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ソニーのフルサイズミラーレス・ILCE7シリーズ、ILCE9シリーズに、キポンのTS(ティルトシフトアダプター)アダプターを噛ませての、フルサイズ一眼レフ用交換レンズのあおり機能との 蹴られ相性。

簡単にケラレチェックをしただけで細かい画質検証は抜き。[アオリを使う時]は絞るのがほとんどで、ケラレさえでなければよほど安物以外は、「一応の画質」にはなるでしょう。あくまでもフルサイズ用の一眼レフ交換レンズを、キポンのアオリアダプター(TILT SHIFT)アダプターで、ソニーのEマウントシリーズ、フルサイズのミラーレス一眼レフにつけた場合のケラレの目安で、その他の厳密な画質比較をする気はないです。A6500とか小型のカメラであれば、ここに書くようなことはあまり気にせず使えるでしょう。・また短い時間の雑な検証ゆえ誤りがあるかもしれないので要注意

随時更新の予定です ただし暇があったときなのでズボラに試しただけ あおりをかける時はあおり動作による劣化を避けるため+ピントの合う範囲や角度が暴れるため、絞って使うことがほとんどで、開放絞りでの厳密な画質検証もしません。あくまでも見た目でケラレがでないくらいの、いちおうの目安として読んでください。*シフトとティルトを同時にかけた検証ではなく、あくまでもシフトのみ、ティルトのみの実験。

本格的にアオリ撮影を行うには大判カメラにアダプターでデジタルカメラを付ける方法がありますが、これだと運搬と現地での組み上げとかがいるので不便。他にもニコンやキヤノンのTS-E. PC-Eといったアオリ機能を持つ専用レンズ(ニコンキヤノン以外の互換レンズメーカーで、あおり機能が使えるレンズを出しているのは、旧ソ連系のウクライナAraxと、ドイツ資本と組み、光学系にドイツツァイスレンズを組み込んだHartblei、生産中止になりましたがドイツのシュナイダー製の超高性能レンズ(Nikon, Canonよりイメージサークルの大きい大型レンズの採用で、アオリをかけても周辺部まで余裕のある描写)、韓国のサムヤン、後ティルト機能限定のレンズベビー社の各種製品 )は、レンズを傾けたり、ずらして使っても支障が起きないように、一般の交換レンズより、イメージサークル(実際の画像が作られる範囲が、カメラ側のセンサーサイズより大きく取られているため、レンズベビー社のものを除き高価かつ大型です。

そうしたアオリレンズは高価なため、ソニーのフルサイズミラーレスに、大型の中判や大判カメラ用の交換レンズを用いる人以外にも(大型カメラ用の交換レンズなので、あおり操作で動かしても余裕があり、画面にケラレが生じにくい)、アマチュアには主にニコンのAi-S、AF-D, AF-GフルサイズFX一眼交換レンズの機械絞り式(電子絞りが連動するアオリ機能付きマウントアダプターは高価になりすぎるので発売されていない))の交換レンズを、キポンのティルトやシフト機能ができるアダプター(キポンのアダプターはドイツのMirexのあおりアダプターを参考に、簡素にしたものですが、若干機能が省略=回転ロックやティルト機能にクリックがないなどあるものの、絞りリングのあるレンズ用のアダプター以外にも、絞りリングのないGレンズでも一応は使える(でも絞り数値を正確に決めるのが困難でないよりましなくらい)バージョンも出しており、実用上はキポンのものも十分に使えます。アオリ機能がある分、遮光はいまいちなので長時間露光する場合は、黒い布などをレンズマウントアダプターにかけるなど工夫がいる場合もあり)を使って、簡易アオリレンズとして安く使うのも、全体のコストも下がり、比較的軽量で、持ち運びにも便利なので、小型のミラーレスAPS-Cカメラに、主にニコンの古いフルサイズ用のレンズを煽りアダプターを通して使う人もいます。本来の使用方法でないための若干の性能劣化を補うため、絞って使うことが前提になりますけどね。*アダプターは、内面の艶消し塗装が不十分で、市販の植毛紙などを貼ったほうがいい時もある。ただしフルサイズ一眼レフなどの交換レンズは、大判カメラの交換レンズと異なり、カタログにイメージサークルの大きさのデータ表示が出ておらず、個別にテストしてどこまであおりが使えるかを検証する事が必要。

*アオリレンズのシフト機能の多くは現在ソフト加工で可能なことも多く、僅かな仕上がりの良さより、軽い取材や、旅行で持っていく機材の軽量化が優先の場合、ソフトでの加工のほうが実用的。建築写真とか、時間も機材運搬も時間的に余裕があり、ぎっちりした撮影の機会では、まだシフトレンズを使ったほうがいい場合もありますが、昔ほど必須というほどではありません。

