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Poserの将来性 ポージングソフト

上の動画、Poserと同系統の静止画作成に特化した3Dソフト、DAZ Studioで作られたものです(Blenderで編集したアニメデーターをDAZで出力)。

14秒までは、もっと高価なソフトと大差のない性能を出しますが、それ以降の水門の水のところに来て一気に水準が落ちるのがわかります。

爆発、火炎、蒸気、水流などなどの表現が加わると、いきなりアマチュアソフトの域にまで転落するのが、PoserやDAZの世界です。

まあ、こうしたソフトでも、もっと強力な機能強化プラグインソフトを接続できるようにすればいいんです。ですが、PoserやDAZを使うのは、多くがホビーユーザーのため、強力なPCを持っておらず、載せてもユーザーのパソコンでは使いこなせないため、性能の低いスペックのパソコンでも動く様な性能のものが搭載され、再現性の低い水流とかしかできないわけです。

DAZ StudioもPoserも、静止画2Dを作るソフトとしてなら、Mayaや3DS MAX, Blender, C4Dに大幅に劣るということもない、操作性はかえって優れている部分もある。

のですが、動画で色々やらそうとすると、無理が出てくるわけです。

このDAZやPoserでの動画作成は、双方のソフトに付いているフレーム編集のgraph editorとKey makerが大昔に作成されたまま、ちっともその使い勝手に変更が加えられておらず、ちょっとした変更が、最初からやり直さないできないなど、複雑な動作を長い時間のアニメ動画として編集するのは苦痛以外のものではない、という現状があります。

とはいっても、せいぜい10秒くらいまでで、2名くらいのキャラが白背景で話をするとか、普通に車を走らせるくらいの比較的単純な動画なら、DAZ Studioも捨てたもんじゃないですよ。

でも、いろんな爆発とかの効果を入れようとすると無理がでるというだけです(こうした、DAZやPoserの限界を穴埋めするには、VFXコンポジット編集で後から合成編集するという解決案もありますがね)。

ただし豊富な人物キャラやモデルが存在しているDAZやPoserの世界なので、Maya、Max、C4Dなどの補助ソフトとして、一部で採用ということはそんなに珍しくはない。

PoserやDAZの足りない部分をC4Dという業務用3Dソフトで補ってつくられた、3つのソフトソフト協業での制作動画、

C4DのParticle Hair機能の力を借り、主にDAZ Studioで作られた動画(ふさふさ細かい髪や毛が揺れている部分の動画以外は、DAZで製作)


とはいえ、Particle絡みの効果を必要としないシーンなら、Daz Studio単独でも、以下のこのくらいの品質の動画製作は可能です

3Dモデルの女性と車の動画、女性の動きがややロボットじみていますね。

DAZやposerがparticle機能ではおもちゃレベルと言いましたが、

Particle機能って水の流れとか火炎とか煙なんじゃら以外、どうゆうのがあるんじゃべと思う人もいるでしょう。

こういう表現は、現時点のDAZとかではお手上げの世界

 

さて、BlenderのParticle 機能は、DAZやPOSERと比べれば雲泥に高いですが、凝ったものを作りたいなら内臓のParticleエンジン以外の外部プラグインを買ったほうがいいかもしれません。


 

さて、タイトルにあったPoserの将来ですが

静止画の2D画像を作るソフトとしてなら、現在でも特段悪いソフトではなく、シェーダーノードの作り方とかは、後でBlenderやMaya, Max, C4Dに乗り換えるときにも役に立ちます。

ただし、2D以外の機能で考えると、いまではPoserは、価格の割に低機能かなという考えもできます(2021年10月追記 現状Poser12は250ドル、廉価版として旧バージョンのPoser11Proが130ドルで併売という状態になったので、かつての500ドル時代の割高感はだいぶ消えました)

Poserは、Black SmithCarraraといったソフトと組み合わせることによって、比較低価格で,そこそこ強力な3D制作環境が提供できる世界でした。

ですが、Carraraは事実上開発停止。最近のソフトの進化からは取り残されたまま。

C4DやMayaやMaxなどへのパイプラインもPoserは公式にもっていますが、一時期は高速にポーズアニメが作成できるPoserで人物の動きを作ってから、Mayaに持ち込むことも行われていました。でも、その後、Maya側がPoserなしでのアニメ制作環境を整えたので、Poserの出番は今はあまりない。(こうしたPoserFusionプラグインは、PoserがRenderosityの運営会社に譲渡された時点で、全面廃止されていまは手に入りません。Poserは、今後他の3Dソフトとは、FBX形式とAlembicでのデータやり取りがメインになると現在の開発元が生命)Poserは試して見ると、MMDやUnityモデルとのトゥーンレンダリングの相性がいいので(Vroidは法線絡みのトラブルが出るので修正がいる場合がある)、MMDやUnityモデルやポーズデーターを直接読み込めるようになって、静止画での利用ができたら面白いかなとは思いますが、開発元は今後もこうしたことはしないでしょう。

初期三部はPoserがメインで制作されたRWBY

PoserはDaz Studioと違い、最初からスケッチ風のレンダリング機能やトゥーンレンダリングをするトゥーンシェーダーが内蔵されていますが、日本語圏ではろくな説明サイトがないので、細い線(アウトライン)の制御(出したくないところに線を描かせない設定の説明)をどうするかなどの説明が日本語では欠如していて、事実上誰も使っていないでしょう。

アニメーション用に使うParticle機能は、DazもPoserも貧弱なものしかないのですが

Poser用は有料で原始的なものがあるだけ、表現できる幅は小さい(Dazも事情は同じ)動画作成の場合は、後からAfter effectなどの動画編集ソフトでレイアー合成する手段がありますが。

https://www.renderosity.com/mod/bcs/particles-poser/116459


数年前、互換ソフトのDaz Studioが、自社のサイトで専用有料モデルを買わせる前提で、ソフト本体の基本機能を無料化したので、現在定価では5万円もするPoserProバージョンを、今更ホビーユースで買う人間がどれだけいるか?***(Poserの価格は現在半値以下)でも,Daz StudioはPoserについている基本機能を後から買い足さないといけないので(アニメ制作、ポリゴンを少なくするプラグイン、トゥーン=マンガ調に見せるトゥーンシェーダーなどなど)、Poser Proと同じ機能をもたせるには250ドルから3百ドルほど追加機能プラグインを買い足さないといけません。でもDaz Studioを、実写系の静止画だけで使うならその有料追加プラグインはいりません。

Daz Studioは新しい3Dモデルは、Poserには使えない非互換性を打ち出し、Poserでは、モデル作製技術と拡張ツールが圧倒的なDAZ社の製品が使えなくなるケースがで始めています。

国ごとの事情で言えば、

特に日本では、アニメ系の3Dソフト(MMD, Vroidなどなど)が無料や低価格で氾濫しているので、有料のPoserは、きっちり機能を使いこなそうとおもえば、操作も、実際のところMayaやMaxクラス位のことは覚えないといけないわけで、お遊びの人には全く向いていない。

日本で素人が趣味で3Dアニメをちょい作りたいなら、そんな凝ったものは作らないし、無料のVroidで間に合っちゃいますよねw

Poserなんかよりずっと簡単だし


ストックイラスト ストック動画 無償のアニメキャラ制作ソフトVroidと、動画作成にも使える無償のゲームエンジンUnityで、ゆるキャラ主体のアニメ・キャラものは壊滅?

コンピューター動画 3D CG動画の作成は

シフトレンズ(アオリレンズもしくはアオリ機能付きアクセサリー)ではなく、普通の交換レンズとパノラマ雲台、時として手持ちでPhotoshopのPhotomergeなどのパノラマソフトだけで高画質ポートレートを分割撮影から合成する方法

アオリレンズのシフト機能を使った分割撮影で、中判がなくてもフルサイズデジタルカメラ(やもっと小さいサイズのカメラ)でモデルを分割撮影し、後から合成で一枚にすることでもスーパー高画質の写真は作れることを書いてきましたが。

アオリレンズや、パノラマ雲台とか言った機材がなくとも、人物がいる光景の写真と、人物がいない光景の写真と言った具合に、左右に分割して撮影し後からパノラマソフトとかで合成するだけでも、ぶっちゃけ結構うまくいくケースもあります(本記事後半で解説)。

でも、立っている人物を頭、胴体、足と言った具合に分割して撮影して、それを合成で1枚の写真を仕立てる場合、アオリレンズのシフト機構や、普通のレンズをつけたカメラをパノラマ雲台の載せて撮影する方法のほうが失敗は少ない。

アオリレンズのシフトを使わず、普通のレンズ+パノラマ雲台を使う場合。

パノラマ雲台を使い、プレートなどで視差=Parallaxを起こさない位置にカメラを移動させ、そこを起点にカメラを回転させ分割撮影を行い、後から1枚の写真に合成する方法です。

視差=パララックスを起こさない位置は、ノーダルポイント(Nodalpoint)と呼ばれますが、それの設定方法は、パノラマ雲台と呼ばれるものを使って探します。
以下の記事参照

「 Nodal Ninja3 MkIIを使ってノーダルポイントを見つける~業務向けの高品質な360度パノラマ写真の作り方を紹介【第3回】」
http://www.dronediy.jp/2016/01/nodal-ninja3-mkii360.html

