フルサイズカメラには珍しい焦点距離のシグマ65mm F2 DG DN | Contemporary 人物撮影での標準レンズ的に使うといいかも?【各国のレビュー】

投稿者: 5190343667gg

65mm F2 DG DN | Contemporary | レンズ | 株式会社シグマ

https://www.sigma-global.com/jp/lenses/c020_65_2/

写真用フルサイズで65mmの焦点距離のレンズは、珍しいのですが、映画のシネレンズではライツがものすごく高いフルサイズ(映画ではダブルフレーム)65mmがあるのと、スーパー35mm(映画でのフルサイズより若干小さい規格)用のレンズでは42mmをカバーするズームなどがあり、フルサイズ(映画ではダブルフレーム)換算では63mmになるので、映画の世界ではまあ、凝った人が使う焦点距離くらいのイメージがあります

写真の世界ではありませんが、3DCGの人物レンダリングに特化した3DソフトのDaz Studioは、ちょいと今確認してませんが、標準設定が確か65mmレンズシュミレーションなので、人物を撮影するのには、50mm相当のレンズより、歪みが少なく写るので、65mmレンズが標準レンズ設定と、Daz Studioではなっている模様です

フルサイズ換算では、85mmあたりがバストショット、50~60mmが全身ショット

35mmは人物と風景を混ぜたポートレートという使い方が多いですが、

65mmはその中間ということにもなります

ただ、珍しい焦点距離とはいっても、24-70mm, 28-75mmとか言ったズームレンズの望遠側とほぼ同じなので、実際にはそれほど違和感なく使えるでしょう

また日本のように土地事情から、部屋の空間が狭いところでの撮影もある場合、85mmでは長すぎ、65mmくらいがバストアップにちょうどいいということになります

まあ、逆に全身ショットでは、65mmは、広い部屋でないと全身が入りにくいという、日本では注意する点がありますね

現状、ソニーの55mm 1.8 ZA(価格の割に若干の色収差などがあるが、ボケ品質は定評があり、ボケ重視なら選択の余地あり)か、このレンズかで選択候補ですが、85mmレンズと合わせるなら、55mmのほうがちょうどいいという感じかと。

いつもの英国Christopher Frostさんのレビュー

Sigma 65mm f/2 DG DN ‘C’ lens review (Full-frame & APS-C)

動画1:04 あたり、フルサイズ用のレンズとしては、65mmって、一般的な焦点距離じゃないけど、実際使ってみると、標準50mmを使ってる感覚で使えた

ポートレートにいいね、APSーCサイズのカメラではポートレートにとてもいいレンズになる(ブログ補注換算98mm F2相当のレンズになるから)

動画2:46 MFリングの操作性はスムーズでいい

動画3:05 フォーカスブリージングはかなり目立つね、ビデオ撮影者にはやや厄介かな(ブログ補注:アメリカの特撮プロは、写真上がりの連中ってどうしてフォーカスブリージングで大騒ぎするの?僕の周りのハリウッド映画の連中そんなにきにしてないんだよと、嘲笑っていましたがw)

動画3:11あたり AFは普通に早い、ただし、時々止まったりするんだよね、ただ僕がこのテストで使ったのは、ソニーの古い機種なので、新型では問題ないかもね

動画3:30 このレンズは通常のフロントキャップと別に磁石でくっつくタイプのレンズキャップが付属 高級感のある金属フードも付属だよ

手ブレ補正機能はレンズにはない

動画4:25 4200万画素のソニーA7RIIでテストチャート撮影 レンズ補正機能はオン

F2の解放から中心部は、完璧 周辺は若干落ちるものの素晴らしいシャープさだね 色フリンジもない

周辺はF2.8で完璧だね 目視ではこれ以上絞っても良くならない

動画5:58 カメラのレンズ補正を切って、歪曲と周辺減光を見てみよう

目立つ糸巻き収差があるね 周辺減光は普通クラスかな? F2.8で周辺減光はまあ問題なくなる(ブログ補注:一般撮影の話、空とか撮影するとまだ目立つかも?)

