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タグ: 三脚の雲台の選び方

不動産写真に最適な三脚ギア雲台:米国の不動産写真プロの2024年新年の案内ガイド コスパ編

米国の建築写真家Nathan Coolさんがおすすめのギア雲台を特集

The BEST tripod head for real estate photography 不動産写真に最適な三脚雲台

この動画はそんなに高くなくて、かつ性能の良い雲台=コスパ優先ということがテーマなので、

アルカスイスの雲台は高すぎるために選外ということになっています

BENRO GD3WH ギア雲台

K&F Concept ギア雲台

がコスパの良い不動産写真用ギア雲台とされ

NEEEWERも180ドルほどのギア雲台を出したがまだ検証していないということ

動画4:01 古い時代には皆、マンフロット 410 ギア雲台 (https://www.manfrotto.com/jp-ja/410-junior-geared-tripod-head-easy-to-use-ergonomic-knobs-410/)を買ったものだが、僕は今は勧めない 人気は落ちている(*当ブログ 多分中国製メーカーの躍進のせいでしょう)

動画4:52 ポピュラーな雲台としては、

SUNWAYFOTO GH-PRO II ギア雲台 SF0294

があるが、Nathan Coolさんは、このギア雲台は、4キロと、耐荷重量が低いので、「不動産建築」写真では、耐久性能が低いということになり、勧めない としています

動画7:29 BENRO GD3WH ギア雲台 の弱点は、アルカスイスプレートを固定するクランプだ 2重のセーフティーロックとなっているが、これが安っぽい金属ギアと、プラ製のノブでできていて、下手なことすると、ここのプラのノブが壊れる事があって、僕も壊したことがあるんだ という話

動画8:43 K&F Concept ギア雲台 についてくるアルカスイスプレートは、カメラがしっかり固定できない等かなりのアレなものだ ***まあ、こう言われたのでメーカーも改良してくるかもですが、別のアルカスイスプレートを買った方がいいかもです


動画の中でNathan Coolさんは言っていませんが、コメント欄で

1;L型ブラケットについてはまた動画を作る**不動産写真は横位置基本なので、縦位置で使う発想はなかった模様

2:Leofoto G4雲台は勧めない Arca Swiss D4の劣化版だし、現在市場で売ってるところを見つけるのが難しい

3:Arca Swiss Cube C1 は、今回の動画は安くて品質の良いギア雲台というのがテーマなので、2000ドルもするから取り上げなかった

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建築写真に最適な三脚ガイド:時代はフルサイズ主流の時代となり、2022年には中型三脚を推奨が増えた

スリック三脚トラベルスプリントと中華格安自由雲台【製品レビュー】小型三脚で、自由雲台(ボール雲台)を使う場合は、自由雲台のランクを1~2ランク上げるとブレ防止性能が上がる

三脚は持ち運べる範囲でできるだけ足が太くてでかいものが良いのは、今でも変わりません

しかし、撮影条件によっては、

旅行が主体で、撮影は二の次の場合

など、

できるだけ小さくてコンパクトな三脚が欲しい時もあります

てなわけで、

未だに愛用しているのがスリックのトラベルスプリント

初代の物のデーターはスリックの案内からは消えていますが、

改良型の二代目のデーターはあり、二代目はトラベルスプリントではなく、スプリント Mini IIとして販売されました

スプリント MINI II GM

http://www.slik.co.jp/discontinued/digital-series/d_sprint/4906752106235.html

エレベーターをあげない状態での高さ

880mm

エレベーターをあげた状態での高さ

1080mm

パイプの一番太い部分20mm

超ヘロヘロへロ三脚

ですが、

縮長:350mm

0.78 キログラム

の超軽量と、レバーロックによるワンタッチでのセットアップ

なので、

旅行には活躍することもある三脚

当然ヘロヘロでもあるので、

雲台を、アマゾンやAliexpressで3000円ほどで売っている 2ランクほど大きな、ボール直径28mmほどの激安自由雲台に置き換えて、強度をごまかして使っています

あまり伸ばさず、1/15~4秒くらいのシャッター速度を避ければ、超望遠は当然結構苦しいですが、標準広角系では、意外と使い物になったりします 

この雲台、アマゾンなどでいろんなNeewerなどのブランドで2500~3000円ほどで売っているものです。やすいので、シビアに見れば、ボールの動きや固定が、ノブ固定で動いたり、ややぎこちない部分はありますが、固定できれば意外としっかり 価格から言えば文句言うものでもない

ただ、やすいものには理由がある通り、ノブのゴムがものすごい粗悪品なので(最近のは少し改良されたのかな?)、数年すると割れてきて、当方は全部ノブのゴムが破れているので、接着剤で固定してますw後はシリコンシーラントとか、ゴム板貼り付けてで補修するとかの方法もあります

