光させる事を考えたが、橋の下にライトがついたので、橋のライトで撮影することになった

と説明しています

この動画は、PetaPixelでも紹介

How to Use ND Filters to ‘Dodge and Burn’ Landscape Photos In-CameraND フィルターを使用してカメラ内の風景写真を「覆い焼きして焼き込む」方法

Oct 23, 2019

https://petapixel.com/2019/10/23/how-to-use-an-nd-filter-to-dodge-and-burn-landscape-photos-in-camera/

プラ製のフィルターは、解像度的な画質に影響ある?

保護フィルターは、レンズの解像度を下げるのか?【プロテクト・UVフィルターはつけるべき、つけないべき?】

米国のNasim Mansurovさんが、各種実験結果を出しています

フルサイズで3600万画素のカメラを使いだしてから、Leeのプラスティック製のNDフィルターが解像を17%ほど悪化させるのに気がついた

としています フルサイズ2400万画素機なら、プラフィルターでも解像劣化はあまりに気にならないともいえ

元のレンズがものすごく切れるレンズなら、17%ほどの解像劣化のゆるさは実用のうちとも言えます、特に解像が若干劣化するのが、空の部分ならね

空に色を付けたいときに使う、上半分が青とかタバコ色とか、黄色、などなどのプラ製フィルターが安値で売られていますが、こうしたものはプラ製でもあるは構わないかもしれない

プラ製のNDフィルターは、濃度が強いND1000くらいだと、30%ほど解像劣化という話も出てましたね


コッキン「Z121M」と「NUANCES GND4S」を比べてみました!

ケンコー・トキナー

https://www.kenko-tokina.co.jp/blog/2017/04/z121mnuances_gnd4s.html


一流プロカメラマンの夜明けの撮影光景:ND1.2(ND16)ハーフNDフィルターを使用して撮影【撮影指導動画】

ハーフNDフィルターとRAW現像レタッチの合せ技【風景写真撮影基本知識】ハーフNDフィルターは望遠レンズほど効き目が弱まる

ジンバルやスタビライザーなしで、ブレのないVlog自撮り動画を撮影する簡単なトリック、安物ライトスタンドを使う【ハリウッド特撮のプロが教える撮影テクニック】Youtuberに学ぶ動画制作

SF映画スターウォーズなどで特撮スペシャリストとして特撮を担当・キャリア後半は、特撮映画ドラマ監督もしたMarkus Rothkranzさんは、現在豪邸に住み、世界中を旅しながら、セミリタイアの身分ですが、工夫で乗り切ることが現場では大事という経験から、多くのトリックを公開してくれていて、

動画の特撮出身なので、写真家とは発想が異なる部分も多数あって、面白い工夫を彼のYoutubeで公開しています

Simple Vlog Stabilizing Hack Without a Gimbal ジンバルなしで安定させるシンプルなビデオブログのトリック

普通、動画で自撮りすると、なんとなくぶれながら撮影されるので、それを抑えるための、ジンバルやスタビライザーが欲しくなります。

この動画でも、片手でカメラを支えての自撮り動画は、揺れてぶれていますね

動画1:00 から自撮り動画の揺れがぴったり収まり始めます 何を使ったのか?

動画 1:23 ライトスタンドに雲台をつけ、ライトスタンドの足を両手で持って支えるという方法とネタバラシ

動画3:10 このライトスタンドAmazonでかったすごい安物だよw

三脚でも同じことができるのは当然ですが、彼のやった範囲では、ライトスタンド使ったほうが効果的ということです

高価で重いジンバルや、スタビライザーを片手で持って自撮りは結構疲れまスが、このライトスタンドを応用する方法だと、ものすごく安いので挑戦する価値はありますw


ハリウッドで活躍した特撮美術プロが、動画撮影を安定させる各種スタビライザーやジンバルの使い方を解説する動画【動画のブレ防止機材】

https://www.google.com

賃貸住宅室内など、不動産室内内観写真の撮影手法の解説

RAW現像は【基本は】無駄、カメラない設定を使えという、JPEG撮影推奨の米国Ken Rockwell*1の宿敵であり友人の、Jared Polinさんが、その道のプロの友人のMike Kellyさんと、知人のJeff Totaroの助言を得て、アパートなど、不動産などの内観撮影のテクニックを公開しています。

写真がうまくなる方法とか、うまくならない理由とか、暇つぶしの根性論を読んだり聞いたりするより、実際のセミナーを見たほうが写真の上達に役に立ちます

How to take PROFESSIONAL Interior Photos YOURSELF | Real Estate Photography Tutorial DIY

米国と日本では、土地・住宅事情が異なるので、 Jared Polin さんの言うことに多少のアレンジがいる場合があります

1: 動画1:38あたりから、まず大事なのは、decluttter(片付け)

2: 動画2:48 から使うレンズについて解説 20mm単焦点と14-24mmの超広角レンズを使ったよ 小さい部屋を実際より広く見せるためさ まあ、実際はこれに35mmと50mmくらいまでのレンズが有るといいね。(フルサイズの話なので、APS-Cサイズのカメラだと10-18mm, 14mm, 24mm, 35mmとなる)

3:動画4:00 から露出の話、昼間の部屋は、外の窓の明るさと、影になった室内の露出のバランスを撮るのが難しいので、露出ブラケットで違う露出の写真を撮って、後からフォトショップなどでHDR合成するのがいいよ*2

僕は露出(シャッター速度)を0.5段づつずらしながら、9枚撮影して、ま、9枚も撮影する必要もないんだけどね(補足 まあ、ブラケット撮影は、シャッター速度一段か1.5段ずらしで十分でしょう。自分で事前テストしてみるといい)、それをアドビのフォトショップでHDR合成して、アドビのDNG RAWで保存してレタッチするのさ(当ブログ補足16ビットTiffでも実用上はほぼ変わらない、8ビットTiffでもGamma Correctionの理屈からは、ほぼ問題はない 超高額案件ならアドビDNG,、や32ビットOpenExrなどの「劣化が理論上は一応ゼロ」の規格での保存はあり)

ブラケット機能のないカメラなら、手動でシャッター速度を変えながら、何枚か露出の違う写真を撮るといい 当然三脚が必要だよ。(当ブログ補足)最近のカメラは手持ちで撮影してもうまくつないでHDR合成してくれるのも多いが、失敗の可能性は、三脚使用時より高くなる


さて、Adobe PhotoshopでのHDR合成の解説

「ハイダイナミックレンジ(HDR)画像について」アドビ

https://helpx.adobe.com/jp/photoshop/using/high-dynamic-range-images.html

他のソフト、例えばAffinity Photoだと、

「HDR結合」Serif

https://affinity.serif.com/ja-jp/tutorials/photo/desktop/video/310332886/

3DCGではHDRI環境マップ(擬似的な環境を再現するデーター、あるいは光線の状況をシュミレートする)を作成するため、この機能はごく普通に使われます

なお、カメラがスマホの場合、自動HDR機能をオンにするだけで、そこそこ上手くやってくれることもあります。


まあ、こうした面倒なことをするのは、窓の外の景色が露出オーバーで飛ばないようにするのさ。基本は俺HDRきらいだけど、こういう撮影では、ブラケット撮影とHDR合成は役に立つんだよ。

4:動画6:38あたりから、Jeffに言われたことだけど、こうした窓のある建築内装で大事なことは、室内をライトで照らす=照明を炊いて明るくすることなんだそうだよ。(当ブログ補足:室内灯をともしてもいい場合もあるし、場合によっては、写真や動画専用のストロボやLEDライトなどで照らすのもあり.この動画で紹介されているJeffはプロフォトのバッテリー式ストロボを室内を明るくするために使うことがほとんどの人ですが、人によってはストロボやLED、HMIは一切使わい主義の人もいる)、よく晴れた日を待つ(当ブログ補足 映画などでは、天候に左右されないよう発電装置を持つ電源車を持ち込んで超強力な人工太陽を作る場合もある。写真でもベランダにモノブロックストロボなどを設置して擬似的なはれの日を作る場合もある。ただし広い邸宅のリビングでは費用的にははれの日を待つのが無難)。