*ステッチ=スティッチ撮影(レンズ側を左右上下に動かして風景を分割撮影して後から超高画素の写真に合成する。大判、中判いらずの超高画素写真を作成)方法では、パララックスズレを少なくするため、シフトレンズが有効な場合もありますが、(1)300メートル被写体が離れていれば、超広角を除く普通のレンズでも特になんの工夫することなくても、ステッチ撮影のパララックス誤差は気にしなくてもよい。(2)三メートル以上離れている被写体+100ミリ以上の望遠レンズだと、フォトショップ等の専用ソフト側で各画像のズレ=パララックスを補正して合成してくれる時代で、通常のレンズを使っての手持ちでのスティッチ(ステッチ)撮影=BRENIZER撮影法で、分割した写真を後から一枚に合成する方法でほぼ、シフトレンズがなくても分割撮影から1枚の写真を作る事はできる。*24~35ミリ位の広角レンズでも失敗するケースはあるが、合成ソフトがかなり賢いので、数回ちょいと撮影アングルを変えて同じ被写体の撮影しておくとほぼ失敗なく合成が完成したりする。ので、アオリレンズのシフト機能を使ったスティッチ撮影は、3m位より近い位置で行うブツ撮りとか狭い屋内での近距離ポートレート、資料写真としての厳密な建築物撮影など、以外は、絶対必要とも言えない時代。
(フルサイズ一眼(縦位置撮影の場合は、以下の目安距離を1.5で割ればいい、KISS、D5600など小型カメラの場合、以下の目安の距離の1.5~1.6倍が目安)で、横位置で、85ミリで人物を多少余裕を持って(240cm)全部入れるのに必要な距離は8.5メートル(縦位置の場合、5.6メートル前後)200ミリだと20メートル前後、50ミリレンズなら5メートル、24ミリなら2.4m位、更に手持ちで雑にステッチ撮影=BrenizerMethod撮影した場合、現在合成ソフトでパララックス誤差によって生じる誤差で一枚にまとめる合成に失敗しやすい撮影距離は、大体三メートルくらいより近い位置、という目安があるので、アオリレンズでなければステッチ撮影方法で屋外のポートレートが取れないということはないですね。合成ソフトの発達した今では、あくまでも室内などで3メートル前後以内の撮影を行う場合に、パララックス誤差によるズレが少ないアオリ専用レンズのシフト機能がほしいというだけ。ただ、BrenizerMethod撮影などの、撮影時にパララックス補正(バックシフト)をせずに、後からソフト合成で複数の写真から一枚の写真を作る場合、パララックス誤差による合成ミスを防ぐには場合、被写体から5~6メートル以上離れた(10メートルだとかなり安心だが、ケースバイケース)ほうが失敗率は低くない

*通常のフルサイズ用レンズで、フルサイズ機でアダプターを使ってあおり操作をかけると、本来は使わない範囲やレンズの傾きを使って撮影することになるので、性能の低下もあり、幾分絞って使うことが前提の場合もあります。どっちにせよ特にティルト機能を使う時はピントが合う角度が暴れまくるので、ピント面を広げるために絞りをかなり絞って使うのが前提となり、開放からシャープなレンズをティルトレンズに使う意味は通常撮影時よりは低い。レンズベビーは開放の性能は、意図的にオールドレンズ風なので若干絞るのが良い。

*ティルトとシフトを同時に使う場合、もともと余裕のないレンズが多いのでケラレがもっと早く出る場合がある。

*他にもマミヤ(現在はPHASE ONEに統合)や、ペンタックス645、67と言ったフルサイズより大型の、中判用レンズを、キポンのアオり機能付きマウントアダプターと、もう一個マウントアダプターを噛ませて応用するのもありですが、中判レンズは大きく重い、更に中判では35ミリがフルサイズ換算での超広角で、それ以下の広角レンズは手に入らない。ハッセルブラッド用の中判レンズの応用もありますが、ハッセル用レンズはさらに重い、嗜好品の側面もあるのでメーカーサポートが終わったものでも個人の修理屋とかなどでもメンテが可能だったりするが、高価なものが多い。ビュータイプの大判カメラ+大判レンズも、室内専用なら、あおり機能的には最強(フィルム時代からのプロの多くは大判カメラを持っており、この方法を利用していた)だが、野外持ち出しは大げさになる+広角レンズが馬鹿高いもしくは無い。

*またこの一覧で使えないとされているレンズでも、エクステンダーやテレコンバーターとか呼ばれる、通称テレコンをかませることで、イメージサークルを大きくし、あおりアダプターでティルトやシフトのあおりを目いっぱいにかけても大丈夫にする裏技もあります。理屈の上ではナイスアイディアで一部のレンズでは有効な技です。ただし、アオリアダプターをかませるという利用では、理屈と実際は異なり、逆効果でテレコンをかませると、イメージサークルが小さくなる場合もあります(Lendbaby Edge 80mm 2.8の場合テレコンをかませるとシフトアオリができる範囲が5ミリほど減ります)。画質劣化が少ないとされる1.4倍テレコンだと、キポンのティルトシフトアダプターでの検証のケースでは、実際はテレコンを噛ませても、大部分のレンズは「アオリ操作量が格段に増えるほどにはイメージサークルが大きくならず」、逆にアオリ幅が減るレンズすらあり、全然変わらないか、せいぜいシフト量が二-三ミリ増えるだけのレンズがほとんどです*ただし検証はニコン+ニコン用1.4倍テレコン(ニコン・シグマ、・ケンコーのそれぞれ3つで検証)で行っているので、ニコン+キポンのアオリアダプター+ソニーのEマウント用の1.4倍テレコンという組み合わせだと、【ひょっとすると】イメージサークルがでかくなるかもしれません=無理っぽそうだけどw
テレコンバーターをつけると、コントラストの低下で色の出が薄くなり、解像度も特に周辺部の画質が劣化しますが、安物のケンコーのテレコンでも、レンズごとの相性もあって異なりますが、大体目安では1.4倍位のものなら、相性の悪いレンズとの組み合わせでも、三段ほど絞れば、周辺も「いちおう実用域の画質」にまで向上します(メーカー製(及びシグマやタムロンの高額なバージョンの)の高額なテレコンだと1.4倍位のテレコンなら、目安で2段絞れは周辺もだいたい安定のケースがほとんど)。高額なテレコンと安いテレコンの一番の差は周辺画像の画質の劣化が、高いものは低いということで、中心部はそれほど変わらないケースが多いです、あくまでもレンズの組み合わせの相性もありますけど


