マイクロストック、投稿型ストックフォト、または投稿型素材写真サイトの話

写真撮影、機材の話題、世界の時事問題、及びストックフォト業界 特に投稿型ストックフォトの裏話が中心になります

タグ: キモオタ道を極めるカメラ講座

フィギュア(ミニチュア)撮影とレンズの焦点距離【マクロレンズ・接写レンズの選び方】

基本はフルサイズでの焦点距離で話ししてますので、APS-Cやマイクロフォーサーズなど、画素サイズが異なるカメラをお使いの場合は換算計算してね

まずはお手持ちの標準ズームレンズで、接写能力の高いものを使って、自分の撮影スペースとの兼ね合いでどのあたりが良いか、色々試しましょう

各社の24-105mm, 24-120mmとか言ったズームレンズは、最近のものは撮影倍率1:5倍(0.2)~0.31倍以上のものが多いので、あるいはマクロレンズが不要な場合もあり、

足りなければ接写リング(マクロエクステンションチューブ)やクローズアップレンズで、接写の能力を高める方法もあります

よほど小さな模型やフィギュアでなければこれで間に合うことがあります

*フルサイズでの話なので、APSーC(DX)のカメラであれば、見かけの撮影倍率が1.5~1.6倍、マイクロフォーサーズは2倍になります *クローズアップレンズは周辺の色収差や、歪曲収差がやや悪化する場合があるので、画像編集ソフトなどでの後修正がいる場合もあります*接写リングか、クローズアップレンズかは、メインレンズとの相性もあるので、実際に組み合わせないとわからない

実際は最近は、専用の接写レンズ(マクロレンズ)を買わず、接写能力がそこそこあるズームレンズを使うのは、商品カタログ撮影物ドリのプロカメラマンでも21世紀には普通にいます。

ので、手持ちのズームレンズで間に合うなら、接写専用のマクロレンズは特に買う理由がないこともあります

焦点距離について(フルサイズカメラでの場合)、とりあえず、90~105mm位のものが他にも使いやすいのでおすすめ

商品カタログなどでは、形が歪まない というのが一応の基本で

人間の見た目に近く、レンズの歪みが補正される撮影距離:被写体の大きさの2.7倍以上の距離を取る【撮影目安の基礎知識】

ミニチュアやフィギュアの大きさの2.7倍以上の距離を取り、モデルを中心におけば、歪みの少ない写真が撮影できます

ので、

フルサイズでは90mm~105mm(APS-Cでは60~70mm)くらいのマクロレンズを買えば、20センチくらいまでのフィギュアであれば、歪みなく撮影できる

ということになります このあたりの焦点距離は、他の用途でも使いやすいので、汎用性も高い

もう少し大きめの1/4スケールフィギュアでは、40センチの身長なので、1m位以上撮影距離を離すと、歪まない写真が撮れます

となると、150-200mmくらいのマクロレンズがあった方がいいとなります

ただし、歪みがなくなる=写真の遠近感がなくなる ということもあるので、カタログ写真ではなく、イメージカット作品的に撮影し、フィギュアや模型が歪んでも、遠近感のほうが大事だという場合、180mmや200mmマクロ接写レンズは不要です。*ただし離れて撮影できるので(ワーキングディスタンスが稼げる)、色々凝ったライティングをする場合、そうした照明機材が画面に入り込みにくい利点が、180mmや200mmマクロにはあります

望遠接写レンズも、望遠ズームレンズで撮影倍率が0.3くらいの接写能力がある場合、専用の接写レンズが必ず必要ということもない時代です(*フルサイズカメラで0.3倍の場合、APS-Cで使うと、見かけは0.45~0.48倍、マイクロフォーサーズでは見かけの撮影倍率は0.6倍になるので、ズームレンズでも間に合う)

ちなみにフルサイズでの、180ミリ専用接写マクロレンズTAMRON SP AF 180mm F/3.5 Di LD [IF] MACRO 1:1 (Model B01)(左)と、ある程度接写能力の高いTAMRON 150500mm F/5-6.7 Di III VC VXD (Model A057)の173mmでの撮影比較

Left: TAMRON SP AF 180mm F/3.5 Di LD [IF] MACRO 1:1 (Model B01) Right:TAMRON 150500mm F/5-6.7 Di III VC VXD (Model A057) At 173mm

まあ、最近は交換レンズも高くなったので、無理してまで専用マクロレンズを買う理由はないともいえます。ある程度接写能力の高い望遠ズームがあれば、大体のケースでいらないかもとはいえます

*TAMRON 150500mm F/5-6.7 Di III VC VXD (Model A057)は、150mm時に0.6mの最短撮影距離ですが、200mmを超える辺りから、最短撮影距離が1mを超えだすので、150~180mmあたりで使うのが使いやすい リンク


一眼レフの頃は、予算のない人は、100mmとか90mmのマクロレンズに、テレコンバーターをつけて、180mmや200mmマクロレンズの代用として使うのもごく普通でしたが、ミラーレス時代になり、ニコン、キヤノン、ソニーとも、自社のミラーレスカメラ専用の100mm, 105mm, 90mmマクロレンズには、テレコンバーターを使えないように改めてしまい、現在は180mm,200mmの接写マクロレンズの生産もやめているので、接写能力の高い望遠ズームで代用するのが一番でしょう(必要なら接写リングをかませる)

*将来的にニコン、キヤノン、ソニー、シグマなどが、ミラーレスカメラ専用の180mmか200mmマクロレンズを開発発売するかもしれませんが、一般の趣味程度の人にはちょいと手を出しにくい価格になる可能性が大ですので、近接撮影性能の高めの望遠ズームで代用が、一般人には現実的な選択肢になりそうです。

写真に、模型やフィギュアの周りの風景なども取り入れたい、あるいは歪みを上手く利用してモデルやフィギュアをよりよく見せる手法を使いたいなら、もっと広角のレンズを使うのも全然あり 35mm. 24mm, 17mmすら使う人はいます

下は、シグマ45mm F2.8をフルサイズで使用した例ですが、より広角レンズで撮影距離が近くなったため、顔がお尻より大きくなっていますが、このほうが遠近感が出ていいと思えば、歪みなど気にしなくて使えばよいのです

SIGMA 45mm F2.8 DG DN | Contemporary C019

ポートレート・人物写真撮影に最適なレンズの焦点距離と撮影距離によるパースペクティブのレンズの焦点距離ごとの考察 3Dソフトによるシュミレーションテスト

マクロ撮影フルサイズ換算で180mm, 200mmと言った望遠マクロレンズが真面目なマクロ撮影で推奨される理由【接写とレンズ選びガイド】

ーーーーーーーーーーーー

画像の利用条件は、日本政府への寄付金一億円(画像一枚ごと、一回に付きです)とし、使用にあたっては寄付を証明する書類などの画像を同時に表示してください、画像使用にまつわる寄付の証明を同時に提示しないでの、勝手な利用は全て不正利用とみなし、