てなわけで、日光が窓から十分に入る時間までまって、部屋の照明もともして、撮影したんだ

Jeffは、できるだけ線が真っ直ぐになる位置(パース歪みのこと、広角レンズで起きやすい)で撮影しろと言ったんだ、まあ建築写真家は、そういうのを補正でくきる交換レンズのアオリレンズとか持ってて普通だけど、僕は持ってないから、パースが歪まない位置を探して撮影した(当ブログ補足 パース歪みは、画像編集ソフトのアオリ補正などの機能で補正することも可能だが、画像の一部がトリミングされる副作用もある。他にも縦位置で撮影して真ん中だけでトリミングする手法もある。またスマホのIphoneなどのカメラでは、広角レンズによるパース歪みを、スマホで勝手にかなり自動補正してくれる機種もある)

動画7:48からは撮影位置とアングルについて解説、人間が見る位置からの写真がいちばん大事なので、三脚は目の高さに合わせたよ(当ブログ補足 すなわち建築メインの人は、目の高さまで伸ばせる三脚が必須だし、住宅の床を傷めないようにゴム足の三脚のほうが好ましくなったりする。なお人の身長は異なるので、平均的な身長の人の目の位置の高さがいい。また通常かがんで眺めるだろうという場所では、目線をその位置まで下げて撮影するのも常識となりますね)

角度を見てると、特に広角レンズに起きやすいパース歪みが出ないように、アングルは水平に近いのがわかります(当ブログ補足:一応水準器などを持っていくといいでしょう。カメラ専用品は高いので大工さんの水平器が安くて性能もいい。最近はバカが書き込む=価格コムとかで、水辺は写真の基礎だと書きたがるのがいますが、建築、記念撮影、肖像画などでは必須ですが、あくまでも一般論としての基本でしかなく。そして、他のジャンルで水平が必ずしも必須でない写真に水平が~と騒いでるのは、逆の意味で馬鹿です まあ、5ちゃんの飛び地が価格コム、という話もありますから、アホが講釈したがるのがネットのカメラ界隈ということでよいかと)

この後、しばらく本人の宣伝があり、

5:動画12:45から、今回撮った写真は、ブラケット撮影をしているため、数回露出を変えた撮影をする間に動いたりするものがあると、変な具合になることもあるが、気にならないものならそのままにしておけばいいし、気になるなら、スイッチを切っておくことを推奨、

また、室内のライトと、太陽光は、色の成分などが異なるため、室内光に当たる部分にバナナなんかおいたまま忘れてると、バナナが緑かぶりしたりするので注意しようと

6:動画13:38あたりから、14-24mmと20mmレンズを使ったけど、20mmレンズが一番しっくり来たね。大部分は20mmで撮影したよ。14mmになると、悪くはないけど、余計なもの写って、少し難しいかもね。(当ブログ補足 建築というと、まあ一番しっくり収まる焦点距離は、フルサイズでの焦点距離20ミリという人が多いです。住環境が異なる日本だと、部屋が小さいので、20mmよりもう少し広角があってもいいかもしれない。まあ日本でも20mmが一番しっくり来ると思いますけど。なお、フルサイズでの20mmの話ですから、APS-CやDXだと13mmか14mmになります)この辺は撮影現場によっても異なるので、一本だけ持っていくとなると、広角ズームのほうが単焦点より活躍できそうです。**日本の建築写真家も似たような動画やってたりしますが、家が小さい理由で、フルサイズでも11ミリあればいいかなと言う話をする人はいます。ただ、日本の人は、何をしたいからこう撮るというポイントをはっきりさせず、全体に漫然とした話し方をする人が多いのので、どうも解説が初心者にはしっくりこねえだろという動画が多いですね。

アングルや構図などは、Jared Polinの今回の動画撮影でアドバイスした、建築写真のプロ

Mike Kelley

https://www.mpkelley.com/

Jeff Totaro

https://www.jeffreytotaro.com/

のサイトの写真や、

インスタグラムなどで、いいと思った写真を見て勉強してねということですw

建築や内装撮影などの場合、超広角レンズはパース歪みが出やすいので、水平垂直をしっかりして、被写体にまっすぐ撮影すると、落ち着いた感じの写真になります。*逆に広角歪みを出すためにアングルを傾けるのもありですが、建築内装とかは、できるだけ直線は直線で表現したほうが良く、意図がない限りそれは避けたほうがいい

まあ、以下の例が超広角レンズの、街撮りなどでの使いこなしの秘訣

「Nikon Ai AF Nikkor 20mm f/2.8D」フォトヨドバシ

http://photo.yodobashi.com/nikon/lens/aiaf20_f28d/


脚注

*1ライカや、中判のPhaseOne, fujiのGFXのように、Jpegのカスタム設定機能が貧弱なカメラなら、KenもRawで撮影します。特にPhase Oneは、プロしか使わない前提で販売されていますので、Jpegの撮って出しカスタマイズ機能はないに等しく、Jpegで撮影したものを後調整してもいいのですが、基本はRAWで撮影、RAW現像となるわけです。まあ、この意味ではプロはRAWで撮影というのはあたっていますが、中判カメラあるいは大判カメラでの商業撮影が基本だったフィルムカメラのときとは異なり、デジタル・カメラでは商業もフルサイズカメラが主流になり、大判や中判カメラの出番が少なくなった現在では、中判デジのPhaseOneを使わないといけない撮影は、建築、物撮りなどではまだ結構あったりしますが、それもプレミアクラスの撮影の時でしかなく、一般的な用途や、その他のジャンルによっては、中判大判ほぼ壊滅の現在は、デジ中判の利用率はそれほどないです。

ニコンやキヤノン、ソニーA1以降の機種は、好みでJpeg撮って出しのプリセット機能があるので、下手なRAW現像する理由は、Kenにはないということ。逆に自分の好みに設定できないから、人物写真以外はFUJIは使わないという合理的な発想。また、Jpegのレタッチでの劣化は過剰に誇張されていたりして、JPEGの劣化は、画像編集ソフト側が、JPEG画像規格に従わず、「いたずら」をしているときに起きるほうが多いということも忘れてはいけません。

*2 動画の場合は窓の明るさを減らすため、シート状のNDフィルターを窓ガラスに貼り付けたり、黒紗幕を窓の外に垂らしたりして窓の明るさを減らすことが普通に行われます。写真でももちろん有効なテクニック。


Jared Polinさんは、部屋の明暗差を解決するために露出ブラケットとHDR合成を使いましたが、Jeffさんがやるように部屋の内部をストロボなどで明るくする方法もあります

この撮影では、ストロボなどが、鏡やガラスなどに写り込まない位置から発行させるのが撮影の肝ですが、アシスタントにもってもらってますね

JP

Architecture Photography Tutorial by John Nassari

さて、もう少し本格的に大型ストロボ(600w)も利用しながらの撮影方法

One Light, High-End, Real Estate Photography

主に、ストロボの発光を天井にバウンスさせる、方法と、他のHDR合成などとの比較を紹介 居間なので、カメラの位置は立ったときの目線の位置より、かなり下にカメラが固定されていますね。

ストロボを天井バウンスさせる場合、天井が汚れたりしている場合、変な色かぶりが出る場合もあるので、大型のレフ板を天井の下に持ってきて、それに向けてストロボを発光バウンスさせるか、天井に白い紙を貼り付けたりするのもあり。白紙や布が用意できないときは、緊急で新聞紙を使うのもありです。

ちなみにこの人のHPは、

https://www.nathancoolphoto.com/

この人は、他にも建築写真での機材の選び方なども解説してますが(不動産屋の写真担当ならAPS-Cで十分だね、Iphone12もありだということです)

Cameras and Lenses for Real Estate Photography

なんと彼が愛用しているのは、内観ではTokina16-28mm 2.8。プロの写真家なので、レンズは目的に応じて買い、使用する条件でベストなものを選ぶという選択なので、F6.3に絞り固定がルール(F8も使う)の彼には、素晴らしいレンズで数多くの高額案件もこなしてくれたレンズとしてます