パノラマ雲台ではなく、もう少しかんたんなノーダルポイント設定用のスライダーを用いて、ノーダルポイントを設定する解説は、前の記事でも紹介した

「Lightroom 実践力アップ講座 第38回 Lightroom CCでパノラマを使いこなせ」解説:湯浅立志」

http://shuffle.genkosha.com/software/photoshop_navi/lightroom/8909.html

の後半「合成の手間を省くためにできる撮影時の工夫」に解説が出てます

とはいっても、上に見るように正確なノーダルポイント設定が結構面倒で、きっちり調整したつもりが被写体の距離が違うと設定し直しとか、現場でぶっつけでノーダルポイント確認することも多くなります(遠距離(200メートルくらい)になるほど、適当か、まったくなくてもソフトの進歩で勝手に補正してくれるので大部分のケースでかまわないのだが、近距離でごちゃごちゃしたシーンになればなるほど、ソフトウェアで合成失敗する確率が高くなるので、撮影時にノーダルポイント設定をきちんとスべきケースが多くなり、設定が難しくなる)、忙しい撮影スケジュールだと、ほぼアバウトにノーダルポイントを決めることが多くなります。逆に事前に使うレンズのノーダルポイントがはっきりわかれば、アオリレンズのシフト機能より手っ取り早い場合もありますし、アオリレンズのステッチ(=スティッチ)で分割するやり方とは、出来上がりの合成写真は、背景の圧縮具合が違ってきます。

Creative Ways of Using Stitching (ステッチ合成の創造的なやり方)
12 Mar 2013
http://blog.reallyrightstuff.com/creative-ways-of-using-stitching/

には、モデルを頭から足まで五枚撮影し、合成した例がでてきます。

the Brenizer Method(Brenizer(http://ryanbrenizer.com/)という人が広めたのが呼び名の始まり。原理自体は19世紀から考案されていたが、アナログフィルムの時代は手間がかかりすぎて広くは使われなかった)と呼ばれる手法があります。

パノラマ雲台を応用(近距離になればなるほど手持ちは避けた方がいいが、実際のロケとかでは時間制約から手持ちで行われること多し)して、標準から中望遠レンズの開放あたりの絞りを使って、あたかも超広角の開放絞りでとったのように、しかも背景が望遠の圧縮効果で大きく見えるように見せかけるわけ(広角レンズで撮影した場合背景はもっと小さくなっちゃいます)。

人物以外の風景も大きく取り入れる場合、写真30枚ほどのステッチ分割撮影をノーダルポイントを設定したパノラマ雲台を用いて行い、広角レンズの24mm1.4とかでは絶対出せないボケの世界を演出する技法です。もちろん、中判無しでの高画素写真を作れるメリットもありますが、30枚の分割撮影をモデルが止まってくれている間に行うわけで、プロのモデルでも静止してるのは30秒位。手際よくやるのが必要。


アオリレンズを使う場合でも、同じようなボケではないですが、シフトと同時に逆ティルトをかけることで、広角レンズで絞ったまま、被写体以外をうまくボケさせることは可能です(背景は小さくなりますけど、練習がいる)。

広角アオリレンズ(Canon TS-ECanon 24mm ts-e f/3.5 II、45mm TS-E)で、ティルト機能で意図的にピントの位置をずらし被写体以外はボケるようにした例は下の記事など。
Creating Artistic Portraits Using A Tilt-Shift Lens June 19th 2016 1:00 PM

Creating Artistic Portraits Using A Tilt-Shift Lens

広角ティルトレンズの場合は、圧縮効果がないので、背景がビヨーンと間延びしますね。これはこれでいいのですけど。

また、アオリレンズならではの描写があり、下の画像のように手前のカップルと、後ろに離れた石垣にのみピントを持ってくる写真は、アオリレンズのティルト機能があってこそできる写真ですね。

http://www.slrlounge.com/wp-content/uploads/2016/06/jay-cassario-tilt-shift-4.jpg

(↑直リングでの画像インライン表示は不正利用ではないと日本の裁判所では判例がありますが、ネチケット的にインライン表示は、さけました。Youtubeみたいに向こうでインライン表示拒否設定をユーザーが選択する場合はともかく、そうでない場合は、個別に判断してます。サウザーネタみたいに相手の宣伝になり、向こうの利益にもなる、画像は小さい低画質のものと判断出来れば画像インライン表示することもあります)

 


ただし、Brenizer Methodは、撮影現場での制約から、パノラマ雲台も用いず手持ちで行うことも結構ある。モデルが止まっていられるのはせいぜい30秒ということを考えれば、3~5枚撮影ならともかく、30枚近くの分割をパノラマ雲台で行うのは逆に難しいから。視差=パララックスは被写体との距離が近ければ近いほどシビアになるので、手持ちの場合はモデルからある程度離れたほうがいいといえますね。


できるだけ失敗しない(特にパノラマ雲台を使わず手持ちでやる場合に重要)Brenizer Method(主にポートレートなどの撮影に用いられる)合成パノラマ撮影のコツは、

1)できるだけメイン被写体の前にじゃまになるものを入れない。

2)カメラを若干回転させるので背景のパースが変わりやすいので、背景をぼかして合成ソフトが多少失敗しても、ごまかしやすくしておくのが良く(あるいは単純な白バックなどを用いる)、絞りは開け気味のほうが成功率は高いようです。

3)中望遠から望遠レンズを使う フルサイズだと85mm使う人が結構いますが、失敗を減らすにはフルサイズカメラで100-200ミリくらいの望遠が最適。まあ、宣伝にヨンニッパ使ってる人もいましたがw手持ちの場合、長い望遠レンズを使うほど、視差=パララックス(Parallax)による合成失敗の確率が減る。逆に広角レンズになればなるほど三脚(トノーダルポイント修正がなされたパノラマ雲台)を使う方がいい→手持ちでは広角レンズ利用は距離が近い場合避けた方がいい

4)合成する隣のコマと、50%くらいの部分が重なり合うのが望ましい

5)PhotoshopのPhotomergeなど機能で合成する際、自動は選ばず、Cylindrical(シリンダー、円筒形)を選ぶほうがエラーが少ない(*この点はAUTO=自動の方がいいという人もいますし、フォトショップよりパノラマ専用ソフトのほうが精度が高いし、調整も楽と議論があります。自分の経験ではフォトショップより、パノラマ・ステッチソフトであるPTGUIのほうが精度も高いし、合成間違いをポイント指定で修正する機能など、レイアーをちまちま動かして修正するフォトショップより優れていると思います)

6)絞りは開放に近い絞りを選べ=あまり絞るな=明るい単焦点が望ましい(Brenizer Methodは広大な光景の中のポートレートを意識した場合に有効な撮影法なので、背景が飛ばすのが望ましいからということもありますが、手持ちの場合、どうしても起きやすい視差=パララックス=Parallaxの狂いや合成のちょっとしたエラーが、細かい背景の場合でやすいのをぼかしてごまかせる)ただし、絶対じゃないですので絞っていいいかどうかはケースバイケースで考えましょう。

7)ピントはメインのモデルなどで合わせてから、MFでピントを固定して分割撮影をする。モデルと離れたところから撮影し、もう一度モデルのところまで戻って来た時、手持ちゆえ狂ってないかもう一度ピントを確認。

8)露出は全コマ同じ露出でマニュアル固定。

 


実践方法の解説は

5 Steps to Rock the Brenizer Method. A Post By: Danielle Ness
https://digital-photography-school.com/5-steps-to-rock-the-brenizer-method/

さて、Brenizer Method実際はアオリレンズでもない普通の85mmレンズで、分割撮影して行われることが多いわけで、以下の動画に実例が手短に要領よく解説(引用ではなく、インライン表示です)、

(以下のシリーズは説明がかなり冗長ですね。)

この方法の場合、手持ちで撮影した場合、ミスでかけている部分が出るのは普通で、実際に合成素材撮影がうまくいったかどうかを確認するため、パノラマソフト=かPhotoshopを入れたノートパソコンを現場に持ち込んで、撮影後実際に合成できるかどうか確認できるようにした方がいいでしょう。

他にも手持ちで分割撮影→合成した例です

How to Make a Panoramic Portrait by Casey Cosley
March 13, 2017
http://blog.creativelive.com/creativelive-challenge-panoramic-portrait/

手持ちでさっとやっただけなので、背景の樹木が若干へんになってますが、ボケてる部分なので、目立ちませんし、言われなきゃ気が付きませんね。

 


シフトレンズの活用 ステッチ撮影 小型カメラ・低画素カメラで無理のない高画素写真を作る。一眼レフ用のアオリレンズやアダプターだとパララックスの狂いが合成の障害として生じる場合があるけど・・・

アオリレンズ その2 ティルト機能編 弘法は筆を選ばず レンズベビーの活用 レタッチソフト機能による代用 (おまけの応用)シフト機能を応用して中判いらずの超高画質撮影

Hugin無料のパノラマ作成スティッチ(ステッチ)ソフト

clr20r3 エラーでプログラムが立ち上がらない 途中で停止終了するときの対処法

WINDOWSマシンで、これまで動いていたプログラムアプリが突如、起動しだすと途中で強制的に停止終了する症状が出る時があります。

エラーの内容が、「clr20r3・・・問題の署名」と表示されているとき

ソフトのメーカーのサポートとかでは、ソフトを再インストールしろとか、レジストリやゴミを削除しろという対処法を教えられる時があります。

が、こういう対処で解決するほうが少ない。

この症状は、その起動しなくなったソフトと連動するNET Frameworkという別のソフトに、間違った数字とかが入力されて、データー整合性が取れなくなったパソコンがソフト全体を起動しなくなるのが大部分の原因です。