動画6:23 最短撮影距離は55cmだ、絞り開放ではややソフトだが、F4まで絞るとグレートになる

動画6:38 逆光 かなりいいね

動画6:50 僕が試したレンズの中では、最高のボケというものではないけど、ナイズでスムーズ、特に問題はないね

動画7:07 近距離の軸上色収差 開放だとかなり目立つ、F4でほぼ収まる

軸上色収差がやや強いことと高めだけど非常に推薦できるよ

ということです

フルサイズで65mm でこれ以上の性能となると、コシナ フォクトレンダー MACRO APO-LANTHAR 65mm F2 Aspherical E-mount

完全なアポクロマート設計なので、軸上色収差の補正はほぼ完璧、

ただし、アポクロマート設計のレンズは重くなるので、カメラのAFモーターで快適に動かすことは、あまり実用的ではなく、MF専用レンズとなるのが普通なので、

AFが効くシグマレンズのほうが総合的な使い勝手では上ということになります

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Sigma 65mm f2 DG DN review 16th February 2021 Written by Thomas

Cameralab

https://www.cameralabs.com/sigma-65mm-f2-dg-dn-review/

おまけでついてくる「マグネットレンズキャップ」って、なんか意味あるのかな?という嫌味付きですが

フォーカスブリージング(Focus Breathiong)は9%

AFの正確性はテストチャートでは98.5%だが、遠景撮影ではやや問題を残す

https://www.cameralabs.com/sigma-65mm-f2-dg-dn-review/2/

All-in-all the Sigma 65mm f2.0 DG DN produces a Bokeh at f2.0 that is pretty close to the Sigma 50mm f1.4 HSM Art at f1.4. Shoot both lenses at f2.0 and there’s not much to distinguish between them.(上記Cameralabテスト記事)全体として、シグマ 65mm f2.0 DG DN は、絞りF2で、シグマ 50mm f1.4 HSM Art のF1.4に、かなり近いボケを生成します。 両方のレンズを f2.0 で撮影すると、違いはほとんどありません。

と、開放F2のレンズですが、65mmと焦点距離が長いため、50mm F1.4レンズのF1.4のボケとほぼ同じく位のボケを演出できるとしています*65mm F2の「ボケの大きさ」でいえは、理論上50mm 1.7-1.8レンズ相当

非球面レンズを使ったことによる、玉ねぎボケの影響については、

The inside of the Bokeh balls is only slightly textured with no onion-rings but there is some outlining and a bit of green coloration from longitudinal CA.(上記Cameralabリンク)ボケ ボールの内側は、オニオン リングがなくわずかにテクスチャ【玉ボケの中がうるさくなること】がありますが、軸上色収差の輪郭と少しの緑色の色付きがあります。

と、夜景とか暗めの場所では光源玉ボケがややうるさくなる可能性を指摘していますが、玉ねぎボケには至らないとしています

まあ、日中の明るい場所での一般的なボケについては、ここに取り上げた人以外の人も悪く言っていないので、暗い場所メイン以外の人はそれほど気にしなくてよいかと

一般撮影では、コントラストの高い場所にグリーンフリンジが僅かに出るが、パープルフリンジはほぼでない

シャープさはF2から優れていて、極隅の像面歪曲field curvatureによる画像のゆるさも、極隅でピントを合わせればシャープとしています

https://www.cameralabs.com/sigma-65mm-f2-dg-dn-review/4/

Then there is some field-curvature softening the extreme corners of flat or distant subject a bit …(上記Cameralabリンク)さて、平面または遠くの被写体の極端なすみっこ描写を、少しゆるくする像面湾曲が【このレンズには】あり、…

としていますが、まあそういった被写体は、普通絞って撮影するのでほぼ問題はないかと?しかし、星空の撮影で開放絞り使いたい人にはやや要注意ですが

Christopher Frostさんは目立ちやすい条件で軸上色収差が目立つとしていますが、この人は軸上色収差のパープルフリンジは目立たないとしています(多分大部分の一般撮影条件ではという意味)*軸上色収差起源のグリーンフリンジはわずかに出るとしている