スリックは、この小型トラベル三脚の改良型をスプリントの名前は外して今でも販売しています

最新型は3WAY雲台搭載で価格が随分高いですが(初代と二代目はへロイ自由雲台付きだった)あと、二代目のスプリント Mini IIと同じように、初代にあった足のねじ式で引き出すスパイク機能がなくなって、ゴムの平型足になった模様(スプリント Mini IIは実機保有なのでわかるが、最新の三代目のスプリント S110は、実機は見ていない)

スプリント S110

https://www.kenko-tokina.co.jp/slik/digital-series/sprint/4906752107096.html

三脚の強度が不安な場合は、雲台のランクをあげようという提案は、日本の梅本製作所がやっていて

「特別編:ニコンD800Eで検証する三脚ブレテスト
~1サイズ上の雲台でブレに強くなる」
バックナンバー

本誌:武石修 デジカメウォッチ

2012/10/22 12:22

https://dc.watch.impress.co.jp/docs/review/item/565399.html

「それぞれ雲台を1ランク上げた組み合わせが好結果になっていることに気づく。

 同製作所では従来、「より安定性やブレの抑制をもとめるなら、雲台を1サイズ上げて欲しい」とアナウンスしていたが、梅本氏は今回の実験でこのことが証明できたとする。雲台はカメラボディという震動源に近いため、よりしっかりした雲台を使った方が、ブレ対策には有効とのことだ。…三脚を1サイズ上げると1kg程度の重量増になるが、雲台を1サイズ上げるだけなら100~200gの重量増にとどまるメリットもあるとする。」(上記デジカメウォッチ記事より)

と、ブレ対策で一ランク大きな三脚を使うというのもありだが、小さい三脚の、雲台のランクを1サイズ上げるのも、三脚ブレ対策としては、荷物が増えないので良いという梅本製作所の提案

とは言っても、3way雲台、ビデオ雲台などはランクを上げると、重量が重くなり頭でっかちとなるので、軽い三脚には不向きです。でも、自由雲台なら2ランクくらいあげても、まあ、なんとかなるので、自由雲台なら、少しデカ目の自由雲台に取り替えると、トラベル三脚がより安定するという話

*三脚と雲台の重さのバランスは、三脚2 雲台1 の重量バランスまでにとどまるのが良いと一応の目安がある

INNOREL G44 自由雲台Ball head(通販専門会社の三脚用雲台紹介レビュー)

2010年頃から、中国の三脚メーカーが世界市場に食い込み、日本の老舗三脚メーカーベルボン(Velbon)が、ハクバに買収されてその一部門に縮小する羽目になっていますが、

Benro, Siruiと言ったもの以外に、

通販がメインの三脚用品ブランドとして

Neewer、K&F、などなどが幅を利かせています

そんな中、完全に通信販売メインでAmazon, Aliexpress, Ebayなどから買える三脚メーカーとして

INNOREALというのがあります

店舗販売しない、通販専門会社として、価格が安いことが特徴です

三脚はでかいほどいいのが原則ですが、旅行メインのときなどできるだけ小さい三脚を持っていきたいこともある

このため、妥協案として

小さめの三脚を、パワーアップするには、少し大きめの雲台を取り付けるというのがあります、

3ウェイ雲台や、ギア雲台、ビデオ雲台などは、その三脚のサイズより大きめの雲台を選ぶと、頭でっかちでバランスが崩れたりするのですが、

ボール型の自由雲台は、もともと軽いので、その三脚の適正雲台サイズより、1~2ランク大きい雲台をつけても特に問題はないので、自由雲台を使う人は、1~2ランクサイズが大きい雲台をつけることで、安定性を増すことができます

というわけで、INNOREALというメーカーの44mmボール自由雲台、INNOREL G44を購入してみました *2022年は円安のため、ドル建て換算では高くなるので、AliexpressやEbayより、日本円での価格上昇を抑え気味にしている、日本の通販サイトでの出品から買った方が安い場合もあるかも?為替レート次第ではEbayやAliexpressで買ったほうが安い場合もある

