マイクロストック、投稿型ストックフォト、または投稿型素材写真サイトの話

写真撮影、機材の話題、世界の時事問題、及びストックフォト業界 特に投稿型ストックフォトの裏話が中心になります

Affinity Photoでのライト光源の色温度測定、どこにスポイトツールがある?カラーメーターの代用としてのRAW現像ソフト

カラーメーターがない場合、銀一などのグレーカード(やカラーチェッカーの類)を、適正露出で、RAWで撮影して、フォトショップやLightroomなどのRAW現像ソフトで、使っているライトの色温度や、色かぶりを測定する方法が広く用いられています*まあいつもRAW現像と撮影をコケにしている当サイトですが、色の測定を行う場合はRAW撮影必須

Adobe以外でも、Affinity PhotoやRaw Therapee, Corel Paint Shop ProなどのRAW現像機能があるソフトであれば、色温度や色かぶりの測定が可能ですが、

Affinity Photoはちょいとお作法が異なるので、

例えばどこにPhotoshop でいう、スポイトツールがあるのじゃとか悩むことがあります

まず、右下の「基本」タブを開き、「ホワイトバランス」をチェックしないと、データーの色温度測定と色かぶりが測定できない

さて、Photoshopなどでは、ここでどこの部分の色温度や色を測定するのかと指定するための、スポイトツールのアイコンが表示されているのですが、

Affinity Photoはひねくれた場所にあり、

「3」のところに、スポイトツール(カラーピッカー)があるんですw

これで色温度が測定でき,以下のように表示される


カラーメーターっているの?メリットとデメリット:撮影機材

Affinity Photoは低価格ながら、ベクトルスコープ(Vector Scope)を搭載し、色の被りなどをチェックできたりします

ホワイトバランスを取るのに最適なのは、しわくちゃにした白い紙なんだ【ハリウッド特撮映画監督の撮影講座】A Cramped Piece of Paper is the best tool for the White Blance

How To Read Scopes In Affinity Photo – Tutorial

中国三脚ブランド、WEYLLAN 自由雲台CH55のレビュー【結構豪華w】

ギア雲台を、ティルト雲台や、あるいは自由雲台に乗せて、ギア雲台の弱点の粗動のめんどくささを解消しようというテク自体は、多くの人に実践され、

ギア雲台の大きな動き(粗動)を改善するために、他の粗動がしやすい雲台に乗せる

最近は中国メーカーのレオフォト(Leofoto)が、自由雲台と、ギア雲台を一体化した製品を出したくらいですが

当方はベンロのギア雲台を、自由雲台に乗せるため、

超大型自由雲台としてWEYLLAN CH55を導入してみました

中国製の超大型ボール雲台=自由雲台としては、SiruiのK-40X(ボール54mm)が海外でも評判を確立ししてますが、写真用大型三脚は縮小のシルイが、製造は終了したということと

WEYLLANは低重心ということで、WEYLLAN CH55を導入することにしました

WEYLLANは、INNOREL、ARTCISE、SWFOTO、BEXINなどと、デザインそっくりな製品が数多く、製造会社が販売会社を色々作って競争させている可能性もありますが(中国は製品企画とかは、実際は工場のある会社が行い、それを商社にもっていき、ちょこっと外観変更などの注文を受けて売り込んでいくビジネススタイルが日本より盛ん。一部はレオフォトにも納品されている模様)これらのブランドは、突き詰めた性能を妥協し、AliexpressやAmazon位からしか買えない直販専用モデルとすることで、価格破壊の低価格を実現していることに、特徴があります

前回InnorelのG44自由雲台かったら、まあ細かい滑らかさは値段数倍のメーカーには、当然やや劣るが、大きなレンズつけなければ、使えるので(44mmボール雲台にしては「ややいまいち」という話は出ますが、値段やすいからね)、Innorelブランドのものを買うかと思ったら、

この55mm大型自由雲台に関しては、フリクションコントロール(動きの抵抗を調整する「フリクション調整機能」ともいう)のあるものは、Innorelブランドのものは存在しておらず(INNOREL G44雲台にもなかったけどw)、

WEYLLANブランドの物を買いました(SWFOTOブランドでは、アルカスイスクランプがレバー固定式に変更になった、ほぼ同一のものTH-55Gがある。 EVUMO DX55と、ARTCISEブランドでも、 55mm Low Profile Tripod Ball Head KB55が、アルカスイスクランプがネジ式でWEYLLANと、若干デザインを変えただけで同じもの。