解決法で一番かんたんなのは

下のビデオで解説されています(日本の裁判所的にはこの動画、引用ではなく、インライン表示となる方式で表示されており、大規模あるいは、営利目的でない場合は、インライン表示は特に問題とされないとされています)

 

clr20r3 error windows 7 fix 100% works tasted

ソフトウェアのアンインストールで、トラブルを起こしている主要因のNET Frameworkを全部アンインストール

たまに「削除するとこのソフトに関連のある一部のソフトが動かなくなる場合がありますという警告が出ます」が、(あとからもう一度このソフトを入れ直すので)無視して削除(アンインストール)します

パソコンをリセット再起動させるか、一旦電源切って再び電源入れる ←ゴミになったデーターを掃除するための作業

再度WINDOWS UPDATEを起動させ、表示されるNET Frameworkをもう一度インストールします

動かなくなっていたソフトが起動します。

他の解決法で教えられること(動かなくなったアプリの再インスコ・レジストリやteMPの掃除などは、この方法がうまく行かなかったときに試みればいいでしょう)

JPEGは邪道、RAWでとらなきゃ本当のプロにはなれない とのたまうあなたはストック動画をするなら当然マックを持たなきゃw

【追記】2019年アドビがWinでのProRez対応開始 記事「ADOBESTOCK

ストックフォト業界では現在動画を広く扱いだしています。
販売価格は、写真・イラストと同じく急降下中ですが、まだ価格帯が比較的高いこともあって、一部のマイクロストックフォトグラファー(や従来のストックフォトグラファー)が動画にシフトしています。

動画は一秒30コマの速度で2分の動画を作れば、3600枚の画像を扱うことになり、動画ファイルとして扱う場合、うまく縮小アルゴリズムを使ってサイズを縮小しないと、とんでもない容量になって実用にならないわけです。それでも巨大なわけですが、「どんな形式=コーデックCodecで保存しようが劣化は避けられない」のが動画です。「写真のJPEGを繰り返し編集すると劣化する」とよく言われますが、動画のほうが再編集劣化の度合いは写真のJPEGよりはるかに大きいのです。

特にストックビデオとして動画を素材として売り出す場合、加工編集用の素材として使われ、さらに再編集されるので、劣化は避けられないわけです。

そこでできるだけ劣化の少ないコーデック=保存ファイル形式で保存されたものが、動画の素材販売のストックフォトでは求められます。アップルで開発されたProResという動画形式が、広く使われる動画形式で再編集しても一番劣化が少ないとされています。

実際のところマイクロストックフォトの低価格の素材ビデオですから、採算性という点から、安い動画ソフトCorel VideoStudioやPowerdirectorで作成できるH.264とかでの、最高品質で完成された動画で十分ですできれば、ProRes 422 とProRes 4444形式動画が一番好ましいとされます。会社によってはそれしか受け付けないところもあるし、ProResかPhoto-Jpegとか以外の動画形式だと売上が悪い例もあります(特にプロの製作業者が顧客に多いところ)

実際、Getty Imagesのように4k動画はアップルのマックで作成されたProRes 422 もしくはProRes 4444形式以外の動画は、ほぼ全部却下するストックフォト会社がありますし、StocksyやPond5でも、特に推奨するコーデック(保存形式)がProResコーデック。WINDOWSのアップル非承認ソフト(公式に推奨しないという意味で違法ライセンスではないということ)で作られたProRes 422 もしくはProRes 4444形式の動画は、短い動画以外はたまに採用されても、ほとんど却下する会社もあります。

WINDOWSのソフト、Ffmpeg(いろんな格安ソフトに組み込まれているので、安いProRes対応ソフトの中身はみんなこれ)、VegasでProRes形式の動画を作ると、実際の視聴には問題は無くても、動画規格情報とかが狂っていたりすることもあるようで、またアルファチャンネル(背景を透明にするためのもの)を追加した動画が作れない場合もあるようです。てなわけで、完全なProRes形式動画は作れないようです(追記・ffmpegには3種のProRes変換コーデックが入っていて、それぞれ長所弱点があり、変換出力でどれを選べばいいというものではなさそう)。

てなわけで、JPEG撮影は邪道、アマチュア、劣化のないRAW以外は認めない、とのたまうあなた、動画でも再編集で劣化が出やすいH.264を使うなんて邪道ですね

「僕はレタッチなどでの劣化を避けたくて撮影はいつもRAWだけ」とかいっときながら、動画は、写真のJPEGよりも、比較にならないくらい大きくレタッチで劣化しやすい「H.264で動画をレタッチや加工編集してマース」なんて人がいたら、笑ってやりましょうw

さて、限りなく写真のRAWに近いProRes形式動画を、完全なアップル純正規格で作るには、現在でもアップルのマックを買ってマックOSで編集する以外ないのですから、マックを買いましょう。

再加工や再編集をしないなら、H.264の最高品質(か、放送局スタンダード中間くらい設定)で作られた動画で何の問題もないのですけど(この形式に特有なバンディングという横縞回避のためにわざとノイズを入れたりして保存)、再加工する素材ビデオとなると、動画の加工再編集は、劣化が、写真より多く生じるので、できるだけ劣化の少ない形式で保存された動画で、過剰品質がほしいかなということです。

まあ、皆さんがストックフォトサイトの動画の話しあさっているブログとかで、ProRes形式の話をしない人は、そこらへんのカメラおじさん上がりか、プロでも写真上がりの人で、動画はおまけ程度にやってきた人たちですよ。

逆にProResを受けない会社(現時点ではAdobe=Fotolia、ピクスタ)は動画素材販売サイトとしては、プロではなく、アマチュアビデオカメラマンが対象ということになります。

ProRes以外にも、再加工で劣化しにくい動画形式は、PhotoJPEGで、これは、WINDOWSの低価格動画編集ソフトPowerDirectorとかにもバージョン14まで,この形式での動画保存機能がついていましたのでWINDOWS使っている人はこれがありだった.

が、アップル社がWINDOWSでの動画変換支援ソフト・クィックタイムのサポートを打ち切りにしたことにより、新バージョンのPowerDirector15からはPhotoJpeg形式での動画の保存ができなくなっています。WIN用 VEGASやPremiereは、PhotoJPEG保存に対応してないし(Ffmpegなどを経由してのPhotoJpeg動画変換は可能*追記・ffmpegでのPhotoJpeg形式の出力は、Hd720, Hd1080などのハイビジョン動画=2K、それ以上の大サイズだと、どうもソフトのアルゴリズム性能が良くないので結果が芳しくないという検証がありました、ハイビジョン以下のSDとかの小画面ビデオなら問題ないようです)、マックの時代かwさらに、DNxHDというのもありますが、これもWinよりマックがあったほうがいいかな(笑い)


*過去記事

ストックビデオ(動画素材/ Footage)お勧め製作編集ソフト

RAWはアマチュアカメラマンのおもちゃ JPEG撮影はプロの証拠?

*追加記事

ffmpegを使ったWindows機でのProRes形式動画作成 ストック動画ビデオ素材


[Apple ProRes について]

https://support.apple.com/ja-jp/HT202410

「Apple ProRes の使用が承認されている製品」

https://support.apple.com/ja-jp/HT200321

きちんとアップル社の規格に合ったProres形式動画を出力できるソフト一覧。

Windows用のものでProres形式動画が作成できるソフトは、「他社製ソフトウェアやハードウェア製品で、コーデックが未承認のまま実装されていることがあります。未承認の実装 (FFmpeg やその派生物の実装など) は、デコーディングエラーやパフォーマンスの劣化、非互換性、不安定な動作につながる恐れがあります。」(同記事引用)

となり、実際の再生とかで、一般に使うには支障がなくても、アルファチャンネル使いで、一部機能が無かったり、録画情報が狂ったりする事例があり、再編集する素材動画には「?」。現時点で完全なProres規格形式の動画をWindowsパソコンで作るのは無理。GettyimagesのようにWIN機で作られたProres式動画は、却下されやすい、事実上マックで作ったものでなければいけないときがあるのが実情。

低価格で高機能マシンが作れるWIn機で複雑な編集を施したPhoto-JpegやAVI非圧縮(あるいはDV-AVI)といった劣化しにくい動画コーデック形式で編集したものを、Macの中でも安い、MAC MINIなどをProres形式に変換目的のコンバーター機として買い,そのマックにPhoto-JpegやAVI非圧縮の動画を持ち込んでProresに変換するという手もあるが、Photo-JpegはWindows機ではサポート打ち切りのため新しいソフトではこの形式の動画はもはや作れない、AVIもそもそもWindows用の規格で、マックに持ち込むには、一旦マックで扱える他の動画保存コーデック形式にわずかだが劣化する再変換が必要な場合もあり(DV AVIは一部のマック用ソフトで対応している場合もある)、そのAVI動画をマック用動画にするソフトは、あってもどこぞの怪しいメーカー製だったりして、きちんと規格に沿って変換されるか不明(DV AVI→ProREs変換も若干画質が下がる計算)。