INNOREALは、より軽量化したN44、ツィンパノラマ機能があるV44など、G44とにたバージョンもありますが、好みで選ぶといいでしょう 

評価の定まった中国SiruiのK-30Xを買うつもりだったのが、ゲテモノ好きで試しに買ってみたのがこれ

28mmパイプの中型三脚のパワーアップ機材

重量530g

*3/8ネジ、1/8アダプターは付いてこないので、必要なら別途購入すること

工作精度は、工作機械の品質が上がったので、2020年現在中国製だと馬鹿にするようなことは、2015年あたりはからは必ずしもないです

INNOREAL G44もきちんと使える

44mmの大型ボール自由雲台で、多少の重さの機材も楽に扱える

低重心、及び固定ノブが大きく取ってあるので、21世紀に自由雲台で盛んになった、フリクションコントロール(テンションコントロール)機能はいらないと判断されているのか、その機能はないです

まあ、固定ノブが大きく、ボールも大きいので、フリクションコントロール(テンションコントロール)がなくても、固定ノブの緩め方の手加減で似たようなことができるので、INNOREAL G44は、価格からして使える自由雲台だが、ノブをうまく緩めるのになれるまで、ちょいと時間がかかるかも

ボールの動き、ノブなどの使い勝手は、引っ掛かりもなくて良好だが、ノブの調整テンションなどの固定回転の操作性は、上位メーカーに比べて詰めが甘いような気がする。フリクション調整がないタイプなので、ノブ固定の微妙な調整の回転角の工夫がもう少しあったほうがいいような。だが、なれれば特に問題はない 3キロ位の機材ではなく、5キロ位の超望遠レンズ運用なら、もっとランクの上の会社の製品選んだほうが快適でしょうかね?

アルカスイス式のクィックシューで、汎用性が高い

中国メーカーは格安品は、ゴムなどの材質がよくなく、ノブのゴムが数年で劣化して割れることがあるが、この製品はゴムを使っていないので、普通に使う分には特に壊れることはないだろう

箱などは通販専門会社らしく非常に質素で味気ないが、それで値段が安いなら、特に文句言うものでもない

上 中国語と英語で8年保証書もついてますが、日本で修理拠点はなく、中国送り返すこと考えたら、また新しく買った方が安いのかも

日本語の説明書はついてませんが、三脚の雲台を使ったことがある人には特に問題ないでしょう

耐久性等は、あと数年使わないとわからないが、値段からして壊れたら買い替えというのが正解でしょう

INNOREALは、まあまともに商売しようとしている系統の会社ですから、値段なりというか、値段以上には、きちんとした製品なので、アルカスイスRRS欧米の老舗はともかく、コスパで世界に売ってきたスリック、ベルボン、梅本などの日本の雲台三脚絡み用品メーカーが苦戦しているのは当然という製品であるとはいえます

同じ中国メーカーで悩むなら、自由雲台に関しては、Siruiのほうが無難かもしれませんけど

【2024年5月追記】

スリックのアルミ大型三脚プロフェッショナルII(32ミリ)にこのINNOREL G44雲台を装着、500mmのズームレンズでのブレ具合検証

https://t.me/stockphotomoney/670

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フリクションコントロールってなんぞや

以下の方の動画見てくださいw

【雲台】自由雲台のフリクションコントロールとは?

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スリック三脚トラベルスプリントと中華格安自由雲台【製品レビュー】小型三脚で、自由雲台(ボール雲台)を使う場合は、自由雲台のランクを1~2ランク上げるとブレ防止性能が上がる

中国三脚ブランド、WEYLLAN、INNOREL、ARTCISE、SWFOTOなどのメーカー(Chinese Tripod and Head)

中国三脚ブランド、WEYLLAN 自由雲台CH55のレビュー【結構豪華w】

Bigger Tripod Ball Head can reduce the vibration of aluminum tripod: a Comparison between 44mm ball head and 55mm ball head: 1~2ランク大きな雲台を使うことでも、三脚のブレを抑える性能がアップ

物撮りと、ギア雲台 Benro GD3WHと、新バージョンBenro GD3WHCN 【中国系三脚機材メーカーのギア雲台】

室内とかで、比較的近距離で商品撮影をするのであれば、三脚にギア雲台をつけての撮影が楽です


「緻密なフレーミングが素早くキマるギア雲台」

  • スタパ齋藤 ケータイウォッチ

2017年4月12日 06:00

https://k-tai.watch.impress.co.jp/docs/column/korekori/1054097.html


ごく僅かな角度調整などが非常に楽に行え、僅かなアングル変更でも構図が大きく変わる、近距離での撮影では、自由雲台や、3ウェイ雲台よりずっと楽にポジション調整が行なえます

また建築写真でも愛用する人が多数います

ただしデカくてかさばるので、屋外利用で持ち出すのはめんどくさい

このジャンルでは、マンフロットの410、405、400が標準で残りはアルカスイスの高額な代物でしかなかったのですが、

ギア付きジュニア雲台 410

https://www.manfrotto.com/jp-ja/410-junior-geared-tripod-head-easy-to-use-ergonomic-knobs-410/