これらのINNOREL系統よりは、上の中国ブランドとされる LeofotoのLH-55(日本で2024年現在44000円前後)と形がそっくりで、Leofotoも製造工場自体は同じ可能性がwただ、グリスなどのランクが上がっている可能性はある(一応は、日本でも修理が、日本での代理店販売のものなら可能)。もともとは、アメリカのRRS(ReallyRightStuff)の低重心自由雲台LB-55(米ドル550ドル Made in USA)をヒントに中国の製造工場やLeofotoが真似たものナノは確実)

まあ、INNOREL系統の製品は細かく詰めると、ちょいと動きや固定するときに「?」なところがあるのは、激安価格からしてむしろ当然なので、そのへんの微妙に?を、ボールの直径のデカさ=安定しやすいでごまかすために、もっとでかい直径55mmボールの自由雲台を買いました

WEYLLAN CH55 Low Profile Ball Head 55mm Heavy Duty Tripod Head, all metal made, superb quality!

WEYLLAN CH55 Low Profile Ball Head 55mm Tripod Ball Head Heavy Duty 360 Panoramic Tripod Head,

https://www.weyllan.com/products/weyllan-ch55-low-profile-ball-head-55mm-tripod-ball-head-heavy-duty-360-panoramic-tripod-head-cnc-aluminium-alloy-tripod-camera-head-for-tripod-with-two-1-4-quick-release-plates-max-load-88-18lbs-40kg

INNORELのG44は、立派な保証書がついていましたが、WEYLLAN CH55はそういったものは付属せず、しかし立派なケースと、アルカスイスプレートがさらに一個余計におまけと、INNORELにしなくてよかったと思わせてくれますw

まあ、中身は大部分同じのものがほとんどですが、デザインとか付属品は、各ブランドで異なり、一部は他のブランドにないカスタムがされているので(SWFOTOブランドのTH-55Gは、アルカスイス互換のレバー固定式クランプが採用)、この同じ系列の会社の会社の製品は買う前によく見ておくと良いでしょう

55mmボール雲台=自由雲台の摩擦で動きを渋くするフリクション機能は、この雲台では、まあ「さすが」と言わせるくらい滑らかとはいかなくても、使える水準にあり、ひどい水準のものではない。ただもう少し強めに設定できたほうがというのはあります。

そもそも微妙なトルクが大事なら、値段が数倍のアルカスイスや、米国製の手作りRSSまで行きなさいという話になります。中国での大量生産、細かいところをこだわらない+流通はネット限定なことで、格安なわけですからw(中国のLeofotoブランドのLH-55は、少しランクが高いオイルなどが使われているかも?)

まあ安いなりに、寒冷地だとグリスが固くなるとか、コストカットの現実が見えることは色々あるかもしれないですが、

極限状態で使わないなら

目立ったあらは、この値段のものとしてはなさそう

機械の進歩で、安価+高精度な金属加工ができる時代なので、こうした安いものでも、少なくとも、即座に壊れるおもちゃではないです

現在この雲台の価格は、18000円から13000円くらいと、決済通貨によっても、かなり実勢価格が異なことがあったり、かなり値段に格差があるので、安いところをうまく探すのも大事かと


三脚のブレ抑制性能向上には、1~2ランク大きめの雲台を使うというのが手法の一つで、比較的軽めの自由雲台であれば、2ランクくらい大きな自由雲台を乗せても頭でっかちにはならないため

サイズの大きな雲台なので、スリックの大型アルミ三脚プロフェッショナル2(パイプ径32mm)に装着して、500mm超望遠でのブレテストを行うと、かなり優秀なのが以下の動画でわかります(2秒以内にブレが収まればまあ優秀なのが目安)

stockmoneyphoto.wordpress.comのテレグラム支店

https://t.me/stockphotomoney/669


https://www.weyllan.com/pages/about-us?spm=..index.header_1.1)の案内では、EVUMOは、WEYLLANのもう一つのブランドだそうです

WEYLLANは1年保証と、一部の三脚は生涯保証までうたっていますが、INNOREL、ARTCISE、SWFOTO、BEXINと同じくネット通販専門会社で、中国本土にいる人以外には、保証をしてくれる可能性は、せいぜい一ヶ月くらいの初期不良交換以外にはないでしょうね

https://www.weyllan.com/pages/warranty?spm=..product_590de2d9-6041-4da6-bddd-7325b7b2c672.header_1.1

中国系の機材は、安いものは修理はほぼできないと考えてよく、LeofotoやSirui、Benroなど中国系でも、ランクが高い会社の製品も、日本では日本の正規代理店=輸入販売会社が販売した製品しか、修理どころか部品の販売もしないという、いつものパターンが有り、安いとはいっても、ヘタったら買い直しという状況なので