いわゆるフルサイズ用の一眼レフ用交換レンズの多くは、ちょい大きめのカメラで使っても若干の余裕があり、フジとかペンタックスのデジタル中判と呼ばれる、なんちゃって中判クラスのカメラなら、周辺の画質が気にならないテーマの写真なら結構使える場合もあります。
キヤノンマウントのレンズを電子アダプターを使ってフジの中判カメラで使うアダプターもあり、結構使えるレンズはあります。
http://www.stkb.jp/shopdetail/000000001065
ただし、蹴られちゃうレンズも結構あり、アオリアダプターを噛ましてのシフト操作になるとほとんどが5ミリ位しかシフトできないでしょう

クリックしてEFFG01_checklist.pdfにアクセス

殆どが三角印でフジの中判で使うとケラレはでますということ。
ニコンの場合もキヤノンと似たようなもの。


*ニコンやペンタックス、マミヤなどの機械式絞り連動機能を持ち、絞りリングもある旧式レンズのほうが、キポンのアオリアダプターを使っての撮影は楽です。絞りリングのないGタイプレンズでも使えるようにしたアダプターもキポンは出していますが、絞り調整がちゃちすぎて、正確な絞りも決められず、イライラするし、電子絞り機構のニコンEレンズには対応しません。アオリ撮影はたいてい絞って行うので、ちょいと古いレンズでも実用上困ることはないです。


(シフト*通常位置の構えでの横へのシフトのみの検証。縦方向へのシフトはここに上げた数字より大体2~3ミリほどさらに余裕はあるだろう)*レンズベビーの意外な性能の高さ=イメージサークルの大きさを実感する結果 もともと簡易な光学系・製造技術で安価な割に高性能(中判用の引き延ばしレンズ)の引き伸ばし系レンズの光学系と設計を、オールドレンズ風にもなるよう収差が開放絞り付近でうまく出る塩梅にアレンジ(ただ設計や製造を雑にすれば簡単)・応用・転用したらしいので、ちゃっちい割にすごいやつ 値段はボッタクリだけどw

ニコン Ai-AF 28-70mm F3.5-4.5D 意外と優秀 45mm時 15度シフトでもケラレなし 望遠側70mm の時は8~9ミリ
ニコン Ai-AF 35mm 2D 11度シフトでもケラレなし
ニコン Ai-AF 50mm 1.8D 12ミリほどのシフト操作でもケラレなし。
ニコン Ai-AF 60mm 2.8D 13ミリほどのシフト操作でもケラレなし。
ニコン Ai-AF 85mm 1.8D 10ミリほどのシフト操作でもケラレなし。
ニコン AF-S 50mm 1.8G 10ミリほどまでならなんとかという感じ
ニコン Ai-AF 50mm 1.4D ほとんど余裕なさそう
Micro-Nikkor 55mm f/2.8S AI-S MFレンズで6ミリくらいまでと言った感じ
Nikkor 24-120mm VR f/4G 全くシフト機能ができる余地なし
Nikkor 18-35mm 3.5-4.5G 18mm時 4mmまでのシフトが可能
PC Micro-Nikkor 85mm f/2.8D ニコンの仕様通り12mmシフトまで
Sigmaの初代12-24mmでもう売っていない 12-24mm ズーム 8mmまでのシフトが 18mm設定時に可能.
Lensbaby Edge 50mm 3.2 15mmのシフトでも耐え抜く 最大シフトで若干周辺減光劣化が見れるので12ミリ位までが妥当?
Lensbaby Edge 80mm 2.8 15mmシフトでも耐え抜く 最大シフトで若干劣化が見れるので12ミリ位までが妥当?
AT-X M100 PRO D 7-8ミリシフト幅の余裕がある *ちなみに縦位置方向シフトは10ミリほどまで)
Tokina AT-X 70-200mm F4 FX 200mm時にズームした時 7-8ミリシフト幅の余裕がある
Tamron 180mm f3.5 di シフト幅5ミリほどの余裕