ギア付きプロ雲台 405

https://www.manfrotto.com/jp-ja/405-geared-tripod-head-strong-and-lightweight-aluminium-405/

更に堅牢な、

ギア付き雲台 400

https://www.manfrotto.com/jp-ja/studio-geared-head-400/

よりアマチュアが買いやすいよう、さらに大きな角度調整を楽にした(ただしこの機能は、余り使うとギアのかみ合わせが悪くなったりですり減り、破損の原因になるという説がある)

XPROギア雲台

https://www.manfrotto.com/jp-ja/xpro-geared-three-way-pan-tilt-tripod-head-mhxpro-3wg/

があります ただし、安いので、ごく僅かに遊びが出るのでシビアな使い方だといらっとするかも?

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仕事で、大判・中判カメラなど(あるいは中判やフルサイズカメラを大判カメラに取り付ける場合)、使う機材が重量のある場合は、マンフロットの400が無難でしょう マンフロット405は、そこまで重量機材を使わない人向け、マンフロット410は、プロのライトユースや、外で大判カメラのビューカメラを使うなどの時、荷物を増やしたくない時に使う、Xproは主にアマチュア向けですね

プロで重量機材利用が多いなら、アルカスイス社の

アルカスイス ARCA SWISS
D4ギアヘッドクイック [雲台]

https://www.yodobashi.com/product/100000001001796224/

もありです

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ただ、使う機材が軽めのものなら、

ここ数年中国メーカーが進出してきています。

マンフロットの410, 405は長年製造されて評価が高いものですが、長年構造に改良を加えず+小型化してある分、ギアの遊びなど、昔から改良されていないのも事実で、ブランドと値段ほどではないじゃんという人もいるので、このクラスの比較的小型のギア雲台なら、もっと安い中国メーカーの最近の製品が良いと言い出す人は当然います

中国製メーカーのものは、マンフロットのようなマンフロット規格のクィックシューではなく、アルカスイスの規格に近い、安価に手に入るクィックシューに対応しているので、使い勝手が良いというのがあります。**アルカスイス規格というのは、厳密にはないので、時たま、はまらないとか、固定がうまくいかないという場合もあります。

国内代理店を通すと、結構な値段なので、その金額なら、修理部品を長く生産し、販売し、国内で修理可能なマンフロットのギア雲台を買うのが無難です。が、中国メーカーのものは、中国から個人輸入扱いだと1~2万円くらいなので、使い捨て、壊れたら買い替えという考えで、プロでもあまり大きな重量機材を使わないなら、特にアマチュアユーザーには選択肢としてはありです。*中国メーカーの日本での代理店は、自分のところで買ったものでないと(日本での代理店が複数ある場合がある)、有償の修理も、修理部品売らないとか、どこの国で買っても、有償であれば、修理してくれるイタリアのマンフロットとは大違いなのん気をつけよう

アマチュアだと、カメラレンズ一個に10万円以上出す人でも、三脚や雲台をケチる人が多いのが普通ですが、これら中国製のものも品質は上がっているので、三脚などの固定機材をケチりたいのなら、選択肢でしょう

当方は、中国製品としてはシルイの雲台と三脚、クィックシューも愛用していますが、こうした中国メーカーの難点は、モデルチェンジが早く、消耗品のゴムや、補修部品が故障したときにはもうなくなっているということがあり、長く使うものではなく消耗品として考えなければいけない場合があります。米国のKirk(一脚雲台で愛用してますが長年使ってびくともしない)などの、絶対的強度はあまり期待しないように。

中国メーカーのBenro

5年ほど前に、Benro GD3WHという製品を出し、日本国内正規代理店経由だと3万円もします

https://www.yodobashi.com/product/100000001006971749/

が、Amazon, Ebay, Aliexpressなどを経由した、中国からの直輸入だと、12000~15000円くらいで買えるので、ミラーレスカメラに鞍替えして機材重量が軽くなったこともあり、一部のプロも愛用している模様です。

耐荷重量は6キロなので、中判や大判といった大型カメラでの運用は、まあやめた方がいい。また、5キロ以内のカメラセットでも、つけっぱなしでおいておくと故障の原因になる場合もあるので、小さいギア雲台は、使わないときは機材を外したほうが無難。

Benro GD3WHは、Benro GD3WHCNという小改良版、あるいは中国国内流通バージョンもあるようですが、ただの中国国内用品名コード変更だけもありえます。Benro GD3WHCNでは、耐荷重量が6キロから5キロに落ちて表記されている