どこの国で買ったものでも日本で同じ形式が販売されていれば、修理を受け付け、修理部品も販売する、イタリアのマンフロットや、ジッツオ、日本のスリックやベルボンとは、アフターサービスが月とスッポンクラスに違うことも、価格差となっているので(アメリカのRSSやKirkも、日本では修理できないことがある。台湾のFeisolも同じ)

自由雲台はへたりにくいから壊れたりの心配はさほどないですが、ギア雲台のような、毎日使うクラスだと、定期的にギアの交換などがいるものは、中国メーカーの製品で、特に高いものは、たまに使うくらいならいいですが、業務使用だと、ギアの消耗で修理ができず、また買い直しなど、高く付く可能性があるのに注意しましょう

中国メーカー・ベンロの日本国内修理対応

無償保証期間は、その国の正規代理店から買ったもののみが対象

保証期間が過ぎたあとは、

1新品交換

2ベンロで整備された故障品を修理したもの

との有料交換で、修理はしてないらしいw(ただ有償での交換の場合、並行輸入品や海外輸入品は受け付けないとは書いていない)

BENRO製品 保証期間と修理について

https://benro.jp/pages/support-benro

**補修部品の販売はないらしく案内はない

シルイは、日本国内の代理店販売のものしか修理、部品販売はないが、修理専門会社UCSでは外注扱いで、シルイ三脚や一脚の修理の可否について問い合せを受け付けるとある(2024年5月現在)

https://www.u-cs.co.jp/wp-content/uploads/2024/01/%E3%82%AD%E3%83%A4%E3%83%8E%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%8B%E3%82%B3%E3%83%B3%E4%BB%A5%E5%A4%96%E3%81%AE%E8%A3%BD%E5%93%81%E3%81%AE%E4%BF%AE%E7%90%86%E5%AF%BE%E5%BF%9C%E4%B8%80%E8%A6%A720240123.pdf


中国三脚ブランド、WEYLLAN、INNOREL、ARTCISE、SWFOTOなどのメーカー(Chinese Tripod and Head)

三脚用の雲台に更に雲台を乗せるためのアルカスイス互換プレート:ゴムやコルクの貼られていないアルカスイス互換プレート【Leofoto 中国三脚メーカー】

INNOREL G44 自由雲台Ball head(通販専門会社の三脚用雲台紹介レビュー)

プロ用アルミ三脚と55mm超大型ボール雲台のブレ振動抑制テスト(A Vibration Test: Slik Professional 2(an aluminium tripod 32mm)+ WEYLLAN CH55 Low Profile Ball Head 55mm + Tamron 150–500mm RDX at 500mm)

Bigger Tripod Ball Head can reduce vibration of aluminum tripod: a Comparison between 44mm ball head and 55mm ball head: 1~2ランク大きな雲台を使うことでも、三脚のブレを抑える性能がアップ

三脚用の雲台に更に雲台を乗せるためのアルカスイス互換プレート:ゴムやコルクの貼られていないアルカスイス互換プレート【Leofoto 中国三脚メーカー】

中国の三脚メーカーレオフォト(Leofoto)は、数年前から、三脚関係をやや諦めた感じのある同じ中国のベンロ(Benro)や、シルイ(Sirui)に代わって、中国のそこそこ高品質な三脚ブランドとして展開しています

中国メーカーの良いところは、とにかく思いついたアイディアはとりあえず実行製品化するという冒険心で、日本のメーカーのように、日本だけの島国規格で囲い込んで、外国製品を締め出すというけちくさい商法を繰り返して、衰退しているのとは偉い違い。

こうした中、レオフォトは、自由雲台とギア雲台を合体させた(まあ、ギア雲台を他の雲台と合体させて使う人は普通にいるので、それなら最初から合体させるぜと、ほんとに製品化するのはすごい)

LH-40GR ギア搭載自由雲台 Leofoto | 株式会社ワイドトレード

や、従来はネジで接続するのが普通だった、ハーフボールと雲台の接続を、クィックシューシステムの一種、アルカスイスクランプとプレートを使う方式を採用したりと、

YB-75LK 75mmハーフボール(ロングハンドル) Leofoto

YB-100LK 100mmハーフボール(ロングハンドル) Leofoto

てなわけで、上に乗せる雲台にも、こうしたアルカスイス型接続ができるプレートアダプターをレオフォトは各種発売しています 通常のアルカスイスプレートとは異なり、3/8ネジが使われ、コルクやゴムと言ったたわみの出るものは貼られていないことに特徴があります