ニコン Ai-AF 135mm F2D、 Ai-AF 180m F2.8D ED それぞれ8mmほど


(ティルト 横位置で下向きティルトでの検証のみ)ここでもレンズベビーの隠れた意外な高性能(イメージサークルが中判レンズクラスばりに大きいw)が発揮 レンズベビーのEDGEシリーズは中判カメラ用レンズに匹敵するイメージサークルの大きさということが発覚
Ai-AF 24-85mm 2.8-4D 85mm時マクロ撮影時 ティルトは7度位でケラレがで始める 割りと便利ズームなので少し惜しい ただし実用では7度までティルトかけられるなら大部分の用途は満たせる。
ニコン Ai-AF 28-70mm F3.5-4.5D 意外と優秀 全ズーム域ティルト12度に耐え抜く
ニコン Ai-AF 35mm 2D 12度ティルトでもケラレなし
ニコン Ai-AF 60mm 2.8D 12度ティルトでもケラレなし。
ニコン Ai-AF 85mm 1.8D 12度ティルトでもケラレなし。
PC Micro-Nikkor 85mm f/2.8D 本体側8度ティルトに加え キポン側12度ティルトが可能
MODEL 272E. SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1 ティルトは6度くらいまで それ以上はケラレを生じるケースあり
AT-X M100 PRO D ティルト最大限9~10度まで可能) トキナーが見えないところで手を抜かないメーカーということを再発見
Lensbaby 50mm 3.2 Edge Kiponのアダプターでティルト12度、更にレンズベビー本体のティルト機能をかけても余裕あり
Lensbaby 80mm 2.8 Edge Kiponのアダプターでティルト12度、更にレンズベビー本体のティルト機能をかけても余裕あり
Tamron SP AF 180mm F/3.5 Di LD [IF] MACRO 1:1 (Model B01)12度ティルトすると若干ケラレが生じる、8度くらいまでが無難か?


(ペンタックス67レンズの応用)K&F Concept® マウントアダプター PENTAX67-AI Pentax 67マウントレンズ- Nikon AF AIカメラ装着用レンズアダプター マウント変換アダプターなどを利用して、更にキポンのニコン→ソニーあおりアダプターを使って装着 あるいはドイツのMIREX社よりペンタックス67ーニコンあおり機能付きマウントアダプターを個人輸入(特注品・値段は高いが、キポンより遥かに作りはよく三脚座付き)+ニコンソニーEマウントアダプターの連結 アダプター2個連結なので微妙なガタが生じるのは、特に製造精度が若干国産に比べ低い中国製品のアダプターでは避けようはなくもなく(加工精度を一桁上げてある高額な国産アダプターでも二個重ねは狂いが出るのは当然)、内面反射フレアーやガタや平行の狂いなどが生じる可能性があり、開放絞りでの性能は像面湾曲や偏心による狂いが出る場合もある。若干絞りを絞る使用がよい。

ペンタックス67レンズは中判フィルム(元のフィルムの大きさが大きいので大伸ばししなくても大きなプリントが得られる)での利用が前提なため、より小型のフルサイズデジタルヤAPS-Cサイズのカメラで使うと、大プリントにすると、拡大率が大きくなり、中判カメラでは全く問題ないレベルの像面湾曲(平坦性の悪さ。画像全体のピントが平面とならずムラがあり、一部分だけピントが外れたようになる現象)がより大きく目立って、ちょいと絞っても、小型カメラでは思ったような性能が出ないものもある(同じ理屈ですが、フルサイズ用のレンズでフルサイズで使うと画質が良好なのに、APS-Cなどの小型センサーのカメラで使うと画質がしっくりこないレンズが有るのは、大抵の場合像面湾曲が原因。小さいカメラほど、大きなカメラでは問題にならない平坦性のあらが拡大されて見えてしまうから)。
ソニーのフルサイズEマウントカメラで、あおりアダプターを使っても比較的良好な性能と言われるのは(ただしアダプター経由でのガタによる取り付け精度劣化を考慮して、若干絞りを絞っての使用が好ましい)

K&F社製のペンタックス67ニコンFマウント変換アダプター(K&F Concept レンズマウントアダプター KF-P67F)外観そっくりのアダプターが中国メーカー名で各種ありますが、このアダプターに付属の三脚座は600グラム前後の耐久力で設計されているらしいという噂もあります。耐久力600グラムはカメラを足すと軽く1.6キロは超えることが多いので、この600グラムの数字は、レンズ側の重さの限界と思われます。また600グラムの数字の根拠は定かではないものの、多少の余裕があるとしても、こうした中国製は多少剛性を低くして安値を実現しているものが多いので、レンズの重さは一キロ以内が好ましいと思われます。というわけで、800g位のレンズ+カメラあたりならいいいでしょうが、ペンタックス67の巨大ズームや超重量級の超望遠といった2キロ近い、あるいはそれ以上の重いレンズをつけて乱雑かつ長々使用していると、三脚座が重さに耐えられず、折れたりして破損の恐れもあるでしょう)と、キポンのティルトシフトアダプターの組み合わせでソニーA7シリーズでの検証