あと、口径食はF4になると完全解消。しかしF4では円形絞りではなくなり、やや角ばりが出る。(当ブログ補筆、まあ、F2.8で大分「猫の目ボケ=レモンボケ」はなくなるのですが、隅っこに光源ボケがある場合は、F2.8以上絞らないとだめ)

高級感を出すために金属製にしたのだろうが、重くなるので個人的には好かないとしています

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Sigma C 65 mm f/2 DG DN

27 February 2021 Maciej Latałło

Lenstip

https://www.lenstip.com/600.4-Lens_review-Sigma_C_65_mm_f_2_DG_DN_Image_resolution.html

このサイトの解像テストでは、39-41lpmmで、4200万画素機でふつうに良い画質となりますが、このシグマ65mmはF2で中心部は70lpmm、周辺でも50lpmmと、らくらく4200万画素機でも問題ない数字がでます(Cameralabのテストの指摘する像面歪曲の影響は一番隅なので、普通の撮影ではまず問題にならない)

https://www.lenstip.com/600.7-Lens_review-Sigma_C_65_mm_f_2_DG_DN_Coma__astigmatism_and_bokeh.html

コマ収差は開放からほぼ問題にならない

非点収差はF4で解消

https://www.lenstip.com/600.10-Lens_review-Sigma_C_65_mm_f_2_DG_DN_Autofocus.html

Cameralabの指摘するAFの正確性について問題を見出していない

https://www.lenstip.com/600.8-Lens_review-Sigma_C_65_mm_f_2_DG_DN_Vignetting.html

周辺減光は開放で51% (−2.08 EV)ですが、ミラーレスカメラのレンズって、電子補正頼みで、こんな感じのものが増えたので、ミラーレス用レンズとしては普通

F2.8に絞ると、周辺減光は27% (−0.91 EV),と大幅に減る

https://www.lenstip.com/600.7-Lens_review-Sigma_C_65_mm_f_2_DG_DN_Coma__astigmatism_and_bokeh.html

口径食によるレモンボケは、一段絞ったF2.8で目立たなくなっています。このレンズの強みの一つ

コマ収差は開放絞りから殆どない

非点収差も開放から少なく、F4でほぼゼロ

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このレンズの特徴は、口径食が少ないということで、レモンボケが開放から少ないということにあるというのはフジヤカメラも指摘

2020.12.10

本日のフジヤ【スタッフ レビュー&ハウツー】

SIGMA(シグマ) 65mm F2 DG DN | Contemporary 実写レビュー

https://www.fujiya-camera.co.jp/blog/detail/info/20201210/

「口径食が殆ど出ないレンズです。」(上記記事引用)と、このレンズの長所としている

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当方は現状思案中ですが、ソニー55mm 1.8 ZAと

85mmレンズを持っている場合、65mmは近すぎますね

105mmとか持っているなら、65mmはちょうどいい組み合わせ

ただ、28-75mm, 24-70mm F2.8レンズを持っている人が、F2という1絞りの有利と若干画質(シャープさ以外にも口径食など)のためだけに、このレンズを買うかといえば?の部分もあります

人物撮影がメインの人の標準レンズとしてはありですが、街撮りなら40~45mmくらいのほうが標準レンズとして最適かも

シグマはライカLマウントでも製品を出し、ライカとパナソニックと正式に組んでレンズを出して、それをソニーEマウント用にしているので、ライカレンズとしての高級感が優先で、金属で,重くしたのかもしれませんが、ソニーEマウントは実用品のカメラであり、高級感よりプラ素材を多くして軽くして、値段もちょい下がれば

というところかな

購入直後の簡単なレビュー、ソニーEマウントSigma 65mm F2 DG DN | Contemporary:3D疑似人物撮影(レンダリング)ソフトのDaz Studioが採用する標準レンズ(シュミレーション)と同じ画角のレンズ

Sigma 65mm F2 DG DN | Contemporaryの口径食によるレモンボケ(猫の目ボケCat Eye Bokeh)は一段絞るとほぼ解消の優秀なレンズ【実写テストレビュー】