P-LH55 雲台用プレート Leofoto

P-BV15 雲台用プレート Leofoto

当方も、ベンロのギア雲台を、他の雲台の載せるときに使うため、 LeofotoのP-LH55 雲台用プレートを購入しましたが、品質はレーザー加工機械が普及した今、昔と違ってメーカーごとの精度に露骨な差はないので、現在のところ、手抜きもなく良さそうに見えます

固定は付属のレンチでネジを閉める形式

P-LH55 雲台用プレート Leofoto
P-LH55 雲台用プレート Leofoto

まあ、こういう面白いものひょいひょい出してくる中国メーカーは面白いですよね

*Leofoto(レオフォト)は、同じ中国のNeewerやInnorel等より、ランクの上のブランドを目指していますが、小物に関して製造元が他社と同じものと目されるものがやはり有り、場合によっては他社ブランドで買うほうが良い時があったりします


先行して各国で一時期評判になった、シルイやベンロは、品質は力を入れていたものの、製造や設計の経験の不足から、たとえばシルイは石づき交換不能という意味不明の商品展開をしたため、せっかく一脚などでプチブームを作るものの、長く使う製品設計への配慮不足から、人気を落とし、

シルイ自体も、その後は、動画のシネマレンズ等や動画用の三脚に軸足を移動しています

ベンロは、ギア雲台が安くていいと、2024年は、三脚よりギア雲台で話題になってますね


中国三脚ブランド、WEYLLAN、INNOREL、ARTCISE、SWFOTOなどのメーカー(Chinese Tripod and Head)

Ulanzi S-63(Claw S-63)の組み立て方【回転リング付きカメラ三脚座】と感想レビュー

Ulanzi S-63(Claw S-63)は、カメラ三脚や、L字型プレートなしで、三脚に取り付けたカメラの縦横を一発で変換できる、回転型三脚座で、

三脚座のないレンズの縦横位置変換が簡単に行えると、

ここ数年普及しだしたもので、

Ulanzi以外にも、中国ブランドのSmallrig, SWFOTO (LS-63)、Neewer, 日本のケンコー・トキナー(ATOLL)なども類似品を売っています。

多くはミラーレスカメラ用で、一眼レフ用にはもう少し大型タイプでないと装着できないので、大型タイプを揃えているメーカーがいいです

また、買うときは回転リングのカメラ側に、カメラを縦位置にしたときに、上下にカメラの角度がレンズの重さで変化しないようなゴムを張った、出っ張りがあるタイプのものを買うと良いです

またカメラ側につけるアルカスイスプレートは、縦方向になるものがほとんどで、横方向のものはほとんどなさそうなので、三脚の雲台のアルカスイスクランプの向きが変わるのが気になる人は注意

さて、Ulanzi S-63(Claw S-63)は、組立式なのですが、付属の英語と中国語の説明書は、なんかよくわからない代物で、

左下にスマホ用のQRコードがついていて、そこから、Youtubeの説明動画を見よということなのですが、

スマホない人向けに当ブログでリンク先を紹介 これだとわかる

Installation Tutorial | Ulanzi S-63 Rotatable Plate

1:Ulanzi S-63(Claw S-63)は、小型レンズ用のものなので、組み立てネジも細く、そこまで強度はない模様 三脚座のついている大型重量レンズは、その三脚座を使おう

2:取り付けると、レンズの取り付け、取り外しがやや面倒、あるいは事実上不可能になるものもあるので、取り外すことが必要になる場合がある(ボディキャップのみをつけていると、外すときはこの三脚座を外さないと無理だろうね)このため、従来からのL字型プレートが、完全に要らなくなるところまではいかない

3:接続部の直径が太いレンズや、大きなマウントアダプターや、ティルト・シフトアダプターのアオリ機構付きのマウントアダプターを装着ができなくなる

4:自分で組み立ての作業がいり、小さいネジとレンチを使う作業なので、ネジが転がってどっかにいかないように、場所をきちんとしてから作業しよう

5:この製品はグリップ一体型の大型ミラーレスカメラ(Nikon Z9など)には対応していない

6:レンズ側のクィックシューは、アルカスイス型ではなく、Ulanzi専用の形状(位置をずらせば、アルカスイスのクランプで止められなくもないが、アルカスイス互換とするための、Ulanzi Claw クイックリリースクランプ Arca付き クイックシューなどの変換アダプターがあった方が良い https://www.ulanzi.jp/products/ulanzi-claw-quick-release-set-generation-ii-2333) あるいは、アルカスイスのプレートをねじ込む方法も可能なので、アルカスイスプレートを一枚予備を買おう


まあ、買う前の懸念だった、縦位置で使うとき、お辞儀するかも?という懸念は、キチンと、リング側に、お辞儀防止のゴムを噛ませたストッパー役の出っ張りがあるので、心配は無用