smc PENTAX67 55mmF4 (当方がテストで使ったのは、77mm フィルターになった旧型で、正式には、SMC Pentax 6X7 55mm f/4と呼ばれた、2代目に当たる(三代あり、一番古いやつはフィルター計100ミリWで重さ900グラム以上) この2代目は重さ620グラムで最短撮影距離が40cm この2代目は開放時の描写が三代目に比べ多少甘い(初代よりはいい)のと、逆光に若干弱いといわれていますが、メリットも有りもっとも小型軽量。実際の使用ではf8Bに絞るので当方はきにせず。 新型NEW(といってもとうの昔にディスコンになっているのは同じですがw)は最短撮影距離が35cm) レンズ横位置+カメラ縦位置のテストだと、11ミリ過ぎてケラレが出る。ので、レンズを縦位置になるように設置+カメラは横位置にして上下シフトすると上下とも15ミリシフトが可能。*原因は不明だがマウントアダプターで光路が遮られているからかも。

smc PENTAX67 135mm F4  シフト11ミリが限界 ただしカメラ位置(縦位置)とシフト方向(レンズ横位置でシフトは下)によってはシフト15ミリは可能。*雑に検証しただけなどで再テストの予定

smc PENTAX67 165mm F2.8 シフト11~12ミリが限界

smc PENTAX67 200mm F4 シフト11~12ミリが限界

とは言っても、特にペンタックス中判67レンズを、いわゆるフルサイズ機であおりアダプターでアオリを使った時の描写に「若干の悪評がある」のはsmc PENTAX67 45mmF4のみで、後は、若干絞れば実用域67ズームも、絞れば実用になる。望遠レンズのシフトの余裕は67レンズでも思ったよりはない。


*参考 ペンタックス67レンズの変遷

http://antiquecameras.net/pentax6x7lenses.html

SMC Pentax 6X7 55mm f/4 は二代目で評判が三代目に比べいまいちという話もありますが使用者は喜んでる(三代目=最後のバージョン(SMC Pentax 67 55mm f/4)の評判が高いのは逆光性能に優れるという点のようです)

https://www.pentaxforums.com/lensreviews/SMC-Pentax-6×7-55mm-F4-Lens.html

あとはレンズベビーのような応用として、中判フィルム用の引き伸ばしレンズをアダプターを噛ませて使う方法もあります。


レンズの焦点距離と撮影する被写体の大きさから、必要な撮影距離が計算できるサイト

「カメラの撮影範囲の計算」
http://keisan.casio.jp/exec/system/1378430392

中判デジタルが無用になる日 ステッチ(=スティッチ)撮影の活用

「50ミリの望遠レンズで撮影したのに、超広角20ミリレンズで撮影したように広い範囲が写っている。遠くの景色を圧縮効果で大きくし引き寄せて迫力が出る。
これは中判デジタルならではの世界で、より小型のフルサイズやDX,APS,フォーザーズサイズのカメラでは不可能な世界。」

なんてのは教科書やメーカーの宣伝を疑いもなく丸暗記してきた暗記世代の弊害、銀塩嫉妬爺と呼ばれる人たちの固定観念。今はデジタル時代。分割撮影して合成という時代。

Brenizer Method(Bokeh Panorama と Bokehrama呼ばれることもある)と海外で呼ばれる、ステッチ(スティッチという書き方のほうが写真では一般的:どっちの表記も一緒)撮影は、パノラマ雲台もアオリレンズのシフトも使わず、手持ちで分割撮影を行い、後から合成して超高画素の写真を作る方法です。主に人物が雄大な光景の中にいる光景を手持ちで撮影記録するために使われる手法です。

https://www.slrlounge.com/workshop/wide-aperture-panoramic-stitching-shot/

上にあるビデオを再生していくと、分割撮影の最中、モデルの髪と、赤いスカートは風でひらひらしていましたが、1000分の一秒で撮影、パソコンのパノラマ機能でうまく合成されるので、出来上がった写真ではスカートは見事に止まっています。後の作例では、125分の一のシャッタースピードで、風でひらひらするスカートを撮影した例でもうまく合成されています。若干の動きならパソコンでうまく判断して繋いでくれるということです。もちろん失敗するときもあるでしょうけどね。このカメラマンは合成の不都合になりそうな場所をうまく避けながら分割撮影したともいえますし。*この撮影方法は、確認用のパノラマ機能を持つソフトが入ったパソコンを、現場に持ち込むのが無難なのは以前も書きました。

一般の風景でも応用できます。ただしカメラを振り回すので、むやみに偏光フィルターは使わないほうがいい(偏光フィルターを使う場合は、合成でムラにならないか、本番前に確認のテスト撮影推奨)。HDRかハーフNDをうまく使うなど工夫がいる


アマチュア投稿フォーラムのサンプル

http://photography-on-the.net/forum/showthread.php?t=1138306&page=103

100-200ミリ位の望遠を使ったほうが、直線の仕上がり等、失敗は少ないと言われますが、↑の上の方に、ボートハーバーの写真投稿している人は、35mm 1.4Lを使っています。まあ、広角レンズ使う人も少ないですけど。100ミリ以上の望遠が失敗する率が少ないと言われても、多くの人が85mmレンズとかの開放を使いたがりますね。

一般に、Breniser Methodを用いた手持ちだけでの分割=ステッチ撮影は、一枚にする合成過程でのパララックス=視差のトラブルを避けるため、モデルとの距離がある程度離れ、前景にもごちゃごちゃしたできるだけ邪魔なもの入れず、背景もぼかし気味の絞りを開けた条件の場合のほうが失敗が少ないです。

以下FLICKRから、作例を紹介(以下二枚の画像はFLICKRが発行し非商用ブログでの使用の許可する埋め込みコードを利用した、インライン表示で、正規の手続きで表示しており、不正利用ではありません・というわけで、本ブログの引用出典とか称して、まとめサイトにこれらの写真を表示すると、著作権侵害の可能性が高くなります。Two Pictures shown below are legally displayed by using the embedding code provided from Flickr.)

