人物ポートレート 小型ストロボの使い方 簡単講座公開

投稿者: 5190343667gg

小型ストロボメーカー ニッシンが、初心者にも分かりやすいポートレート演出用ストロボ(フラッシュ)の使い方無料案内パンフレットを出しました。まあ、基本さらっと読んで、後は自分の撮影状況(部屋の広さも天井の高さも、天井の色も、みんな違うので、また自分の家だと、家具とか邪魔なものがあったりするでしょ?)でどう追い込んで行くかを練習して行くわけです。

http://www.nissin-japan.com/2016/08/post-c640.html

冊子は

クリックしてoffcamerasasshi1.pdfにアクセス

マイクロストックやストックフォトで必要なポートレートライティングくらいなら、半透明のルーセントアンブレラで簡単にセットを組むのが手軽。

http://www.nissin-japan.com/hacosta02.html

http://www.nissin-japan.com/hacosta03.html

http://www.nissin-japan.com/hacosta04.html

http://www.nissin-japan.com/hacosta06.html

http://www.nissin-japan.com/hacosta10.html

小型ストロボ一個での屋外撮影のコツは


「スタジオグラフィックス » GN40 の超小型ストロボ Nissin i40 ~ 活用」

GN40 の超小型ストロボ Nissin i40 ~ 活用レビュー <応用編>

はニッシンストロボI40の宣伝も兼ねた記事ですが、小型ストロボ一個だけでそこそこの野外ロケをするテクニックを軽く紹介してます。一人で撮影すること+腰くらいまでのポートレートなら、こういった小型ストロボをうまく活用するのはありです。レフ板だけで光線を起こそうとしても、小型のレフ板では思ったような光線が作れない場合、ストロボ光で応援してやるという解説。実際は他にも色々方法はあるので、自分の予算などにあったやり方を見つけましょう。

ストロボを顔に直接光線が直射しないように、若干左側に回転させて発光させる「写真8 半逆光+日中シンクロで撮影した写真」

ストロボをレフ板に反射させて発光する「写真9 ストロボをレフ板に反射させて撮影

■ 背景の夜景だけを動かして撮影写真14 ネオンだけを流して撮影

■ ストロボ1灯でする夕焼けポートレート写真16 オープンフラッシュによる夕焼けポートレート

が見てれば参考になります。

後、ストロボはうまく使えば、明暗差の激しい風景で、HDRなどの露出合成よりインパクトの有る風景写真が撮れることも多い=FILLFLASHと呼ばれる。ので、昼間の風景でも積極的に使えばいいんです。


 

以上位を押さえておけば、ストックフォトでは必要十分でしょうね。後はストロボの位置を変える、レフ板を違う位置にも配置などなど、創意工夫で自分のやり方を作っていけばいい。

これらで紹介されてるのは、ストロボとカメラセット以外、必要な機材は、ライトスタンドというストロボを立てるスタンドが二個、ルーセントアンブレラ(または透過アンブレラ)と呼ばれる半透明の傘(中華製の安物なら一本千円以下で買える)のみ。とりあえず半透明のルーセントアンブレラがあれば、1~2人のバストショットポートレートは小型ストロボでも十分。半透明の傘は、柔らかい光線で包まれた幸福なライフスタイル写真が基本のマイクロストック用では、ほぼ万能なので(ただし光線を思ったような方向に集中させるのは不向き)、半透明傘以外の凝った照明アクセサリーは、儲かってから考えましょう。撮影用アンブレラ=傘は、日本の土地事情から80センチくらいが使いやすい。120センチ以上になると持ち運びがあれですが、光線がやわらかくなる。全身ムラなくということなら150~180センチあればいいということになっていますが、とりあえずなんにでも使える80センチからはじめるのがいい。

*ライトスタンド・レフ板は商用スタジオでは、たいてい貸してくれます。ただ、ルーセントアンブレラ・半透明の傘は置いていないこともあります。ただ、小型ストロボ用のブラケット(アンブレラホルダー・ストロボホルダーともいう)という、スタンドにつなぐアダプターは自前でそろえないといけないかもしれません。

物撮りとかいう小物の撮影では、そこが半透明の板の上に撮影する小物を載せ、下からストロボを当てたりするなどちょいとした撮影用品があったりするといい場合もありますが、ここでは割愛。