てなわけで最初から全部マックだけで作業するより、「WINDOWS機で動画を仕上げてマックでProres形式動画に仕立てるやり方」は、若干質が落ちることになる。

ストックビデオ(動画素材/ Footage)お勧め製作編集ソフト

さて、最近は特にマイクロストックと呼ばれてきた低価格ストックフォトでは、採算が合わなくなってきたため、価格破壊がまだいきわたらない動画にシフトする人もいるのです。最近はストックフォト会社自体が盛んに動画素材を投稿しようとさせています。

高額なプロが対象のストックフォトのほうでも、安値対抗で値段が思いっきり下がった+マイクロストックフォトを断念した人たちがプロストックフォトに大量に流れ込んでいるため、写真では競争が過多になり苦境になっている人が増えています。それでも売れる人が一定数いてその人が安泰なのはどこの業界も一緒。

が、動画でも過去の教訓を忘れ、「分散投資だ」とかいってまた安売り拡散を始めるバカが多いため、写真の二の舞はさけたく(売れる動画の作成は、カメラ本体は安くなってもセットとかで写真よりコストと手間がかかるのは周知の事実)、比較的安定志向で、極端な安売りプラン導入を控えていた会社でも、対抗で値下げプランなどが導入され、結局分散投資だとか言っていた連中の売上が下がって消滅など、学習できないバカが市場を崩壊させ始めています。*内容によっては安く出すのが正当なものがありますから、単純すぎる素材など、「安く出すものはここ、高いものはここ、Aモデルはこっち、Bモデルはここ」と決めたりして値段ごと、あるいはジャンルごとに、分散するのはありなのです。ですが、かつてのユーリのように、「薄利多売は神」と製作コストも考えずに、無秩序(当人も後に間違いだったと反省)に分散登録や安売りをかけるのは間違いということ。

アナログの時代と違って、九州支社作って九州の顧客分散という化石マーケットは、ネットでは通じません。ま【僕だけは】というおめでたいのが無数に沸いていって、焼き畑農業よろしく、荒地と化して、無に帰して行くのが全体の流れですから、止めようがないのですけどね。


まずどの価格帯の動画素材を作って、どれだけの本当の利益があるか考える。一本あたりの収益を考えましょう。50ドルの動画を作って30パーセントの還元率であれば、10本売れて150ドルが数ヶ月後に手に入ります。その150ドルでできる範囲の動画を作らなきゃいけないわけ。

【オレは動画素材のプロになるんだぜモード】
一本500ドルとかそれ以上でで売り出したく(著名写真家のビデオの相場は、アメリカで半年利用の地方局利用のRMライセンスで、動画一本2500ドル前後。これ直接販売なので、ストックフォトを通じるともう少し高い場合がある)、手をかけたビデオや、それ以外でいろんなところから受注を受ける人なら、制作上いろんな加工の要望にこたえるソフトがいるので、動画の作成には業務用に販売された専用のソフトがいります。

この3つが代表的

ソニーのVEGAS Pro 14
http://www.sourcenext.com/product/vegas/vegaspro/

アドビのAdobe Premiere Pro CC+After Effect CC
http://www.adobe.com/jp/products/premiere.html
https://helpx.adobe.com/jp/after-effects/tutorials.html

MAC専用なら
Final Cut Pro X – Apple(日本)
https://www.apple.com/jp/final-cut-pro/

とか持っているのが望ましいのは間違いないです。


ストックビデオ会社の推奨動画方式(コーデック,Codec)は、(カメラで直接録画したものをそのまま変換せずに切り出しただけではなく)、いろいろつなぎ合わせたりして編集ソフトで変換して出力する場合とか、大きな予算の顧客とかは

「Apple の開発したProRes 方式で記録完成した動画が一番望ましい]とされているので、その場合はMAC OSのマックを使うことが望ましい(Windowsでも変換出力できるものがあるようですが、アップルから正式に承認が出たものではない場合がある、互換性にトラブルが出る場合もあります)。その場合マック用のFinal Cut ProやAdobe Premierか、WINDOWSなら公式には認定されていないがアップルが、非公式に使用するのは法的に問題はないとしているWindows版のVegas14。

アップルが承認しているProresコーデックを扱うソフト、WINDOWSでつかえるのはアップルの公式に認証してるものはほぼないです(Vegasはアップル特許回避で作ってあるので、appleの権利侵害の問題にはならないが、アップルとしてはVEGASで作られたProRes形式の互換性に正式な承認をしない)。

https://support.apple.com/ja-jp/HT200321

ま、ないならないで別にかまわないのですけど、プロ向け動画素材として他の代用推奨コーデックは

  • DNxHD
  • H.264
  • PhotoJPEG.
  • Animation or PNG

Fotolia=Adobe Stockでは、MOV、MP4、MPG、AVI 形式(圧縮か非圧縮か、あるいはどのくらいまでの圧縮率かは明記されていないので圧縮してもいいらしい))が望ましいとされていますが、プロが使う加工や編集で劣化がしにくい素材動画ということですと、やっぱりProRes形式が世界的に標準形式となります。


ま、「コーデックはProRezで納品してね」なんてテレビ局とかそれに類するハイクオリティー高額な依頼でしかまずありえませんので、低価格動画素材のフツーの人は、マックがない場合は、ガン無視で行きましょう。マックがなくてもどうしてもという人は、ソースネクストで年数回バーゲンセールのWINDOWS版のVegas 14には、マックが無くてもProRes形式の出力ができるようになっていますが、アップルの承認をとらない形での特許回避的な手段で実現したらしく、アップルとしては「正式互換承認はしないけど、違法ではない」との立場ですので、互換製品としては載せないようです。というわけで「Vegas 14でProRes編集した動画は、アップルが違法とはしないけど正規互換方式ではないので、ものによっては互換問題が出る場合もあるかもね」ということらしい。ま、今のところWindowsのVegasでProResコーデック録画編集したものが、互換性で動かない言う話は聞いたことないです。*日本語版のVegasにはProResでの動画保存がいまだ実装しないそうですが(アップデートでそのうち対応の模様です)、日本語版のシリアルを英語版の体験版に打ち込むと、きちんと認証され、英語版ではprorez保存ができます。

※Linux, Mac, Windowsそれぞれに開発されている無料ソフトFFmpegで、ProREZコーデック形式に変換した場合でも、同じようにアップルとしては正規のProRes製作互換品としては承認しないが、使っていることでライセンス違反ということにはならないということです。アップル承認した製品以外での、ProRes方式で作成されたビデオの品質は、アップルは責任持ちませんが、製作したり販売するのは違法でも権利侵害でもないです」ということらしい

https://ffmpeg.org/download.html

*カメラでそのまま録画・記録方式を変換しない場合、たいていAVCHD, H264, DNxHD, DNxHR, M2TS, XDCam, MXF, HDV, DV, DVCProHD のコーデック=録画形式であれば通ります、でも各社案内チェックしておいたほうがいい。

業務用ソフトの使いやすさでは、Final CutやVegasのほうがお勧めです。Vegas Proはソニーから販売権が他の会社に移ったので、ソースネクストで時たま85~90パーセント割り引き大バーゲン価格で売られます(ただしこういうのを見ると今後の開発はないのかなw)。Final Cutが一番簡単。

Adobe Premiere ProやAfter Effectは、(高性能パソコンでの利用を前提にしているので一般の人の使うパソコンでは)動作が重く、初心者に使いにくいことで定評ですが、アドビ製品らしく、至れり尽くせり社外の外部編集プラグインが豊富なので捨てがたい。

個人規模でアドビ大好きなら、簡易版の省略された機能では満足できないという人でも、Adobe Premiere Pro単体までで十分でしょう。After Effectまで買って、その機能を使いこなすとなると、動画編集アシスタントでもいないと、実際には撮影する時間もできず無駄となる可能性もある。個人規模なら、せいぜいPremiere PRoでできることだけに集中するのがいい。というか、そこまでが編集助手がいない、個人規模では精一杯でしょ。もっと簡略で簡易版の動画編集ソフト、Premire Elements(あるいはCorelやCyberlinkの同系列ソフト)の機能でできることまでに動画作成の幅を制限するのが現実的でしょうね。特に低価格のストックビデオを個人で作成販売するなら。


そもそもカメラと一緒で、After Effectといった、プロ用の動画編集ソフトをやたらほしがる病気の人もいるでしょうが、個人で使いこなせるのか?これらを「快適に」使うパソコンは、

[メモリ128GBで映像加工用PCを構築、快適なクリエイター向けPCを作ってみた]
After Eeffectsが快適に使えるハイエンドPC、8コアにQuadro、SSD RAIDも text by 坂本はじめ(2016/1/5 11:30)
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/docs/column/imadoki/737351.html

動画なら【それほどこった編集作業しなくても】4コアの7700kでは、動画を売り出す作業を考えると数を多く作ることになるので、力不足、8コア以上のCPUがほしい。インテルは2017年後半に12コアのCPUを出すようですが、AMDのRyzen 7 1800Xの登場で8コアCPUは多少は安くなって、CPUはインテルにこだわらなくてもいい。AMDは2017年に16コア32スレッドの新型CPU投入の計画があるので、それを待つのがいいか?
ただ、この記事に載っているのは長時間の動画編集を考慮した構成。時間の短いストックビデオは、たいてい数秒~長くても数分の動画なので、4Kでも、メモリーが128GBまで必要かは「?」です(16GBでかろうじて、でも重いといった感じなので、数秒動画の編集でも32GBか64GBくらいはほしいかな?)。そのほかにも、やっぱり出せるなら、ビデオカードはクアドロクラス(一番高いクアドロカードは100万近いw)載せるなど作業効率を重視したマシンがいい。