Lazy Summer Days はタムロン70-200mm 2.8の、望遠200mm 2.8で16枚の分割撮影で合成というステッチ撮影ですから、モデルとはかなり距離が離れていたことになります。 20140615_Brenizerは50mm 1.4レンズで60枚の分割撮影を行ったそうですが、アオリレンズもパノラマ雲台も使わず、手持ちのため、右の電子レンジ付近の直線にパララックス誤差が出ています。天井も変ですよね。手持ちステッチ撮影では、背景はシンプルなものを選んだほうが、合成ミスに悩まされない可能性が高いということです。また絞りすぎて背景をはっきりさせると、合成誤差の修正がめんどくさいので、絞りは開け気味がいいということです。

今回はじめて個人や非商用であれば、ブログ(やサイト)での表示を許可するFlickrの埋め込みタグを使って画像をインライン表示しましたが、インライン埋め込みを拒否する設定もできるのにしない人が多い、ただで喜んで個人の非商用であれば使わせてくれる人も多いわけで、マイクロストックが流行らなく理由もわかるわけです。

その他手持ちパノラマ撮影の応用によるポートレートの例がたくさん出ています。

Bike

手持ちステッチ=Brenizer Methodが失敗しやすいケースと代替案

近距離のアップのポートレートのステッチ撮影(もしくは部屋などで被写体の前にいろんなものがおいてある場合)は、あくまでも手持ちの手抜き分割撮影で、その後の合成で失敗しやすいケースも有る。

あ)撮影距離が近くなればなるほど難しい。超近距離=マクロ撮影という条件は特に。*3m辺りからパララックス誤差の影響や湾曲が、合成に与える間違いの確率が格段と下がりますが、風景とか建築で慎重を期するなら、6m位以上の距離を置くのがいいかと、

い)標準から広角レンズとレンズが広角になる(望遠になればなるほど少なくなる)。などが重なると、パララックス=視差の誤差(と広角レンズ独特のパース=ビルの上側が縮まったりすることが、広角レンズほど大きくなるので)から合成が失敗しやすくなる。また直線とか変な具合に歪んだりする。

その場合、パノラマ雲台やアオリレンズのシフト機能の出番です。

1)ノーダルポイント(視差=パララックスの補正のためにレンズの正しい回転位置を決める)を設定したパノラマ雲台の利用。手持ちの場合はつながるコマ同士で、半分くらいは写す内容をかぶらせたほうがいいというアドバイスがありますが、パノラマ雲台を使った場合もやっぱり30%くらいはつなげるコマと被った方がいい。

2)特に直線の真っ直ぐをできるだけ維持し、さら絞ったりする場合で、背景も前景きれいに後処理なしに合成したい場合はシフトレンズ(バックシフト(=レンズではなくカメラの方を動かす)が使えない、一般の一眼レフカメラ用のアオリレンズやアダプターで、レンズに三脚座がついていない場合、近距離でのパララックス補正がいる場合があります。この対処は、色んな方法があり、以前ここの記事に解説しました)を用いたほうが好ましい。


シフトレンズ(アオリレンズもしくはアオリ機能付きアクセサリー)ではなく、普通の交換レンズとパノラマ雲台、時として手持ちでPhotoshopのPhotomergeなどのパノラマソフトだけで高画質ポートレートを分割撮影から合成する方法

シフトレンズの活用 ステッチ撮影 小型カメラ・低画素カメラで無理のない高画素写真を作る。一眼レフ用のアオリレンズやアダプターだとパララックスの狂いが合成の障害として生じる場合があるけど・・・

アオリレンズ その2 ティルト機能編 弘法は筆を選ばず レンズベビーの活用 レタッチソフト機能による代用 (おまけの応用)シフト機能を応用して中判いらずの超高画質撮影

Hugin無料のパノラマ作成スティッチ(ステッチ)ソフト

シフトレンズ(アオリレンズもしくはアオリ機能付きアクセサリー)ではなく、普通の交換レンズとパノラマ雲台、時として手持ちでPhotoshopのPhotomergeなどのパノラマソフトだけで高画質ポートレートを分割撮影から合成する方法

アオリレンズのシフト機能を使った分割撮影で、中判がなくてもフルサイズデジタルカメラ(やもっと小さいサイズのカメラ)でモデルを分割撮影し、後から合成で一枚にすることでもスーパー高画質の写真は作れることを書いてきましたが。