*アマチュアほど一本のレンズで何でもしようとするため、色々苦手を探し出すことになり、このレンズのゴーストフレアとかが気に入らなく手放す人も出るわけです。

ですが、上のNathanさんは、建築写真の内装撮影という条件で使うレンズとしてこのレンズを愛用してます、ゴーストの出にくい内装写真の水平垂直を保持した固定アングル(使うアングルに奇抜なものがないタイプの撮影)、絞りはF6.3固定(とは言ってもF8も多用)、三脚を使用するのが常識、という条件で撮影する環境では、トキナー16-28mmは素晴らしいと、評価するわけです。値段がニコンの14-24mmの1/3くらいで、建築の内装という用途の仕事で使う条件なら、全く互角ということです。

また外の撮影も、ゴーストが出にくいゴールデンアワーや(マジックアワー)やブルーアワー(トワイライトアワー)に行うことが多いので、別にこのレンズでも問題がないとしています。そもそも、フィルターがつかないタイプの出目金レンズは、撮影環境によっては多少のゴーストはやむを得ないが、彼の撮影環境ではそういった状況がないので、このレンズは素晴らしいと。

**星空や、日中の風景写真とかだと、トキナーのこのレンズのゴーストとかがきになって手放す人もいるでしょう。Tokina 16-28mmは斜めからの光線でゴーストに弱いが、正面からの光線だと結構良い性能。

Nathanさんは、まあ、そうはいっても、外からの撮影や外観の撮影は、フルサイズでは20mmが一番しっくり来る焦点距離(APS-Cでは13~14mm)で、外観撮影は、単焦点の20mmrレンズ使うほうが実際は多いね

と、レンズは同じような焦点距離でも、使用目的に応じて最適なものを選び、変えるプロらしい話です

以下、Nathan Coolさんが、Tokina 16-28mm F2.8を使っての別の撮影講座

Real Estate Lighting with Power

建築内装では、細かい水平調整が楽なギア雲台を使うことをよく推奨されていますが、彼が使うのは、自由雲台ですね。いわゆる小型のクリップオンストロボでは光量が足りないので、600ワットの大型ストロボを1/4パワーで使うくらいが丁度いいかなという話(部屋の広さで変わるので、参考程度)、ISO感度は320推奨(高額案件なら低感度+もっとストロボのパワーを上げることもあり得るわけです)ストロボを使うことで、 Jared Polin さんが最初の動画でやったような、露出ブラケット+後からソフトでHDR合成の手間がなくなり、一発で撮影できるとしています

まあ、どっちがいいかはケースバイケースですね

フィギュア撮影と被写界深度、フルサイズなどの大型カメラでは、マクロレンズなど接写アクセサリーより、フィギュアから引いて周りを大きく撮って撮影し、トリミングが効果的かも

タムロンは、比較的安価な各社対応のマクロレンズをかつては出していました、

SP AF 180mm F/3.5 Di LD [IF] Macro1:1 (モデル名B01)(生産完了)

SP AF 90mm F/2.8 Di Macro1:1(モデル名 272E)(2021年日本向け生産は終了)

この他、短命でしたが、APS-C用の60mmマクロレンズもありました。

B01と、272Eの説明書には、被写界深度(DOF Depth of Field)という、絞りを絞ったときに前後にピントが合ったように見える、前後の空間についての説明書がついています。

クリックして272eb01inst_0809_jp.pdfにアクセス

この説明書から、被写界深度表を引用すると、

絞りをF22やF32に絞っても、最短撮影距離では、被写界深度は3ミリとか6ミリしか稼げないということがわかるわけです。これではいくら小型のフィギュアでも全体にピントを持ってくるのが難しい場合があり、特に機材がないアマチュアは、ボケてほしくない写真の場合、ちょいと困る場合もあります。

フィギュアの撮影で人間ポートレート式にフィギュア以外はぼかすのであれば、やや問題は少なくなりますが、フィギュア全体にピントをこさせる=被写界深度を稼ぐのは非常に面倒なことがわかるわけです。

このため、被写界深度を稼ぐ=ピントを稼ぐためには、

1:30~40mmとかの焦点距離の短いレンズを用いて、周りに映り込むいらない背景を後からトリミングで削除する。

2:90mmとか180mmレンズを使うのであれば、フィギュアから距離を離して、撮影し、後からトリミングでいらない背景を削除する。撮影距離が4倍離れれば、前後ピントが合ったように見える被写界深度は6倍以上増えます。

というトリックを用いるのが現実的なことがあります。まあ、トリミングする=マイクロフォーサーズやAPS-Cのカメラで撮影するのと実際は同じことなわけですので、フィギュアなどミニチュアの撮影に関しては、前後のピントを稼ぎたいときは、フルサイズはさほど優位性があるとも言えないということになります。*この被写界深度を稼ぐという意味では、被写界深度がものすごく深く、ボケないことが利点となる、スマホのカメラが最強となります。

また、ミニチュアの写真だからと何でも接近して撮影するばかりが能ではなく、逆に遠くに離れて、後からミニチュアの部分だけトリミングするのが有効な場合もあるということです。

下の写真はNikonのAi AF 24-85mm 2.8-4Dの40mmを使って絞りF11まで絞った例ですが、次元大介が突き出している右足の靴には、比較的被写界深度の稼ぎやすい40mmでF11まで絞っても、被写界深度が足りず、ピントが合っていませんね。

作品としてなら、右足先がボケていても、カメラマンの自由な表現なのでどうでもいいわけですが、お客さんが買うかどうか決める見本写真としてみる、カタログなどの「商品のサンプル写真」だと、これいけませんなということになる場合もあります(実際は依頼主の胸三寸ですが、お客さん用のサンプルなら、全部にピントが来た写真にするのが一応は基礎。そもそも、この人形は非売品の景品なので商品ではないんですがw)*この写真の場合、ズームレンズを使っているので、レンズのズーム設定を、35mmともう少し広角側にして、さらにややカメラをフィギュアから離し、絞りを1~2段ほど余計に絞ると、右足の靴もかろうじて被写界深度には収まります。

この場合、ズームでより広角側にできない場合、F32に絞っても右足の靴は完全にはピントに収まらないこともありますし、F32まで絞ると回折現象で画質が劣化し、B0とかに大きく伸ばしたときには、ピントがぼやけた写真になります(A3やA4の「小さいサイズ」で使うなら、シャープ加工などでごまかしもきくし、別にどうでもいい)。また、アマチュアにはピントの合う角度を傾けるティルトアオリレンズは敷居が高い(アオリ装置が使えるならそれもありです)。

となれば、カメラを引いて被写界深度を稼げるように撮影し、後から周りの背景を切り取るのも(トリミング)、絞るより有効とも言えるわけです(あるいは被写界深度を稼ぎやすい広角レンズで周りを広くとって撮影し、後から周辺をトリミング)。「押してだめなら引いてみな」というやつで、接写にこだわらず、引いて撮影し、後からフィギュアの部分だけトリミングするのもありですね。

モデル:CREATOR×CREATOR ルパン三世 次元大介 ノーマルカラー

https://sn.bpnavi.jp/creator/jigen/

**あるいは、少しずつピントをずらしながら、複数枚撮影し、後から、ピントのあってる部分を合成して、前後のピントを合う範囲を広げる被写界深度を稼ぐ、フォーカスシフトとか、ピント合成とか呼ばれる、被写界深度合成のテクニックもありますが、きっちり三脚に据えることが必須となり、写真用交換レンズはフォーカスブリージング(ピント位置によって画角が変化する)が大きいいものが多く、特にマクロレンズは顕著に出るので、結局は画素数的には、被写体から引いて周りを大きく取り入れて撮影して、後からいらない周りの部分をトリミングで削除するのと、大差がない場合もあります。