Benroは品質の高い三脚用品を売り出すことで有名ですが、やはり新規参入の会社で、老舗のマンフロットなどに比べ、細かい使い勝手での設計が甘いことがあり、時折?という事態が生じるとこのギア雲台でも報告されています

代表的なのは、アルカスイスプレートを固定するノブを、固定している中のネジが緩むことがあるというのが、Benro GD3WHで言われれて対処法は、以下の動画などで、

「BENRO GD3WH」調子の悪い&壊れたクイックシューノブの修理方法

アマゾンなどではこの絡みの苦情が少なからずあったようなので、新バージョンとされるBenro GD3WHCNではなくなっているかもしれません。他の米国人の検証などでは、アルカスイスプレートを固定するクランプギアにやすい金属とプラ製品を使っていることから、強く締めすぎると壊れるという話し**Benro GD3WHは海外向け品番で、Benro GD3WHCNは中国国内での品番という話もあります。

Benro GD3WHCN は今回試しに中国から輸入してみることにしたので、暇があったら、操作感についてレビューなど、まあ、3キロ位の機材で快適に使えるなら、この価格だし悪くはないとは思いますが、実物が未だ来ていないので マンフロットも中国メーカーの躍進で大変だな~ と言えるかどうかは不明

もともと、サイズ的にも価格的にも、マンフロットの410とX-Proの間を意識している製品なので、ランク的にBenro GD3WHCNには、重い望遠レンズでのスローシャッターや風に対する固定強度ガア~とか言い出す人が、期待しすぎて買うギア雲台ではないです。6キロの耐荷重量も、実際は3キロ前後と考えるとよい。またミラーシャッターショックの大きい一眼レフではなく、ミラーレスカメラでの使用を考えた方がいい

このクラスでギアの遊びが大きいのは、小型である以上やむを得ないので、もっと大型のマンフロット400か、Arca Swiss D4くらい買うしかないでしょう。大三元レンズより安いよwただ、価格からしたらこのクラスでこれ以上というのは難癖、マンフロット410とも大差がない


大きく動かす粗動は、ノブが小さいので、結構大変という人もいますが、このクラスはサイズ的に無理な相談とも言えますし、値段とサイズなりの性能だということを理解して買いましょう。

【2024年追記】

このギア雲台は概ね評価が特に海外で高いが、ティルトの粗動操作が、左手だとやりにくいので、右手でやるのが少し面倒。まあこれは個人の体格にもよると思うが、粗動のノブの一部の操作が、左手だとうまくいかないという人が他にもいるので。2024年現在は、国内正規品が3万円前後、並行輸入品が2万前後と、日本のベンロは修理は、ベンロの用意したB級品を整備したものと交換か、新品交換するということで、修理扱いはせず、部品も売らない模様。2022年当時は1万5000円くらいで買えたので、ヘタったら買い替えという考えならこの雲台大アリだったが、その後円安なども絡み、値段的に、現状は本当に安くてお買い得なギア雲台と言えるのかということには、?マークが付く これは他の中国メーカーのギア雲台全部に言えるが(日本の特定の代理店以外からの購入には一切サポートをしないし、部品も売らないとしているところが多数 シルイはUSCが外注扱いで一部修理をするらしい)

イタリアのマンフロットは外国で買ったからと言って日本で修理しないとは言わないし、部品もカメラ店からの注文か、海外などで日本にも販売やってるのとは大違い。

中国製三脚用品は、設計・生産ノウハウが未だ蓄積されていない会社が多く、新製品では、長い使用では微妙にツメが甘いところがあったりするので、改良品が出るまで待つのが当方の主義、円安でかつてより少し値段は上がっていますが、

所詮このベンロ製品は耐荷重量5キロまでの製品なので、より重い機材に耐えられるマンフロット400や405の出番がなくなるわけではないですが、屋外持ち出しとかロケの仕事では、このくらいの大きさのギア雲台を使うのは、有名プロでも普通

きっちり動けば、多くのアマチュア、プロでもライトユースには用が足りるスペック。

アマチュアが中心で、プロの屋外でのライトユースにも対応と位に考えておきましょう。ただ、マンフロット410位の実力はあり、2キロ位の望遠レンズのせても、意外としっかりしてるので、建築写真など、簡単な水平出しのみで使うようなジャンルだと、これだけで仕事をする人がいても全然おかしくないし、実際増えています。*マンフロットのギア雲台も、実際には410クラスの利用が一番多いのが実情、大型スタジオなどではアルカスイスなどの大型ギア雲台があったりしますが、個人規模のフリーだとね。

