ポートレートとフルサイズ24mm広角レンズの特徴の理解【撮影シュミレーションができる3Dソフトを写真動画制作学習に活用】
投稿者: 5190343667gg
ポートレート撮影は、フルサイズカメラでは、35mm, 50mm, 85mm付近でたいてい撮影され、他の焦点距離のレンズは、必要なときに使うことがあるという感じになります。
24mmあたりの超広角レンズを使うこともあります。狭い室内とか、背景を大きく取り入れた、モデルは大きな風景の中の一部という撮影をするときなど
ただし24mm(APS-Cサイズカメラでは16mm)になると、広角レンズの歪みで、モデルの体や顔が歪みやすくなるので、注意が必要となります。逆にうまく歪ませて足を長く見せたりするのもよく行われます
写真の勉強は、実際に機材を使ってみないと、感覚として理解し難いので、機材をまだ持っておらず、どんなのがいいのかと「もんもん」としている人は、広角レンズは何ミリがいいのか迷うことがあります
まあ、最初はズームレンズ買っていろんな焦点距離を試せばいいんですが、
疑似立体世界を再現できる、3Dソフトを使って、現実社会をシュミレートすることで、広角レンズの使い方や使いこなしの勉強の一助とすることも可能な時代となりました。学校にいかない独学志向の人には便利です*ただしこの記事で使うDaz Studioは日本では特に、実物を封じられたバーチャルロリ関係の人が、エロ目的で多数使っているので、同一視されて変態収容所送りになるかもw
フルサイズで65mmのレンズはちょいと特異ですが、
人物仮想ポートレートシュミレーションソフト・Daz Studioでは、3D人物モデルの歪みが少なくなることから、やや望遠気味の、フルサイズでの65mmが標準レンズとしてシュミレートされています
まあ、65mmをDaz Studioが標準レンズとして採用したのは、以下のように、人体撮影で圧縮効果が少ない+歪みが生じにくい焦点距離だからでしょう
*65mm フルサイズ相当でのシュミレート
さてモデルと同じ距離で、レンズをフルサイズ換算で24mm超広角レンズに変更すると、まあ、モデルがこんなに小さくなりますw
さて、24mmだとモデルが小さくなりすぎなので、65mmレンズでの大きさくらいに、モデルが収まるようにモデルに近づくと
体のあちこちの形の歪みが顕著担って、体中歪みまくりになりました
更にアングルを少しかえるだけだけで、
歪みが変化しやすく、広角レンズを近距離でポートレートに使うのは結構厄介なことがわかります
1:この歪みを上手く利用して、よりモデルをかっこよく見せる。のは当然ありですが、難度は意外と高いときがあります
2:モデルがゆがみにくいように、できるだけ画面の中心部に持っていく
3:モデルとの距離を離して、やはり中央よりにおく この記事の上から二枚目の画像のように、モデルの歪みがなくなります
まあ、前回の記事
24mm広角レンズでのポートレート構図の作り方を豪州の写真家が解説【撮影技術】
Julia Trottiさんが、24mmレンズでのポートレートでは、縦位置の場合、頭の上のネガティブスペースの量を、35mmレンズのときより、大きくとることをアドバイスしていましたが、頭の上の空間を大きくとる=頭をより画面の真ん中近くに持っていき、歪みを減らすのが目的なんです
まあ、彼女は横位置の場合は、頭の上のネガティブスペースはきにしないと言っていましたけど
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シネスコ(シネマスコープ)比率で動画を作る場合、24mmの歪みの大きい部分が切り取られるので、案外ナチュアラルな感じのシネマティック映画的な画像や動画になったりする
さて、それ以外には、シネマティックな動画を作る場合、シネマスコープの比率(2.35:1)での撮影に、アナモフィックレンズという高価な専用レンズではなく、普通の超広角レンズで撮影して、あとから上下をトリミングしてシネマスコープの比率(2.35:1)の動画を作るというのが、特に低予算の個人Vlog制作で推奨されていたりしているのは前回の下の記事で書きましたが、
シネマスコープ(シネスコ)変換、特殊な撮影レンズと編集ソフトを使わず、トリミング的に作る
フルサイズでの24mm(APS-Cで16mm)のレンズで、動画モードで撮影した16:9比率の動画を、さらに上下をカットして、シネマスコープの比率(2.35:1)の動画を作ると、24mmなどの超広角レンズで顕著に出る周辺の歪みをカットすることになり、割とスッキリとしたシネマチックな映像ができたりするわけです。
これも3Dソフトで、シュミレートしてみましょう
フルサイズで24mmレンズでの設定で、16:9と最近のデジカメの標準動画の比率で撮影するとすると、
お尻から下のあたりがひどく歪んでいますね
これをシネマスコープの比率2.35:1
24mm超広角レンズで歪みやすい周辺部分がだいぶ切り取られたので、広角レンズ特有の歪みがだいぶ取り払われて、スッキリした感じになりました
というわけで、シネスコ(シネマスケープ)の比率の画像や動画を作る場合は、超広角歪みは歪みが酷い部分が切り取られるので、まあ歪みは残りますが、24mmレンズはこのフォーマットでは、結構使いやすいというのがわかります
なお、24mmでモデルをこの大きさで写し込む距離は70-80cmとかなり近いことに注意
別のシュミレートで、背景を出してみましょう
同じくフルサイズ、24mmレンズで16:9比率でのシュミレート
これを、シネマスコープ比率2.35:1でトリミングすると、下のように
超広角24mmレンズの周辺の極端な歪んだ部分が切り取られるので、広角歪みは残りますが、まあ、ちょうどいい感じになるわけです
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ポートレート・人物写真撮影に最適なレンズの焦点距離と撮影距離によるパースペクティブのレンズの焦点距離ごとの考察 3Dソフトによるシュミレーションテスト