「クアドロ高すぎ、ゲーム用の高性能ビデオカードでも対応できない?中身大体同じでしょ?」というあなた、メーカーのNVIDIAがAfter Effectでの使用に推奨してるのは、クアドロばっかりだったのですがw
http://www.nvidia.com/object/adobe-after-effects-cc.html

2015年以降はゲーム用のGforceという比較的安値のビデオカードも、Maxell世代までのものならAfter Effect対応のものがあります、そのGforce(AMDの対応明記のビデオカード含め)なら使えるということです。
「推奨される GPU 高速処理対応 AMD および NVIDIA ビデオアダプター 」
https://helpx.adobe.com/jp/premiere-pro/system-requirements.html

しかし結局「作業するならクアドロ推奨」となっていますね。
現在個人クラスくらいでのベスト推奨はNVIDIA Quadro P5000(Maxell世代より新しいPascal世代のカード)
http://www.elsa-jp.co.jp/products/products-top/graphicsboard_pro/quadro/ultra_high_end_2/quadro_p5000/
25万から30万の高級グラボw

動画編集業務お勧めの最高峰は、一枚70~80万近くする最新ビデオカードNVIDIA® Quadro® P6000を2枚ざしw
http://www.elsa-jp.co.jp/products/products-top/graphicsboard_pro/quadro/ultra_high_end_2/quadro_p6000/

低価格ストックビデオやるだけで、このクラスのマシンそろえてようやく全機能快適に動くソフトのはあほらしい。


個人規模で、ストックフォトの500ドル以下の動画であれば、別に顧客の個別に要望にこたえる必要は無く、「自分のできる範囲の編集作業」で売り出せるビデオだけを作ればいいのですから無料ソフトでも一向構わない海外では、月100ドルくらいの動画売上の人の多くが無料ソフトで済ませています。それ以上を狙うなら有料ソフトを考えるというパターン。

OpenShot
http://www.openshot.org
Avidemux  (MAC OS IOS用)
http://avidemux.org
Llightworks
http://www.lwks.com/

ただし、こういう無料のものは使い方解説が超絶わかりにくかったりします。特に動画編集ソフトで無料で高機能とか言うのは日本語情報少なすぎ、日本人作者による日本語の無料動画作製ソフトもあり、いろんな外部プラグインをつければ確かに高機能になったりするが、情報が各作者のサイトに散らばっていたり、使い方のノウハウ整理が面倒など、とっつきにくいようなパターン、ほしい機能が「アレッ」と抜け落ちてたり、のこともある(GIMPが無料PHOTOSHOPといわれながら一向に普及しないのと一緒。

使っているパソコンがマックなら

iMovie – Apple(日本)が無料ソフトの定番かな

無料は、超シンプルな2-3の決まりきったパターンの、ほとんど未加工動画作成用であればいいが、いろんなタイプの編集過程を効率よく編集ということなら、有料でもとりあえずサンプルお手軽作成ガイドがついて、一通りのことはやって覚えられるように工夫してある、一万数千円クラスの有料のものがいい。
また後述するよう、無料ソフトだと、h.264 / AVCを使った動画を作成すると、商業利用の場合、コーデック使用特許料の支払い義務が生じるなど、結局高くつく場合もあります。

ストックフォト会社によって受け付ける動画形式が違ったりするので、受け付けない形式でしか保存できないソフトは当然使えない。各社案内を出していますのでそれは自分で調べてね。個人的には、MOV形式での保存ができればまあいいんじゃないかな?まあ、この記事でも何回か書いてるけど、ProRes 422 .MOVだとプロっぽくていいね。
動画は、人などを使ったものの場合、演出とか、シナリオを簡単に作成してみるなど、写真より周到な準備をしたほうがいいし、動画では時間が止まらないので、写真用の瞬間的に光るだけのストロボが使えないため、常時光る強力な光源の設置が場所によっては面倒、儲かるレベルの動画なら撮影の準備までの大変な作業があるので、写真より面倒で時間がかかります。個人規模の場合「プロ用動画編集ソフトの機能を全部使って」など編集まで全部一人でやるとパンクしてしまいます。


【写真イラストがメインで、動画製作は余技副業の人向けソフト】

比較的低価格の動画素材作成なら、フリーソフトよりは強力で、お手軽な簡単作成モードがついて、一般には十分な編集能力がある、そこそこの有料ソフトが、個人規模では現実的な選択でしょう。編集作業専門の助手とか大量に雇えるなら、プロ用ソフトは正解ですけど。パソコンは、MAC派であれば、MACを使えばいいのですが、WINDOWS派なら7700Kなどの4コアCPUより、8コアCPUを持つ、AMD Ryzen 7 1700のほうが編集が楽になるでしょう。年末にAMDは16コア(32スレッド)の新型CPUを、インテルの同クラス製品の半値を目安に出すようですし、それでもいいかも。

Vegas, Final Cutまでの金を出せなくても、そこそこの加工編集機能を持ち、200ドルくらいまでの価格で売り出す動画編集目的、Corel VideoStudio Ultimate X10、たまに動画編集するくらいの人なら、アドビよりかえって使いやすいと評判、この2つののうちどちらか使いやすいものか、Adobe Premiere Elementsの三択。どのソフトも不得意があるので、3つのうち2つ買って、機能ごとに使い分けで平行して使うのもあり。編集スタジオ規模でもなければ、個人で使いこなすという事情を考えれば、個人ならこのクラスのソフトがせいぜいでしょう。

外部からの依頼でも、特撮映画クラスではなく、小さい会社の簡単な紹介広告動画作成依頼くらいの動画を作るくらいなら、何の支障もないです(ProResとかのこーデックを使った動画ができないのは低価格編集ソフトの弱点。でも超低予算の動画でProResコーデックの動画作ってねとか言い出す顧客がいたら、お前馬鹿かとけりだしてやりましょう)。

Windowsマシンしか持ってないのに、動画保存コーデック形式Proresでの提出が必要なら、無料のffmpegでコンバートしても、「アップルとしてはアップルのコードを使っているわけではないので、品質などに責任を取らないが、ライセンス違反ではない」という見解なので、安ソフトで作った後、動画保存形式を変換すればいい。

https://ffmpeg.org/download.html

Stocksy Unitedのように「動画で色編集などはしないものを送ってくれ」というストックビデオ基準があるところもありますので、会社ごとに、編集加工したもの大歓迎と、そうでないところがあるのは要注意。

安いランクの動画編集ソフトでも、やはりビデオカードはゲーム用の安いものでもつけたほうがいい場合があるが、どのビデオカードがつかえるかは購入前メーカーに確認したり、使用体験版で確認したほうがいい。

Corel VideoStudio Ultimate X10
http://www.videostudiopro.com/jp/products/videostudio/ultimate/
が軽く、初心者にもとっつきやすい、PRO版じゃなくてUltimateのほうはいろんな上位ソフトをまねた効果編集プラグインもあり、値段からすればバーゲンセール。
業務用のFinal CutやAfter effectなどに比べると、細かい編集機能で「これがない」というのもありますが、低価格のストックビデオでそこまでやる必要もない機能だし、顧客からの依頼の撮影でも一般的な大体のことはこなせます。

アドビのAdobe Premiere Elements
Adobe Premiere Elements 15 (WIN・MAC両用)
http://www.adobe.com/jp/products/premiere-elements.html
プロ版を簡略化した入門バージョンですが、プロ版をほぼそのままただ簡略にしたという感じはぬぐえず、本来は超高性能用パソコンでの使用を想定しているソフトの心臓部がほぼそのまま移植されて使われているらしく、普通の人が使うパソコンでは重く、初心者にはとっつきにくいという意見多し。また他社から出ているアドビのPremier プロ版の編集加工プラグインの多くが、このElementsでは使えないという結構致命的な弱点がある。とはいっても低価格ストックビデオには十分な編集機能があるし(製作するビデオが、販売価格が低価格帯なのだから、できないことはすっきりあきらめる。無理して採算のとりにくいものを作るより、できる範囲で売れるものを考えよう)、Premier Proを職場で使ってて操作が似ているからいいとか、将来(Adobe Premiere やAfter Effectを業務利用している)スタジオ勤務、あるいは動画製作で事務所作って大規模に商売、とかがしたいのでプロ版使う練習とか言うなら、これ買って置いてもいいですかね。

マックの人なら、これが低価格ソフトの決め手と成りますが、これ買うよりFinal Cut Proまで出せるなら、そっちのほうがいいかもしれません。WINDOWSの人もソースネクストで日本語版の業務用ソフトVegasが安売りで出ることが多いので、道具にこだわるならVEGASがセールに出るのを待つのもいいかもしれませんが、もともと業務用なので、低価格の動画素材を作るという時間予算制約も考えると、使いこなせない機能が多いですし、Adobe premiere Pro やAfter Effectほどでなくても、やっぱり初心者には不親切。