*ティルト方向、仰角がこのベンロは30度しかないとか言う人がいるようですが、

長年プロのスタンダードギア雲台を作ってきたマンフロットでいうと、

マンフロット XPRO(Manfrotto MHXPRO-3WG)ギア雲台のティルト角度は -90 から +20

マンフロット ギア雲台 410 405はそれぞれティルト角度 -90 から +30

マンフロットの最上位ギア雲台 400は、ティルトは上下+/-7.5度しか動かない(どっちかというと上に別の雲台乗せて、レベリング雲台のように使う製品だから)

というわけで、このベンロのギア雲台は、ギア雲台として普通のティルト性能なのですが、弱点のように騒ぐ人がいるのは…。特にプロと名乗っているならねw

なお、所詮は750g(マンフロットの、もっとちゃちなクラスの入門ギア雲台と同じくらい)の軽量廉価ギア雲台なので、バックラッシュが出るのを大げさに騒いだり、風の強い場所で長時間露光でぶれたり(三脚が風に揺られている可能性もある)、やすいギア雲台になに要求してるのかと書く人がいるのは

そんな細かいこと言うならアルカスイスでも買いなさい、と言いたいのですが、

三脚や雲台絡みだと、有名ブランドのジッツオやアルカスイスの数分の1の値段の中国製品買って、きめ細かいところに配慮がないだの、妙な条件作って使い、これダメポとか書いたり

あの、それ当たり前だろ

とか言いたくなる、クレーマーみたいな人、特に日本に多いですよね

このベンロ雲台は結構有名な建築写真家も使ってますよ。


あとは、Leofotoも、マンフロットのXproのように、大きな角度調整が楽に行える機能を持った、

Leofoto G4 業務用のギア雲台

SUNWAYFOTO GH-PRO II ギア雲台 SF0294 小型だが、やや華奢

https://www.yodobashi.com/product/100000001005752810/

国内正規品は3万だが、これも直輸入で1万ほど安く買える

別にもう一つ粗動用の自由雲台か、3ウェイ雲台を用意しそれに載せるタイプですが、

Leofoto G2 ギア雲台 物撮りに最高!

三脚用雲台の選び方 風景でも、ながら撮影なら自由雲台がおすすめ

雲台=三脚につないでカメラを動かす台のことです。

雲台の種類についての解説は、三脚メーカーマンフロットが案内を出しています

【必見!雲台とは何か、そして、どの雲台を選ぶべきか】John Robertson
https://www.manfrotto.jp/shopping-assistant/heads-tripod-heads-choose

John Robertsonさんは

入門者と、上級者でも屋外の撮影が多ければ、ボール型のボール雲台=自由雲台を勧め

https://www.manfrotto.jp/xpro-magnesium-ball-head-with-top-lock-plate

日本のサイトでは水平が出しやすいと、主に風景派が勧める事が多い、3ウェイ(3way)雲台は、John Robertsonには3way雲台は、屋外での一瞬の撮影チャンスを逃しやすく、彼は屋内のスタジオ撮影で使うのを推奨。

「じっくり時間がかけられる状況でよりうまく機能するため、…屋外撮影より、スタジオでの使用により適しています。…3ウェイ雲台には、屋外で、とりわけ郊外で使う場合に厄介に感じるところがあります。それは、セットアップに時間がかかることに加え、3本のレバーを備えているため、ケースに入れずに持ち運ぶといろいろなものに引っかかりやすいということです。」以下より引用・【必見!雲台とは何か、そして、どの雲台を選ぶべきか】https://www.manfrotto.jp/shopping-assistant/heads-tripod-heads-choose

移動が自家用車。撮影時間に余裕がある場合(何回も行ったところなので、撮影スポット探しをしないで、いきなり設置開始して行く撮影とか)は3WAY雲台もありですが、歩きながら撮影スポットを探すという場合には、風景写真でも自由雲台がおすすめということですね。


3WAY雲台の無難な製品 日本国内で入手容易なもの

ハスキー3D (KIRKのアルカスイス互換クランプを回転防止ピン付きで固定できるよう改造したものはスタジオJINで扱い) コマ締雲台としてロングセラー
https://atelierjin.com/shop/products/detail.php?product_id=102

スリックSH-807 N ハスキー3D対抗でコマ締装備
http://www.slik.co.jp/panheads/3way/4906752206409.html
(この雲台のクィックシューが使えるバージョンはSLIK スリック 三脚 PRO780DXという輸出向けのものに搭載されて販売。単体でも、SLIK スリック 雲台 SH-807E として購入可能。輸出用だが、日本でもケンコーのアウトレットサイトで、これらの輸出用が売られることがあるのでチェック)

SH-908 中判とか超望遠レンズとか重量級であればこれ コマ締は当然のようにできます
http://www.slik.co.jp/panheads/3way/4906752200995.html