アオリレンズや、パノラマ雲台とか言った機材がなくとも、人物がいる光景の写真と、人物がいない光景の写真と言った具合に、左右に分割して撮影し後からパノラマソフトとかで合成するだけでも、ぶっちゃけ結構うまくいくケースもあります(本記事後半で解説)。

でも、立っている人物を頭、胴体、足と言った具合に分割して撮影して、それを合成で1枚の写真を仕立てる場合、アオリレンズのシフト機構や、普通のレンズをつけたカメラをパノラマ雲台の載せて撮影する方法のほうが失敗は少ない。

アオリレンズのシフトを使わず、普通のレンズ+パノラマ雲台を使う場合。

パノラマ雲台を使い、プレートなどで視差=Parallaxを起こさない位置にカメラを移動させ、そこを起点にカメラを回転させ分割撮影を行い、後から1枚の写真に合成する方法です。

視差=パララックスを起こさない位置は、ノーダルポイント(Nodalpoint)と呼ばれますが、それの設定方法は、パノラマ雲台と呼ばれるものを使って探します。
以下の記事参照

「 Nodal Ninja3 MkIIを使ってノーダルポイントを見つける~業務向けの高品質な360度パノラマ写真の作り方を紹介【第3回】」
http://www.dronediy.jp/2016/01/nodal-ninja3-mkii360.html

パノラマ雲台ではなく、もう少しかんたんなノーダルポイント設定用のスライダーを用いて、ノーダルポイントを設定する解説は、前の記事でも紹介した

「Lightroom 実践力アップ講座 第38回 Lightroom CCでパノラマを使いこなせ」解説:湯浅立志」

http://shuffle.genkosha.com/software/photoshop_navi/lightroom/8909.html

の後半「合成の手間を省くためにできる撮影時の工夫」に解説が出てます

とはいっても、上に見るように正確なノーダルポイント設定が結構面倒で、きっちり調整したつもりが被写体の距離が違うと設定し直しとか、現場でぶっつけでノーダルポイント確認することも多くなります(遠距離(200メートルくらい)になるほど、適当か、まったくなくてもソフトの進歩で勝手に補正してくれるので大部分のケースでかまわないのだが、近距離でごちゃごちゃしたシーンになればなるほど、ソフトウェアで合成失敗する確率が高くなるので、撮影時にノーダルポイント設定をきちんとスべきケースが多くなり、設定が難しくなる)、忙しい撮影スケジュールだと、ほぼアバウトにノーダルポイントを決めることが多くなります。逆に事前に使うレンズのノーダルポイントがはっきりわかれば、アオリレンズのシフト機能より手っ取り早い場合もありますし、アオリレンズのステッチ(=スティッチ)で分割するやり方とは、出来上がりの合成写真は、背景の圧縮具合が違ってきます。

Creative Ways of Using Stitching (ステッチ合成の創造的なやり方)
12 Mar 2013
http://blog.reallyrightstuff.com/creative-ways-of-using-stitching/

には、モデルを頭から足まで五枚撮影し、合成した例がでてきます。

the Brenizer Method(Brenizer(http://ryanbrenizer.com/)という人が広めたのが呼び名の始まり。原理自体は19世紀から考案されていたが、アナログフィルムの時代は手間がかかりすぎて広くは使われなかった)と呼ばれる手法があります。

パノラマ雲台を応用(近距離になればなるほど手持ちは避けた方がいいが、実際のロケとかでは時間制約から手持ちで行われること多し)して、標準から中望遠レンズの開放あたりの絞りを使って、あたかも超広角の開放絞りでとったのように、しかも背景が望遠の圧縮効果で大きく見えるように見せかけるわけ(広角レンズで撮影した場合背景はもっと小さくなっちゃいます)。

人物以外の風景も大きく取り入れる場合、写真30枚ほどのステッチ分割撮影をノーダルポイントを設定したパノラマ雲台を用いて行い、広角レンズの24mm1.4とかでは絶対出せないボケの世界を演出する技法です。もちろん、中判無しでの高画素写真を作れるメリットもありますが、30枚の分割撮影をモデルが止まってくれている間に行うわけで、プロのモデルでも静止してるのは30秒位。手際よくやるのが必要。


アオリレンズを使う場合でも、同じようなボケではないですが、シフトと同時に逆ティルトをかけることで、広角レンズで絞ったまま、被写体以外をうまくボケさせることは可能です(背景は小さくなりますけど、練習がいる)。

広角アオリレンズ(Canon TS-ECanon 24mm ts-e f/3.5 II、45mm TS-E)で、ティルト機能で意図的にピントの位置をずらし被写体以外はボケるようにした例は下の記事など。
Creating Artistic Portraits Using A Tilt-Shift Lens June 19th 2016 1:00 PM

Creating Artistic Portraits Using A Tilt-Shift Lens

広角ティルトレンズの場合は、圧縮効果がないので、背景がビヨーンと間延びしますね。これはこれでいいのですけど。

また、アオリレンズならではの描写があり、下の画像のように手前のカップルと、後ろに離れた石垣にのみピントを持ってくる写真は、アオリレンズのティルト機能があってこそできる写真ですね。

http://www.slrlounge.com/wp-content/uploads/2016/06/jay-cassario-tilt-shift-4.jpg