初心者がとりあえず使うというなら、入門ソフトならPowerDirectorのほうが誰にでもとっつきやすく親切にできていますが、このソフトは個人向け販売では、商用利用に制限がかかっていて、ストックビデオでの利用は、たとえ収益を得ないフリー素材としての配布でもかなりグレーの部分があるのが残念(個人が自分のYoutubeにアップして広告収入を得るくらいの商用はOK)。


*注意
ストックフォト会社によっては、最初の一こまが真っ黒なビデオは却下するところもある。動画ソフトによっては最初の一こまを真っ黒画面で出力するソフトがあるので、その場合、2コマ目から出力と指定するのを忘れないように

得体の知れないメーカーのカメラ、無料フリーの動画ソフトでは、h.264 / AVCでの撮影・編集を避けたほうがいい

h.264 / AVC 形式は商業目的に使う制限がかけられているので、この形式は避けたほうがいい場合もある(使用料動画一本米ドルで0.2セントということですが、実際はソフトやカメラ製造メーカーが「みなし金額」を払って、それですんでいるので、一個人でもまとめてせいぜい年間100か数百ドル払っとけば個人契約としては成立するみたいです)。
たいていの場合、カメラ製造会社や、ストックフォト会社は、カメラマンや投稿者の代理として、h.264 / AVCの使用料を払っている会社があり、その場合はカメラマン側の義務を代行しているので問題ない。
が、ソフトの製作会社や、カメラの製造メーカーがライセンス代行をしていない場合、製作した投稿者自体が売上ごとに使用料を支払わなければならない。たとえ他の保存形式にコンバートしていた場合でも、売り出している場合、使用料を請求される場合もありえます。

http://www.mpegla.com/main/programs/AVC/Pages/Licensees.aspx

にはビデオカメラマンに代わって使用料を納入しているストックフォト会社の名前として「Shutterstock」と「Adobe」が出てきますが、他社のは出ていないので、この場合、フリーの動画編集ソフト(やプログラマや会社に特注で独自に作成させた動画編集ソフト)でh.264 / AVC動画製作したカメラマンが、自分から申告して使用料を支払うことになるわけです。ピクスタもISTOCKも出てきませんね。要はピクスタで動画を販売しているカメラマンが、ライセンスの契約のない会社のカメラやソフトでh.264 / AVC形式で撮影・編集した動画を、たとえ他の形式に変換して販売していた場合、カメラマン自身でライセンス申請しないと、違法ライセンス商品となりえる「可能性」が出てくるわけです。

撮影時の動画コーデックなどの方式には注意しましょう。特にh.264 / AVCの商業ライセンスがないフリーの動画ソフトや無名中華カメラメーカーのものを使っているならね。


巷の一般ユーザーのレビューでのコマオチとかの苦情は

その人の持ってるパソコンが低性能ゆえ起こる場合もあって、ソフトのせいとばかりは言い切れない場合もあります。ま、実際使ってみないとわからないので、試用体験版を良く使い込んで比較しましょう。


(追記)

GettyimagesとIstockでは、ビデオ素材として、WINDOWS動画編集ソフトで、アップル非承認のProRes変換ソフトで作成されたProResコーデック4K動画はほとんど受け付けられない。

という情報がありました。アップルのマックで作成した動画でないと大部分落とされたりするようです。

https://www.microstockgroup.com/software-general/export-to-prores-422-in-windows/

Windowsで、上のほうで紹介したFFMPEGというソフトで作成されたProRes形式の動画は、短いものを除きほとんど却下されたとの2016年の書き込みがあります。

ProRezは動画素材としては編集しても一番劣化しにくい方式とされているので、デジタル写真撮影はRAWでしかとらない、JPEGは邪道というあなたなら、動画でProResを使うためにマック一式を導入するのは当然の話になりますねw


関連記事・JPEGは邪道、RAWでとらなきゃ本当のプロにはなれない とのたまうあなたはストック動画をするなら当然マックを持たなきゃw

ストックイラスト ストック動画 無償のアニメキャラ制作ソフトVroidと、動画作成にも使える無償のゲームエンジンUnityで、ゆるキャラ主体のアニメ・キャラものは壊滅?

ハリウッドで使われる、クロマキー合成など特殊効果動画合成ソフト:NUKE

VFX効果を生み出す動画編集ソフトとしてのBlender ver.2.8

VFX動画コンポジットソフトNatronの学習ビデオ 入門講座

【動画編集ソフト】HitFilmってあり?

アオリレンズ その一 シフト機能編

ニコンやキヤノンにはPC-E とか TS-E とかいったアオリ専門のレンズがあります。 ニコンのPC-E 24mm とか キヤノンはTS-E 45mmとかの名前で売られています

[PY] フォトヨドバシ CANON TS-E24mm F3.5L II | photo.yodobashi.com

http://photo.yodobashi.com/gear/canon/lens/tse2435.html

アオリレンズとはレンズを上下左右にずらしたり(シフト)、斜めとかに傾ける(ティルト)特殊レンズです。

シフト機能のあるレンズは、ニコンキヤノンのほかにはウクライナのArax(ウクライナ製にしては高い), Hartblei(ウクライナ製にしたら目の玉が出るほど高すぎ)があおりレンズを作っていています。

https://www.hartblei.com/

そのほかシュナイダー製のドイツ製高級タイプが一時期ありました、蛇腹など応用の大きなアクセサリーがZork, horsemanなどからもでています。

一眼レフ用のアオリ機構搭載レンズはニコンがはじめに作ったようです。

【第十七夜No.17ニコンF用 PC-ニッコール取扱説明書】

http://www.nikkor.com/ja/story/0017/manual/


ここではアオリレンズのシフト(それ専用のレンズはシフトレンズとも言われる)の機能を取り上げます
 
*シフト機能について参考
【山形豪・自然写真撮影紀:アオリレンズをフィールドで使う – ITmedia LifeStyle】http://camera.itmedia.co.jp/dc/articles/1309/27/news106.html
【ニコンDfでアオリ撮影用「PC-Nikkor」新旧3本撮り比べ】糸崎公朗(2014/1/23 08:00)
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/review/labo/631621.html

【FD 24mmF1.4 S.S.C. ASPHERICAL シフトアダプターで建築撮影に挑戦】輸入代理店新東京物産株式会社のブログ http://www.tokyotrading.jp/blog/201510_lens01/

こうしたアオリレンズでシフト機能(上下左右にレンズを動かす))は

 1:広角レンズで形がゆがんだ建築物をまっすぐに補正したり、

2:室内に鏡があって、撮影するとき、カメラマンとカメラが写りこんで邪魔なとき、カメラマンが左側により、レンズのシフト操作でレンズを右側に動かすことによって、カメラマンとカメラが鏡に映りこまない といったテクニック

 3:シフトで左にずらしたもの、右にずらしたものをフォトショップなどで合成して超高画素パノラマ写真を撮影するステッチ撮影の道具にする。(上下縦方向でも応用できます)

などで使われます

といってもデジタル時代なので

(1)の用途であれば、フォトショップなどで補正加工もできますし*a
そのほか、広角レンズで上下を広く取って、撮影し、トリミングで真ん中だけを切り出す。高級住宅のカタログでもなければ、これで大部分間に合うことがほとんどでしょう。
*この方法は下に紹介されてます
http://prokizai.heteml.jp/topics/?p=163

(1)の手法は、ポートレートで広角レンズや標準レンズで撮影するとき、足を長く見せたり、短く見せたりするといった撮影にも応用できますが、アイドルグラビアとかの加工はフォトショップでのデジタル加工が主流になってきているので、絶対にシフト機能がついたアオリレンズがいるわけではないんです。建築写真には、シフトレンズが必須なときもある、が正解でしょう。

フォトショップで建物のゆがみを補正すると、大体画素数が30パーセントから半分失われて、「劣化」するわけです
*参考【進化した「レンズ補正フィルター」① 写真・解説:竹澤宏】
http://shuffle.genkosha.com/software/photoshop_navi/photoshop/8199.html
より買いやすい画像編集ソフト・コーレルのPaintshopにも同じ機能はあります
http://www.paintshoppro.com/jp/learn/psp-x2-slope-distortion-1.html

ソフトでやると画素数が減ったり画質が劣化するわけですが、アオリレンズで光学的にシフトをかけても周辺部分には光学的な解像度の落ち込み・色収差の増加、カメラ内蔵露出計がオーバー側に暴れるなどの劣化が生じます(シフトによる光学的な劣化は、上の参考記事で上げた・【ニコンDfでアオリ撮影用「PC-Nikkor」新旧3本撮り比べ糸崎公朗(2014/1/23 08:00)】の実験を参照されたし)。
現在ではデジタル補正、光学的なシフト動作による補正のどっちがいいというのではなく、機材を持っていける条件なら、両方をうまくミックスさせてバランスよく使うというのがよいでしょうね。アオリレンズのシフトで大体の補正をして、フォトショップなどで仕上げるのが、一番画質がいい結果とも言えそうです。

(2)の機能も、撮影する被写体にもよりますが、写りこんだカメラマンとカメラを後から消しちゃうのは、フォトショップで手間はかかるけど丁寧にやればできないわけでもないし、参考「写真から不要なオブジェクトを削除する」 https://helpx.adobe.com/jp/photoshop/how-to/remove-object-content-aware.html
(3)の機能も普通のレンズでも、自分で動いたりして撮影したものを合成パノラマにする機能を持ったカメラは多くあるし、ステッチ撮影用雲台で代用できないこともない。