「フォーカスシフト撮影1 設定の基本と深度合成」ニコン

https://www.nikon-image.com/support/manual/digitutor/d850/techniques/201703_20_01_sl.html

D850 フォーカスシフト機能を使った深度合成写真 【ニコン公式 Digitutor】

というわけで、前後にピントを大きく合わせた空間が必要な写真(被写界深度が深い=ボケの少ない写真)を撮影する場合は、無理して接写にこだわらず、少し離れて撮影し、後から周辺をトリミングするほうが現実的なこともあり、必ずしも高価なマクロレンズや接写用のアクセサリーがいるとは限らないという話でした。

最近の新開発、新発売のレンズは、被写界深度表を省くケースが増えていて、接写時の被写界深度は、ネットにある被写界深度計算サイトでは正確な計算ができないので(簡易的になら、各種計算サイトで、許容錯乱円の数字を0.01くらいで計算させれば「目安的な数字」は出ます)、どうかと思いますが、

例えば、ソニーのE 30mm F3.5 Macro SEL30M35の説明書 マクロレンズなのに接写時の被写界深度表がない

*参考 Nikon AI Micro-Nikkor 55mm f/2.8Sの発売時期頃に付属していた旧版の使用説明書24ページに載っていた被写界深度表を引用 取扱説明書内の工業製品の性能データーであるので著作権の対象ではない

3DCGソフトで凸凹を再現する手法の違いについて

3DCGでは、モデリングという手法を使って擬似的にポリゴンといういわゆる3D粘土から、モデルを作成するわけですが、人間の皮膚の凸凹、畳の細かい縫い目、恐竜やワニの皮膚、洋服の生地の繊維の合わせ目などを手動でモデリングして彫り込むのはとんでもなく手間がかかり、実用とは言えません。
また形状が複雑すぎると立体データーのデーターが重くなり(ポリゴン数が多すぎになる)、パソコンに負担が増えて動作が鈍くなります。

そこで、例えば人間の皮膚データーがあれば、それと同じ皮膚データーの白黒データーを用い、それを用いて凸凹具合を擬似的に作る、いわばごまかしの手法が用いられます。
主なものに
Bump Map(バンプマップ). displacement map(ディスプレイスメントマップ), normal map(法線マップ (ノーマルマップ)があります

テクスチャマップの理解
https://cgworld.jp/feature/1602-3dtotal-digitaltutors-2.html

原理はみな同じことで、凸凹になる元のデーターを入れ、その強さを指定することで、擬似的に皮膚や、果物の皮の凸凹具合の再現を変化させるものです。
効果としては、Bump, Displacement, Normalの順に効果が高くなりますし、光線の高低による影響の出具合の再現性も高くなります。元の凸凹さを指定するマップデーターも、Bump, displacement, normalの順に複雑になります。

原始的なトリックのテクニックですが、displacement mapに、全体に小さい白い点を振りまき、動物の毛皮や、羽毛を再現する手法もあります。

Bump Maps vs Normal Maps
https://blender.stackexchange.com/questions/63053/bump-maps-vs-normal-maps

3D CGで皮膚の凸凹を再現したいときは、この凸凹をしている元のマップの作成の腕が問われたりすることもあります。めんどくさいときは、もとの表面、皮膚データーをそのまま白黒にしてbumpやdisplacementマップとして突っ込むのでも結構いけます


Normal Map作成にはいろんなツールがありますが、でかい皮膚データーでないからオンラインの無料作成ツールがあります

Bump, Displacement,normal以外にも色んなタイプの効果マップを元の皮膚データーから作成できる無料ツール
教現在サーバー現在停止中ですが、そのうち復帰するでしょう
https://www.blendfab.com/blendfab-normal-map-online-generator/

xNormal™
https://xnormal.net/

AwesomeBump
https://github.com/kmkolasinski/AwesomeBump/releases

3Dアニメ調レンダリング 陰影の付け方 いろんな手法がありますがどれが正解でもない それぞれが表現の手法であり 出したい絵に合わせて使い分け

にはいろんな手法があります。

手書きのアニメと違い、3Dソフトで3Dモデルを動かしてアニメを作る場合、顔などの輪郭線がそのままだとうまく表現できないので、そこは手間かけて、顔や鼻の輪郭線が3Dでアニメレンダリングした場合にも出るような工夫の技術です。

技術的には10年以上前から考案されて原理的には今の新製品も同じような技術の延長で

使いやすくなってきている

位の差しかあリマセン

どの手法が正しいとかいうことはありません。出来上がる絵の印象が異なるので、好きな画風に合わせて選べばいいし、各々を組み合わせるのも全然あり。

 

1:顔などの皮膚データーに最初から手書きで手を加える。輪郭線が出やすいように、モデルの皮膚データーに直接線を書き込む。3Dでのアニメ制作の場合、特に鼻の輪郭がライトの角度によっては潰れるため、点を書き足したり、鼻筋を書きこんだりします。この3Dの影響か、昔は手書きのアニメガは鼻の輪郭全体を書き込むことが多かったのですが、最近は手書きアニメイラストでも鼻のあたりをちょっとだけ書き加えるという手法が流行るようになりました。日本の美少女ゲームでよく使われています。

下のキャラの鼻の部分、点が書き込まれてますよねw

2:皮膚表面データーに線とまでは行かなくても、影になる部分を濃く塗っておく。これは世界各国でよく使われている。

3:3Dソフトのライトで、従来の手描きアニメのような陰影が付きやすいように、3Dモデルの造形に工夫をこらす。鼻を異様に高くしたり、平べったくするとかね

4:ライトによってできる陰影データーやモデルの外縁部のデーターを利用して、暗い部分を線のように描写させるSHADER(=質感を左右するワックスのようなもの)の利用 基本は再現される階調数を減らし、縁となるエッジの部分のみを強調するやり方。 toon rendering shader とかいろいろ検索すれば出てきます。Pencilもその一つ*原理自体は外国の人が作ったどのShaderでも、基調はアメリカンカートゥーンですが、必要な調整項目自体はきちんとあるので、日本の手塗りアニメ調を再現しようと思えばできます(アマチュア向けのソフト用toon shaderではプロ用のように細かく線の種類を設定ができないなどの制限がありますが、それでも普通に手書き漫画と見違えるために必要な項目はあります)。ですが、最適な設定を探し当てるまでのトライアンドエラーが、個々のモデルの皮膚データーの相性もあり、時間がかかり面倒なので、皆、使いこなす前に使用やめるケースがほとんどですね。

 

5:アニメ調が出やすいレンダラー(画像生成アルゴリズム)ソフトを用いる。Renderman(ディズニー系統でよく使われる), 3delight(日本のSFアニメ、攻殻機動隊の制作に使われているのはこれ・Renderman互換), Poserに標準搭載Firefly(アマチュア向けとされてますが、アメリカのアニメ制作会社で最終レンダリング(画像や動画化)段階で広く使われている), UnityのToon redering shaderなどなど、あとは日本の各種ゲーム会社が独自に開発したゲームエンジンを利用とか、 思い切って超単純なOpenGLもありです。*POSERは原始的と言われるOPEN GLをSHADERで応用してアニメモードで使っていますね。互換ソフトのDAZは搭載されているOpenGLの機能が制限され過ぎのため(ただし機能削減されているのではなく、隠されている模様。というのも思いっきり、常識はずれの馬鹿なSHADERの組み合わせをして見ると、それっぽい表現が出るときもあるから)、POSERと同じようなレベルでのOpenGLでの輪郭線を出すアニメ制作はできません。

白黒アニメで良ければ、輪郭線のみを抽出して、うまく線画を出してくれるShaderはGeometry Cel Shaderとしていろんなレンダラー用に用意されています。

 

6:モデル自体は全部手書きで書いて、それを3Dモデルの部品として動かす。

厳密には2Dですが、MOHOも原理的には似てます(似たソフトでは日本でもLive2Dなんかがありました)

 

