高級デジタルカメラとともに終わりを告げる大学教育の急速な衰退:「大学は無駄」という意識がアメリカ人の中で常識となっている現実 2022年の教育の現場
Why Americans are increasingly dubious about going to college アメリカ人が大学進学にますます懐疑的になっている理由
An “alarming” number of people are rejecting college — and it could widen the fissures already polarizing American society.「憂慮すべき」数の人々が大学を拒否しており、それはすでにアメリカ社会を二極化させている亀裂を広げる可能性があります.
Aug. 10, 2022, 5:30 PM JST
NBC UNIVERSAL
By Jon Marcus, The Hechinger Report
https://www.nbcnews.com/news/us-news/americans-are-increasingly-dubious-going-college-rcna40935
*アメリカは連邦国家(参加国が連邦政府に一部の国家権限を委託している形)で、日本の自治体とは異なり、各州が国家主権を持つ「国家」なので、教育など、内政権は大統領にはほとんど権限がなく、ほとんどのことは州知事が管轄し、国立大学はなく、州ごとの大学がある制度
In West Virginia, 46% of 2021 high school graduates went on to college the following fall, 10 percentage points below that state’s high of 56% in 2010. Fifty-four percent of 2021 high school grads in Michigan went straight to college, down 11 percentage points from 2016.(上記NCB記事)ウェストバージニア州では、2021 年の高校卒業生の 46% が次の秋に大学に進学しました。これは、2010 年の同州の最高値である 56% を 10 ポイント下回っています。 ミシガン州では 2021 年の高校卒業生の 54% が大学に進学し、2016 年から 11 ポイント減少しました。…
と各州によって差はあるが、大学進学率がどんどん下がっていることが指摘され
Americans are increasingly dubious about the need to go to college. Fewer than 1 in 3 adults now say a degree is worth the cost, … I just have more and more parents who are saying, ‘Nope. You’re not going to do that. You’re not going to a four-year college.’”…Her students’ parents “just don’t value education the way they did in the past,” said Amanda DeBord, an adviser in a statewide program in Tennessee called Advise TN. … Ever Balladares, said his classmates’ parents in the Nashville suburb of La Vergne used to tell them, “If you don’t go to college, you’re a bum.” That has changed, however. “They don’t think that anymore.”アメリカ人は、大学に行く必要性についてますます疑念を抱いています。 現在、学位を取得する【大学を卒業する】価値があると答えている成人は 3 人に 1 人未満です。 あなたは大学にはいかないのよ。 あなたは 4 年制の大学に行くんじゃない。」…彼女の生徒の両親は、「【彼らの若い頃が大学に行っていた】以前のように、【大学】教育を評価していないだけです」と、Advise TN と呼ばれるテネシー州の州全体のプログラムのアドバイザーである Amanda DeBord は言いました。 . …エバー バラダレスさんは、ナッシュビル郊外のラ ベルニュに住む同級生の両親は、「大学に行かないとダメだ」とよく言っていたと言いました。 しかし、それは変わりました。 「彼らはもう【大学にいかなきゃだめとは】考えていません。」
もともと大学とは、
1:一部の現実世界から隔離された、比較的自由知的空間の中で自由に発想を広げ、研究をし新しい発明につながる文化村
2:リベラルアーツ系の大学、就職に心配のない富裕層の子弟が、制限のある生活で規律を覚える、交友を広めるための文化サロン
という流れがあり、これらが本来の大学ですが、
日本や東洋では、これが官僚養成学校と混同されて発展し、人材のランク付け機関であるかのように誤って発展してきました、
日本のカスゴミ=マスゴミの言う大学の価値って、予備校の入試ランクごっこ資格商法と、文部省のランク付け、国家公務員採用試験(安倍政権でようやくかなり改まりましたが)の価値観に染まったままで、コイツラの言う大学は本来の大学ではないわけです
上に上げた1、2もインターネット革命によって、知識を集積する場所として価値を持っていた大学の価値を大幅に下げました。
日本は、2chやその他アホチャンネルなどの汚染でネットはめちゃくちゃですが、アメリカではオンライン学習は今や充実し、大学などの三流教員教師に習うより、自分のペースで学習するという効率の良い学習が可能になったジャンルが多数あり、高い学費払って大学に行くより、オンライン学習のほうが安上がりで
アメリカ(や英国豪州、カナダ)の大企業も、こうした人材の採用枠を実際に設け、求人から学歴要件を撤廃した企業がどんどん増えたのも、大学進学者の数が減る理由となりました。
もともと、アメリカなどの企業や官庁は、入社試験ではなく、インターンや職場や、他の実務の才能で人を選ぶので、大学行って採用試験や入社試験に出やすいところを習える大学に行く必要もないわけです。