そもそも建築物の資料的な撮影であればともかく、風景写真であれば、ビルの上側が若干すぼまって写る普通の写真のほうが、遠近感がでてより迫力が出たりするので、シフト機能を使っても、補正はほどほどにとどめたほうがいい場合もあります
マイクロストックとかストックフォトでシフト機能がついたあおりレンズがいる場面は、実際はそれほどないですね。長期撮影旅行で一人旅だと、重くて大きなシフトレンズを持ち歩くより、軽量な通常のレンズを使って撮影し、フォトショップなどでのデジタル補正にお任せするほうが、現実的でしょう。


注釈
a:フォトショップなどの有料ソフトがなくても、直線の多い写真であれば、ビルの上がすぼまって写るパースの補正を歪曲補正まで含んで計算して修正してくれる無料ソフトがあります。
【REVIEW(12/02/28)建築写真のデジタルシフト補正に特化したレタッチソフト「ShiftN」】
http://forest.watch.impress.co.jp/docs/review/514917.html

個人的に、こうしたデジタルあおりシフト機能補正で一番使う機会が多いのは、有料ですがDxO ViewPoint 2というソフトです
http://www.dxo.com/jp/photography/%E3%82%B3%E3%83%9F%E3%83%A5%E3%83%8B%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%BC/%E3%83%81%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%AB/dxo-viewpoint-2%E3%82%92%E4%BD%BF%E3%81%A3%E3%81%A6%E8%A4%87%E9%9B%91%E3%81%AA%E3%83%91%E3%83%BC%E3%82%B9%E6%AD%AA%E3%81%BF%E3%82%92%E8%A3%9C%E6%AD%A3%E3%81%99%E3%82%8B


デジタル補正ではなく、アナログ手法で比較的安値でアオリレンズのシフト機能を楽しむには

デジタルにしろアナログにしろ、シフト補正はそれぞれ画質劣化をするものなので、本ブログではデジタル手法だけで間に合うならそれでもいいし、両方をうまくバランスよく使うのがいい

という立場ですが。

 ※安い型落ちミラーレス一眼で、ニコンの中古レンズをシフト機能付マウントアダプターで使う方法【マイクロストックフォトならこれがレンズを使う方法では現実的かな】
最近ではソニーや富士のミラーレス一眼に、キポンのシフト機能内蔵レンズアダプターを介して、主にニコンの絞りつきの旧式レンズを(旧式レンズは機械式なので、いろんなカメラで使え、中古で安く、使い回しがしやすいので多用される。キヤノンやニコンの一部の最新の電子絞りのレンズを使うには高価な電子式アダプターがいる)、シフトレンズとして使うこともできます。マイクロストックフォトでアオリレンズというなら、ミラーレス一眼+キポンのあおりアダプター+古い主にニコン用の絞りリング付きレンズの組み合わせで絞って使うのが(ライカ用レンズを使えばおしゃれかもしれないね)、費用的には現実的でしょうね。仕事であっても、簡単な商品撮影くらいしかしない人なら、ソニーのフルサイズミラーレスに、ニコンの普通の一眼レフ用レンズをこのキポンアオリ機能付レンズアダプターをかませて使う人はいます(ニコンの一眼レンズをそのままフルサイズソニー一眼で使う場合、シフト量はどの方向も5ミリ位までが限界の模様。レンズによってはもっといけるものもあるでしょうけど。ティルトのほうはほぼ問題ないケースがほとんど)。
*キポンのティルトシフト両機能をつけたマウントアダプター
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/review/dressup/660971.html
3万以上という、ちょいと遊びで買うには高いかもしれませんが、1万五千円くらいで安価なシフト機能専用・ティルト機能専用タイプもあります。さらにキポンをまねた粗悪類似品だともっと安い場合もある(キポン以外の中華無名メーカーだと、ティルトシフトアダプターといっても、ティルト機能しかない粗悪品もあるので注意)。

【中古の大判カメラのビューカメラを転用】
あるいは、三脚絶対必要、でかくかさばるのがかまわい、75ミリ以上の望遠レンズを利用するのであれば(大判では75ミリでもフルサイズ一眼レフでは20ミリ相当の超広角レンズ)、中古だと安い大判のビューカメラの中古と、ドイツの古い世代の中古大判レンズ(もしくは日本製のコンゴーや、富士のフジノン、ニコンのニッコール大判レンズは中古で安い玉が出る場合もある。ニッコールSW65mmF4S / フジノンSW65mmF8 などね)+一眼レフアダプターなどの組み合わせでも費用的には安く代用できる。
http://www.mediajoy.com/mjc/original/view_adapter/view_adap45_eos.html
大判カメラを使うとこんな具合に、ぐねぐね動かせるので、アナログ手法だけであおり撮影するのであれば、大判カメラ+アダプターは最強ですね。ただし運搬・取り回しは最悪。
ただし、この大判レンズにあなたのカメラをつけるやり方は、望遠レンズは安く済む場合があっても、あなた方の使うフルサイズやミラーレス一眼で、広角レンズを大判アダプターでというのは逆に無駄。大判は銀塩大判フィルム用だと、スーパー超広角レンズでもドイツ製35ミリまでしかないので、それ以上の広角レンズをフルサイズや、APSの一眼やミラーレスで使うのは、大判レンズ利用では無理。そもそも大判用レンズで安く中古が買えるのは(フルサイズ換算20ミリくらいの)75ミリくらいのレンズまでで、現在販売されている最新設計のドイツ製大判レンズは一本で50万とか70万とか言う値段が平気でする、キヤノンLレンズが安物にしか見えなくなる値段しますし、大判カメラ用超超広角の38ミリとかスーパーアンギュロン38mm F5.6 XL、アポシロナーデジタル35mm4.5なんてのは全部生産が終わっていますし、中古でもいまだと一本20-40万くらいかなw(古いスーパーアンギュロン38mm F5.6 XLだとうまく行くと、B級中古10万くらいで中古ゲットできることもあるかも)。しかも大判スーパー超広角レンズの中古はほとんど出ない。

レンズアダプターや大判を利用するやりかただと、メーカーの専用レンズを使うわけではないので、レンズの自動絞り機能が働かないので、光学ファインダーより、絞りを絞ってもファインダーが暗くならない、電子ファインダーのほうが使いやすい。ミラーレス一眼のほうが向いてるでしょう。

ところで

最近は大判カメラは、広告だと、大判用のフィルムを使うより、中判デジタルバックを装着しての撮影が主体なので(中判デジタルバックより、フルサイズの一眼レフのほうが安上がり、かつ必要十分なケースなので普通のデジタル一眼レフが使われるほうが、回数としては多いし、商品撮影がいまや3dcgに置き換わった企業もあるので、現在絶対中判デジタルが必要なのは一部のジャンルです)、大判フィルム用ではなく、中判デジタルバックのための大判カメラ用だが実際は中判レンズの専用レンズローデンシュトック デジタルレンズの値段を見てみましょう
http://www.nationalphoto.co.jp/2F/items_digitalback_interface_sk_roden.htm

 HRディガロンS 23mmF5.6 1,080,000円

↑ニコンやキヤノンの純正レンズがとってもお買い得に見える値段ですよね。ニコンのPC-E 24mm 3.5D とかキヤノン:TS-E24mm F3.5L IIの20万ちょいなんて安いもんです。TS-E24mm F3.5LIIの中古なら16万くらい、やすいやすいwTS-E24mm F3.5Lの初代は修理がそろそろできないため中古なら6万くらいであるしw


デジタル加工でアシストできないアナログだけの手法しかなかったシノゴと呼ばれるフィルム式大判カメラが主役の時代の

大昔のテーブルいっぱいの料理撮影には

大型大判ビューカメラ、90ミリレンズ(いわゆるフルサイズデジタル一眼で広角24ミリレンズ相当)、大型三脚(あんたがたが見たら化け物の超大型になるだろ)といった構成で目いっぱいティルトシフトをかけ(レンズがカメラからひん曲がったようにセットされる)

1200ワットの発電機(ジェネレーターとかジェネとか呼ばれた)とモノブロックストロボ2台

撮影する料理に発色の相性のよいフィルム(光源がストロボ以外の場合、いろいろな補正フィルターを組み合わせなきゃいけない場合もあった)

ストロボを使う場合、初めての場所なら、本番の前に実際どううつるかテストがいりますが、試し撮りは昔はポラロイド式フィルムしかなかったので、そのセットの知識。

なんて超大掛かりな撮影機材をくみ上げていたそうですが、そうした機材を保持している、機材の取り扱い、短い時間でのセットアップと撤収ができる、フィルムの種類の選択など、操作撮影するカメラマンはプロである必要があったのはそれなりの理由があったわけです。この部分は、大昔は情報もなく、写真学校に通うとか、スタジオとかで修行してみよう見真似でマスターすることしかなかったので、情報の寡占化による師弟制度を通じた悪い意味での閉鎖独占業界のような体質が出来上がった時代もありました。