こうした、クリップオンとも呼ばれる小型ストロボでの撮影は、昔はちょいとこりだすと、パワーが足りないので、全身でまじめにポートレートとか言う場合、実践は無謀なものでした。
しかし、デジタルカメラが主流になり、アナログフィルムの時とは違い、感度がかなり上げられるようになったので、小型ストロボでもバストアップ(あるいは全身でもすわわっている)くらいの撮影なら小型ストロボ1~2台で問題なく撮影できるようになっています(ISO100で450~600ワット出力のモノブロックと、ISO800での小型クリップオンストロボ一台のざっくりとしたパワーは同等(実際にはモノブロックのほうが光線の回り方がきれいとかありますのでまったく同じではないです)))。全身でも空間を大きくとらないなら、感度を上げれば対応できます。実際の話、外でのロケだと、電源の確保や、持ち運びを考えれば単三電池で動く、小型ストロボ数台で撮影するほうが楽なことは多いでしょう。

ただし、全身で立ったままとか人数が多い+背景を思いっきり明るくしたい、南国海岸の外ロケで数人を相手に強烈な太陽光に負けないパワーがほしいとか言う場合は、小型ストロボだと20台以上とかいりますので、その場合はやはりモノブロックという大型のストロボを使ったほうが快適に撮影できます。またストロボの前に拡散版とかを使う場合も、モノブロックのほうがやりやすい場合があります。スタジオによってはそれなりのモノブロックを貸してくれるので、モノブロックを買う必要が有るかどうかは良く考えましょう。大きいので、運搬や、外での電源確保、自宅保管は面倒になります。

プロ級に撮影を頻繁にし、撮影モデルの人数が多い、場所が広い、そしてお金と運搬に支障がないなら、外ロケではこういったモノブロックストロボが一番いいでしょう。

https://www.kktpc.co.jp/catarog2/storobo/Profoto-B_T.asp

中国製の安い類似品も、使う人が中華製品特有の変なくせ(特定の条件にすると本来の性能が出ない・初期不良が多い・出力にばらつきがある。故障しやすい。修理してくれるところが限られる+時間がかかる)に対応する知識があるなら、つかえないことはないですので、依頼された人の目の前で撮影するとかでなく(特にギャラを高く払う人が同席とか。モデルが超有名ファッションモデルとかの場合は機材の見てくれに注意がいる場合があります)、自分自体が主体で撮影するような場合は使えないわけではないです。


*注意

メーカーは物を売りたいのでやたら新製品を勧めたがります しかし

1:ハイスピードシンクロ機能(1/500とか1/1000といった高速シャッターでフラッシュを使う機能) は あればあったで役に立つこともありますが、あまり実用的ではありません。NDフィルターを使うプロのほうが多いんじゃないかな?まあ、このあたりは以下リンク先のニッシンストロボの解説が日本語では一番分かりやすいかと

http://blog.nissinjapan.com/2014/07/1-c662.html

http://blog.nissinjapan.com/2014/07/2-b5d1.html

http://blog.nissinjapan.com/2014/07/3-196d.html

2:電波でのリモートコントロール(ラジオスレーブとよく言われる)は、他の人がたくさんいるような会場とか、いわゆる赤外線の光学リモコンだと感度が悪くなることもある、太陽の明るい屋外では電波式が役に立ったりします。ですが、室内であれば、(光学式の指令を反射するアルミ箔をおくとか)ちょっとした工夫で光学リモコン(赤外線を含む)でも十分使えます。ストロボがかぶさるよう、中に入るような密閉型のアクセサリーでも結構光学リモートで動きます(赤外線は薄い布くらいは平気で通過するから)。セットのめんどくさい、余計な費用のかかる、電波式のリモコンがいるかは良く考えて使いましょう。

*↓のタイプの、ストロボが中に入っちゃう、でも組み立てが簡単なソフトボックスが国内の類似品でも多数ありますが、室内なら普通の光学式、特に赤外線だと誤動作なく動くことも多いです。自分の環境で赤外線で動くなら、わざわざラジオスレーブという電波式スレーブを買う必要はないです。このタイプのソフトボックスは、付けられる角度に制限がありますが、そういったことが必要なければ、組み立ても簡単で便利です。

https://www.bhphotovideo.com/c/product/62245-REG/Westcott_2334_Apollo_Softbox_with_Recessed.html

コードがめんどくさくなければ、コードでストロボをつなぐのが一番確実な場合もあります。

*過去関連記事

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ストロボをカメラから離して使う 有線シンクロコード 今は流行りではなくなっていますが、電波式リモコンが突如故障壊れたときなどのバックアップ保険に一応持っておくべきでしょう