(↑直リングでの画像インライン表示は不正利用ではないと日本の裁判所では判例がありますが、ネチケット的にインライン表示は、さけました。Youtubeみたいに向こうでインライン表示拒否設定をユーザーが選択する場合はともかく、そうでない場合は、個別に判断してます。サウザーネタみたいに相手の宣伝になり、向こうの利益にもなる、画像は小さい低画質のものと判断出来れば画像インライン表示することもあります)

 


ただし、Brenizer Methodは、撮影現場での制約から、パノラマ雲台も用いず手持ちで行うことも結構ある。モデルが止まっていられるのはせいぜい30秒ということを考えれば、3~5枚撮影ならともかく、30枚近くの分割をパノラマ雲台で行うのは逆に難しいから。視差=パララックスは被写体との距離が近ければ近いほどシビアになるので、手持ちの場合はモデルからある程度離れたほうがいいといえますね。


できるだけ失敗しない(特にパノラマ雲台を使わず手持ちでやる場合に重要)Brenizer Method(主にポートレートなどの撮影に用いられる)合成パノラマ撮影のコツは、

1)できるだけメイン被写体の前にじゃまになるものを入れない。

2)カメラを若干回転させるので背景のパースが変わりやすいので、背景をぼかして合成ソフトが多少失敗しても、ごまかしやすくしておくのが良く(あるいは単純な白バックなどを用いる)、絞りは開け気味のほうが成功率は高いようです。

3)中望遠から望遠レンズを使う フルサイズだと85mm使う人が結構いますが、失敗を減らすにはフルサイズカメラで100-200ミリくらいの望遠が最適。まあ、宣伝にヨンニッパ使ってる人もいましたがw手持ちの場合、長い望遠レンズを使うほど、視差=パララックス(Parallax)による合成失敗の確率が減る。逆に広角レンズになればなるほど三脚(トノーダルポイント修正がなされたパノラマ雲台)を使う方がいい→手持ちでは広角レンズ利用は距離が近い場合避けた方がいい

4)合成する隣のコマと、50%くらいの部分が重なり合うのが望ましい

5)PhotoshopのPhotomergeなど機能で合成する際、自動は選ばず、Cylindrical(シリンダー、円筒形)を選ぶほうがエラーが少ない(*この点はAUTO=自動の方がいいという人もいますし、フォトショップよりパノラマ専用ソフトのほうが精度が高いし、調整も楽と議論があります。自分の経験ではフォトショップより、パノラマ・ステッチソフトであるPTGUIのほうが精度も高いし、合成間違いをポイント指定で修正する機能など、レイアーをちまちま動かして修正するフォトショップより優れていると思います)

6)絞りは開放に近い絞りを選べ=あまり絞るな=明るい単焦点が望ましい(Brenizer Methodは広大な光景の中のポートレートを意識した場合に有効な撮影法なので、背景が飛ばすのが望ましいからということもありますが、手持ちの場合、どうしても起きやすい視差=パララックス=Parallaxの狂いや合成のちょっとしたエラーが、細かい背景の場合でやすいのをぼかしてごまかせる)ただし、絶対じゃないですので絞っていいいかどうかはケースバイケースで考えましょう。

7)ピントはメインのモデルなどで合わせてから、MFでピントを固定して分割撮影をする。モデルと離れたところから撮影し、もう一度モデルのところまで戻って来た時、手持ちゆえ狂ってないかもう一度ピントを確認。

8)露出は全コマ同じ露出でマニュアル固定。

 


実践方法の解説は

5 Steps to Rock the Brenizer Method. A Post By: Danielle Ness
https://digital-photography-school.com/5-steps-to-rock-the-brenizer-method/

さて、Brenizer Method実際はアオリレンズでもない普通の85mmレンズで、分割撮影して行われることが多いわけで、以下の動画に実例が手短に要領よく解説(引用ではなく、インライン表示です)、

(以下のシリーズは説明がかなり冗長ですね。)

この方法の場合、手持ちで撮影した場合、ミスでかけている部分が出るのは普通で、実際に合成素材撮影がうまくいったかどうかを確認するため、パノラマソフト=かPhotoshopを入れたノートパソコンを現場に持ち込んで、撮影後実際に合成できるかどうか確認できるようにした方がいいでしょう。

他にも手持ちで分割撮影→合成した例です

How to Make a Panoramic Portrait by Casey Cosley
March 13, 2017
http://blog.creativelive.com/creativelive-challenge-panoramic-portrait/

手持ちでさっとやっただけなので、背景の樹木が若干へんになってますが、ボケてる部分なので、目立ちませんし、言われなきゃ気が付きませんね。

 


シフトレンズの活用 ステッチ撮影 小型カメラ・低画素カメラで無理のない高画素写真を作る。一眼レフ用のアオリレンズやアダプターだとパララックスの狂いが合成の障害として生じる場合があるけど・・・

アオリレンズ その2 ティルト機能編 弘法は筆を選ばず レンズベビーの活用 レタッチソフト機能による代用 (おまけの応用)シフト機能を応用して中判いらずの超高画質撮影

Hugin無料のパノラマ作成スティッチ(ステッチ)ソフト