パイプ径20ミリ位のトラベル軽量三脚にコンパクトな3way
SH-806 N
http://www.slik.co.jp/panheads/3way/4906752206393.html
細かい操作性で今一歩だが、3WAYのコマ締雲台で小型三脚にも対応するのはこれだけ

***格安でアマゾンで人気のSinvitron 三脚雲台 3Way型 クイックシュー付 と、そっくりの類似品(多分同じ工場製で各社向けにちょいと仕様を変えただけのものが大多数、納品先のハネる検品具合で値段と出荷品質が決まるとかw)が2400円ほどでありますが、これ皆さんご指摘のように実際は2.5way雲台です。耐荷重量6キロとありますが、実際に快適に使えるは3キロ以下で、固定も確実に考えるなら2.5キロ以下の機材で使った方が良いでしょう。個体差や固定条件(レンズが長くて重いものとか)によっては三キロの機材でも固定がうまくいかない場合があるでしょう。が、まあ1,5キロ位までの機材乗っけるなら、動作や固定はスムーズで特に苦情はないでしょう。

雲台が大きすぎると、小型の三脚だと設置バランスが悪くなることもあるので要注意。


その他の三脚用雲台

(ビデオ雲台 フルード雲台)
ビデオ撮影用に動きがなだらかになるようオイルが充填された雲台で、ビデオ雲台の呼び名がありますが、フルード雲台雲台とも呼ばれます。
本来ビデオ撮影用ですが、鳥や動物の撮影で超望遠レンズを使用する人たちや、マクロ撮影するヒトの中には、動きがなめらかだからと写真用に使う人もたくさんいます。
マンフロット社製のビデオ雲台が主流

(ギア雲台)
物撮り テーブルフォト、複写などで少しずつ確実に動かすことを目的にした雲台。光軸を動かさなくてもいいのが利点
マンフロット410
マンフロット401
が価格サイズ重さ実用で人気

ギア雲台の最高峰は16万のアルカスイス「C-1 CUBE」
https://dc.watch.impress.co.jp/cda/item/2005/04/26/1425.html

写真用のギア雲台は高いので

多少不便ですが、天体望遠鏡用の微動雲台を普通の雲台に乗せて使う方法もあります。ただし重心が若干上になりブレを誘発しやすい(使いこなしでカバーできることも多い)、天体用の微動雲台は、安いものは乗せる重さが一キロとかちゃっちいものが多い。

そこでスリックのSMH-250は二軸ですが、2キロ位の機材なら比較的快適に動くし、一般の雲台の上に乗せてギア雲台の代用となる場合もあります。実売価格も一万円ほど。

http://www.slik.co.jp/panheads/micromotion/4906752206775.html

 

ギア雲台を買わずとも、3way雲台や自由雲台にマクロスライダーをつけるやり方もあるが、バカでかく重くなる。

マクロスライダーは下のようなのを二個縦横接続 業務の重量級のカメラ機材ならこの辺クラスの値段は当然。

【KIRK】マクロ撮影用Newフォーカシング・レール

https://atelierjin.com/shop/products/detail.php?product_id=278

RRS – Premium macro focusing rail
http://www.reallyrightstuff.com/B150-B-Macro-focusing-rail

700グラム前後の軽量カメラなら、↓の各社ブランド名でそっくり同じもの売られているフォーカシング・レールの中華無名製品もありかも。安いけど500グラムで結構重いしでかいので注意

NEEWER カメラ用 四方向 マクロフォーカス用 スライダレール/スライダー Canon,Nikon,Sonyなどのカメラに対応 【並行輸入品】 

 

無名中華フォーカシング・レールのでも、2000円位クラスの製品は、単にいろんな雑さを我慢すれば使えるクラスで、2キロ前後の機材を載せて使うなら、中国製無名メーカーでもフォーカシング・レールは、最低でも↓のこの辺クラスだね。800グラム以上だけどw

4ウェイ雲台 マクロヘッド マクロフォーカス クローズアップ撮影 写真三脚 ヘッド レールスライダー 150mm マクロ焦点レール スライダー クローズ アップ撮影頭カメラ サポート ラケット ホルダーとアルカスイスに合わせてクランプと三脚のボールヘッドの下部のクイック リリース プレート

マクロスライダーは、ピントリングを回さずカメラ全体を動かしてピントを出したり、バックシフトアオリができない一眼レフやミラーレス用のTS-E、PC-Eなどのナンチャッテ・アオリレンズでステッチ(スティッチ)撮影するとき、厳密なパララックス補正が必要な場合に用いられます(関連記事)。


(中国製無名メーカーの怪しい雲台たち)