日本政府を当ブログの代理人とし、その不正利用者から、当ブログとの連絡なしに、使用にかかわる寄付金を徴収する権利を、認めます。

ーーーーーーーーーーーーーーー

モデルフィギュア 桜島麻衣 1/4 バニー

*ネットで当サイト画像不正利用を見かけたら、日本之官庁担当に、使用条件としての日本政府への寄付を請求するように、心ある市民は、たとえば文化庁などに連絡していただければ幸いです

優れたボケ味だが、外装などのコスト高で価格が高めと微妙なSIGMA (シグマ) 45mm F2.8 DG DN | Contemporary【アニメフィギュアレンズ性能描写レビュー】The Deviant Review of Sigma Lens

ソニーEマウント、ライカLマウントで販売されています。シグマFPカメラの標準レンズとして、金属外観採用の、Iシリーズの一本で発売

以前の記事でも書いたことですが、

シグマのEマウント、Lマウント用に開発した45mm 2.8 DG DNは、

小型軽量がコンセプトで、Iシリーズ及び、シグマの自社カメラSigma FPのキットレンズとして

高級感を醸し出す全金属製の鏡胴

絞りリング(クリック付き、クリックなし設定にはできない)

MFーAF切り替えスィッチ搭載

を採用することから、軽量化を図るために、レンズの明るさをF2ではなく、F2.8としてレンズ光学系の重量を減らすという方針を取ったものだと思われます

まあ、多分、このレンズはSigmaのFPカメラとセットで買うと2万5千円から3万円くらいで新品が買える という価格上の都合からもF2.8の明るさにとどめた、とも思われます

また接写性能を高めるため、収差の補正が困難なF1.8とかの明るさは採用できなかった?

というわけで、単体売の市場価格5万7千円~6万5千円付近の値付けは、やや高めとも言えます 単体売りの値段なら、F2,F2.2くらいは欲しかった

さて、このレンズは開放F2.8としたことで、ややボケが物足りないこともあるので、球面収差を利用して、ボケをにじませ、ボケが小さくなる弱点を補う方針で設計されたわけですが、

大昔のレンズのように、技術面から球面収差が開放絞り付近で制御できずに残ったのとは異なり、意図的に設計で取り入れたレンズなので、非常に上品な球面収差がでます。トキナーのレンズは、こうしたレンズが多かったですが、シャープさが売りのシグマにしては珍しい企画

色合いは、ソニー純正レンズに近い

ニコンの一眼レフ用のAF-S 58mm F1.4 Gと球面収差の残し具合は性格がよくにて、開放絞りで最短撮影距離付近で撮影すると、ソフトフォーカスレンズのように、滲んだピントとなり、開放F2.8でも、距離が離れれば、シャープに写る 

撮影距離での球面収差によるソフト具合は、最短撮影距離24センチで最大となり、50センチ以上に離れると、味のあるソフトフォーカスとなります。 上の一部切り出し拡大では、わずかにSpherochromatism(球面色収差、 一般的には二次軸上色収差と、不正確に解説されている(円周率3.14で学力低下大騒ぎする割に、他のことは基本的なことでも、デタラメ科学解説をしているのが日本之昭和学力)パープルフリンジが見えますが、かなり小さい部類です)

どのくらい距離が離れると、開放絞りでのソフトフォーカスがなくなるかということですが、球面収差は、周りの明るさにも左右されるので、斎藤千歳氏(元月刊カメラマン編集者ということ)が室内でのチャートテストをしたときは、70cmでは影響があまりないということを

「SIGMA 45mm F2.8 DG DN」高性能な標準単焦点レンズ 近接撮影にも強く、軽量でコンパクト。また近接の絞り開放でフワッと紗の掛かっ

と上の動画の2:28あたりからはなしていますが、

明るいところでは球面収差によるソフト効果は強く出るので、屋外の昼間撮影した場合では1m離れても開放でのソフトフォーカス効果は見て取れます

ちなみに1m離れて撮影したサンプル↓

Sigma 45mm F2.8 DG DN at 1m distance

屋外の明るい環境だと、開放絞りでのソフトフォーカス効果は、Dustin Abottが言うように2メートルくらい離れないと残存するケースが多いようです(室内や暗い場所だと、もっと近くても目立ちにくくなる)

まあ、この開放での比較的距離が近いソフトフォーカス効果は一段絞るとスッキリ、ピント面からは消えます

下は、近距離での開放F2.8(左)と、F4(右)のサンプル

一段絞るとピント面のソフトさは消えますが、ボケている部分の球面収差は他のレンズより強めに残っているので、独特のボケの滑らかさが残り、ボケが大事なら非常に優れた描写をします。球面収差を活かしながら、サジタルコマフレアを抑えた部類なので、距離を変えてもボケは安定

ただし、F4で、他のボケの良いズームレンズに比べものすごく違うといえば

以下は、Sony FE 24-105mm と Sigma 45mm F2.8 をF4で撮影比較したもの

Left(左): Sony FE 24-105mm F4G at F4, Right(右) Sigma 45mm F2.8 DG DN at F4

Sony FE 24-105mm F4Gはズームレンズなので、環境によっては、単焦点かつ球面収差でボケを、どんな環境でもほとんど荒れないようにしたSigma 45mm F2.8よりボケが荒っぽくなることがあるとはいっても、上の比較からだけだと、ボケの良さのために、このSigma 45mm F2.8を買うかといえば、それは微妙

なお、このレンズで採用された球面収差を利用したボケ改善手法で、このレンズは後ろボケを優先しているので、前ボケはあら目になるのは、これは光学原理と設計思想上当然のことです。

開放F2.8近距離でのピント面 設計で計算された球面収差なので、昔のレンズのように、設計で抑えられずに出るモヤンとするソフトフォーカスではないのがわかります

Sigma 45mm DG DN at F2.8 and 50cm distance

まあ、現在のレンズでも、最短撮影距離での撮影だと、二段くらい絞らないと画像がゆるいレンズはいくらでもあるのですが、このレンズは、その開放ではゆるい近距離の長さが、通常のレンズよりだいぶ長めになっているというわけです。収差を補正しきれずに出るというよりは収差を計算して残しているので、他のレンズのように、色ズレやパープルフリンジが強く出るということもないです

球面収差を多めに残しているので、テストチャートなどでの解像テストでは、ずば抜けた数字は出ませんが(それでも開放から全域で40lpmを超えており、4200万画素の良い水準レベルにあり、絞ると中央65lpm、周辺50lpmを超えると、ポーランドのLenstip記事)、普通に使う分の解像度が不足するという事はまずない水準