7:動画制作では特に重宝する方法。透明で光学レンズ的なズレを生じさせる、全く同じ3dモデルを、使う3Dよりやや大きめに設定して、全身ボディスーツのような衣服のようにかぶせ、そのかぶせたモデルと、元のモデルとの差異から生じる光学上のズレから生じる影を利用して、それを輪郭として表現させる。ライト設定に関わらず、きちんと輪郭が出るので、ある意味優れた方法。

この手法はPoserを使って最終段階のアニメ制作を行う米国のRooster Teethの制作物、RBWYなどで常用していますし、IrayやVrayのtoon shader(アニメ調出力表現のワックスみたいなもの)も、実際の原理は同じものを使ってるのが結構あるんです。

RBWYは初期シリーズでは、POSERのせいというより、制作側の手間抜きのせいで、人物と背景を一緒にレンダリングしているため、ライト設定が背景には雑なものが多く、背景部分がどうしてもパソコンのアクションゲームのプレイ録画まんまで、手抜き感がでて、これで商業アニメ?ちょいとCG技術が未熟でアニメになったという酷評もありました。ただ主人公たちが日本のアニメキャラをアメリカンにもじった設定が受けて、アメリカや豪州などで結構人気が出ていました。

が、その後は背景の手抜き感に手を入れ、必要な場合は明らかに背景と人物部分を別にレンダリングし、仕上げてあとから合成する手法などに切り替わっている。

新作のgen:Lockは、日本のアニメとは趣向が異なりますが、かなりPOSERの使い方も熟練し、これはこれで表現としてありのできとなっています。*一説ではPOSERを使うのをやめ、現在はMAYAあたりで最終画像作成しているからだという噂もありますけどね。POSERのアニメ調レンダリング機能は一般の人が思ってるより強力+他のソフトより操作が楽なので、本当のところは中の人しか知らない。*【追記】大規模な戦闘シーンとか、現在は主にMAYAが使われているのは確かでしょうね。POSERが完全に使われなくなったかまではわからない。

 

The 3D secrets behind hip anime series RBWY” by Creative Bloq Staff September 16, 2013 3D World
https://www.creativebloq.com/animation/rbwy-anime-action-dynamic-3d-twist-9134477

I have a general distrust for technology and will always put my stake in an artist having direct control. I think there’s very little use for toon shaders or procedural line drawing methods. All of the line work on RWBY is done directly through geometry. …Wherever there needs to be a line, there is a second set of the same geometry slightly extruded and often coloured black to simulate a line. Having the two sets of geometry adjacent and occluding each other gives the perception of a line.“(上記記事引用。私は技術懐疑者でね、アーティストが自らコントロールできるやり方に挑戦しているんだ。トゥーンシェーダー(漫画画のように3D画像を出すやり方)やお決まりの【前もって線を書き込んだり、あとから線を書き足したり、影の部分を線化するなどのやり方で】線を表現なんてのは殆ど役に立たないと思ってるのさ。RWBYの制作で輪郭線を出すのは、ポリゴンから直接取り出してるのさ。…【漫画絵の】輪郭線が必要なときは【元モデル】をちょいと押し出して黒くした二番目のセットを線出しに使う。同じ形状の2つの3Dモデルを互いに邪魔させ合うことで線を出すんだよ)

一見難しく見えますし、特に一番原始的なレンダラーであるOPENCLで有効で、また他のレンダラー=画像再現ソフトを利用する場合、ソフトによってやり方や微妙な設定が異なるのでややこしいですが、原理はその実一緒。

元のモデルと、ピッタリ連動する、せいぜい2-3%くらいまでのやや大きめの第二のモデルを用意し、

第二のモデルには光学的なズレを再現するため、光学拡散効果のあるFresnel効果のあるShaderシェーダーをかぶせ、影を出さないように設定、できれば透明設定で、黒の陰影が出るようにカラー=色を設定。*ソフトやレンダラーごとに細かい設定が異なるので、トライアンドエラーで、うまくいくまで長い時間がかかります。Fresnel効果のあるShaderを持っていない場合は、代用で水再現のShaderを使ってみるのもいい。

8;特に静止画で有効な方法ですが、通常のレンダラーのカラーレンダリングで画像を作成し(1)、同じシーンで別にCEll Shaderを噛ませた輪郭だけのレンダリングで輪郭画像を作り保存、背景透過画像指定でPngかあるいはTIFFで保存(2)。

画像処理ソフトで(1)を読み込み、レイアーとして(1)にピッタリかぶせるように(2)を読み込み、オーバーレイ(不透明度50-70%前後)焼き込みをする。2枚の画像から出来上がった画像を合成で一枚にして、コントラストと、彩度の項目を調整。

[もっとアニメらしく!>>ゲーム&アニメのセルルック3D最新事情] CG World 2016.09.21 Wed

https://entry.cgworld.jp/column/post/201609-cedec-cell.html


トゥーンシェーダーの一例 業務用で高いですよw

LollipopShaders – Shaders + Custom Development for RenderMan + …

MANEKI

 

 


ストックイラスト ストック動画 無償のアニメキャラ制作ソフトVroidと、動画作成にも使える無償のゲームエンジンUnityで、ゆるキャラ主体のアニメ・キャラものは壊滅?

3D CG レンダラーって?

トゥーンレンダリングと、輪郭線エッジ描写作成機能Blender 2.8x、Freestyleの使い方【Blender基本操作入門講座】

Blender 2.80(Ver2.81以降ではうまく行かない) Vroidモデルを読み込む方法【忘備録メモ】古いバージョンのBlenderを新しいバージョンと共存させる方法

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トゥーンレンダリング=既存のアニメ調フリー3Dモデルを使って仕組みを調べましょう :アニメ風表現+トゥーンレンダリングとテクスチャ

鼻の線の表現:アニメ調セルルック(見た目がセルアニメ風)の3DCGでのアニメ制作

Blenderなどのマンガ調表現:テクスチャに陰影を細かく書き込んであるなら、発光Shader;Emission機能を用いる

アニメ調レンダリング(Toon Rendering) 一回のレンダリングで仕上げようとせず、後からレイアー合成を使うのも当然あり

JPEG撮影(あるいはTIFF)での歪曲補正(歪み補正) 社外レンズの場合 社外レンズはRAWで撮影しないと収差補正ができないようにアドビが誘導中ですが…

アドビのLightroomやPhotoshopで、自動で歪曲補正=歪み補正をしようとすると、RAWで撮影してRAW現像して~というステップを推奨し、まさしくアドビのRAW現像商法なので、JPEG、TIFF撮って出し専科の人にはうざいソフト。

国産RAW現像ソフトのSILKYPIXもRAW撮影にカメラマンを誘導したいので…

「SILKYPIX Developer Studio Pro9 新機能紹介:「レンズプロファイル」」

SILKYPIX Developer Studio Pro9 新機能紹介:「レンズプロファイル」

と、アドビと同じくRAW撮影しないと歪曲が補正しにくいように誘導してますね。

でも、これって変な話。カメラ純正の現像ソフトは、JPEGやTIFFでも歪曲=歪み補正を始めとした各種補正は、純正レンズか、他社でも互換承認されたレンズなら、JPEGやTIFFからでもできます。RAWで撮影しないと各種収差が補正できないように仕向けるアドビとか市川ってw

JPEG撮って出し派のあなたが、カメラの内蔵歪み補正が効かない社外互換レンズで歪曲を補正する場合は・・・


最近はソニーのミラーレスEマウントなどのようにカメラメーカー側が、ライセンスした互換レンズメーカーに歪曲収差補正データーを内蔵を許可する例もあります。この場合は

1:カメラメーカー純正レンズ・あるいは社外互換のAFレンズや電子接点を持つレンズの一部(ソニーのライセンス提供で作られる、ソニーミラーレスカメラのEマウント専用の社外レンズで、電子接点を持つものは(シグマ、タムロン、サムヤン、コシナ、トキナー)、もしくはキヤノンEFマウントのシグマ製の互換レンズで発売時期がここ数年のものの一部)の場合