中国メーカーのシルイの製品は日本でも一万超えのそれなりの値段で売られています。2500円前後で買えるアマゾンの得体の知れない中国メーカーの雲台も、名の知られた中国メーカーのシルイになれば同じくらいのものが軽く一万円を超えます。
ので、格安無名品は当たりを引けばラッキーくらいの可能性で買いましょう。

なお中国製三脚メーカーは、有名メーカー無名メーカーとも、耐荷重量を「壊れない重さ」で表示しているので、きちんと固定できるとかの「載せても実用になる重量」とは全く異なります。雲台も同じ、
というわけで中国メーカーの耐荷重量表示は、甘く見ても4割、かなり怪しいので渋く行くなら2割くらいが、実際に快適に使える重量だと考えましょう。

耐荷重量15キロと書かれている、2500円の雲台は、せいぜい3キロ位が載せても、動作が使いやすくしかも安定して使える重さとかね。

無名メーカー雲台の「Sinvitron 三脚雲台 3Way型 クイックシュー付 アルミ製 360°回転 全景撮影」

なんかはかなり買っていく人がいるようですが、推奨積載質量 :6kgと言う表記は、壊れない重さの目安で、6キロ載せたら固定できないとか普通にあります。実際に使いやすい重量は40%以下の2.4キロ以下で、下手したら1.8キロ位。乗せる機材が1.5キロ位までなら、固定もきっちりできるでしょう。なお3WAYではなく厳密には2wayと半分の雲台なのも注意


(自由雲台の選び方)

雲台に直付けタイプは日本のメーカーは相変わらず多数出していますが、外国では中大型では直付けは減ってきてます。。
クィックシュータイプならアルカスイス型のものが安くすみますが、よくある誤解ですが、アルカスイス型と表記されていても、アルカスイス互換という規格は実際は存在していないので(過去記事)、会社ごとにアルカスイス型のクィックシュー同士で相性が悪い場合があります。

高級品はアルカスイスの自由雲台
稼ぎにくいストックフォトならマンフロットくらいでいい
予算がないならシルイでも品質実用十分だし、マイクロストックフォトみたいな自虐商売ならシルイでOKでしょう。

細かいことはどうでもいいならアマゾン無名メーカー激安品 固定はできます 中国三脚製品の「耐荷重量」表記は「壊れない重さ」なので、使いやすいのは表示の3割位以下だったりしますのでw
*日本のメーカーはたいてい「使いやすい重さ」を「最大搭載量」とか表記しますので、日本と中国メーカーの表記は異なるものなのを注意しましょう。

中国製品では日本の場合、シルイ=Siruiがケンコーや、カメラメーカーのリコー(ペンタックスブランドの高級カメラを扱う)の直販店でも扱う、全国カメラ店で買える優良品の扱いです。
http://store.ricoh-imaging.co.jp/g/gS1030806/

アマゾンとかでしか見かけない激安品は、シルイより遥かに安い製品ですから、どっかで手を抜いて激安価格が成り立っているわけで、自分で外れ引いたときの交渉調整ができる人向けです。シルイの数分の一の値段の製品に飛びついて細かくクレームを書き込んでる人たちが多数いますが、安いものには理由があり、同じ中国製のシルイがあの価格になる理由を考えると、真っ二つに割れたとか言うなら話は別ですが、仕上げが雑、動きが若干ぎこちないくらいでクレームするか?と思いますよね

以下自由雲台を選ぶ目安

A:カメラ自体がごく軽いものでも、ボール径30ミリ前後のものが使いやすい。中国激安自由雲台でボール径30ミリのものはアマゾンに少しだけあるようです。

B:ミラーレスや一眼レフで、重いアクセサリーやレンズをつけないのであればボール径38ミリ前後の自由雲台=中国製の得体のしれない2300-3400円くらいの自由雲台がアマゾンにあふれていますが、大部分がボール径36ミリ 超安物は品質が心配、でも出せる金は有限ならSirui K-20X

C:ちょいと重いアクセサリーやレンズを載せて使うなら(2キロ強から3キロの前後)、ボール径は44ミリクラスが無難。雲台の重さで言えば500グラム前後か。
予算がない人はSirui K-30Xあたり
http://www.sirui-japan.com/products/cat30/k-30x.html

D:大型超望遠とかはボール径直径50ミリ以上
アルカスイス Z-1
【ARCA-SWISSモノボールZ1+シリーズを発売】
http://www.kenko-pi.co.jp/brands/arcaswiss/arca-swissz1.html

予算がない人はSirui K-40Xあたり
http://www.sirui-japan.com/products/cat30/k-40x.html


三脚の選び方 ミラーレス編