英国の商業写真家Karl Taylorが、愛用する写真撮影三脚、ジッツォではなく不整地で活躍するManfrotto 058Bが愛用品【本物のトッププロカメラマンが使う、写真撮影用の三脚選びガイド】
英国のトッププロカメラマンの一人であるKarl Taylorさんが、報道写真から商業写真に鞍替えした時期からずっと使っている三脚を紹介しています
Karl Taylorさんは、大学や専門学校に代わる自前のオンライン撮影教室で高く評価され、最近ではBlenderを使った3DCG講座を重点的に行い、一部はYoutubeで無償で見られるようになっています。まあ、一般の人なら無償部分だけでも結構役立つでしょう
まず、冬の凍える寒さで、強風が吹く中、スタッフが風に飛ばされそうになりながら、凍えそうな格好をしてる中、肌を晒してすました顔をいっさい崩さない(すげえ!)、さすがプロの鏡のモデルさんの撮影
まあこういう無茶苦茶な環境であっても、ファッションポートレート撮影企画が出るので、それに応えるのがプロのTaylorさん
下の動画0:15あたりに、Karl Taylorの使っている何やらゴツい三脚が
強風でも耐えられるゴツそうな三脚でないと、こういった撮影では役不足ですからね
夜明け前30分(ブルーアワー的には最高の時間)で、その後にやってくるマジックアワーとゴールデンアワーの時間での撮影を、海岸に三脚を据え付けて、カメラをセットして待つ、Karl Taylor 巷のプロカメラマンや写真家が使うのとは、形状が異なる、ビデオカメラ用の動画三脚に近い形です
Karl Taylorさんが、外でも、スタジオでも愛用している三脚は、
Manfrotto 058B Triautという、6.15kgもある金属製三脚です カーボン三脚でないんですね 非常に重いので、カーボンでなくても重みでブレが抑えられており、多少の風ではビクともせず、野外の困難なファッション撮影と、風景写真を撮る時の必需品で、高さもそこそこ稼げるのでスタジオでも大活躍
この三脚の強みは、脚付け根付近にあるレバーを引くと、凸凹の多い地面や海岸で、簡単にそれぞれの脚の長さを調整できることです
流石に重くででかいので、この三脚の軽量版・マンフロットNeotec Pro Photo も彼は愛用しています。ただ、この軽量版は小型化でちゃちになったせいか、あまり高い評判はなく、現在は製造終了(ただカタログ落ちはさせていないので再生産はあり得る)
動画5:00 三脚のメンテナンスでは、WD-40スプレーを使うのを説明したが、三脚を守るには今でも有効な方法だ
動画1:17 とはいっても、僕の11年間つかってきたManfrotto 058Bは、とうとう脚が伸びなくなったんだ。まあ、僕は何回も海の中で使って、その後、自分で決めた、メンテナンスルールにしたがわなかったせいもあるだろうけどね。
ぶつけたり、航空会社のチェックインでぶん投げられたりしたせいもあるね
動画1:59 そんなわけで、新しく同じやつ買ったんだよ
動画2:10 僕はこの三脚を 風景の撮影で、風や嵐にも耐えられるんで大好きなんだが、問題は重いんだよね。
動画2:24 こうやって担いで歩くんだw
動画2:40 この三脚の良いところは クィックリリースボタンがあることだ
ボタンを押しながら、三脚を持ち上げると、脚がそれぞれ勝手に、降りてきて地面に下がるんだ。平らでない場所で使うには、あっという間にセットできて、最適な三脚なんだよ
ということを話しています
いろんな凸凹した大地や、海岸で、サクッとセットができる、しかも重くて風や嵐でも耐えられるManfrotto 058B、風景写真や国外ポートレートには最高だということですね
動画3:10 からは、スタジオなどでの商業撮影で必要な高さも稼げる三脚だということも解説
動画4:40 とはいっても、この三脚はごつすぎるので、Neotec Pro という小型のものもマンフロットからでていることを紹介 ワンボタンで脚が伸びるから実にいいと、折りたたみもワンボタン操作
別のKarl Taylorさんの動画 Manfrotto 058Bがメイン三脚の理由
動画1:10 Manfrotto 058Bはとても重い三脚だけど大好きさ 強風があっても岩のようにがっしり
動画1:30 この Manfrotto 058Bの良いところは、他にもリリースボタンで一回の操作で脚の長さを調整できることだ。(動画1:51から) 通常の三脚だと何箇所ものロックを操作しなければならず、急いでセットするのか難しい
と、地面が平らでない場所などででセットアップや移動が簡単にできるのがManfrotto 058Bの利点
動画4:50 から、海の塩水に浸かった三脚のメンテナンス方法、脚を伸ばして水で洗い、
動画5:15 WD-40スプレーを、使って三脚をメンテナンス
英国の一流商業写真家Karl Taylorの愛用三脚
058B Triaut Camera Tripod Black
https://www.manfrotto.com/global/058b-triaut-camera-tripod-black-058b/
元々は中判カメラや大判カメラ用に開発された三脚です
058Bを小型にしたようなものも、マンフロットは製品化していましたが、小さい分華奢だったらしく、現在は生産されていません(ただし現行品のカタログに入っているので生産再開はあり得る)
Neotec Pro Photo Tripod
https://www.manfrotto.com/global/neotec-pro-photo-tripod-458b/
Karl Taylorが紹介する、三脚メンテナンス用の、錆取り、サビ防止剤スプレーWD-40
エステー 超浸透性防錆潤滑剤スプレー WD-40 MUP 400ml
Karl Taylorは多数のスタッフを雇って撮影しますから、大型三脚も比較的楽に運用できます また地面が平らでない、岩だらけなどの不整地の撮影が多いことから、通常の三脚よりセットが簡単にできる Manfrotto 058Bがメイン三脚
しかし
ワンオペで、一人で撮影するのであれば、この重量三脚を持っていける範囲は限られる。
さらに
風景写真で一人で撮影、特に登山など荷物を極力減らしたいなら
できるだけ軽いトラベル三脚を選択するというは、ありですね
建築不動産写真では、安い中型三脚を使おうというのが推薦に多くありますが、平らな場所での撮影が多いので、これはこれで間違っていない推薦ですね
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「カメラスタンド モノスタンド」のガイド、物撮りやスタジオでは、三脚より便利なことが多い