*カメラ内のコマンドのレンズ補正の項目をオン

*メーカー純正RAW現像ソフトで取り込んで、歪曲補正


さて、できるだけカメラメーカー製の純正レンズを使わせたいメーカーは互換メーカーを使わせたくないので(OEMとしての委託生産分は別)、カメラ内での歪曲収差はできるだけ使わせたくないので、歪みの補正がカメラ内ではできない社外互換レンズが多数あります。

2:社外互換レンズで、カメラ側メーカーのサポートがないものでJPEGやTIFFで撮影したものの歪曲補正(ソニーのAマウントシグマ、タムロン、トキナーなどの社外互換レンズや、キヤノンにタムロン、トキナーの互換レンズを使う場合や、ニコンにタムロン、シグマ、トキナー、コシナ、サムヤンの、カメラ内のEXIF情報に「どこのメーカーのどのレンズを使っているかの」情報が、正確に伝達できる電子式接点を持つ互換レンズを使う場合)。どっちにしろ、機械式連動しかないMFレンズ(レンズベビーや無名中華互換レンズなど)の場合は、手動で歪み補正します。

*パソコンに取り込んで、画像編集ソフトで、手動で歪みを治す。

*社外互換レンズの歪曲補正データーを持つ画像編集ソフトのレンズ補正機能で歪み=歪曲を補正(他のソフトとの連携受け渡しをする場合は、TIFF方式で保存してやり取り、最終仕上げでもう一度JPEGに戻す)

JPEG画像の補正は、歪み補正データーはDXOのソフトが、レンズデーターがほぼ完璧に網羅され、新発売のレンズにも手早く対応。

歪曲補正だけが必要なら、DxO ViewPoint 3 が便利 歪み補正の後は、TIFFで書き出し、フリンジや倍率色収差はニコンの無料RAW現像+画像編集ソフトで補正。

DxO ViewPoint – DxO Labs
https://www.dxo.com/jp/photography/photo…/dxo-viewpoint

あとは、サポートするレンズの種類が、「いまどき誰が使うのよ?」、というようなえっと言うようなすごく古いAFレンズ(大昔のシグマAF 500mm F/7.2 APOとかw)の対応データーまでがあったりするが、その反面新しいものでほしそうなレンズ(割と最近発売のTamron 18-200mm f/3.5-6.3 Di II VC (Model B018))のデーターが、なかったりして、迷走気味だが

Corel Paint Shop Proのレンズ補正(倍率色収差補正もできる ただしニコンのカメラの場合は社外レンズでも独自の方式で倍率収差補正をカメラ内でするので不要)
Corel After Shot Proのレンズ補正(倍率色収差補正もできる ただしニコンのカメラの場合は社外レンズでも独自の方式で倍率収差補正をカメラ内でするので不要)
ただしCORELの画像編集ソフトは、ソフトのアップデート特価情報の宣伝がうざので、宣伝機能キチンときっておくように。

PaintShop Pro 2019|ソースネクスト
https://www.sourcenext.com/product/corel/paintshop_pro/

PaintShop Pro – 公式ホームページ
https://www.paintshoppro.com/jp/
以下「レンズ補正」の説明
http://help.corel.com/paintshop-pro/v20/main/jp/documentation/index.html#page/Corel_PaintShop_Pro/using-lens-correction.html


【よもやま話】
シグマの500mm F7.2って日本本社には、もはやデーター載ってませんが、英国シグマには1990年に発売された29年前のレンズとあります。シグマの社長が「びっくりするくらい売れなかった」と回想するレンズ。
Sigma 500mm F7.2 APO Ultra Telephoto
https://www.sigma-imaging-uk.com/sigma-500mm-f7-2-apo-launched-february-1990/

暇な人達が遊びでいろいろ撮っている写真を見ればわかるように、今更買うレンズじゃないですw

大昔のシグマレンズで、新型のキヤノンカメラに対応しないので、キヤノン用EFマウント用は、開放絞り以外使えません。
ミノルタ用Aマウントも、21世紀発売の新型のソニー用では動かない可能性があります。

ニコン用は動くかも?
ペンタックス用は発売されなかった。

ストロボを複数台束ねて使うには?

小型のグリップオンストロボは、中国製の激安品がアマゾンを通じ簡単に手に入ることから、年間数回くらい、せいぜい月一回くらい野外ロケをする人なら、こうした小型ストロボを束ねて大型ストロボの代用とするのが現実的でやすく済むこともあります。単3電池を12ー16本管理する手間はありますが、行った先の100円ショップで買える等結構便利。

激安ストロボは、初期不良も多く、またいきなり発光しなくなるという粗悪製造のため寿命的なトラブルも結構有り、現状一年保証のあるアマゾンブランドのものが一番>修理はしませんが返金返品交換対応してくれる が一番

Amazonベーシック 電動フラッシュ デジタル一眼レフカメラ用 DF500
https://www.amazon.co.jp/dp/B01I09WHLW/

(【追記】2019年6月アマゾンは自社ブランド格安ストロボの取り扱いをやめたようです 2800円位で他のメーカーから類似品はまだゴロゴロしてます 買うときは、万が一不良品の時でも簡単に返品できるアマゾンが直接発送するものを買いましょう。業者独自発送だと中国まで返送しないといけないときがあります)

この安物のストロボのパワーは35ミリ時に30なので、大体3台でガイドナンバー51,4台で60の、モノブロックストロボというものと比較するなら、だいたい150ワットから200ワットのストロボ
に相当するパワーになります。*GODOXのストロボはガイドナンバー36とか、60とか言って売っていますが、100ミリ時や200ミリ時にセットした場合で、35ミリ時にセットした場合はガイドナンバー24~30前後のものがほとんど。アマゾン格安と大差ないか、弱いくらい。しかも中国製の実効パワーは、有名メーカーよりさらにサバ読んでるので実際はもう少し低い。

自動調光モードがない、マニュアル発光のみ、電池の管理がちょい面倒、モノブロックと違い、形状が異なるので、使えるソフトボックスなどに制限が出る、ではありますが、大して動き回らない野外ロケなら
全然あり(取材的に会場動き回って撮影なら、TTLなどの自動調光オートモードがあったほうがいいですよ)。たまにしか屋外ロケしない人なら全然あり。4台格安ストロボ買っても、10000円から1300
0円(200ワット相当のポータブルモノブロックは4万以上しますし、専用電池の管理とかうざくなります)電源の心配もいらないし。また屋外だと、風や、地面が凸凹で安定しないなど、転倒破損のリスク
はどうしても有るので、転倒で壊れたときも、損害は安くてすみます。

また、電波リモートとかややこしいものがなくても、5~10m位のシンクロコードで接続すれば安上がり。

動き回って撮影するなら自動ストロボは必需ですが、決まった場所でじっくり撮るなら、何回か予備ロケハン(テスト撮影のためのロケ)をしているうちに、こういった場所ではどれくらいのパワーとわかるよ
うになるので、マニュアルストロボでも全然大丈夫。光線が強すぎれば、ストロボの発光出力を変えずとも、ストロボ自体をエッチらとはなしておいたり、モデルさんがちょい遠くに移動するとか、現場でなん
ぼでも工夫できます。デジカメの時代ですから、モデルさんより先に設置を済ませて、モデルさんが衣装揃えしてる時間に現場で数回テスト撮影するのもあり。

[追記]ストロボの距離を2倍に離すと、ストロボの強さは、絞り一段分落ちます、逆に半分の距離に近づくと絞り一段分ストロボの光線が強くなります。

屋外で全身広々撮るとか言うには、小型ストロボを3~4台束ねるのは、モノブロックでいうと200ワット以下くらいで、多少パワーが足りないケースもありますが、バストショット、せいぜい膝までなら意外とラクラクこなせたりします。

プロでも、転倒とかで壊れやすいリスクの高い場所に置くのなら、こうした格安機材の活用は大あり。高級セットが、突然の風で倒れておじゃんというのは、ごく普通にありえますからね。
ただしアマゾン格安含めた中華ストロボ故障率は高いので、大事な撮影なら2台は予備を持っていきましょう。有名メーカストロボでも一台は何らかの予備を持っていくのは常識ですが、無名格安は2台は予備があったほうがいい