また、エッジが立つようなピントの切れは、こうした女性型フィギュアの場合、人形ぽさを増幅することもあるので、このくらいのゆるい切れ(解像度自体はある)のレンズのほうがありがたい場合もあります

ちなみに開放F2.8から切れる、タムロンの35mm F/2.8 Di III OSD M1:2 (Model F053)で違う日の撮影ですが開放F2.8で

エッジが立つので、プラ製の人形がより人形ぽくなるので、ピント面が切れるのは、常に好ましいとは限らないという一例

なお、非球面レンズを使っているので、夜景や暗い場所では、弱めだが、玉ねぎボケがある場合もある

Onion Bokeh of Sigma 45mm F2.8 DG DN at F/2.8

周辺減光や倍率色収差、歪曲は、カメラ側での電子補正が前提のレンズなので、まあ、そういうものと割り切るしかないです

ライカLマウント用の、ライカブランドに合わせた高級感のある仕上げが優先になったのでこういうのになったのでしょうが、

個人的にはソニーEマウントでしか使わないので、この値段なら、プラ外装で、開放F2で、F2でソフト、F2.8でくっきり路線であったほうが良かったのになと思います

口径食レモンボケは、F4で極隅以外大部分解消

良い点

AF-MF切り替えスィッチがついている

後ろボケは非常になめらか 前ボケは作画で意図を工夫しない場合は、入れないほうがいい場合もあるので(前ボケは視覚効果では、心理的にびっくり効果となるため)、前ボケが多少劣っても、あまり問題ではない

目立つレベルでのパープルフリンジは出ない、かなり少ない部類

悪い点

シグマFPのセット価格だと3万円以下で新品が買えるので、単体売り価格が高すぎないか?

ーーーーーーーーーーーー

画像の利用条件は、日本政府への寄付金一億円(画像一枚ごと、一回に付きです)とし、使用にあたっては寄付を証明する書類などの画像を同時に表示してください、画像使用にまつわる寄付の証明を同時に提示しないでの、勝手な利用は全て不正利用とみなし、

日本政府を当ブログの代理人とし、その不正利用者から、当ブログとの連絡なしに、使用にかかわる寄付金を徴収する権利を、認めます。

ーーーーーーーーーーーーーーー

モデルフィギュア

桜島麻衣 1/4 バニーバージョン

ーーーーーーーーーーーーー

ステップダウンリングで52mmフィルターの使用は特に不具合なしに見えるSIGMA 45mm F2.8 DG DN | Contemporary

解像性能は開放から良好のSigma 45mm F2.8 DG DN | Contemporaryただ、F2.8ズームが全盛の時代にあえてこれを買うかというと…ポーランドの検証サイトの記事

Sigma 45mm F2.8 DG DN | Contemporary 僕が絶対買わない、素晴らしいレンズのうちの一つ、と英国のレビュー検証動画

https://www.google.com/

深度合成(ピント合成)と、フォーカスブリージング、一般的な撮影ではさほど気にしなくていい【ネットの都市伝説は過剰に心配する必要がないことが多い】

深度合成(ピント合成 フォーカススタッキング(Focus Stacking)フォーカスシフト撮影)は、ピントをずらしながら撮影した写真をピントのあった部分だけ切り出して、張り合わせることで、絞り込まずともピントのあった部分を広げた写真を撮影する手法です

さて、最近ネットでは、深度合成撮影するには。フォーカスブリージング(Focus Breathing ピント位置による画角変化が起きる現象)の少ないレンズ(あるいはブリージング補正機能があるカメラとレンズの組み合わせ)でないと、構図合わせガア~、

とか騒ぐ輩が増えました

まあ、フォーカスブリージングが殆どない、少ないレンズのほうが、深度合成作業で、できればあればいいことは否定しませんが、

一般的な小物撮影では、ピントの移動量をそんな極端に動かすこともないので、そこまで神経質になる必要はないです

試しに、

Tamron SP AF90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 (Model 272E)という、2年ほど前に廃盤となったマクロレンズがありますが、これは、ピント位置での画角変化フォーカスブリージングが大きく、

このレンズを使って、ピント位置を無限遠(下)、50センチ弱(上)で撮影すると、このレンズの凄まじい画角変化=フォーカスブリージングの大きさぶりがわかります

これじゃ、ピントずらしながら、撮影して、あとからピントのあった部分だけを合成する深度合成だと不具合があるように一瞬考えさせる人が、バカが書き込む掲示板とか、巨大便所掲示板に無数に生息したりしているそうですが、

フォーカスブリージングの大きめのレンズでも、実際のピント合成のためにピントをずらす量は非常に少ないので、一般的な商品撮影くらいで使うピント移動量くらいなら、さほど気にするほどフォーカスブリージングは出ません

ためしに、このレンズを開放絞りF2.8にして、眼球の位置にピントを合わせたもの(下)と、後ろ髪にピントをずらしたもの(上)のフォーカスブリージング=画角変化を見てみましょう

ほとんど画角の変化は生じてませんね。

というわけで一般的な深度合成(ピント合成)撮影のために、フォーカスブリージングの少ない、あるいはほぼないレンズが必要と騒いでいる人の発言は、真に受けず、自分の使う条件で手持ちのレンズが問題ないなら、そのまま使えばよいのです。よほど極端なピント合成=深度合成作業を行わないなら、フォーカスブリージングが大きく出るレンズでも問題なく使えます

以前のこの記事

深度合成(ピント合成・被写界深度合成)作業であればいいレンズと三脚【主に趣味の人向けの案内】

で書いた、そこまでフォーカスブリージングは気にしなくても良いと内容の確認記事

ーーーーーーーーーーーー

画像の利用条件は、日本政府への寄付金一億円(画像一枚ごと、一回に付きです)とし、使用にあたっては寄付を証明する書類などの画像を同時に表示してください、画像使用にまつわる寄付の証明を同時に提示しないでの、勝手な利用は全て不正利用とみなし、

日本政府を当ブログの代理人とし、その不正利用者から、当ブログとの連絡なしに、使用にかかわる寄付金を徴収する権利を、認めます。

ーーーーーーーーーーーーーーー

*モデルフィギュア 桜島麻衣 バニーバージョン


フォーカスブリージングの少ないレンズが、ビデオや動画撮影で必要になる場合【フォーカスブリージング神話】アナモフィックレンズ(anamorphic lens)はフォーカスブリージングが可能な限り少ない方がいい

フォーカスブリージングが少ないレンズって、動画で本当に必要なの?【機材の性能項目】

ズームレンズか、単焦点か、2023年の現在どっちを選ぶ 実用上双方とも十分なシャープさがある【キモオタフィギュア撮影道】画像比較サンプル実験

という話で、

Sony FE 24-105mm F4G と Sigma 65mm F2を同じくF4に絞って撮影してみましょう 普通に使うサイズでは、あちこちのサイトで「特記する解像力がある」と評されるSigma 65mmとズームレンズのシャープさの差は、あまりきにしなくていいのがわかるわけです