でもデジタル作業で置き換えられる部分が多くなり、無料情報がネットで出回る、解説本が売られる時代で、素人でも時間をかけると真似事ができやすくなり、簡素化してきたため、以前のような料理撮影や記念撮影とかいった仕事で生計を立てられる人が減ったわけです。

いまどき本格アナログ撮影がしたいからといってここまでの労力に見合うギャラ出したい客はいないでしょうね。

光学アオリレンズを主体にする場合も、やはりデジタルのレタッチ補正の助けを適当に仰いだほうがいいのです。


シフトレンズの活用 ステッチ撮影 小型カメラ・低画素カメラで無理のない高画素写真を作る。一眼レフ用のアオリレンズやアダプターだとパララックスの狂いが合成の障害として生じる場合があるけど・・・

アオリレンズ その2 ティルト機能編 弘法は筆を選ばず レンズベビーの活用 レタッチソフト機能による代用 (おまけの応用)シフト機能を応用して中判いらずの超高画質撮影

ステッチ撮影 超高画素カメラと高級な超広角レンズが無くても、スーパー高画素な写真は作れます

画像合成で高画質写真を作る

マイクロストックでの必要画素数は、ほとんどの会社で1000万画素です(会社によっては300~600万画素で撮影した写真でも、画素補間で1000万画素に引き伸ばして、適切なシャープ処理をかけた写真もOKなところがあります)。8年前の黄金期に比べ、比較にならないほど利益率が少なくなったマイクロストックのために3600万画素だ~5000万画素だ~とやるのは基本は無駄。実際10年前の参加者が撮影した600万画素とか1000万画素の写真は、絵としてよければ、後の時代の高画素カメラで撮影した写真を出し抜いて、今でもよく売れていたりします。3600万画素のカメラでも、1800万画素くらいで撮影したほうが全体の仕事がはかどるでしょう。

参考記事1

参考記事2

ただし、ものによっては(実際に画素数が必要な仕事である場合もあるし、編集部がソフト会社にそそのかされて、とばっちりで一時期必要も無いRAWでの撮影と現像仕上げを強いられたKen Marcusの例などもあり(過去記事)、依頼する側とか、購入する側が、カメラ雑誌やメーカーの口車に乗せられて要らないスペックを要求する場合などもありますが)、特に動かない静物や、(一部の)風景では、高画素の写真がほしい場合もあります。

そこで、画素数の少ないカメラしかない場合でも、分割撮影を行って後から一枚の超高画素写真に合成する技術があります。合成が容易になったデジタルカメラ時代には積極的に活用したい業です。この技術を使えば、超広角レンズを持って無くても、張りあわせで超広角で撮影したような写真が出来上がります。デジタルカメラの画素数が極端に少なかった時代には結構使われていましたし、今でも大型の中判カメラを持ち出したくない場合業務でも、ステッチ撮影は普通に行われますので、ストックフォトでも積極的に使えばいいのです。*できればアオリレンズ(PC-E, TS-Eとか、シフトレンズ、アダプター、その他アオリ装置を使う)ほうがステッチ撮影はうまくいきます。

こうした複数の写真から一枚の高画素写真を作る、いわゆるパノラマソフトがたくさんありますが、複数の写真を組み合わせて超高画素写真を作るのに、一番使いやすいものは、アドビのフォトショップ (Adobe Photoshop)です。フォトショップ画像の編集ソフトとして、現在寡占的な位置を占めています。月額契約制のプロ版と、初心者ファミリー向けのエレメント(Photoshop Elements マイクロストックなら利益率から考えて最初はこっちのほうを使って、儲かったらプロ版に移行すればいいかも)の2種類があります。*複数の写真をうまく自動で配列する場合、ソフトごとに得意なシーンがあったりしますので、ほかのソフトがダメなのでは無いですが、全体としては、自動でうまく一枚の写真を作成してくれるソフトで一番効率がいいのはアドビのフォトショップです。

分割撮影をした写真をこれらのフォトショップで合成して一枚の大きな写真にするためには、photomergeというコマンドを用います。

機能解説は、

『Photoshop オート機能完全攻略 超高解像度の写真を作る① 』
http://shuffle.genkosha.com/software/photoshop_navi/photoshop/8243.html

↑の記事で言う画像は16ビットにして編集というのはおまじないくらいの意味で、実際には8ビットで編集してもかまいません。

『Photoshop Elements ヘルプ / パノラマの合成』
https://helpx.adobe.com/jp/photoshop-elements/using/stitching-together-panoramas.html

割と簡単に高画素画像はできちゃうわけです。3000万画素とか5000万画素の高画素のカメラを、ブレ対策などで大型の三脚持ち出して、さらに高画素対応の高級な広角レンズなどで撮影するより、1000~1800万画素くらいのカメラで軽い三脚、安いレンズで分割撮影したほうが、予算も手間もかからず楽に済む場合もあります。

*できれば三脚を使ったほうがいいし、パノラマ雲台か、それに近い機材もあったほうがいいですが、手持ちでも結構うまく合成してくれます。どうやって合成するか、パソコンのほうでもできるだけ分かりやすいように、特徴のある部分を目印になるよう分割して撮影するのがコツです
露出は、マニュアルにして、どの写真も絞り・シャッタースピードを固定にしましょう(露出が分からなければ、カメラが適切と判断してくれてるシャッター速度と絞りの値の数字がでてくるので、そのまま使うか、好みでプラス側にするかマイナス側にして使いましょう)。さもないと、プログラムモードなど、オート撮影では一枚一枚の露出が変わってしまって合成しにくくなります。ピントもMFで固定したほうがいい。
また所詮機械なので、完璧でないこともあるので、小さいところでつながり方が不自然な箇所ができる場合もありますので、簡単なレベルの修正レタッチの技術を要することもあります。

ほか参考リンク
http://shuffle.genkosha.com/software/photoshop_navi/photoshop/8238.html

*普通のレンズでもステッチ撮影はできないわけじゃないですが アオリレンズのシフト機能を使うとより実用的になります 以下記事後半参照

アオリレンズ その2 ティルト機能編 弘法は筆を選ばず レンズベビーの活用 レタッチソフト機能による代用 (おまけの応用)シフト機能を応用して中判いらずの超高画質撮影

Google Nik写真プラグイン コレクション 無償公開開始

https://www.google.com/intl/ja/nikcollection/

かつてはニコンのレタッチソフトNX2の有料拡張プラグインとして有名で、その後フォトショップ(photoshop)のプラグインとしてGoogleに販売されていた

Google Nik Collection

が2016年3月25日より無償化されました。

スクリプトをいじくればCorel のPaintshopでも動くようです。

https://plus.google.com/+NikCollection/posts/AFGsG2Di7EK

によれば、この無償化に伴い2016年中にnik collectionsを購入した人には返金の手続きをとるとされています。

マイクロストック、いっそのこと自分で開業

低報酬化の進むマイクロストックですが、自分で始めちゃうという考えがあります。

業者を通さない人たちのために、SYMBIOSTOCKというカメラマン直販サイト支援のプロジェクトがあります。いわゆるレンタルサーバーやサンの顧客獲得のための、サーバーを便利に使うサービスです。マージン、機能やデザインの自由度は高いですが、いろいろ面倒なことも多い、日本語対応もない。

ところで、写真素材販売サイトを作るのは難しいのかというと、

Ktoolというソフトを使うと、割と簡単に自分のマイクロストックが作れます。プロ用で300ドルほどです。自分のサイトデザインはできませんが。サーバー代も数万くらいの写真なら大してかかりません。プロバージョンでは、動画販売、カメラマン側の値段設定機能とか、RF、RMのライセンスも設定可能、モデル合意書アップ機能とか、プリントとしての販売とか、PayPal支払い、クレジットカード支払い、手形決済、銀行振り込み機能、請求書発行、などなど運営に必要なほとんどの機能がそろっています。

http://www.ktools.net/photostore/

日本語対応はしておりますが、日本語のページ、テンプレートは用意されていないので、自分でメニューの英語を日本語にいちいち文字書き換えとかあります。が、自分でシステム開発するより楽です。数十万くらいの写真イラストの販売のサーバーであれば、アクセス数にもよりますが、それほど費用はかからない。動画を扱うとなるとちょいとサーバー代もかなりしますが。

実際このソフトで開業している人もいます。

http://www.digicomphotostock.com/index.php

既存のぼったくり業者で赤字出すより、こういうのも考えたほうがいいかと。成功の鍵は運営母体の信用度、カメラマン認知、広告ということになるので、ひとりで始めてもたいした効果ないですが、腕に自信のある人が数十人集まれば、意外と成功するかもしれないですよ。今現在マイクロストックを始めるのであれば、下手に投稿型サイトにして、カオス化をするのは得策ではないかも。

マイクロストックは、現在も新規開業はたくさんあっても、成功はしないのがほとんど。他社と同じ写真集めているだけだから、老舗から顧客は流れない。老舗は初期の成功で損害補償、カスタム契約の作成など、顧客サービスも充実していますしね。でもSTCKSYのように、知名度のあるカメラマンたちが一致団結する、独自スタイルの確立という形であれば、道は開けるでしょう。ISTOCKPHOTOの創立者Bruce Livingstoneが、あえて自分のかつて建てた会社に挑戦して始めた会社というのも、信用度アップで人気が出た理由ですが。Bruce Livingstoneはマイクロストック=投稿型写真素材サイトの発明者ですし。