*なお、リチウムイオン充電池を用いる中国製ストロボ場合、発火の危険性はあるので、日本でしっかり生産者保険に加入している代理店以外(海外からの個人輸入、あるいは怪しい日本の小売業者)から買うと、日本でのPL保険=生産者賠償保険は加入していない扱いになるので、火事まで行かなくても、発火で家具や床に焦げ作ったとかいう場合、あなた自身が損害賠償を全額する義務が生じる可能性があるので要注意。日本国内有名メーカー製品でも発火事故はありますが、一応の責任体制はあります。でも日本での生産者責任体制のない国外メーカーで、日本での賠償保険に加入すらしてないヘンチョコリン輸入業者や代理店から買っていることが、事故によって発覚すると、あなたの信用も台無し。(過去記事・一眼レフ・ミラーレスカメラ用互換電池はどこのがいい おすすめメーカー)*【追記】2019年3月ツィッターでゴドックスAD360のリチウム電池が充電中に発火したと、写真付きで報告が出た模様です。


で、どうやって小型ストロボ束ねて使うのよ?
という質問が当然あります。

1:ガムテープなどでぐるぐる巻きにして一台にする。

2:専用のブラケットを用いる

2番めの用品で言えば、中国製品が多いので、絶対的な強度がイマイチのが多いですが

Selens 撮影 ストロボ用ブラケット ホットシューアダプター トリプルブラケットヘッド アンブレラホルダー SE-31 が、ちょい華奢ですがわりと使いやすい

これはミニプラグ式のシンクロコード(オーディオケーブルでも代用できます)が接続できるので(カメラ側のシンクロソケットをミニプラグに変更できるコードも売ってます)、電波式のリモコンがなくても
発光させられます。


UTEBIT シンクロコード YONGNUO対応 LS-PC635 シンクロケーブル 「2点セット」 for 3.5mm 6.35mm ラジオスレーブ 対応 Sync Cable YN-622C RF-603 RF-603II などに適用 (ねじ込み固定式他社類似品多数)

カメラ各種撮影機材 シンクロコード 5m ジャック小 *中国製で製品の質はてんでバラバラ。やすいので許せるが、使ってるうちにダメになるハズレ品も結構ある
https://www.amazon.co.jp/DragonJapan-%E3%83%89%E3%83%A9%E3%82%B4%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%91%E3%83%B3-680587-%E3%82%AB%E3%83%A1%E3%83%A9%E5%90%84%E7%A8%AE%E6%92%AE%E5%BD
%B1%E6%A9%9F%E6%9D%90-%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%89/dp/B005QUKIWE/


PHOLSY 4 ホットシュー 同期 スピードライト ブラケット 保有者 フラッシュ ブラケット スプリッタ マウント アダプタ アンブレラホルダー Canon Nikon Olympus Panasonic Pentax Fuji Yongnuo Godox カ
メラ フラッシュ用
https://www.amazon.co.jp/PHOLSY-%E3%82%B9%E3%83%94%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%88-%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%96%E3%83%AC%E3%83%A9%E3%83%9B%E3%83%AB%E3%83%80%E3%83%BC-Olympus-
Panasonic/dp/B07CLM9SN5/

UN ユーエヌ
UNX-7405 [DXバウンスシュー赤]
https://www.yodobashi.com/product/100000001001540560/

などを

きちんとしたアンブレラホルダー(3000円以上)とつなぎ合わせ、ライトスタンドもしくは、小型三脚に固定するのがいい

マンフロット Manfrotto
026 [ライトタイト(アンブレラホルダー)]
https://www.yodobashi.com/product/100000001000744781/

銀一 GIN-ICHI
GP0053 [スウィベルアンブレラアダプター]
https://www.yodobashi.com/product/100000001001239303/

*↑これらの類似品の中国製がアマゾンで1000円前後で売られていますが、ちゃっちいので、ストロボ三台乗せるには固定が弱すぎ、動かす部分があるものは、中国製はせいぜい一台ストロボ乗せるのが関の山。


以下のような製品もありますが、5台ストロボを乗せるとプラ製ゆえ、強度不足なので、一台用ですね。

ブラケット——Bowens マウント スピード ライト ブラケット  フラッシュライト ソフトボックス・レフレクターアンブレラに適用
https://www.amazon.co.jp/%E3%83%96%E3%83%A9%E3%82%B1%E3%83%83%E3%83%88%E2%80%94%E2%80%94Bowens-%E3%83%9E%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%83%88-%E3%82%B9%E3%83%94%E3%83%BC%E3%83%89-
%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%88-%E3%83%96%E3%83%A9%E3%82%B1%E3%83%83%E3%83%88-%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%88-%E3%82%BD%E3%83%95%E3%83%88%E3%83%9C
%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%AC%E3%83%95%E3%83%AC%E3%82%AF%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%96%E3%83%AC%E3%83%A9%E3%81%AB%E9%81%A9%E7%94%A8/dp/B01M5KAIDB/

↓さすが中国無名メーカーとは違い業務でも安心の強度ですが、アマチュアには高いですね。
ラストライト
LL LS2530 [イージーボックスプロ用ストロボ4灯ブラケット]
https://www.yodobashi.com/product/100000001003604268/


ライトスタンドは便利?軽量三脚が良い場合もある

ストロボ豆知識 複数台のストロボを使うときのパワー、ハイスピードシンクロ機能は、ミラーレスならNDフィルターも代用選択肢

一足す一は二にならない

中華ストロボ 安いものには理由がある

ストロボ、大型のモノブロックはいらない?

屋外ロケでのストロボを使った ポートレート セオリー 屋外モデル撮影では、半径5メートルが適切という理由 日差しの強い夏のビーチ海岸とかでのモデル撮影も そもそも一番太陽の強い時間や季節を選ぶ「苦行」をする必然性があるかと?]

人物写真撮影にソフトボックスの八角形のオクタゴンタイプが良く使われています

小型クリップオンストロボ複数連結

パープルフリンジ補正 大口径望遠レンズの場合、フリンジ対策より事後補正が現実的な場合もある

色収差であったり、デジタルカメラ特有の現象であったり、センサー側の色んな要素、あるいはそもそもピントの合っていないところで発生する、パープルフリンジなど各種フリンジは、そもそもなんちゃってアポクロマート設計が大部分の写真用交換レンズでは、プリズム現象の一種で(波が立つ海面水面を晴れた日にとれば、そこを通過するときに太陽光はプリズム現象と同じく色ごとに分離します。これでフリンジっぽく写る場合もある)、よく簡単に一言「軸上色収差」と片付けられ、レンズの責任にされますが、レンズそのものの色収差とは別物であったりします*原理上「色収差のでない3DCGの物理レンダラー(光学的に正しい環境光エミュレーションソフトMaxwell, Cycle, Arnold, Vray(の物理モード), Irayなど)」という疑似写真再現ソフトで画像を生成すると、ものの見事に本物の写真ででるのとそっくりなパープルフリンジや各種色付きフリンジが、ピントの合っていない箇所を中心に出現することがあり、この場合、フリンジの発生理由は、水や、ガラス、金属で光線が反射、透過する際に色が分離する=プリズム現象のせいだとわかります。というわけで、パープルフリンジは必ずしもレンズの軸上色収差のみが原因で発生するとは限らない。

が、原因が、レンズの「軸上色収差」のせいとばかり言えないケースも多々あるにせよ、デジタル時代になって特に悩みのタネは、とにかく紫色で派手に出るパープルフリンジ。デジタル専用設計の比較的新しいレンズでは、出にくい場合もありますが、それでも撮影条件では最新レンズでも盛大に出ます。単焦点の明るい高性能レンズほど出やすい。


「パープルフリンジ – Wikipedia」

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%91%E3%83%BC%E3%83%97%E3%83%AB%E3%83%95%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%B8

L41などの強力な紫外線カットフィルターなどで大幅に軽減できることもありますが、結局撮影後、編集ソフトなどで後補正で治すのが現実的な解決策

「Lightroom 実践力アップ講座
第25回 カラーフリンジ補正コントロール」
解説:湯浅立志

http://shuffle.genkosha.com/software/photoshop_navi/lightroom/8122.html

アドビのLightroomという現像ソフトで、馬鹿丁寧にやる例が出てますが、もうちょい簡単で効果的なものはないか?しかも「無料ソフトがいい!」とあなたはそう思うでしょ?