どっちがズームかは、目のこえた人は、このサイズでもわかりますが、実際の撮影と鑑賞サイズでは、シャープさという点だけでみれば、巷でいうほどズームレンズが、単焦点に劣っていないのは上の比較でわかります。

2015年辺りから新発売の、それなりにしれた名前のメーカーで、一定ランク以上のレンズは、設計上わざと意図していない限り、ズームだろうが単焦点だろうが、大部分の撮影で重要な中心部は、開放から実用上十分なシャープさがあります。周辺減光、歪曲や、色収差も、多くがカメラ側の電子補正機能で修正されるようになり、光学設計のみに頼っていた時代からは飛躍的に進歩しています。TAMRONやシグマは、カメラメーカーレンズよりやや劣るとされていますが、現在出すレンズは、安いものでない限り、解像という点では、キヤノン、ニコン、ソニーなどとほとんどおとりません(AFは一歩劣ることがあるし、値段を安くする分妥協がある点もある)。韓国サムヤンの高級タイプのレンズも、ニコン、ソニー、キヤノンが少し前に出していた一眼レフ用のレンズよりも、収差のでにくさや解像という点では、はるかに優秀

てなわけで

撮影条件によって得意不得意があるものの、昔のように頭を抱えてレンズ性能を心配する必要は余りなくなっています

まあ、このブログでは圧縮で画質が落ちていますが、普通に使うサイズでは、どっちもシャープに見えるわけです.等倍=畳数枚分に引き伸ばせば、単焦点のほうがシャープなのはわかりますけど

ズームレンズのほうがボケが荒れやすくなる傾向がありますが、単焦点レンズでも、撮影条件でボケが荒れる距離があったり、

まあ、単焦点レンズがボケの王様とはいつも必ず言えるものではないです。

単焦点レンズのほうが、開放F値が明るいのでボケは稼ぎやすいです

以下は、Sigma 65mm F2 DNのF2開放

モデルフィギュア:桜島麻衣

ーーーーーーーーーーーー

画像の利用条件は、日本政府への寄付金一億円(画像一枚ごと、一回に付きです)とし、使用にあたっては寄付を証明する書類などの画像を同時に表示してください、画像使用にまつわる寄付の証明を同時に提示しないでの、勝手な利用は全て不正利用とみなし、

日本政府を当ブログの代理人とし、その不正利用者から、当ブログとの連絡なしに、使用にかかわる寄付金を徴収する権利を、認めます。

ーーーーーーーーーーーーーーー

ボケ質の比較 ボケの荒いレンズと上質なレンズとの差AI AF Nikkor 50mm f/1.4D VS Sigma 65mm F2 DG DN | Contemporary : Bokeh Battle

ニコンが2020年生産終了(米国では2021年)した、AF Nikkor 50mm f/1.4Dは、1977年にMFレンズとして販売されたものをAF対応にしたレンズで、設計はものすごく古いものです

1970年頃は、メーカーがカメラレンズの明るさスペックで競い合っており、実用にならなくてもなんとかF1.2やF1.4の明るさを持ったレンズを作って、ユーザーに売りつけていました*まあ、当時の一眼レフカメラで白黒フィルムでの撮影で、赤フィルターを使ったり、偏光フィルターを使うには、できるだけ明るいレンズがないと、フィルターでファインダーがまっくろけっけとなり、ピント合わせが困難だったのも理由。またフィルムの感度が低く、性能はイマイチでも明るいレンズが求められていたこともあります

てなわけで、1977年に発売されたニコンのAF Nikkor 50mm f/1.4Dの、光学系は同じの、初期バージョンの、MF AI Nikkor 50mm f/1.4Sも、開放F1.4の描写は、シャープだが、フレアが大量に出てコントラストも下がり、ぬるい画像しか出せず、きっちりした画像を得るのには、F2.8まで絞らないと行けないものでした。

また、ボケもF1.4、F2では、光源ボケに輪郭がはっきり出たり、やや粗めの描写をします。F2.8になると落ち着きますが

まず開放での例

以下、このAF Nikkor 50mm f/1.4DのF2での撮影を見てみましょう

Nikon AF Nikkor 50mm f/1.4D at F2

なんかボケの出方が、レトロっぽいというか洗練されていませんよね

で、開放からボケが良好の最新設計Sigma 65mm F2 DG DN | Contemporaryと比較してみましょう

Sigma 65mm F2 DG DN | Contemporary at F2

Sigmaの最新レンズのほうがボケがスッキリしていますよね。この例だと、Nikon AF Nikkor 50mm f/1.4Dのボケだけ見ると、悪くはなく見えても、比べると、なんかメリハリのないボケとも言えます

ただし、レンズで撮影する人は、こうしたレンズのボケ質の優劣で考えるのではなく、どのレンズだと、自分の意図に適した描写ができるかということが大事になるので、なんとなく落ち着きがないボケに見えるNikon AF Nikkor 50mm f/1.4Dのボケのほうが、作画の意図としては正解の場合もあります。

まあ、この例だとあまり良くわからないかもしれないので、

開放F2.8のボケが貧弱とされるNikon AI AF Micro-Nikkor 60mm f/2.8DのF2.8での撮影サンプル*ホワイトバランス狂ってますが、面倒なのでこのまま

Nikon AI AF Micro-Nikkor 60mm f/2.8D at F2.8

このレンズだと、ボケが開放だとやや荒っぽいのが分かります*このレンズは絞ると普通のボケ質になる

また、Sigma 65mm F2 DG DN | Contemporary のF2.8での撮影と比較

Sigma 65mm F2 DG DN | Contemporary at F2.8

ボケ方の違いで受ける印象がずいぶん異なるのがわかります

通常は、Sigma 65mm F2 DG DN | Contemporaryのボケのほうが好ましいとされ、大部分の撮影ではこちらの方がいいですが

陰気な、だるい感じ、オカルト、ホラー、神秘なんか表現したいときは、ボケがやや粗めとか、思い切ってぐるぐるとかが出たほうが、作画意図にあっていることもあるので、

結局良いボケとは、作画のテーマによっても異なるものです

ーーーーーーーーーーーー

画像の利用条件は、日本政府への寄付金一億円(画像一枚ごと、一回に付きです)とし、使用にあたっては寄付を証明する書類などの画像を同時に表示してください、画像使用にまつわる寄付の証明を同時に提示しないでの、勝手な利用は全て不正利用とみなし、

日本政府を当ブログの代理人とし、その不正利用者から、当ブログとの連絡なしに、使用にかかわる寄付金を徴収する権利を、認めます。

ーーーーーーーーーーーーーーー

モデルフィギュア

桜島麻衣 1/4 バニーバージョン

ーーーーーーーーーーーーー

Sigma 65mm F2 DG DN | Contemporary口径食の少ない、色収差もほぼ目立たない秀作レンズ【キモオタ写真実写レビュー】Deviant Art of Figure Photography

65mmという、フルサイズカメラでは?と思われる焦点距離+標準系統のF2の単焦点でありながら、ソニー純正でもないのに新品8万前後、のため、同じクラスの価格の標準系統のF2.8ズームが普及した今日では、いまいち盛り上がらないシグマの65mm F2 DG DN | Contemporaryですが、

Sony Eマウントと、ライカLマウント用の二種類が発売中

3D疑似人物撮影=レンダリングソフトのDaz Studioはフルサイズ相当で65mmを標準レンズにしているので、人間絡みの標準レンズとしては、フルサイズ相当での利用は、人体に歪みがでるのが少ないからいいんだろうと思いついたため購入

人間の画角は40~60度くらいとされ、何も考えないときは35~40mm, ちょいと関心を持ったときの画角は40度ということになるので、フルサイズでの65mmは対角37度くらいで、ちょいと関心を持ったものを見るときの人間の視野角に近いので、使ってみれば、使いにくいということはないです。24-70, 28-70mmとかいった標準ズームの望遠側が70mmですから、実際はごく普通に使える焦点距離

当方はSony FE 24105mm F4 G OSSが標準ズームなため、絞りがF2とは言え、二段差あるので、組み合わせ的には悪くないという判断でした

最大撮影倍率1:6.8

最短撮影距離55cm

と旅先で使うレンズとしてはテーブルフォトなどでやや使いにくい場合もあるのですが、そういう撮影ならスマホか、標準ズーム使うので

このレンズは、開放F2から口径食(レモンボケ猫の目ボケ)が極力抑えられていて、F2.8でほぼ解消、標準F2.8大口径ズームレンズで口径食を抑えようと思えば、F5.6まで絞りを絞ることになるので、玉ボケ大好きな人には、このレンズのメリットはあります

Sigma 65mm F2 DG DN | Contemporary At F2

チャートテスト的な検証では、近距離の開放F2はやや甘めとありますが、立体物の撮影では開放F2でも、必要十分なシャープがあります

この環境では、ボケ質が極めていい

まあ、拡大すれば近距離の開放は、ややゆるいですが、鑑賞サイズなら気にならない

F2.8まで絞ると、近接撮影でもシャープです

Sigma 65mm F2 DG DN | Contemporary At F2.8

口径食が少ないので、周辺のレモンボケも目立ちにくいのがこのレンズの特性

発色はソニー純正に近い(タムロンの多くのレンズと、SAMYANGはやや暖色の発色傾向のあるレンズが多い)非球面レンズを使っているが、玉ねぎボケなどの弊害は特に目立たない

ボケも、かなり上質な部類にあり、最高ではないが、ボケ品質でくさすような、荒いボケ方はしない

AFは普通に早いが爆速には程遠い

色収差はかすかに出るが、ザ・色収差のような目障りクラスのはでない

フルサイズでの50mmレンズで同じような撮影をする場合と比べ、顔が大きくゆがみにくい、目的さえ合っていればかえって使いやすいレンズです*当方は検証していませんが、Cameralabが、無限遠遠距離での開放絞りでは像面湾曲で周辺ピント位置がずれるという報告をしているので、星景撮影や夜景の人は、要確認

まあ8万円で、馴染みのない焦点距離の単焦点ということから、購入する人は少ないでしょうが、

ついでにF4での撮影、

Sigma 65mm F2 DG DN | Contemporary At F4

ーーーーーーーーーーーー

画像の利用条件は、日本政府への寄付金一億円(画像一枚ごと、一回に付きです)とし、使用にあたっては寄付を証明する書類などの画像を同時に表示してください、画像使用にまつわる寄付の証明を同時に提示しないでの、勝手な利用は全て不正利用とみなし、

日本政府を当ブログの代理人とし、その不正利用者から、当ブログとの連絡なしに、使用にかかわる寄付金を徴収する権利を、認めます。

ーーーーーーーーーーーーーーー

モデルフィギュア

桜島麻衣 1/4 バニーバージョン

ーーーーーーーーーーーーー

Nikon AI AF Nikkor 180mm f/2.8D IF-ED+Nikon TC-14EII改造でのセミマクロレンズとしての実写サンプルレビュー【キモオタ写真道】テレコン画質

デジタルカメラでフルサイズが普及する前の時期には、2万5千円くらいの捨て値で転がっていたので購入し、その後望遠ズームの性能向上と全盛で、今売っても大して高値にならないため現存のレンズですが、ボケは、今でも、最新レンズと比較してもかなりいい部類なので活用する方法としてテレコンをつけて、インチキマクロレンズ風に使えないかとテレコンかませを実験

AI AF Nikkor 180mm f/2.8D IF-ED – 概要 – Nikon

https://www.nikon-image.com/products/nikkor/fmount/ai_af_nikkor_180mm_f28d_if-ed/

は、接写リング使用のマクロ撮影では、思ったような良好な画像を絞っても得られないので、

いっその事、テレコンバーターを取り付けて焦点距離を拡大することで大きくしたらどうなるかの実験

実験には以下のテレコンを使用

AI AF-S TELECONVERTER TC-14E II – 概要 | NIKKORレンズ

https://www.nikon-image.com/products/nikkor/fmount/ai_af-s_teleconverter_tc-14e_2/

このテレコンは、AI AF Nikkor 180mm f/2.8D IF-ED には取り付けできないように、防止爪がありますが、削り取る改造をして装着できるようにしました。

この組み合わせでは、合成焦点252mmの望遠レンズ(カメラでのEXIF表示は250mm)となり、最短撮影距離1.5mm 撮影倍率0.21倍(元は0.15)の、なんちゃってクォーターマクロのもどき接写性能を発揮するようになります

レンズにテレコンをかませるときの画質は、8割くらいは元のマスターレンズの性能に左右されますが、

合成F値F4の開放での撮影

AI AF Nikkor 180mm f/2.8D IF-ED + AI AF-S TELECONVERTER TC-14E II(Modified) at F4 (252mm)

全体画像としては、特にボケがテレコンで悪化しているようには見えない

細かく見ていくと

ピント面は、

cropped from the above 上の画像のピント面切り出し

このレンズは、特に開放付近でエッジが立つようなピントのシャープさがないので、DXOサイトが、そこの測定基準では、1100~1200万画素の解像性能しかないと低評価しています。

たしかに上のように等倍で表示すればピント面のシャープさキレは、開放絞りではいまいちですが、A3~A2くらいのプリントでは少し柔らかいくらいで、実用上画像がゆるく見えることはないです。