いろんなソフトがありますが、RAW撮影しないとだめとかアホな制限がはいったりしますので、一番使いやすいのは、JPEGやTIFで撮影した写真でも簡単に補正が効くニコンのソフト。いろんなソフトがありますが、ニコンのソフトは、パープルフリンジ除去という点では、無料、操作が簡単かつ、効果が高い*その他の作業ではニコンのソフトは使いやすいとは言えないので、パープルフリンジ除去専用ソフトとして使うのがいいかも?
ニコンの現像ソフトは無料かつ、キヤノンやソニーのカメラで撮影したものでも編集が可能な太っ腹(キヤノンやソニーの専用現像ソフトは他社のカメラで撮影した写真が編集できなかったり、嫌がらせ機能満載)

ニコンの現像ソフトRAWだけではなくTIFやJPEGの補正も可能
パープルフリンジの補正には軸上色収差補正をつかう(しつこいフリンジは一回だけでは足りず、2回、軸上色収差補正をかけないととれない場合もある)
倍率色収差の補正も可能

*軸上色収差補正、倍率色収差ともに、ViewNX-i と Capture NX-Dのどちらでも可能 利用にニコンカメラを持っている必要はない

Capture NX-D
http://downloadcenter.nikonimglib.com/ja/products/162/Capture_NX-D.html

ViewNX-i & Capture NX-D
http://downloadcenter.nikonimglib.com/ja/products/261/VCNXSP.html

フリンジを軸上色収差補正で修正したら、TIF形式で書き出し、他の自分の使いやすいソフトに作業を渡しましょう。レタッチ作業で複数のソフトの間をやり取り場合、TIF形式無圧縮を使う。TIF圧縮でもいい場合があるが、たまに互換性が完全でなく読み込めないソフトが出るため。

Capture NX-Dのやり方

画面右下 初期画面だと何もでなかったり

Clipboard 2

そこで左側から二番目NRのマークの横をマウスでクリック

 

Clipboard 3

カメラとレンズの補正と出てくるボタンをマウス左クリック

 

Clipboard 4

倍率色収差、軸上色収差の項目が出てくる、とりあえずパープルフリンジ補正には、軸上色収差の項目の左側ボックスをクリック。

すると

数字のバーが動かせるようになるので、フリンジが消える位置まで動かす。

*一回では足りなく、もう一度同じ軸上色収差補正を目一杯かけないといけない場合もある。二回以上軸上色収差を目一杯かけると、写真の色が全体に薄くなる場合もあるが、自然な彩度などのコマンドで、色が薄くなったのをごまかす方法がある。


*テクニックのヒント それと後補正で修正しやすいように、使うレンズでの、極端なパープリフリンジが出るシチュエーションを避けて、ソフトで簡単にレタッチできるくらいのフリンジにとどめておくように、使っているレンズのパープルフリンジの出方=「どんなときに出やすい」を確認しておきましょう。

 


業務用交換シネレンズの写真レンズ転用 フリンジが極小の完全なアポクロマート設計のレンズが多い

アオリレンズのポートレートなどでのボケコントロール ティルトレンズを使った応用 Freelensing (Freelens, Freelensed)

アオリレンズ(ニコンではPC-EとかキヤノンTS-Eとか名前がつく。ティルトシフトレンズとも呼ばれる)のうち、斜めにレンズを傾ける=ティルト機能(tilt)を持つレンズは、ポートレートにおいてピントの合う角度を変えるのみならず、ボケを大きく見せるのにも用いられます。アオリ撮影は、大判というフィルムの大型カメラが使われていた時は、ポートレートでも盛んに使われましたが、デジタル一眼が普及しだしてからは、かつてのテクニックが忘れ去られている部分もあり、アオリレンズ=ティルトシフトレンズの使用風景は目立たなくなりましたが、いまでも隠し味的(撮影セッションの5~10%位でティルトシフトレンズを使う)に常用する人は珍しくありません。

レンズをカメラから見て傾ける=ティルトさせて、ピントの合う角度を変えれば、ボケる角度も変わり、ボケの大きさも変わるわけで、ボケにくい広角レンズで、背景にとてつもなく大きなボケを出したりするテクニックが有名です。夜景での背景の光源ボケを大きくするなどのテクですね。

ティルト機能を持つレンズでは、レンズベビーが比較的安価で、オールドレンズの味とされるものを現代の撮影に使いやすいように誇張しているレンズ群なので、ポートレートや情緒的写真の撮影道具目的にはぴったり。ただし、全部手動レンズなので、ミラーレス一眼かライブビューがないと使いにくい。

もっと安価に始めたいなら、ニコンなどの旧式絞りリングのあるレンズ(や他社の機械連動式の古い世代のレンズ)を中古でも新品でも買ってきて、ティルトアダプターを付けて、各社のミラーレスカメラでマニュアル撮影する方法もあります。(参考記事1)

日本だと、自作ティルトレンズとか、自作アオリレンズとかいう名称が使われて、市販の蛇腹などをつけてで自作しているヒトもいます。(参考記事2)

まあ、自作も面倒なら、手持ちのカメラからレンズを外して、手で傾ける方法もあります。原理としてはアオリレンズのティルトと同じことをするわけですが、カメラからレンズを取り外して撮影するので、Freelensと呼ばれることが多いです。(参考記事3)*シフトレンズの真似事もできますが、freelensingと呼ばれる手法でそれをメインに使う人はいない。

これ、めんどっちいし、最近のレンズはレンズの絞り機構が電子制御式のものが多くなり、カメラに取り付けないと絞りがコントロール出来ないものが多いので、最新レンズを使いたい時は難点。

ティルトレンズ(や手抜きの各種処方でのティルト)により、ピントの合う角度を変える場合、背景や前面のボケが大きく変化しますので、ボケにくい広角レンズで大きなボケを出す場合に有効で、それを作画に使う手法で、ティルト機能(やティルト機能付きアダプター))を持っていない普通の撮影レンズをカメラから外して、ティルトさせる撮影法を用いたものが、Freelensedとか言われたりします。まあ、ティルトと同じ意味ですが、なんちゃってティルト撮影という意味ですね。

下の解説記事では、レンズを上下どちらかに傾ける(=ティルト)ことで、画面の一部のボケを大きく出す手法が解説されています。

Freelensing: Two Minute Tips with David Bergman


(参考記事1)
「デジカメドレスアップ主義:オールドレンズでジオラマ写真 ソニーNEX-5 + ライツ ズミクロンR 50mm F2 タイプI」Reported by澤村徹
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/review/dressup/422721.html

アオリレンズ その2 ティルト機能編 弘法は筆を選ばず レンズベビーの活用 レタッチソフト機能による代用 (おまけの応用)シフト機能を応用して中判いらずの超高画質撮影

(参考記事2)
「手作りのティルトシフトレンズを作ろう!2013-09-08」
https://www.lomography.jp/magazine/251079-create-your-own-tilt-shift-lens-jp

(参考記事3)
Lens Whacking / Free Lensing Tutorial for Cinematography and Photography

レンズを傾けるのに邪魔と、新品のニコンレンズのマウント取り外しちゃった豪傑様によるfreelensingによるティルト撮影。
”A Photographer’s Guide to Freelensing, The Poor Man’s Tilt-Shift Lens apr 30, 2013 Jay Cassario”
https://petapixel.com/2013/04/30/a-photographers-guide-to-freelensing-the-poor-mans-tilt-shift-lens/

ボケを活かす写真は、大口径レンズだけではなく、アオリレンズのティルト機能を使うことでも、ボケを表現できる