また、フィギュアなどのプラ製製品は、あまりガッチリ写ると人形丸出しになるので、このくらいが生物っぽく見えるいい塩梅かと。ポートレート的な撮影には向いているともいえます。

ただ、鳥や鉄道飛行機などの撮影でトリミングして使いたいという用途には、シャープさ的に物足りないのは確か。*後処理やカメラ設定でシャープを強くすると、見かけのくっきり度は上がります

テレコンは元のマスターレンズの色収差も拡大するのですが、1.4倍くらいのテレコンだと、極端に大きくはなりません

グリーンフリンジもやや強くなりますね

まあ、最近はいろんなソフトで後からこうしたパープルフリンジやグリーンフリンジを除去できるソフトも増え、それで加工すると(まあ手間が増えますけどね、物によっては除去が難しい時がある)

**このレンズは倍率色収差(画像周辺近くの色ズレ)が、絞るとやや大きくなるので、自動的にRGB画像の大きさのズレを検知して倍率色収差補正する機能を持ったニコンの2008年頃以降のカメラ以外のカメラで使うと、テレコンをつけたときにやや目立つ場合もある可能性があるので、Affinity PhotoやNX Studioなど、レンズのデーターがなくても倍率色収差を補正できるソフトが有ると良い場合もある

倍率色収差起因のカラーフリンジの補正【写真レタッチAffinity Photo使いこなし入門】

Nikkor AF 180mm f/2.8 D ED (FX) – Review / Test Report – Analysis

opticallimits.com

Review by Markus Stamm, published July 2012

https://www.opticallimits.com/nikon_ff/722-nikkorafd18028ff?start=1

ーーーーーーーーーーーーー

画像の利用条件は、日本政府への寄付金一億円(画像一枚ごと、一回に付きです)とし、使用にあたっては寄付を証明する書類などの画像を同時に表示してください、画像使用にまつわる寄付の証明を同時に提示しないでの、勝手な利用は全て不正利用とみなし、

日本政府を当ブログの代理人とし、その不正利用者から、当ブログとの連絡なしに、使用にかかわる寄付金を徴収する権利を、認めます。

ーーーーーーーーーーーーーーー

モデルフィギュア

桜島麻衣 1/4 バニーバージョン

ーーーーーーーーーーーーー

https://www.google.com/

Nikon Ai AF 80-200mm 2.8D +ケンコー TelePlus Pro 300 1.4Xの使用で目立つ軸上色収差起因のカラーフリンジの補正【Affinity Photo】 テレコンと画質劣化

ハイパス(高域シャープネス)の話、写真のレタッチではシャープネス加工は、アンシャープマスクが基本のように言われますが、【Affinity Photo使い方機能解説】

【ニコンFマウント交換レンズ思い出紀行】Nikkor AI AF Nikkor 50mm f/1.4D 2022年も残存のレンズ【開放絞りでの撮影サンプル】

2022年になり、2021年には壊れるまで使い続けようと思っていたニコン一眼レフ用のFマウントレンズを一気に大量処分しましたが、

機械式絞りリングと機械式ピントリングの構造のため、写真撮影以外にも、光学スヌートなどにも転用できるこのレンズは、使い回しが効くので残存しています(光学設計が同じMF版はさいならしました)

AI AF Nikkor 50mm f/1.4D 旧製品 – Nikon

https://www.nikon-image.com/products/nikkor/fmount/ai_af_nikkor_50mm_f14d/

2022年10月まで残存しているニコン一眼レフ用Fマウントレンズ、AI AF Nikkor 50mm f/1.4Dは真ん中

2020年にニコンのZ、マウントシステム拡充とともに生産終了したレンズです(米国などでは翌年にディスコンがアナウンス) このレンズはMF版AI Nikkor 50mm f/1.4Sも長く販売されていましたが、

https://www.nikon-image.com/products/nikkor/fmount/ai_nikkor_50mm_f14s/

AF版とともに生産が2020年に完了

初期設計の1974年発売New Nikkor 50mm F1.4から50年近くも同じ光学系で生産販売されていたレンズで、基本は古いガウス型(ダブルガウス)設計なので(正確にはダブルガウス型に、後ろのレンズを一枚足したもの)、オールドレンズと言っても過言ではないでしょう

50mmは標準レンズと呼ばれますが、撮影したいもののイメージが、頭の中ではっきりしているときは使いやすいレンズですが、頭空っぽで出かける際の記念撮影とかでは画角が狭く感じたりで使いにくいことこの上もない

街撮りとかでふらっと出かけるには、40~45mmのほうが実際はありがたい

また、最短撮影距離が45cmなのも、クローズアップレンズがないと不便なこともありました

広角35mmになると、周辺に広角歪みが出やすいことから、スタジオの全身ポートレートでは50mmあたりを使う人が現在も普通です。

フィルム時代の設計なので、状況によっては、デジタルカメラのセンサーに光線が反射して起きるスポットフレアが出る場合もありますが、工夫でどうにでもなる+機構が機械式なので写真撮影以外の光学スヌートなどでの利用に便利、なので個人的にはきにしていません

ガウス型(ダブルガウス)設計は、

歪曲収差と倍率色収差の補正には優れるが、

コマ収差が出やすい また空気にむき出しになる(空気面)レンズの枚数が多いため、コーティング技術の劣る古い時代では、レンズの空気に触れる面が少ないゾナー型設計レンズが、ガラスの反射のフレアーが少なくなるため、開放近くからシャープと

などが言われていますが、このレンズもダブルガウスの設計で、実際は開放からシャープなのですが、球面収差の影響でコントラストが落ち、その分ソフトに見えるというわけです。数段絞らないと、画像に見た目のキレが出ない特性があります

また、軸上色収差が主要因と言われる、パープルフリンジも開放絞り付近で出やすい

まあ、F4以上に絞れば、今の現行のミラーレスレンズに特に劣る部分はないです

ただ、絞って使うなら、現在はズームレンズの性能も上がったので、このレンズである必要もないですけどね。

開放付近ではコントラストが低く甘く見え、さらにこのレンズはボケも開放付近では騒がしい傾向があるのですが、

実際に開放絞りのF1.4で、本ブログの特徴・キモオタフィギュア撮影をしてみましょう

Sample Picture of Nikon AI AF 50mm F1.4D at F1.4 Model 1/4 Figure of Sakurajima Mai Bunny Ver

たしかに、一癖あるボケで、この作例ではわかりにくいものの、状況に応じて二線ボケも出そうな感じですが、これを表現に活かすという方向で撮影するのはありです(この時期に発売されたダブルガウス型の他社の50mmレンズもだいたい同じような性能で、ニコンと大差はない.Sonyの現行レンズ、FE 50mm 1.8も、非球面レンズを一枚足したとはいえ、基本ダブルガウス設計なので、描写性能は似たようなものです)

多少コントラストが甘めなことで、プラスティックのフィギュアがかっちん無機質に映らないメリットもありますので、目的によっては、少し甘いレンズ=だめレンズではない

また、普通の鑑賞サイズでは、開放F1.4でも特に甘いとか言えない

拡大すれば、たしかに下のように

ピントに芯はあるけどフレアのベールがかかり、解像感が出ていないのがわかりますが、この元になる全体の写真のプリントサイズがA2サイズくらいなら、シャープに見える

*アメリカのKen Rockwellがどんなレンズも実用上のシャープネスがあるというのは、実際は多くの場合畳数枚分くらいの拡大をしないとわからないことを、不必要に騒ぐ人が多いからです

こうしたあらが目立ちやすい、新聞紙とか書類の撮影をしてみれば、もう少し性能差がよく出ますが、一般の立体物の撮影で、周辺がボケる構図では、昔のレンズ設計のレンズも実用としては結構使えるということになります。

このレンズ

2022年現在は、中古で2万円以下ほど。ニコンがこのレンズをAF作動させるカプラー式のAFアダプターをミラーレス用に作らない、AFが動く一眼レフの方もどこまで生産が続くかわからない現在、無理して手を出すレンズではないです。まあ1万円以下になれば、余興や、写真機以外に利用する目的があるならいいんでないですか?


Nikkor AF 50mm f/1.4 D (FX) – Review / Test Report – Analysis

https://www.opticallimits.com/nikon_ff/442-nikkorafd5014ff?start=1

歪曲は1.3%の樽型 

周辺減光は F1.4 で-1.8ev F2で、-1.22ev, F2.8で、-0.58ev

倍率色収差は、ニコンのデジタルカメラの新しいものでは自動検出補正されるが、補正されない状態で等倍観察だと、やや目立つ部類 絞っても倍率色収差にはほぼ変化はない

解像度は、中心部から優れていて、周辺もF5.6に絞ると優れた解像

ボケは開放付近ではややナーバスでうるさいボケ(ボケは荒いほうがいいテーマもあるので、好みですけど、花の撮影とかなら柔らかいボケが好まれるのは当然)

Nikon 50mm f/1.4
AF and AF-D NIKKOR (1986-2021)

Ken Rockwell

https://www.kenrockwell.com/nikon/5014af.htm#perf

Nikon Ai AF Nikkor 50mm f/1.4D フォトヨドバシ

http://photo.yodobashi.com/nikon/lens/aiaf50_f14d/

「適度な残存収差が画にぬくもりを与える印象です。」(上記記事)とあるように、無機質プラスティック人形を、有機物っぽく見せる効果が残存収差にあるので、それを活かす方向で使うと、表現の幅が広がる まあ、そういう開放収差が残るレンズを何本ももつ必要はないですが、よく使う焦点距離で一本に持つのはあり


写真家の誤解の歴史 レンズの光学解像力は、「見た目の解像感」とは必ずしも一致しない。コントラストと解像感のトリック 絞り込んでいくと解像感は上がっても、実際の解像力は下がっているという目の錯覚の原理

ーーーーーーーーーーーーー

画像の利用条件は、日本政府への寄付金一億円(画像一枚ごと、一回に付きです)とし、使用にあたっては寄付を証明する書類などの画像を同時に表示してください、画像使用にまつわる寄付の証明を同時に提示しないでの、勝手な利用は全て不正利用とみなし、

日本政府を当ブログの代理人とし、その不正利用者から、当ブログとの連絡なしに、使用にかかわる寄付金を徴収する権利を、認めます。

ーーーーーーーーーーーーーーー

モデルフィギュア

桜島麻衣 1/4 バニーバージョン

ーーーーーーーーーーーーー

https://www.google.com/

2022年、残存FマウントニッコールレンズAI AF Micro-Nikkor 60mm f/2.8Dのデーター 海外レビューサイトの諸性能データー

フルサイズカメラでの標準レンズは50ミリの神話を検証(APS-Cサイズカメラでは33mm相当)【交換レンズ、標準レンズの基礎知識と学習】

フルサイズカメラでの標準レンズは50ミリの神話を検証(APS-Cサイズカメラでは33mm相当)【交換レンズ、標準レンズの基礎知識と学習】

Tamron 150-500mm F/5-6.7 Di III VC VXD (Model A057)でのフィギュアで撮影性能レビュー [Toy Figure Photography] ソニーEマウント交換レンズ 無難には使える

キモオタ写真道を追求する、当ブログでは、アニメフィギュアをモデルにした写真動画関連の記事を書くため、

その目的では、

Tamron 150-500mm F/5-6.7 Di III VC VXD (Model A057)は、当ブログは、主に簡易望遠マクロレンズとして購入したのです。というわけで、当方の目的では、接写時の描写が良ければいいのですが、

Tamron 150-500mm F/5-6.7 Di III VC VXD (Model A057) 166mm F7.1

テストチャートなどの平面被写体のテストでは、他社の同クラスに比べ、やや切れが足りなく見えるテストもあります。ですが、とりあえず、3Dの、実写の立体物では、無難な性能を発揮します。こういった撮影では周辺解像度が~とか言っても、あまり関係ないし

まあ、等倍とかにすれば、高級単焦点レンズと比べれば、やっぱ切れが劣るかな~なんてこともいえますが、普通の鑑賞サイズなら、不満のないシャープさです

カメラ内のレンズ補正収差をオンにしている状態なので、倍率色収差はなく、光線コントラストの高い状況で出やすい、軸上色収差が主原因で起きやすいパープルフリンジも、

F7.1に絞ると、こうした立体物の近距離での撮影では、見当たらず、わずかにグリーンフリンジがでることがあるくらいです。*意地悪に、軸上色収差を出やすくしたテストでは結構色フリンジが出るテストをした人もいますが、普通に使う実用では、よく抑えられている

以下、上の撮影サンプルの切り抜き(portions cropped from the above)

以下は156mm の開放F5.0での撮影 ボケもまあ無難です チャートテストだと、切れ込みが~とかいいたくなるかもしれませんが、こうした女性フィギュア撮影目的なら、特に開放絞りでも問題ない

Tamron 150-500mm F/5-6.7 Di III VC VXD (Model A057) 156mm F5.0

右肩のエッジに僅かな軸上色収差絡みとみられるグリーンフリンジがありますが、

すごく小さい

パープルフリンジが出やすいこの場所も、特に色ズレはでない わずかに、うさ耳の付け根にパープルフリンジと小さいグリーンフリンジが見えるくらい

少し前の一眼レフ用の同クラスの150-600mmとかいったレンズよりズームレンジの短い、150-500mmにこのレンズはなりましたが、色収差絡みの性能は確実にアップ。

これ以上の色収差補正といい出すと、一気に、値段が20万円超えになりますね。まあ値段からすると、正当な性能といえます。

三脚を使いましたが、レンズが重いので、中型三脚だと、手でシャッターをきる場合は、三脚使っていてもブレる場合があります 1/25秒位とか低速シャッターだとね リモコン使用が望ましい

このレンズの発色は、ソニー純正レンズに比べ、やや暖色、ソニーのレンズと色を合わせたいなら、ホワイトバランスを+B1くらいに設定。 ソニーEマウント用タムロンレンズの多くと、サムヤンレンズのソニー用は、やや暖色の発色レンズが多い *このテスト記事ではホワイトバランスは+A0.25設定

このレンズは82mm フィルターだが、当方は、82mmフィルターをつけた上に、更に82-77mm Step Down Ringを用いていますが、今のところケラレが出るという状況はないです。思いっきり絞りを絞るとかすれば、ケラレとかなんかでてくるかも?

このレンズで、82-77mm ステップダウンリングを使って、77mm のKenko ACクローズアップレンズNo.2の利用は、特にケラレもなく使えます

ただ、これから、77mm filterを重ねていくとどこでケラレが出るなどは、まだチェックしていませんw この日はまだ残暑で、作業中に脳が溶けたため、フィルター検証は中断w

モデルフィギュア

1/4 デート・ア・バレット 白の女王 バニーVer.

普通に鑑賞するのはエロいフィギュアですが、写真ブログの記事で、写真モデルに使うには、使えるアングル、場所が少ないので、失敗したかなという感じです

桜島麻衣の1/4バニーは、こうした記事のモデルには使いやすいポーズで、場所もあまり選ばない、ので、これは買って正解でしたが

青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない 桜島麻衣 バニーVer. 1/4スケール

ーーーーーーーーーーーーー

画像の利用条件は、日本政府への寄付金一億円(画像一枚ごと、一回に付きです)とし、使用にあたっては寄付を証明する書類などの画像を同時に表示してください、画像使用にまつわる寄付の証明を同時に提示しないでの、勝手な利用は全て不正利用とみなし、

日本政府を当ブログの代理人とし、その不正利用者から、当ブログとの連絡なしに、使用にかかわる寄付金を徴収する権利を、認めます。

ーーーーーーーーーーーーーー

当関連ブログ用モデルB-STYLE デート・ア・バレット 白の女王 バニーVer. 1/4 完成品フィギュアの感想

Nikon Ai AF-S Nikkor 300mm f/4D IF-EDと、タムロン Tamron 150-500mm F/5-6.7 Di III VC VXD (Model A057)とのボケ比較(A Comparison of Bokeh Quality)

焦点距離ごとの最大撮影倍率と最短撮影距離の検証【Cameralabレビュー記事】Tamron タムロン150-500mm F/5-6.7 Di III VC VXD (Model A057)

フルサイズカメラでの、35mm 1.4大口径レンズは、ボケを稼ぐのが難しいことに注意【広角歪み、機材購入前の注意チェックポイント】

写真用レンズは、モデルとの距離が近くなればなるほど、歪みが生じてきます。

人間の目視と、写真で見る人間のイメージとを一致させるのは、距離を5メートル前後以上開けるのがセオリーとなっています

これ以上近づくと、体がレンズによって歪んで写ることになります。

フルサイズで、35ミリというと広角レンズとなり(APC-Sサイズのカメラなら24mmレンズ相当)、

モデルを大きく見せるには、モデルにかなり近寄って撮影することになり、歪みが大きくなります。

また、広角レンズになればなるほど、背景ボケを大きくしたい場合、モデルとの距離を近づける必要が出て、モデルの体が歪みます。

以下、フルサイズカメラで、35mmレンズのF1.4で撮影した例、かなりモデルに近寄らないと(このときはレンズ先端から15センチくらいだったかな?)、ボケはこのくらいしかF1.4でも出ず、また、モデルのフィギュアのおしりが小さく、顔がデカくなったように見える、歪みも出てますね。

まあ、こういう歪みを逆に利用して、遠近感の演出や、足を長く見せるのに使うのもテクニックですが

Full Frame Camera 35mm F1.4 at F/1.4

背景を大ボケさせたいなら、ズームレンズの望遠側でF4で撮影したほうがよっぽどボケます

以下はフルサイズカメラの90mm F4で撮影したものですが、35mmのF1.4で撮影したのより遥かに背景がボケて、おしりも小さくならず=レンズでの体の歪みが少なくなる 実物に近い印象がでています

Full Frame 90mm F4 Sony FE 24-105mm F4 G OSS

35mm広角レンズでの、大口径レンズを生かしたボケ表現は、大ボケさせるというより、背景をそこそこぼかすという具合に使うという使い方が正しく、

望遠レンズのようにザクッと背景をぼかして飛ばすには、あまり向いていないレンズです。

どっちかというと、広い場所で、風景を絡めたポートレートなどに向いたレンズで、背景をちょいとだけぼかして使うのに35mmは向いています

35mmレンズは被写界深度が広くなるので、35mm F1.4 と35mm F1.8レンズの差くらいなら、ボケの量の違いはさほどなく、特に距離を少し離していくにつれ、ほとんどボケ量は変わらなくなるので、半身や全身ポートレートなどでは、高価な35mm F1.4の必然性はそれほどないです

35mm F1.2と35mm F1.8との比較でも、F1.2でもさほどボケは稼げない

特にモデルとの距離が離れると、せっかくの大口径レンズでも、35mmレンズの場合、85mmほど効果的ではなく、35mm F1.4レンズを無理に買う必要はあまりないです


*フルサイズカメラでの、35mm F1.4レンズは、アナログフィルムが主流の頃には、高感度性能が高くなく、また今のように手ぶれ補正機能が発達していない時代に、できるだけ早いシャッター速度が稼ぎたいという用途のために作られました。

現在は、フルサイズカメラでの35mm F1.2や35mm F1.4は、主に月明かりみたいな薄暗いところでの撮影や、ほんのちょっとのボケ量の差の表現が命の一部のポートレート撮影家(ポートレートでも絞ってしか撮影しない人は多数います)のためにある特殊レンズ

この記事はフルサイズでの話なので、小型のAPS-C(DX)カメラだと24mmレンズあたりの話になります

ーーーーーーーーーーーーー

画像の利用条件は、日本政府への寄付金一億円(画像一枚ごと、一回に付きです)とし、使用にあたっては寄付を証明する書類などの画像を同時に表示してください、画像使用にまつわる寄付の証明を同時に提示しないでの、勝手な利用は全て不正利用とみなし、

日本政府を当ブログの代理人とし、その不正利用者から、当ブログとの連絡なしに、使用にかかわる寄付金を徴収する権利を、認めます。

ーーーーーーーーーーーーーーー

モデルフィギュア

桜島麻衣 1/4 バニーバージョン

ーーーーーーーーーーーーー